投稿

#322 勝手に増えたと喜んだものの、実は濡れ手で粟ではなかった、自作ヨーグルト。

イメージ
 保温鍋がとてもいいと母親に散々勧めたら、大小とサイズを変えて2つも購入してました。で、あれやこれやと調理したようで、最近、保温鍋で簡単にヨーグルトが作れることを教えてもらいました。45℃にした牛乳にヨーグルトを入れて、あとは保温鍋にて放置という簡単さ。温度計がないため、最初は失敗もありましたが、温度さえ間違えなければ簡単。保温鍋にたんまりのヨーグルトが出来ていた時には、おお!と声をあげたほどで、 ちょいと得した気分にもなりました。  味は種になったヨーグルトそのまま。まさに、勝手に増えた的な感覚でして、お得感がとても強いのですが、さきほど気付いた。これ、実は濡れ手で粟とはちょっと違うことを。ヨーグルトとしては増えてくれるものの、そのベースになる牛乳は別。その都度必要になるわけで購入してこなければなりません。で、牛乳500ml使って出来るヨーグルトはおおよそ500ml。牛乳500ml分が約100円ですから、つまり、500mlのヨーグルトを作るのに約100円かかっていると。まぁ、 ヨーグルト500mlは 安売りしていても100円で買うことはできませんから、お得といえばお得なのですが、何もないところから沸いて出て来たお得感とは異なるものであり、それに気付いた時、ちょいとがっかりしました。  まぁ、自分で作ること、作られる工程を知ることに意義があるわけで、そう考えると、野菜を自分で作って喜ぶ姿と重なるところがあるのかもしれません。話は飛びますが、野菜といえば、今年の我が家のバルコニーは、クレソンが大増殖中、ブルーベリーが花芽を付けてます。バジルがそろそろ芽を出すかな。あとは、捨てずに植えておいたネギから芽が出てます。そう、我が家の家庭菜園はちょっと変わってます。夏にスーパーで安売りされないものを植えております。

#321 スピード感と意外性と、役者に摺り合わせた脚本が秀逸だと感じた、リベンジ。

イメージ
 BS253(D-Life)にて日本での放送がスタートしたばかりのrevengeですが、ところどころにおかしな矛盾は感じつつも、良く出来た作品だと思いながら見ております。主役であるEmily VanCampありきで作られたストーリーなのか、このストーリーゆえのEmily VanCamp採用なのかは分かりませんが、これがなんとも適役で、その点がイチオシな理由でもあります。そもそも、彼女のことはBrothers&Sistersで知りましたが、ふとした表情の中に陰といいましょうか、暗さがあることを強く感じてました。見方によっては、笑みの中にある企みを表現できる役者とでもいいましょうか。それが直接的にリベンジ(復讐)を意味するとは思いませんが、今回のこの役を演じるにはぴったりだと思うわけです。同じ役者ありき、もしくは役者を生かすというスタンスからドラマを作っても、この国とあの国では、こうも違うものかと感じたりもしましたが。  さて、その内容についてですな。細かなストーリーは触れずに起きましょうか。いいと感じた点を挙げてみましょうか。まずは、いきなり結末的なシーンからPilotをスタートさせて、そこまでたどり着くストーリーにて展開していくかと思えば、実はそれは通過点に過ぎないことが明らかにしつつも、その展開は、LOST的な後付け感とダラダラ感とは逆なスピード感があること。そして、予期せぬとまでは言わぬものの、ほほぅと思わせるオドロカシを見せる脚本も好印象。さらには、本国では16話まで放送後に、それまでをFrom the Beginingとしてまとめて、しかもフリーで公開してしまうスタイルも拍手喝采。ちなみに、その構成もわかりやすく上手く組まれていて脱帽気味。と、Facebook流に言うならば、「いいね!」 尽くめ。  唯一の難点はストーリーをどう落としていくか。リベンジがテーマゆえに、いつまでも続けられるドラマではありませんので。ひっぱってもSeason2かと。

#320 あと少しを望む部分はあれども、イチオシにかわりないBMW1シリーズ。

イメージ
 さらにクルマの話が続きます。以前、ちょいと書きました、BMW1シリーズですが、取材を兼ねて借り出して700kmほど試乗しました。やっぱり、いいです。とんでもなくいいです。ぱっと見の価格は高いけど、その内容を考えるととても安いと表現することができます。フォルクスワーゲンのゴルフは、いまでもベンチマーク的な存在ではありますが、1シリーズはそこに+50万円をした場合という、違った意味合いでのベンチマークになるクルマだと感じました。  何がいいかと言いますと、やっぱりバランスでしょうな。ステアリング、サスストローク、エンジン、すべてが同じフィーリングを奏で、それがハーモニーとなって響く。シナジーというと大げさですが、まさに協調して強調されるとでも言いましょうかね。分かりやすい部分では、安定性。前が見えぬほどの土砂降りの雨と、周囲のクルマはふらつきを余儀なくされる強風下でも、何事もないかのように安定したままに駆け抜けてしまいます。 あれだけの操縦性を備えながら、エネルギーとしては反対を意味する安定性が高いことは、もはや、いやはや。このクルマについては、 いやはや、という言葉しか出て来ませんでした。  ただ、長く付き合ってみると、ウィークポイントも見えてきました。燃費向上に大きく寄与してくれるアイドリングストップと1.6Lターボエンジンは、再始動時にラグを発生させ、コンフォートな乗り味を妨げようとします。つまり、きれいな運転をしようとすると、ドライバーは発進時に気を遣うと。まぁ、排気量の上で不利な上にターボチャージャーですから、致し方ないことは分かっていますが、ほかがいいだけに目立ってしまう部分かと。  それ以外は、満点以上。中回転域のトルクの豊かさと、トレース感豊かなサスペンションフィーリングは、もう絶品の域。まぁ、16インチ仕様でも、不快感に 届かぬ固さも見せますが、十分に納得できる範疇。考えてみたら、借り出したのは、走りとしては極ノーマルな仕様(スタイル)。そう考えると、ますます個人的にイチオシなモデルであることに代わりありませんでした。趣味嗜好は違いますが、個人的には、86/BRZを買うならば、1シリーズを選びます。

#319 完成度は期待どおり、でも、わずかな分かりづらさがある、トヨタの86。

イメージ
 なんだかよく分からない陽気が交錯していますが、東京の桜はようやく満開を迎えたようですな。4月も6日ですか。早い、早い。今年の春といいますか、GWは、うれしいことに八ヶ岳に滞在して、花豆を手伝えることになりそうです。なんだかんだいっても八ヶ岳とは縁が切れないようで、それもまたうれしいことだったりします。まぁ、詳細についてはまた後日。  で、またもクルマの話、今回はトヨタのハチロクです。先月末の試乗会にて、あれこれ確認してきましたが、商品の完成度は予想どおりであり、想像以上。言うまでもなく、 失ったクルマらしさを取り返したところにアドバンテージがあり、それはあの頃を知っている者、知らぬ者、ともに受け取り方は違うかもしれませんが、乗ってみればすんなり受け入れられるかと思います。この点はスバルのBRZも同じ。そして、誰のためのクルマかが分かりづらい点も、これもまたBRZ同様。  で、で、ハチロクですな。実は、試乗して分かったことと、開発者と話をして驚いたことがありました。それは想像以外の部分で。ひとつ目はデザイン。今回、デザイン担当はトヨタでしたが、それには理由があったようです。トヨタでは、ボディデザインによる走行性のチューニングを行っているそうで、ですから、 トヨタが担当するのは、 設計という意味合いにおける本来のデザインからも、 自然な流れだったのでしょう。ただ、 それは高速域走行を語る際によく耳にするいわゆるダウンホースを得るという手法とは異なり、いわゆる風洞実験から得られるものと少々違い、 30km/h程度でも明確に効果が表れ、結果としてコントロールのしやすさ、安定性を両立させているそうで。つまりですね、まさに感覚の領域の話。 そして、シャシーチューンよりもいろんな意味で自由度が高いとのこと。もちろん標準車にあれこれ盛り込まれていますが、オプションとして設定されたエアロスタビライジングフィンもそのひとつだとか。たかがあれだけで、相当な効果があるとか。価格は1万5750円と安くはありませんが、それもまた刺激と捉えることができますし、取り付け位置もキーとなるため型紙まで用意したところも、商品性としては良いアプローチかと。なるほどね、 ほほぅと思ったものの、残念だったのは、それらについてカタログでは全く謳われていなかったこと。まぁ、 スタートしたばかりの試みゆえに、...

#318 CX-5にあふれる、基本に忠実であることをベースとしたスポーティな性能。

イメージ
 さて、引き続いてディーゼルエンジン搭載モデルの話題。先日、マツダ CX-5の試乗会があり、いろいろな仕様にじっくりと乗ってきました。結論としては、正論だらけのクルマってところでしょうか。それは走行性能はもちろん、価格帯やらラインナップに至るまで。言い換えれば、非の打ち所がないとも言えますし、ウィークポイントを語ることは重箱の隅をつつくかのよう。ただ、製品に対する取り組み方を含めて、全くもっての新製品でありますから、未完な部分が極わずか見えてしまっているのも事実。強いて言えば、ウィークポイントはそれくらいで、 あとは好き嫌いの問題かと。  ひとことで言うならば、個々の仕上がりがよく、そして、トータルバランスがいい。注目のディーゼルエンジンは、極太なトルクだけではなくそのフィーリングにフラット感を表現し、ステアリングは戻しを含めて適切な操舵感が存在し、ブレーキは異と不足を感じさせないフィーリングを作り上げています。一方のガソリンは比較すると、トルク感、つまりパンチが薄いものの、フラット感を優先させた結果、扱いやすさを手に入れ、そして軽快感を愉しめるセッティング。で、17インチ仕様はコンフォート感を大切にしながら、不足ないグリップ感を持っておりましたし、19インチは不快な固さを残さず、かといってシャシーとのバランスを優先したグリップ感が好印象。今回は5グレードに試乗しましたが、いずれのキャラクターを、何かを犠牲にすることなく表現しており、それがCX-5の美点にもなっていました。  ところが、CX-5に対する高評価はそれだけに止まりません。試乗後に聞いて驚いたのですが、ダンパーはタイヤサイズに関わらず1タイプのみでまとめあげているそうで。2サイズも異なるタイヤなのに、1種類のダンパーで不足を感じさせない性能を実現してしまうとは、まさに天晴れかと。ただ、その理由はコストだけではないようで。製品としての完成度を高めるためには、 それぞれのパーツを極め、特化したバランスを作り上げるというのが正攻法。 しかし、ハイバランスの上に成立させると、経年変化はもちろん、構成パーツを交換したことで、簡単にバランスを崩してしまうことがあり、それによって製品そのものに対する評価が変わる恐れがあると。まぁ、分かりやすい例としてはタイヤ。アフターものに変えた際、サイズを変更した時、乗り味...

#317 予想どおりの期待感そのまんまだったBMWのX5ディーゼルとNew iPad。

イメージ
 さて、BMWのX5に追加されたディーゼルエンジン搭載モデルです。3シリーズ同様の期待感がありましたが、こちらもやはり想像どおり、そのまんま。極太トルクを有しながら、それを叩きつけるのではなくジェントルに使いこなし、直噴らしいカラカラ音を残しながらも、フロアからの振動を抑え込み、素直さの延長線上にラグジュアリィを描いたハンドリングに、バタバタを許しながらも不快感ギリギリを攻めたシャシー。想像のまんまでした。衝撃という意味合いのオドロキがないことは、そのブランドに対する安心感があるとも表現できますが、まぁ、仕様差あれどもそれを実現できているのは、BMWだけではないかと思います。ほんと。バタバタと書きましたが、リアタイヤは315/35R 20であったことを考えると、逆によく抑え込んだと思えてきますから、そういう意味でも優秀かと思います。好みかと言われると、個人的にはもう少しストローク感が欲しいという点から少しズレがありますが。  ブランドに対する安心感という意味では、アップルも同じかと。というわけで、昨夜発表された新しいiPadを、触れることなく、購入に踏み切ってしまうのも、やはり、ブランド性が明確だからだと思うのです。

#316 2WDなれども、ジープらしさだけを上手く抽出していた、ジープ・コンパス。

イメージ
 最近のジープはなかなかいいです。それは自らがどうあるべきかというスタンスを再確認し、それをダイレクトに表現しているからにほかなりません。といっても、それは製品そのものの話で、日本での展開はまた少しズレが感じられたりもします。まぁ、それは国の事情がありますので致し方ないのでしょうけども。  さて、ジープとしては初の2WDオンリーモデルとして、エントリーポジションにあるコンパスが日本上陸を果たしました。そもそも、ヨーロピアンテイストを表現したエントリージープとしてデビューしましたが、本国でも人気はイマイチだったようで、 サイド、リアセクションは大きく換えることなく、フロントマスクにグランドチェロキー顔を表現して、そのイメージを上手く落とし込んできました。まぁ、その手法は微妙かなと思いながらも、仕上がりのよさからすれば、良くやったなといわんばかりでした。聞けば、ヘッドランプユニットそのものはグランドチェロキーからの流用だそうで、それが話題性を狙ったものなのか、コストからなのかはわかりませんが、まぁ、よくやった感はあります。  肝心な走りは、パトリオット2WD同様に、軽快感があふれており、サスストロークを上手く生かした乗り心地作りはとっても良いかなと。18インチに対して、いろいろありますが、これもまたよくまとめてる。全体として、ルーズさはありますが、曖昧さに感じさせず、コンフォートに変換しているところなどは、唸らずにいられません。これは、まさにジープらしい乗り味そのものであり、ジープの悪路走破性(4WD)だけを上手くはぎ取った感があります。つまり、安易なチープジープになっていないところがアドバンテージだと。  さて、FIATグループとの関係から、 日本でのジープも、 組織的に大きな変更があるようです。アナウンスを聞いた時には、ジープらしさが失われゆくんだろうなと思いましたが、振り返ってみれば、ジープというブランドは、あちこちの会社を渡り歩きながらも、オリジナリティを失うことなく、時代の流れに合わせた進化をしてきました。いろんなことが変わるのでしょうけど、たぶん、大丈夫でしょう。  と言いながらも、時代がひとつ終わったという感を強く受けたのも事実。それはプライベイト、仕事関連の付き合いなど、含めて。試乗会後に、久々に顔を合わせたカメラマンと、気の合う同い年の編集...

#315 まさにいやはやしか言葉に出てこない、最新のgleeとSMASH(本国)。

イメージ
 海外ドラマネタです。この前、気付いたのですが、ERやらCSIやらHOUSEやらを見ていたら、そこにあふれている 解剖やら死体やら血といったシーンを目にしながらでも、ご飯を食べられるようになっていました。まぁ、実物は、こんなに整った姿、カタチではないでしょうから、実際にそれができるかと言えば、それは違うような気もしますが。とはいえ慣れとは恐いなと思ったりもしましたが。慣れといえば、最近の海外ドラマに必ずといっていいほど登場するゲイについても同じ。でも、これがアメリカの今なのか、と思ってしまうのは、先と同じように違うんでしょうな。こういうのは、慣れじゃなくて、思い込みとも言うのか。  さて、海外ドラマ。先日、本国でgleeのSeason3前半が終了しましたが、生徒の自殺→地区大会→カークラッシュ(その瞬間で終了)と、ちょいとイベントを盛り込み過ぎな気がしました。ここから後半再開までは数週間空くようなので、こういうネタ振りもありなのかもしれませんけど。それはさておき、Lea Micheleは、その安定感を含めて、なんだかんだいいながらもいいと思いました。West Side Storyの時にA Boy Like Thatにてハイトーンを出したことにも驚きましたが、今回のHere's to usでの、力強さあふれる高音域と、転調時のスムーズな移行やら、その幅広い表現力は恐れ入りましたと感じまして。この人、これだけの表現力を、この先、どうするんでしょうか。勝手な心配ではありますが、その収まりどころが見えてきません。映画よりも、やっぱりミュージカルなのか。  で、一方、3回目を終了したSMASHは、回を重ねるごとに視聴者数を落としつつあるようですが、質は落ちていないように思います。むしろ、gleeとの違いといいますか、SMASHが目指したところが見えてきまして、やるなぁと唸るところ多々。その中でもオリジナル曲の質にはまさに脱帽。歌い手が上手いだけではなく、作り手がいろんな意味で上手い。前に書きましたけど、情景を音や詞に表現し、それをアレンジで演出しています。ミュージカルっぽいのは事実ですが、そこには作り手の顔が見えてきますからして、そのクリエイティブという 意味でも、やられた感はとても強く。……。  いやはや、まさにいやはやなのです。あ、その2曲のリンクを張っておきます...

#313 自身を信じることで、その戸惑いを払拭して欲しい、新世代レクサス(GS)。

イメージ
 #314を書く際に重ね書きをしてしまったようで、書き直しをしました。それにしても、ここのところちょいミスが多い。そういうことがないようにと口に出してまでのチェックを心掛けているのですが、最近では、我がiPhoneは BRZに載せられたままにもてぎのコースを周回し続け、我が上着は試乗会懇親会場に置き去りにされたままに、所有者は試乗へと出掛けたり(寒くはなかった)、そのほか、あれやこれや。 さて、レクサスGSの書き直しですな。あ、書き込みは、タイムラインで並んでいるので、ナンバリングは#314と#313でひっくり返っていますが、気にしないでください。ちなみに、言葉遣い は前に書いたものと変わっているかもしれません。でも、言いたかったことは同じです。  で、GS。クルマは正常進化を果たし、ブランドとして次のステージを表現していました。ただ、個人的にはレクサスとは何か? が見えづらくなったような気がしました。ここでも書いたかと記憶しているのですが、レクサスとは、面相筆で表現されたかのような微少な、そして精密さあふれる表現がレクサスらしさであり、それを豊かさと捉える人がいる一方で、気付かない、気付けない人(それが悪いとは言いません)がいる、ブランドと捉えてきました。ただ、商売としては、それでは許されなかったようです。そこで、新世代のレクサスへのスイッチとなるわけですが、これまでのレクサステイストはそのままに、それをちょっと分かりやすく表現していました。デザインであり、乗り味であり、仕様であり、価格に至るまで。ただ、それが何でもありを許してしまい、逆にレクサスらしさが見えづらくなっているような気がしたのです。  クルマとしての仕上がりはよかった。19インチサイズのタイヤを採用したFスポーツであっても、リバウンドストロークを捨て去ることなくそれを生かして、乗り心地に犠牲を払う手前の快適さをキープし、Fスポーツ以外であっても安定性とスタビリティはスポーティを謳えるほどにハイバランスさせており、良い意味で速度感のない安心感を作り上げていました。それはまさにコンセプトに謳われているとおりのGTテイストであり、 あのドイツ車以上をあちこちに感じました。しかし 、 それぞれでキャラクターを貫くというアプローチをしながら、ウィークポイントを払拭しようと実直な改良を続けたところ、全体...

#314 Mountain LionにてiChatが消え、MessagesとFacetimeに分けた理由。

イメージ
 えっと、ここ、勘違いがあったので、書き直しました。以下、修正済みです。  突如の発表だったMountain Lionですが、実質的なマイナーアップデート版と捉えていいと感じました。Lionに詰め込みたかったものの、間に合わなかった機能を、ここで間に合わせた感が強くありますから。そう考えると、Lionの価格が2600円と妙に安かったのも納得できます。Mountain Lion代と合わせて、本来のOS代金になるのでしょう。  個人的には、新機能にオドロキは少なく、よく頑張りましたといった感が強くあった一方で、やっぱり“途中”であることを感じたりもしました。たとえば、孤立していたiChatをMessagesに置き換えたことまでは良かった。iOSとMacOSとの連携を考えたら、どちらかに統合すべきだし。ただ、その一方で、Facetimeが残っているようで。たとえば、Messagesをテキスト限定、Facetimeをライブムービー限定としたならば、両者が残る意味合いはあったと思うのですが、Messagesでもビデオチャットが出来るようで、まさに不可解。まぁ、Messagesは、iChatの進化系にあるようなので、ビデオチャット機能はこのベータ版に限るのかもしれませんが。  あと、個人的に気になったのは、MacOSの進化や方向性は見えたものの、それにハードウェアが倣い切れていない点でしょうか。近いうちに大胆な提案を行うような気がします。いや、具体的な想像はしません。自分のチープな想像などを、大きく飛び越えるものでしょうから。あ、話は変わりますが、これからのロードマップは、少し先までかなり練られた上、仕組まれていると推測します。jobs不在によるマイナスイメージを払拭するためにも。それは、こうした話題性、大胆な筐体変更やら含めて。

#312 期待を大きく超えることはなくても唸るところは多かった、BMW328i。

イメージ
 触れないわけにはいきませんな。というわけで、BMW3シリーズの話。悪いわけはないという前提で試乗しましたが、そのとおりでした。ゴルフにも言えることなんですが、いつの世代もそのベースのスタンスを崩さないところは、さすが。今回は、ラグジュアリィに通じるテイストを高めてきましたが、分かりやすく表現するならば、それは5シリーズ的なテイストでした。ですから、ファーストインプレッションは3シリーズじゃないなぁなのですが、次の瞬間に、ハンドリングに宿る生真面目さがあることに気付き、やっぱ、3シリーズだべ、と印象が変わります。この点も、いつの世代も同じかと。まさに、それもまた3シリーズそのもの。いやはや。  さて、今回試乗したのは先行デビューした328i。でも2.8Lではなくって2.0Lターボです。エンジンフィーリングは、期待を裏切ることなく、まさに2.8Lライクなトルク感とパワーそのもの。というか、踏み込んだ時の吹け上がり感やら、パワーはそれ以上。でも、不快さや演出感ありありなパンチは皆無。つまり、ジェントル。それでいながら、普段は旧世代の2.0LNAライクであって、その片鱗を全く見せません。つまり、とっても扱いやすい。いやはや。まさに、いやはや。 こうなると、6気筒から4気筒へスライドさせたことは大正解と言いたいところなんですが、吹け上がり感に軽快さはあっても、6気筒ライクな質感が消え去ってしまったのも事実。難しいですね。ここはとっても難しい。  難しいといえば、タイヤサイズ。328iのベースサイズは17インチでしたが、試乗車は18インチ。何のことなく履きこなしてしまっているかと思えば、バネ下のバタバタ感とコツコツ感が顔を出すことがあり、たまにシャシーに与えられたしなやかさのあるストローク感と見合わないことも。試乗は出来ませんでしたが、17インチで丁度いいだろうなという雰囲気がありました。  で、まとめですな。概ね、予想どおりでしたが、328iの仕上がり具合に感激したことよりも、今後導入される、320iやそのほかのエンジンに対する期待が膨らんだかなと。そう感じさせるのも、またBMWらしさですな。

#311 悪いわけがないという前提ながら、期待以上の楽しさにあふれる最近の新型車。

イメージ
 かねてより楽しみにしていた3日間が、昨日よりスタートしました。試乗会です、試乗会。まだ、明日を残しておりますが、期待どおりといいましょうか、想像以上の豊作といった感じで、毎晩なかなか寝付けなかったりします。  昨日は、VWのゴルフTSIトレンドラインでした。アレです、1.2Lターボ+7速DSGに、さらにアイドリングストップと回生ブレーキシステムからなるブルーモーションテクノロジーを加えたモデルです。と、注目すべきは、その新しい技術なんでしょうが、それはすでに搭載されているモデル同様に、不安・不確かさのないものであり、ここでは特に触れず。何より、驚いたのは、2012年モデルでの進化でしょうか。案の定、本国からハードウェアが変わったというアナウンスは全くないそうですが、乗り味だけにとどまらないクルマとしてのしなやかさが増しており、もう、脱帽状態。なんだ、この仕上がりは? と思って、タイヤをチェックしてみれば、ミシュラン( 2011年モデルからでしたっけか?)。あの乗り味は、 タイヤだけで作り上げたものではありませんが、タイヤもハーモーニーに大きくプラスしていることだけは確かです。買いです、買い。 と思っていたら、なんとパサート、さらにはポロまで、乗り味が変わっておりました。とにかくしなやかで、質感を大きくアップ。恐るべし、VWの2012年モデルといった感じでありました。  で、今日は、スバルのBRZでした。こちらは、まさに予想どおり。何が強く印象に残ったかといえばAT。トヨタ車モノでありあながら、スバル流の制御を加えることで、鋭さあふれるシフトスピードとダイレクトさを強めており、MTとは違ったおもしろさがあふれておりました。と、それだけじゃないところがポイント。さらに、 2面性を与えて、コンフォート感とダイレクト感を表現しており、17インチ仕様であっても十分に期待に応えてくれる仕上がりを見せており、これならATがいいんでないかと思えたほどでした。そもそも、BRZ、とてもいいとは漏れ聞こえてきていましたが、想像以上の良さがありました。ハンドリング? FRらしさ? 皆様の想像のとおりです。ただ、今、BRZにしても86にしても、ふと気が付くと、一部の人のクルマになってしまっています。そもそもの狙い、目指した走りを知ると、開発陣の想いとマーケティング手法に、ズレがあること...

#310 親しみはあるのに、刺激を受けることはほとんどなかった、渋谷という街。

イメージ
 日曜日の午後、友人からランチの誘いがあったので、渋谷まで出掛けました。最近、日曜日に、混雑ゆえの煩わしさから繁華街へと赴くことはほとんどありません。フリーですと平日に動けるという選択肢もありますし。まぁ、魅力あふれる誘いというわけでもなかったのですが、たまには意志と反する行動もしてみるかとばかりに出掛けたのですが。  久しぶりに歩いた渋谷は、道行く人々のスタイルやらそこにあった店舗は変わっていても、けだるさをベースとした緩さと若さという感覚が満ちた雰囲気は変わっていませんでした。ああ 、ここはこういう街なのだなと、再確認したとでもいいましょうか。  渋谷は、学生時代にはバイトのために毎日のように神南からセンター街を通り抜けて駅まで歩き、会社員時代にはデザイナーやクライアントへ行くためにクルマにて駅前の道を通過した街でした。しかし、 新宿以上に身近な街だったにも関わらず、 この街から刺激を受けたことはなかったと記憶しています。まぁ、今思えば、 この街が発していた感覚を受信するアンテナを持ち合わせていなかっただけ。なんとももったいない話ではありますが、スタンスの違いゆえに、無理に渋谷に染まらなかったことは正解だったかなとも、いまさらに思いますが。  ランチ? まぁ、別に渋谷の必要性はなかったランチでしたので、特筆すべきこともなく。そうそう、駅前のスクランブル交差点での歩き方をすっかり忘れてました。あれです、先を読み、向かい来る人と、横を歩く人のルートを確認して譲りつつも、時に妨げながら、 自分のポジションをキープするという、あの歩き方。昔は上手かったんですけどね。

#309 老舗に必要なのは時代に合わせながらも、スタンスを貫き通す自信、って話。

イメージ
 海外番組といえば、 いわゆるリアリティ番組がひとつのジャンルを築き上げていますが、まぁ、これもおもしろい作りをしていたりします。やらせか否かはさておき。American Idolのシーズン11が昨夜から日本での放映をスタートさせましたが、マンネリになりつつあるところを、X-Factorのことを気にしながらも、練ってきたなぁという印象を受けました。まだ、予選の段階ですが、ストーリーを上手く繋いでおり、見る者を不快にさせないギリギリを攻めながらも、アメリカンドリームなる可能性をベースとした構成。時に、司会者交代云々ネタも逆手に取ったり、そして、オチも作りながら、これまでを崩すことなく貫き通すスタンスは、老舗的な自信すら感じました。 プロデューサーの指示かな。プロデューサーといえば 、 ちらっとNigel Lythgoeを映すあたりは、その存在をアピールしながらも、嫌味にならないギリギリな演出かなとも。  一方、放送が終了したX-Factorは、イマイチだと感じて早期に視聴をやめました。12歳からという応募枠は、逸材発掘や話題性はありますが、歌い手としての未熟さは否めないと感じました。その一方で Over30という枠は、おもしろいと思いましたが。ただ、このタイミングで、審査員と司会者交代をアナウンスしたという戦略は、狙いすぎでちょっとイヤな感じがありました。  そういえば、やはり、昨夜が日本での放送の最終回だった、American Horror Storyは、皆、死んだけど、いちおうハッピーエンドという落とし込みは評価できるのかなと。それよりもいいなと感じたのは、シーズン毎にストーリーを完結させていく点でしょうか。前にも書きましたが、ストーリー的には目的を達成した後、人気から放送を続けるために質を落としていくドラマが多い中、この手法ならば、長々と続けることができますから。  話を戻しますが、昨夜のAmerican Idolを見てて、表現力ってのは身につけるものでじゃなく、身につくものだなと感じた次第。それにしても、ありきたりな言葉ですが、アメリカは層が厚いですな。

#308 前評判以上に、おもしろさ(笑いじゃなくって)があふれていたSMASH。

イメージ
  ここについて、おもしろいんだけど、たまにヘンなこと、意味不明なことを書くよね、と言われたことがあります。たぶん、それはマイナス的な意味合いで。なんとなく思い当たるんですが、それを意識すると、それじゃなくても浅い、自分の深みが消え去ってしまうので、気にしないようにしています。と言いながら、気にしていますが。 さて、今回は思い切って、そんな意味不明なネタを。ちょっとばかし、言葉があふれて止まらないものですから。  常日頃、海外ドラマに浸っています。アメリカものに。それが最近のカジュアルな外出を妨げる要因ともなっているのですが。ただ、見方として、制作側の立場から、かっこよく言えばクリエイティブな面から見ており、そのストーリーにはまるような見方ではありません。制作側の、凝り方とか、練り方が実におもしろいのです。と、ここまで前置きしましたので、この先は、聞いたことないような言葉を羅列させます。 ○  いよいよ、アメリカ本国でスタートするSMASHの話。いわゆるミュージカルテイストを用いたということで、gleeの二番煎じ的に捉えられていましたが、実際はかなり違っていました。なんていうんでしょうか、こちらはリアリティが強く、見せるべきところをごまかさずに、ストレートに表現しているところは、 正当派とでも言いましょうか。 その観点からすると、 カット割りを細かくすることで、揃っていないダンスでも勢い出している gleeは逆。いや、gleeを否定してはいません。gleeには非現実的な楽しさや遊び心があって、別物だということ。まさに、gleeがあるから SMASH が成立したかのような存在かなと感じます。  で、 SMASH ですが、配役がとてもいい。American Idol後、生き残れそうながらもポジションが曖昧だった(と感じていた)Katharine McPheeを採用しながら、Wickedでglindaを演じた、つまり正当派 Megan Hiltyも起用。 Katharine McPheeだけだったら、彼女のよいしょ作品になっていましたが、良い意味で両者が引き立てられてまして、 このバランスも絶妙。 すべて、計算ずく。いやはや。 で、 さらに、 Debra Messing( Will & Graceのイメージが強く残ってて、これからの仕事を心配していた。ちなみ...

#307 タイヤ交換で感じた、ニーズを拾うという正攻法にある商売のキー、ってな話。

イメージ
  いまさらながら、 冬用のタイヤに交換しました。冬はタイヤを履き替えてSUVライフを楽しもうってな、スタッドレスタイヤの記事を執筆しながらも。しかも、誌面でオススメしているのとは違うブランドのものに。でも、それは理由があるのです。もちろん、記事に書いたタイヤがオススメできないってことではありませんし、書いたことにウソ偽りもありません。単純に、自分の場合、雪道だけを走るだけではなく、暖かくなってもこのまま、さらに、これであのスタックランドファームを走るため、タイヤの選び方がちょっと特殊なのです。理想は、冬は、あのスタッドレスタイヤを、それ以外は、そこのタイヤを履くこと。しかしですね、いろいろな個人的な事情があるのです。で 、今回、選んだタイヤは、いわゆるちょっと昔のスノータイヤ。 あくまでも冬用タイヤであって、イマドキの氷上で安心感があふれているスタッドレスタイヤではありません。 サイプは波型ではなく、ストレート。積雪路や圧雪路は得意ですが、はっきりいって凍結路はかなり苦手です。あ、このタイヤ、2セット目だったりします。  と、前置き(言い訳)が長くなりました。さて、本題に入りましょうかね。今回のタイヤ交換は、初めてが2つありました。ひとつ目は、ほぼ新品ながらも履いた形跡のある中古をオークションで手に入れたこと、ふたつ目は、タイヤ組み替えを、持ち込み大歓迎のショップで作業してもらったことでした。  さて、ひとつ目。このタイヤは生産が終了してから7年ぐらいになるのでしょうか。1セット目はモデル末期に新品で購入しましたが、現在、この世に新品はなく、もう手に入らないものと諦めておりました。が、オークションを眺めていたら、あったのです。ただし、ちょっと履いただけの中古品。これまで、タイヤの中古品は避けてきましたが、自分にとっては価値あるものと考え、 安くはありませんでしたが、 落札。結果は想像していたとおり、まさにオークションテイストであって、程度は、こんなものだろうってなものでした。そう、悪くもなく、良くもなく。まさにオークション風。  で、ふたつ目。タイヤってのは、たとえ友人から譲り受けようと、通販やらで手に入れられたとしても、そのショップでタイヤそのものを購入しない場合、つまり、持ち込みの場合、組み替え料金が少々プラスされるものです。さらに、いわゆるヨンクの場合...

#306 デジタルパブリッシングを加速度的に推し進める、iBooks Authorの可能性。

イメージ
 日本ではイマイチ感のあるiBooks Storeですが、スタートした際に独自のプラットフォームを展開しながら、それを 作成するためのアプリケーションをAppleが用意していなかったことが不思議でした。 まぁ、そこにプロとアマチュアの境を作っておくのかと理解しておきましたが、単純に間に合わなかっただけだったのか、この度、iBooks Authorがリリースされました。日本語版は先かと思いきや、当然のように対応。縦書きは無理ですが、まぁ、これは致し方ない。しかも、無料というから、オドロキです。  Apple謹製アプリケーションを細かに触ったことある方ならば、お分かりのとおり、操作はあのイージーさがあり、センスがなくてもプロっぽいものを作り上げられるという、なんともかんとも、まさにAppleらしさ満載。こうなると、もはや、 いわゆるレイアウトアプリケーションは不要。で、もちろん、iBooks Storeでの販売も可能。まぁ、とにもかくにもムービーをご覧あれ→ ■ 。  どちらかといえば教科書作成向けとされていますが、雑誌テイストも簡単に作れそう。こうなると、本作りのプロは不要であり、本に携わってきた出版社、印刷、流通といった現場は、もはや印刷することに価値を見い出しつつ、危機感をもっと覚えなければならないと感じました。まぁ、真っ先に思い浮かんだのは、 Adobeは例のデジタルパブリッシング関連をどうするんだろうってことでしたが。ただし、iBooks Storeというメジャーになりきれていないところ限定ってのがキーになるかと。 キーといえば、コンテンツ次第かと。なんとなくではありますが、しがないライターであっても、まじめに向き合えば生き残ることができるような気がしてきました。  さて、何か本を作ってみるかな、と 。そのためには、まず、メインマシンをどうにかしなきゃならんですな。

#305 視点を変えると見えてくる、国産車の安すぎる価格、輸入車のリーズナブル感。

イメージ
   毎年、プレス向けに輸入車が一堂に会した試乗会が行われます。それこそ100台規模で。ほぼ乗っているとはいえ、車種はもちろん、グレードとしては未試乗のモデルあり、再確認、再認識の意味合いから、心待ちにしている試乗会のひとつです。 右の写真は、試乗したクルマですが、 今回はあえてテーマを決めず、仕事やら個人的好みやらで乗りました。総論としてはですね、個性とはこういうものであり、没個性とはああいうものであることを、再認識したことに尽きましょうか。輸入車はたしかに割高かもしれませんが、逆の見方をしますと、国産車が安すぎるのではないかと思いました。いや、それを否定はしません。安いことはいいことでもありますから。でも、多方面から見てですね、 安いのには理由があるもの事実で、そこの加減ってのはとても難しいのかなとも思いましたが。  さて、今回は試乗したモデルそれぞれに感じたことに触れてみましょうかね。 ○  プジョー508 SWは、やっぱりAllueかなと思いました。プジョーにあるのは、気取らないカジュアルさをベースとしたオシャレな感覚であり、それは作らない、偽らない、でも、そもそも持ち合わせていなければ身につけられない、そんなテイスト。ですから、ファブリックがいいわけですし、この価格も内容もとても魅力的。オーナーになれること、人に憧れてしまう、そんなクルマですな。あ、407同用、アドバンテージはリアシートから強く感じました。  日本のジープとして初の2WDモデルを投入したパトリオット。 2.0Lであることも手伝って、走りに軽快感があふれており、とてもまとまりが良かった。 そもそも、このプラットフォームをいちばん上手く使いこなしているのは、ジープではないかと。 本家よりも。燃費はさておき。 258万円という価格もジープを 再び身近な存在に引き戻した意味合いからすると大歓迎。高いだけのジープは、ジープのフリーダム的なコンセプトとはリンクしませんから。  フォード・エクスプローラー(V6) は、乗り味は以前のままでした。つまりですね、このクルマを知らなかった人たちからすると、エクステリアと走りがリンクしないと感じるのかなと。特にいい意味で緩さあふれるステアリングフィールは、このフロントフェイスとは似つかわしくないのかも。それをどう納得させるかが、一般におけるこのク...

#304 スタンダードになる可能性を持っているのに、組み合わせに迷いが見えるアクア。

イメージ
 あれ以来、言葉はあふれ出しているのですが、どうも書き留める間もなく、流れ去っていくことが多く……。言い訳ですな、これも。  さて、昨年末にデビューしたトヨタのアクアですが、これがまぁ、とてもおもしろい仕上がりとなっていました。あ、話は飛びますけど、ヨシダ流のおもしろいというのは、マイナスなイメージやら、安直な笑いは示していませんので、あしからず。以前、とある試乗会で、おもしろい方とお話したいと希望したら、いわゆるおもしろい方との対面となり、困ったことがありましたっけ。  で、話を戻して、アクアですな。コンパクトかつリーズナブルなハイブリッドモデルということで、専用設計されたモデルですが、売れる要素、スタンダードとなるべき要素が数多く散りばめられていました。それは、たまたまというのではなく、練りに練られたもの。ハイブリッドシステムもポイントではありますが、4mを切る全長ながら、クラス上のキャビンスペースを手に入れていることが、実は陰ながらアドバンテージとなっていると感じました。つまりですね、実用性だけで比較すると、もはやカローラを選ぶ必要がないのかなと。もちろん、カローラもそれは周知の上ですから次期モデルでは、新しいコンセプトを展開してくれるとは思いますが。  エクステリア、インテリアにおいて、カラーの組み合わせができる点は、新しさはありませんが、そのチャレンジは大歓迎。ただ、モデルが成熟するにつれ、いつの間にか選択の幅が狭まってしまっていたなんてことがないように、デザイナーさんには助言してきました。ほら、売れない組み合わせは落とす→自由度がなくなるというのが、これまでの常でしたから。 デザイナーの志の高さと、この手のモデルのユーザーのスタイルに、落差がありますから、素材 を用意するだけではダメなのです。彼らにたいして提案をしないと、提案を。この場合、選べるってのは、提案じゃないんです。  で、で、おもしろさという意味では、3つ設定されたタイヤサイズで乗り味を作り込んできているところにも見られました。今回のモデルのベストバランスは、ボトムとなる14インチでして、緩さがしなやかさに転換されていて、ハンドリングの緩さに実にベストマッチしておりましてね。荷重移動を意識的に行うことで、軽快な走りも披露してくれます。ところが、この14インチ仕様、パワーウインドウレスの...

#303 理性と直感をバランスさせた選択を行うことが、幸せになる近道ってな、話。

イメージ
 新年早々に、このブログについて、好印象という旨のコメントをいただきました。同業な方からのお言葉でしたが、これまでに取材をご一緒したこともあって顔見知りではあったものの、互いに深くは知らないという間柄だった方 でしたので、ちょっとしたオドロキがありました。まぁ、そう言われて悪い気分になることはなく、逆にそのサプライズにうれしさを感じましたが、正直。 こうしたことがありますと、何事も発信し続けることが大事だなと感じます。しかし、目の前を見ると、ここの更新がかなりグータラになっています。いかんですね、いかん。まぁ、その理由は自分でも分かっていて、自分から湧き出してくるものがないから、ただ、それだけのこと。言い訳、いや、違います。事実です。  では、年末年始に、刺激がなかったかといえば、そんなこともなく……、と前置きが長くなりました。 なんとも刺激的だったのは、 NHKの教育テレビで放送していたコロンビア白熱教室でのシーナ・アイエンガー教授の話でした。観たのは最終回の幸せになるための技術ってテーマでしたが、乱雑に端的に言ってしまうと、それは自分次第、選択次第だと。ならば、直感に従えばいいじゃんとか思うのは、まぁ、ヨシダらしさではあるんですが、番組ではその直感について語られるところがありました。  直感ってのは、何事かを選択する際に、雑念やら理性といった、選択する上での迷いを振り払うことを意味し、 いい意味で使われます 。 しかし、実は、直感とは、 今、欲しいものを教えてくれる行動であり、また、言い方を換えると目先の誘惑だけに左右されてしまう危険性もあるそうで。で、その逆にあるのが、つまり、 先に欲しくなるものを教えてくれるのが“理性”。 つまりですね、直感に適切な理性を伴わせることで、よりよい行動(選択)が出来るようになるそうです。  なるほどなぁ、と自分の行動を振り返りながら、ひたすらに感心していましたが、さらに刺激になったのは、選択した結果については、大なり小なり後悔が付きまとうものってな話でした。どこかしらに完璧主義が宿っている自分(自覚しています)としては、 正しい選択=後悔しないことと思っていましたから、この考え方はちょっとしたショックを受けました。考えて選択しても後悔するし、考えずに選んでも後悔はするもの。そう捉えると、少しだけ楽に“選択”できるようにな...