#311 悪いわけがないという前提ながら、期待以上の楽しさにあふれる最近の新型車。

 かねてより楽しみにしていた3日間が、昨日よりスタートしました。試乗会です、試乗会。まだ、明日を残しておりますが、期待どおりといいましょうか、想像以上の豊作といった感じで、毎晩なかなか寝付けなかったりします。
 昨日は、VWのゴルフTSIトレンドラインでした。アレです、1.2Lターボ+7速DSGに、さらにアイドリングストップと回生ブレーキシステムからなるブルーモーションテクノロジーを加えたモデルです。と、注目すべきは、その新しい技術なんでしょうが、それはすでに搭載されているモデル同様に、不安・不確かさのないものであり、ここでは特に触れず。何より、驚いたのは、2012年モデルでの進化でしょうか。案の定、本国からハードウェアが変わったというアナウンスは全くないそうですが、乗り味だけにとどまらないクルマとしてのしなやかさが増しており、もう、脱帽状態。なんだ、この仕上がりは? と思って、タイヤをチェックしてみれば、ミシュラン(2011年モデルからでしたっけか?)。あの乗り味は、タイヤだけで作り上げたものではありませんが、タイヤもハーモーニーに大きくプラスしていることだけは確かです。買いです、買い。と思っていたら、なんとパサート、さらにはポロまで、乗り味が変わっておりました。とにかくしなやかで、質感を大きくアップ。恐るべし、VWの2012年モデルといった感じでありました。
 で、今日は、スバルのBRZでした。こちらは、まさに予想どおり。何が強く印象に残ったかといえばAT。トヨタ車モノでありあながら、スバル流の制御を加えることで、鋭さあふれるシフトスピードとダイレクトさを強めており、MTとは違ったおもしろさがあふれておりました。と、それだけじゃないところがポイント。さらに、2面性を与えて、コンフォート感とダイレクト感を表現しており、17インチ仕様であっても十分に期待に応えてくれる仕上がりを見せており、これならATがいいんでないかと思えたほどでした。そもそも、BRZ、とてもいいとは漏れ聞こえてきていましたが、想像以上の良さがありました。ハンドリング? FRらしさ? 皆様の想像のとおりです。ただ、今、BRZにしても86にしても、ふと気が付くと、一部の人のクルマになってしまっています。そもそもの狙い、目指した走りを知ると、開発陣の想いとマーケティング手法に、ズレがあることが見えてきます。特にトヨタ側の祭り上げ方は行き過ぎ感すら覚えます。一体誰のためのクルマなんでしょうか、このままですと、大人たちが、ワカモノや、走る楽しさって、コンセプトをずるく使って、自分たちが欲しい、まさに大人のおもちゃを作り上げたかのように、捉えられかねません。そういう大人を見て、ワカモノが冷めないで欲しいものですが、そもそもワカモノはこちらを向いていないという意見もあり、さてはて。
 さて、明日はBMWの3シリーズです。これもまた良いのは当たり前でして、漏れ聞こえてきた話では、とんでもなく良いそうなので、相当な期待だったりします。この期待感を超えるほどの良さなんでしょうか。ってところに、ドキドキしております。なんだかんだ言っても、やっぱ、クルマって、楽しいですな。実に愉しい。
 そうそう、今日は、もてぎから下道のみで帰ってみました、時間があったもので。燃費は高速道路利用と同じ、走行距離は10kmほど短く、所要時間はほぼ倍でした。忘れないよう、メモです、公開メモ。

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