#307 タイヤ交換で感じた、ニーズを拾うという正攻法にある商売のキー、ってな話。

と、前置き(言い訳)が長くなりました。さて、本題に入りましょうかね。今回のタイヤ交換は、初めてが2つありました。ひとつ目は、ほぼ新品ながらも履いた形跡のある中古をオークションで手に入れたこと、ふたつ目は、タイヤ組み替えを、持ち込み大歓迎のショップで作業してもらったことでした。
さて、ひとつ目。このタイヤは生産が終了してから7年ぐらいになるのでしょうか。1セット目はモデル末期に新品で購入しましたが、現在、この世に新品はなく、もう手に入らないものと諦めておりました。が、オークションを眺めていたら、あったのです。ただし、ちょっと履いただけの中古品。これまで、タイヤの中古品は避けてきましたが、自分にとっては価値あるものと考え、安くはありませんでしたが、落札。結果は想像していたとおり、まさにオークションテイストであって、程度は、こんなものだろうってなものでした。そう、悪くもなく、良くもなく。まさにオークション風。
で、ふたつ目。タイヤってのは、たとえ友人から譲り受けようと、通販やらで手に入れられたとしても、そのショップでタイヤそのものを購入しない場合、つまり、持ち込みの場合、組み替え料金が少々プラスされるものです。さらに、いわゆるヨンクの場合、タイヤサイズがデカイからという理由で、特別料金が追加されることもシバシバ。ところがですね、それを逆手に取って、持ち込み大歓迎、でも工賃はリーズナブルという触れ込みで展開しているショップがありまして、最近。で、今回、利用してみたと。
まぁ、なんとも楽だったのは、オークションで落札したタイヤを、そのショップに直送できたことでしょうか。つまり、タイヤを運ぶ手間がなかった。賃貸といえどもマンション暮らしでは、タイヤ置き場とその持ち運び(移動)はあれこれと苦労が多いもの。当日は予約しておいた時間に赴き、作業は1時間ほどで終了。気になったのは、タバコOKな狭い待合室とうちのクルマをチェロキーと言われたことぐらいで、対応は悪くもなく普通でした。で、肝心な料金は、RVという別枠ながらも、タイヤの処分料含めて6000円。持ち込みと、先の手間を考えると十分に納得できる価格かなと。商売ってのは、時代の流れに逆らわず、逆手に取ることで、成立させられるのだなと感じた次第。これが、ニーズを拾う商売なのですな。いやはや。
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ちなみに、履き替えた後、これといって用もないのに、千葉ニュータウンのジョイフル本田まで出掛けました。最初は馴染まない感じ、つまり違和感がありましたが、帰り道、馴染んで来たかなと思った途端、クルマとハーモニーを奏ではじめました。このタイヤの本領発揮ですな。スノータイヤなのに転がり抵抗が少なく感じ、なのに、接地感にあふれているという、まさに絶品。で、気付きました。トレッドがあるって、素晴らしいと。何を言っているんだこいつは、と思われるかもしれませんが、先日のバッテリー同様に、タイヤも極限まで履いたため、トレッド分がなくなっておりましたので。まぁ、サイプがある分、ヨタ感も復活していますけど。