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#281 明日去りますけど、来年、来なきゃいけないような気がしてきた、八ヶ岳。

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 今年の八ヶ岳ライフの最後となる夜を過ごしております。悲しさに似た寂しさをじんわりと感じておりますが、それもまた充実した時間を過ごせたからだなと感じていたりします。今日は、明日の退居にむけて、大掃除に勤しむつもりでしたが、カフェを手伝いながら、挨拶回りをしながら、お誘いに乗り、そして、余った時間で部屋の片付けをするという、かなり多忙な一日となりました。  ともかく、1度リセットです、リセット。リセットすることで見えてくることがあるはずだから、と意識的にリセットを掲げつつ、 あれこれ考えていたら、八ヶ岳を眺めていたら、友人と焼き肉をつついていたら、夕食の席に誘われて話をしていたら、いろんな人々に挨拶をしていたら、なんだか、来年も八ヶ岳に来なきゃいけないような気がしてきました。義務とは違う、なんていうんでしょうね、誰かの、そして何者かの期待に応えるとでもいいましょうか。誰かのために、ってのともまた違うんですが。もちろん、そこには自分がありますけど。  東京に戻ると、たぶん、その理由がもっとはっきりと見えてくることでしょう。それを待つことにしましょうか。そして、行動と。  というわけで、八ヶ岳でお世話になった方々、八ヶ岳に遊びに来てくれた方々、来られなかった方々、持ち帰って野菜に喜んでくれた人々、そして八ヶ岳に、多謝。

#280 実も多いんだけど、その分、忘れていることもあれこれある、東京ライフ。

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 いつまでたっても青空が濁ってこないものですから、原稿書きはなんとかなるさという言い訳をして、出掛けることにしました。そう、今日も。なんてことを公にしてしまうのは、編集者に行動がバレますので、あまりいいことではないのですが、まぁ、これも原稿書きに繋がるものでして……。ほら、根本的に、これによって締め切りをぶっちすることはありません。ですから、ハラハラしながらもお待ちくださいませ、編集の方々。  で、今日はリンゴを買いつつ、ふらっと250kmほど。やはり、すべて下道。思い立ったら出掛けられるって、とってもいいことだなと思いました。東京にいると、渋滞を抜けるのが面倒とか、帰りやら明日のことを考えて、 ほんと腰が重くなりますからして。  さて、画像の地ですな。ここ、#265で書きました分からなくなっていた場所ですが、ちょっと前にジムニーで散策した時に無事発見しておりました。ただ、その時は濃い霧の中で、様子がわからなくなっていました。で、快晴の今日に訪れてみたら、撤去されたと思っていた鉄塔は、霧で見えなくなっていただけで、そのままに残されており、景色もほとんど変わっていませんでした。  で、ちょいと鉄塔を見下ろせるところまで登って、しばし、岩場に座って1時間ほど。ふっと気が付くと、風が止まりました。それまでは冷たい風が吹いていたんですが、それが、ぱたっと止まった。都会にいると風が止まったかどうかなんて、わからんですよね。気付かないし、そもそもそんなこと気にしない。なんてことを考えていたら、そこらに落ちている日常には凄くおもしろいことが詰まっていることを思い起こしました。  東京で生活していると、忘れてしまっていることが多いような気がします。それが大切なことかどうかは、その人それぞれなんでしょうけど、ちっぽけな日常であっても、見方次第では愉しさがあるものです。それを思い起こさせてくれるのが、今の八ヶ岳ライフなのだなと、いまさらながらに思い起こしたりして。ほんと、いまさらながらに。最近は思い起こすことばかりが多いような気がします。まぁ、忘れても、思い起こせる環境下にいればいいのかなと思ったりしますが。  さてと、原稿。これから、書きます。

#279 飽きることなく長く付き合うためには、いかにその良い面を引き出せるか。

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 さて、いよいよ今年最後の八ヶ岳ライフ。着替えやらだけではなく、仕事も抱えて、八ヶ岳へやってきました。で、出掛ける前に、クルマのエンジンオイル交換をするべと、途中ディーラーへと立ち寄ったのですが、洗車までしてくれとたいへん恐縮。考えてみれば、洗車したのはいつのことやら。八ヶ岳へ来ると、林道ではなくって、農道で泥だらけになったりしますし、この時期は落ち葉、特にカラマツの葉がボディに付きまくりますので、洗車してもらっても……、と思いつつ、やはり愛車がピカピカであることは気分がいいものです(画像のボディ参照)。  で、オイル交換したら、エンジンのフィーリングがとんでもなく良くなりました。たまたま、タンク内の燃料のオクタン価が必要以上に高くなっていた(オクタン価の指定は92なので、ハイオクを適度にブレンドしてる)ことも手伝って、まさに、ストレスフリー的なヌメヌメな吹け上がり感が強くなりました。V型エンジンの吹け上がり感というと高回転まで一気にというイメージがありますけど、うちの場合はユルユルと上昇させただけでも、その滑らかさにもう言葉が出てこないほどにやられてしまいます。ただ、それは、いわゆるイマドキの静粛性を謳えるような超優等生なV8とは違い、どちらかといえば、機械的なアナログ感であり、悪くいえば、ザラザラ感が残るスムーズさ。スムーズ感とザラザラ感は、両端にある意味合いですけど、何て言うんでしょうかね、指標としてのザラザラ感があるから、よりスムーズ感が分かりやすい、変化の度合いが分かりやすいとでも言いましょうかね。あ、まさに、画像のような感じです。適度な雑然とした感じがありながら、全体としては爽やかさが感じられる、と。  そんなエンジンフィーリングに、これまたシャシーフィーリングがぴったりだったりします。まさに調和、カタカナで言うところのハーモニー。ちなみに、ダンパーは19万km無交換でヌケヌケですし、タイヤは2シーズンも夏越えさせたボロボロなスタッドレスですが、そんなの関係ないとばかりに、心地良い走りをさせてくれます。ある意味、バランスが取れているんでしょうな。  こういった再発見があると愛着は増すものでして、オイル交換した時にディーラーで言われたトラブルについても、ちゃんと対処して乗り続けようと思えてきます。まさに相棒という言葉がぴったりだな、なんてことを夕景の...

#278 狎れを断ち切るために、意識的に八ヶ岳ライフをリセットします、って話。

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 今年の八ヶ岳ライフも残りわずかとなりました。まったくもって早いものです。今年は4月中旬からでしたから、ほぼ半年だったかな。ただ、どこかでも書きましたが、昨年と比較すると、八ヶ岳での積極性に欠けていたかなと思うことも多々。で、 10月を前にして、意識的に行動してみれば秋の印象がとても強く残り、夏前の印象はどこへやらといった感じです。  流されるままのたゆとう人生については、あれこれ書きましたが、あらためて、反省を含めて振り返ってみますと、ただ受け身のままに流されていたか、意識的に流されていたかというところに、大きな違いがあることに、イマサラながら気が付きました。つまり、頑張りが不足していたと。まぁ、昨今の日本に広がっているどことなく重苦しい雰囲気の影響でもあるんですが、大きな反省点となっています。   今日は、突然の友人の来訪に心躍らせたり、薪を引き取りに行くという知り合いに同行したり、夕方になって空が広がって表れた八ヶ岳の夕焼けに心打たれたりと、忙しかった。で、夜は夜で、来週の荷物引き上げに向けての準備をしたり、こうしてつれづれなるままに文章を書いてみたりと、やることはたくさんあります。やっぱり、八ヶ岳ライフは楽しい。  来シーズン、どうするかはまったくもって未定ですが、何かきっかけを探して、それにしがみついて、八ヶ岳ライフがスタートできるといいなと思ってます。そのきっかけが何になるかは全くもってわかりませんが。ただ、ここで1度リセットすることは大事かなと思っています。狎れにならぬように。  画像は、昨日のもの。雨がふと上がって、霧が晴れたところで出会った絶景でした。

#277 期待を大きく上回るオドロカシとちょっと残念が同居していた、新アクセラ。

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 マイナーチェンジというタイミングなのに、フルモデルチェンジのような内容の改変をしてしまう、クルマがたまにあります。マーケットからの反響の悪さゆえに大幅改良を余儀なくされたモデルもありますが、最近は時代の流れが速いための修正という意味合いが強いという場合が多いような気がします。この秋、改良を受けたマツダのデミオとアクセラも、マイナーチェンジなのに大掛かりな変更がされていました。訊いてみれば、当初のスケジュールにはなかったイレギュラーな改変だったようです。先行して投入された技術は、この後デビューするCX-5がスタートの予定だったとか。  で、その新しいアクセラに試乗してきました。新型2.0Lエンジンと新型6速ATによる、スカイアクティブコンセプトを掲げて、クルマそのものも大幅な見直しが行われた改良モデルです。で、結論。この新しい技術を搭載したモデルに絞りますと、悪くはないんですが、昇華しきれていないところを感じました。新型エンジンのフラットなトルク感に上品さを感じましたし、6速ATの素早いダウンシフトスピードに圧倒されました。が、肝心の歓喜が強く感じられない。そう、これは感じるだけじゃなくて、強く感じられなきゃいけないもの。いや、悪くはないんですよ、悪くはない。技術そのものはもちろん、この後に述べますが、改良されたアクセラそのものの素性は悪くありませんから、熟成するととんでもなく化けると想像できます。ちなみに、タイヤサイズは15を標準として、16、17インチが用意されていますが、なんと、期待を裏切り、17インチがいちばんいいと感じてしまいました。  今回のアクセラは、スカイアクティブコンセプトを謳っていないベーシックなポジションとして1.5L+CVTを搭載したモデルが設定されています。ところがですね、これがとってもとってもよかった。剛性感を高めたボディとシャシーは、とんでもなく高い調和が取れていて、緩やかなアンジュレーション路面などでは、路面を滑らかに確実にきれいに捉えて離さないという、まさにヌメヌメ感あふれる足の動きがもう心地良いのなんのって。パワーフィールも、1.5LながらもCVTとの協調制御が絶妙でして、不足なし。これまで乗ったCVT採用車の中では、ベストのフィーリングだと思ったほど。さらに、ブレーキフィールもとてもいい。ペダルの踏み込み量に応じて、きれいに...

#276 裏切らない正攻法をもって筋を通すことで、作り上げられる、真のブランド。

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 経済は低迷していても、カリスマ的存在だった人が亡くなったとしても、時代は止まらないんだなと、新製品が出るたびに感じていたりします。  クルマの話ですと、最近のBMWは攻撃に転じたかのような勢いがあり、時代が動いている、動かしているという印象を強く受けます。先に書きました1シリーズの日本導入が早いなと思っていたら、いつのまにかミニのクーペを投入して、気が付けば、523iは2.0Lターボエンジンに換装しているし、本国では3シリーズが発表と。しかも、3シリーズは、全幅は変えず、ホイールベースと全長を伸ばすという、まさにウィークポイントを払拭する手法を採用……、しながらも、なんと軽量化とを果たしていると。正攻法ですな、正攻法。  こういった積極的な正攻法で攻められると、その先々は読みやすくなり……、言い換えると、期待に応えてくれる=裏切らない、ゆえに信頼度は増していくもの。つまり、クルマにおいては、乗らなくとも、その乗り味を想像しやすくなるものです。新しい3シリーズにしても、直4エンジンを搭載した523iにしても、悪いわけがないでしょうとなるわけですな。これ、最近のシトロエンにも通じることかと思います。  クルマ以外では、Appleか。新製品に期待がもてるとでも言いましょうかね。そう考えてみると、こういった期待できる、期待したくなる、ドキドキさせてくれるブランドって、少ないように感じます。まぁ、個人的に偏った趣味も影響しているんでしょうけど。

#275 流されるままに流され、誘われたら誘いに乗るという、たゆたう人生。

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 青空が広がってポカポカとした陽気なのに、先延ばしにしていた原稿を書かねばなりませんでした。いかんですね、何事であっても先延ばしにしてしまうのは、と言い続けているのに、なかなか実行することができません。というわけで、しぶしぶ原稿書きをしていたのですが、目の前の窓の外に青空が広がっているとどうも気が散ってなりません。骨組みだけをなんとか書き上げて、なんとなくカタチになったところで、気分一新しなきゃという言い訳をして、出掛けることに。  あちこちに立ち寄りつつ、あれやこれやと話をしていたら、これから、八ヶ岳の山向こうへと、紅葉を見に行こうと誘われまして。残してきた原稿が気になりましたが、誘われたらば、できる限り断らないでいようと思っていることもありまして、ええい! とばかりに同行することにしました。  で、夕暮れであったこともあって、まさにゴールドに輝く景色が広がっておりまして、なんともかんとも圧倒されるばかり。で、目的地であった湖に到着してみれば、さらに表現できないほどの景色にノックアウト。吸い込まれるとか、そんなんじゃなくって、もっと単純な、写真みたいとか、絵みたいとか、そんな表現しか出来ませんでしたが、なんていうんでしょうかね、心安らぐ景色であったことだけは確かです。  下で書きました行動することも大切ですが、誘われたら断らないことも大切かなと思っております。ほら、誘う人の立場になってみれば分かりやすいんですが、誘った人にはその人を誘いたいというそれなりの想いやら意図があるわけで、それには乗ったほうがいいのではないかと考えているわけです。逆にいえば、イヤな人ならば誘いませんから。  さて、原稿書き、原稿書き。いい景色を見てきたから、進むんでしょうか。たぶん、進むでしょう。

#274 行動すればするほどに功を奏すという導きと、思い起こせば24年前、って、話。

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 友人が八ヶ岳を訪れてくれましたので、どこかに行くべと相談してたら、リンゴを買いに行きたいというので,行きましたさ、二日連続で同じ販売所へ。さらには、足を伸ばして、山向こうの共選所(画像下)まで。これも、また昨日と同じルートだったりして。まぁ、昨日と同じクルマで、同じルートであっても、流れゆく景色は違うものに見えますし、クルマの乗り味もまた違った発見があるもので、それはそれで愉しめたかなと。  で、さらにさらに足を伸ばすことになり、志賀高原へと登っていったら、視界を遮っていた霧も晴れ、ご覧の紅葉な風景にばったりと出くわし。ならば、さらにさらにさらに奥深くとばかりに旧奥志賀林道を走っていったら、懐かしの場所にたどり着き、そして懐かしの人に会ったり。で、ふと思い起こせば、この懐かしの地は、まさにちょうど24年前の紅葉の時期にたまたま放浪して、出会った地でした。人生はもちろんのこと、卒論の題材に迷っていたところに、“ブナ林施業云々”って卒論のテーマを教えてくれたり、人生の心地よさを教えてくれた場でもありまして、今考えると、あの時のことも、今日のことも、偶然ではなかった気もします。  話が脱線した。当初の目的だったリンゴは無事購入できたようでした。と、他人事のように語ってもますが、自らも、すでに昨日購入済みだったにも関わらず、ついつい、傷物を見ると買いたくなりまして、購入。なんでしょうかね、この衝動は。まぁ、本当にイイモノをイイお値段で手に入れているわけですから、アウトレットでの無駄遣いとは違うかなと、自身の中では、言い訳をしてたりしますが。

#273 愛車に求めるいちばんの要件とは、いかに素直さがあるか、どうか。

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 グランドチェロキーに乗っていると、愉しさがある反面、いろいろと考えるのですよ。自動車税だけで8万8000円だし、走行距離は19万kmだし、燃費も重量級SUVとしては悪くないけど、イマドキのエコを謳っているクルマに乗ると、その差に愕然とするし。  では、乗り換えたくなるクルマが何かあるかと言われると、それも見当たらない。条件としては、年に2回のオフロードコースランのためだけなんですけど、ハードなオフロードを走れること。それを外せば、ミニやらDS3やらゴルフやら欲しいクルマはたくさんあるんですが。まぁ、FJクルーザーやらラングラーなんていいと思うんですが、周囲で所有している人がいますし、うちのグランドチェロキーよりも燃費が良くないので却下と。で、見渡すと条件を満たしているのが、ジムニー。ただ、周囲に、次のクルマにジムニーって選択はどうかなぁと意見を求めると、えっ? と、グランドチェロキーからの超ダウンサイジングぶりに、冗談かのように捉えられてしまいます。  で、借り出してみました、最新型ジムニーを。14年目を迎えて、どこまで進化したのかを確認することが主な理由でしたが、次期愛車になりうるかというサブテーマを掲げて。ジムニー、とってもいい進化を遂げていました。熟成ですな、熟成。日常での乗り味は快適性を得ていましたし、何より前後リジッドサスを採用したオフローダーたる緩さあふれる走りが上手くかき消されていました。特に 乗り心地の面では、ゴツゴツを出させずに、上手い具合に ヨタヨタ感を上手く消し去っています。まぁ、路面によっては 不足気味のフラット感を残していますが。  そして、長く乗っていると、ジムニーのシャシーは、あえてイマドキに落とし込んでいるところも見えてきました。たとえば、曲がるシーンでは、ステアリングフィールに緩さがあるのに、ロールを感じさせないままに曲がっていきます。それは明らかにスタビを少々強めに規制したフィーリングであり、つっぱり感に似た違和感とも言えます。でも、これは ジムニー本来の乗り味であるヨタヨタを感じさせないようにとチューニングした結果であることが見えてくると、許せるようになってきます。  ワインディングでは、それよりは深くロールさせるのですが、もう少し深くロールさせてもいい、つまり、ドライバーに荷重移動を感じさせて、グリップを感じさせてく...

#272 らしさが存分に詰まった、最新の輸入車(BMW1シリーズ/シトロエンC4)。

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   最近、とっても味のある、気持ちのよい2台のニューモデルに出会いました。  1台目は、BMWの新しい1シリーズ。最近のBMWはとってもいいと、よく口にしていますが、ほんとにいい。それは、BMWってばやっぱスポーティだしぃ、シルキーシックスじゃんとか、そんな理由ではなく、クルマとして、ブランドとしての方向性に迷いがなく、それに見合った仕上がりを見せているところがすごくいい。Mスポーツをパッケージ化して、ウリなスタンスを見せた 頃のBMWは、商品性を優先するがばかりに、その乗り味にゴツゴツ、ゴトゴト感を許しており、 その固さってBMWとしてOKなんですか? と問いたくなるものがありました。つまり、バランスがイマイチと。 しかし、最近は、それが消え去りました。トルク感を明確に表現したエンジンフィールは、ターボであろうとNAであろうと関係なく存在し、そして取り戻したしなやかな足回りは、まじめなハンドリングと相まって、街中ドライブでも心躍らせてくれるものに。  で、1シリーズですが、価格以上に質感を高めておりまして乗り味はもはや3シリーズクラスであり、チープさが見当たりません。120iの高出力版1.6Lターボなんて、いらないでしょ、このパワーってほど。一方の116iがベーシックかといえば、そんなことはなく、スタンダードであり、必要にして十二分だったりします。いやはや、完敗。それでいながら、 価格は116iで308万円、120iで367万円と、ライバルと比較すると高めですが、その分の価値は十二分にあると思います。というか、1シリーズがここまでになってしまうと、明日だったかに発表される3シリーズがどうなってしまっているのかを、想像できるような、できないような。凄いです、最近のBMWは。   最近のシトロエンもとってもいいと思います。 もう1台は、シトロエンのC4でした。1.6LエンジンはBMWと共同開発しており基本的には同じものですが、その味付け部分はかなり異なっており、それぞれの乗り味に見合ったものになっていました。路面の凹凸を確実にいなしながら、サスをじんわり動かすことでゆったり感を作り上げ、揺れすら気持ちいいという表現がぴったりのコンフォート感を手に入れています。しかし、それだけに止まらない。それはハンドリングはもちろん、シートやらデザインにも共通したもの...

#271 地味ながら、iPhone4ユーザーには魅惑的な進化をしていたiPhone4S。

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 iPhone4Sだったというオチに、株価まで下がったようですが、なんか騒ぎすぎのような気がしてます。大きく変わらなかったと捉えられていますが、魅力的な機能が多く盛り込まれているように思って見ております。カメラだってHDながらf2.4だし、日本語未対応ですがSiriなど、ちょっと使ってみたくなる魅惑があります。そして、何よりスピードアップですな。iPhone3GからiPhone4へ切り替えた時、そのレスポンスに快適さを覚えましたが、今となってはそれはストレスに。なんだかんだで、もたつくことが多く、特にバックグラウンドで何かしている時、たとえば電話機能、iPod機能が裏ながらも実は最優先で動いている時、リアルタイムな操作は二の次にされている、つまり、割り込み順位が低いことを実感させられるシーンが多々ありますからして。  つまりですね、このデュアルコア化は、とても歓迎されることでありまして、これだけでもトピックであり、買い換えの価値があると、iPhone4ユーザーとしては思うわけですね。もちろん、残りの月月割を捨て去ててもかまわないという、ゆとりがある方ならば、という前提付きですが。ただ、少なくとも月月割が切れる、切れているiPhone3GS以前のモデルの人は買い換えでしょうな。  それにしても、ここのところリークが多すぎて、噂どおりだったね、が多いような気がします。つまり、オドロカシがないと。前回もそうでした。auでの販売も、あのリークがなければかなりの衝撃を受けましたんでしょうけど、事前の噂があったことから、個人的には、本当に? ではなく、ふーんという、さめたもの。リークしないほうが良かったのにと思ったのでした。

#270 イマドキに乗れたとしても、肝心の目的を見失うとイマイチになる、って話。

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 ちまたであふれかえるiPhoneですが、iPadも意外とあふれかえってきているようで。まぁ、使い方次第では「はまる」デバイスですから、あふれるのも納得ができるところではありますが、一方で、真価を使いこなしていないスタイルに、うーん、と感じるところもあります。たとえば、安易にタッチパネルであることだけがクローズアップされている場合ですな。そもそも、タッチパネルって、以前からあった操作方法でしたから……。  iPhoneにおけるタッチパネルへのアプローチは、小さなモニタ面積のデメリットである表示部をいかにフォローできるかにキーがあったと思います。具体的には、まず、表示部そのものを操作系に当ててしまうことで、別途操作系を用意する必要がなかった。つまり、表示面積を犠牲にせずに済むと。さらに、それでも広いとは言えない モニタ面積ですから、そこで求められるのは拡大表示操作なんですが、これをピンチという操作性によって、直感的かつ快適に行えるようにしています。  つまりですね、iPhoneにおけるタッチパネルとは、目的あってのデバイス(操作系)であって、デバイス(操作系)あっての演出ではないのです。ですから、最初で述べました、目的を見失ったタッチパネルデバイスに対して、なんだかなぁ感を覚えるわけです。Apple信者なんだから……とか言われるかもしれませんが。  一方、iPadも同じかといえば、これが違う。iPadは表示部が広げられていますので、iPhoneのような拡大表示という操作性はiPhoneほどは必要ありません。では、iPadの価値はどこにあるのか。実は、 iPhoneで得たスワイプやらスクロールといったタッチパネルの新しい操作は、広げられたモニタにおいては、 操作系に直感を与えていることに成功しています。ですから、 安易にネットブックの代わりとか、そういうアプローチではないのです。 よく、iPhoneユーザーがiPadを手に入れると、両者には違う心地よさがあると、口にするのは、この点です。逆に、iPadを持っていない人は、iPhoneのデカイのなんでしょ、と口にします。これは両方を所有してみないと分からない。ちょっと触っただけでは分からないことだったりもします。  さて、画像は、とある飲食店で採用されていたタッチパネルならぬ、iPad。残念ながらタッチパネル操作を...

#269 食を豊かにすることで、人生は愉しくできるってことを思い出したって話。

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 猟師になったワカモノが書いたという本を薦められ、読みました、八ヶ岳で。まったく素人な方が猟師になったというのですが、そもそもの、本人のバイタリティーと言いましょうか、アクティブさと言いましょうか、凄いなぁのひと言に尽きました。人やらライフスタイルやら、いろんなことってのは、 自らで活動することで 繋がって、広がっていくことを、改めて認識した次第ですが、待っていては何も変わらないとも言えましょうか。自分に重ねつつ、一昨年、去年のここを読み返してみたら、そういう意味では、今年の八ヶ岳ライフな、積極性が欠けていたように思えます。反省。  猟師になろうとは思いませんが、毎日を楽しむかのように自然に馴染んで生きていくというスタイルは、今も昔も、とても憧れがあります。そのひとつが、野菜作りでしょうかね。初めの頃は、やっぱり自分で作った野菜は美味しいと喜ぶものなんですが、そりゃそうです、新鮮であることがいちばんですから、それだけで味は違います。でも、小学生の頃から家庭菜園してあれやこれやと作ってた身からすると、プロが作った野菜に敵うものはないという結論にたどり着いております、最近。  そう感じさせてくれたのは、八ヶ岳で出会った「小海ゆうきちゃん倶楽部」でした。彼らが作り上げる野菜は、 有機農法をベースにしながらも、野菜が 本来の持っている可能性やら力を存分に発揮できるように仕立てつつ、そして、時に意図的に導くという、まさにマジック的な方法を用いることで、 今まで知らなかった、体験したことがなかった力強い味わいがあります。それは、まさしく作品とも言えようかと思えるほどで、初めて食した時にはかなりの ショックを受けたことを今でも覚えています。言い方は悪いんですが、いわゆる広く一般の有機栽培を謳って売られている野菜たちとは違いまして、端的に言いますと、「何これ?」と言葉にしてしまうほどのもの。そして、ここの野菜を口にした人々は、皆、 東京のスーパーでは野菜は買えなくなったと口にします。  というわけで、すっかり、そんな 野菜たちに慣れてしまっている身になっていましたが、今回、 「小海ゆうきちゃん倶楽部」で 購入したルバーブは、 さらなるオドロキがありました。ルバーブそのものは、八ヶ岳でよく行くスーパーで売られているので、買ってきてはジャムにしておりまして、それでも十分に美味...

#268 auからiPhoneが出たら、古巣に戻るのか、それともこのままで行くか、って話。

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Softbankでは、62/144分はWホワイト換算として、 通話料にWホワイト分の基本料(980円)をプラス。 auの毎月割分は推測で、機種代が同じという前提から 計算してみました。個人的な推測ではありますけど、 auがこのままだとは思えませんので、トータル金額は 大きく変わってくると思われます。          auからiPhoneがリリースされるという噂、事実なのかは疑わしいところもありますけど、月々の支払い額について、その傾向を掴むべくおおざっぱながらも 計算してみました(右の表)。auが有利に見えますけどね、細かくみていくと、そうとも言えないんですな、これが。  まず、両者の料金体系はそれぞれにデメリットとメリットを掴んでおきましょうかね。Softbankはパケット代が4410円と割安なものの、通話料は従量制を採用していますが、auはパケット代は5460円とソフトバンク比1050円高であるものの、基本使用料に 通話料を 含めてお得感を出しています。これらによって 相殺されて、右表では通話するならauのほうがいいじゃんって、結果になっています。  ところがですね、実際に販売されるまで分からない点がいくつかありまして、参考値を使っていますので、その値によっては、逆転も十分に考えられます。具体的には、 auの毎月割をauで平均的として使用している2000円と設定し、本体価格を同額としています。まぁ、auでは,アンドロイドやらをあれだけ展開していますから、 iPhoneを 特別(割高)扱いにすると予測されます。つまり、毎月割が少なくなったり、本体価格がSoftbankのように差し引き0円にはならないと、個人的には見ております。 そうなると、本体価格を含めたトータル金額はauのほうが高くなり、その分、Softbankはリーズナブル感という強みが生まれるのではないかと。こうなってしまうと、auのアドバンテージとしては、通話料を含めたトータル金額を訴えつつも、Softbank以上のサービス網にあるんでしょうけども、それだけで価格差を埋められるかは、また個々の考え方(使い方)次第かなと。そう、どっちもどっちではないかと、思っております。  さて、自分がどちらを選ぶかですが、Softbankの前にauを利用していた者として、サービス網についてはあ...

#267 八ヶ岳ライフ、来年はないかもしれないので、今年のうちに、ってお誘い。

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 今朝の八ヶ岳はとても冷え込みまして、明け方の気温は一桁台に突入したようです。画像は今日の昼間のものですが、爽快な青空とぽかぽかと浮かぶ雲、そして強い緑が残っている山々からは、まだまだ 夏を感じるかと思います。しかし、 太陽が顔を出してくると暖かさがあるものの、 肌に当たる風にはまさに芯のある冷たさがありまして、ああ、夏は終わったんだなと感じさせてくれます。そこには、寂しさもあります。木々によっては赤く色付きはじめているモノものありますが、紅葉を愉しめるまでにはまだ少しの猶予がありそうですが。  振り返るにはまだ早い時期ですが、今年はなんだかんだとありました。具体的なことはおいといて、とどのつまり、それはこの先がこのままとは限らないって、ひと言に集約できるでしょうか。先延ばししないことを心掛けなければと思う次第。  というわけで、八ヶ岳においでくださいませ。ここにいるといるだけで、食やら人やらを伝わって、愉しさがあふれ出してきます。来年こそ行きますではなく、今年に是非。来年はないかもしれません。今年で八ヶ岳ライフにひと区切りつけようかと思っておりますので。

#266 物理的に単純であっても、混乱をもたらすものはシンプルではない、って話。

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 高速道路のSAやらPAやらに置かれているETCの利用証明書プリンター(画像)を、初めて利用ました。その存在は知っていましたが、自宅でweb経由で出力できますから、このプリンターを使う必要がありませんでした。って、ほとんどの人がそうだと思いますが。で、そもそも、何故使うことになったかですが、ETCゲート通過時にナンバー読み取りが上手くいっていなかったためでしょうか、web上で幾度となく,時間をおいて入力しても、利用経歴なしと出てしまうものがありまして。ETCゲートが開かなかったというトラブルは数回経験していますが、この履歴がないというのは初めてのことでした。  肝心のプリンター利用体験記ですな。まず、どこにあるのかが分かりませんでした。事前に調べて、そのSAにあることは確認していたのですが、SAの中のどこにあるかが不明。使わない時は目にしたりするもんですが、いざ使おうと思ったら、これが見当たらないものでして。結局、SAの建物内に入るセンター入り口にありました。SAの中では一等地ですな。でも、存在が地味すぎて、一度通り過ぎてしまっていましたから、置き方やらその存在アピールに改善の余地有り……、でも、利用頻度が低いだけに仕方ないのでしょうかね。  で、操作方法ですな。ETCカードを入れて、走行履歴を選んで、そしてプリントという単純な操作なんですが、これがどうしようもなく時代錯誤。機器との対話ツールは、4つのスイッチ、20文字に満たない1ラインで行うのですが、各走行履歴は日時の下にぶらさがっているという階層構造から選ぶこともあって、そのUIは使いづらいのひとことでした。まさに25年ぐらい前のポケットコンピュータってレベル。まず、そのプログラムがどういうフローチャートのもとに作られていて、表示されている内容を理解し、で、使うといえば、分かりやすいでしょうか。  もちろん、操作方法は目の前に細かく書かれていたものが掲示されているですが、こういうものの例に倣って、細かすぎて読む気がしないもの。この手のものに慣れていない人にとっては、困難を極める機器ですな。というか、自宅でPCを使っていない人が多く利用するものですから、もっとシンプル、いやいや分かりやすくしないと。そう、分かりやすく。  これ、一見するとシンプルなんです。スイッチも少ないですから。でも、使いやすいって...

#265 出会えないのも、出会えるのも、そのすべては時機であるか、どうか。

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 本日の長野県内も、当初、天気は良くないと予報されていましたが、一変して、快晴の秋晴れを飛び越えて、夏のような陽気でした。そんな連休の1日、なんとなくで目的地を設定してちょいとクルマで走り回ってきました。走行距離は320km。ちなみに下道のみ。  最初の目的地は、約7年前に辰巳出版刊・プジョースタイルの取材で訪れた山の中の僻地。カメラマンさんの案内で訪れた場所だったこともあり、正確な場所はうるおぼえでしたが、まぁ、そうそう間違えるわけもないと、おおよその場所を推定して出掛けてみれば、そこは全く違う場所。あちこち走って、探せども、見当たらず。雲隠れしたかのよう。たぶん、今は、行かないほうがいい、行く時機ではないということなのでしょう。  こうした雲隠れといいますか、場所であれ、モノであれ、見つからなくなることは多々あります。でも、それは、時機じゃないからと思うようにしています。自分の成長が足りないとか、受け取れないとか、まぁ、いろいろと。その逆で、意図していないのに、繋がったり、見つかったり、出会ったりすることもあります。これも、また、時機なのかなと思ったりしておりますが。  なので、なんていうんでしょうね、適当にしがみつきつつ、流されるかのような、たゆとう人生とでもいいましょうか、そんなスタンスを心掛けようかなと。それを、今日のドライブで確信しました。  画像は、本日、後半に訪れた姨捨山(おばすてやま)から見た長野市内。そう、あの姥捨て山の話に出てくる地。秋を感じさせるすこーんと抜けた空(遠くには入道雲もあったけど)と、稲穂が垂れてまさに実りの時期を楽しませてくれる棚田も相まって、そこにはとっても心地よい秋の景観が広がっておりました。

#264 じんわりと後から響いてくるんじゃないかと思う、最近の作品たち。

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 原稿書きとは、納品まで時間があればあっただけ悩んでしまうものです。というわけで、先ほど、オオモノ原稿を納品しましたが、これでいいんだろうかがずっと付きまとっています。頭から書き直すこと幾度となく、最終的に納品したものは、最初に書いた文章の面影など全くなくなってしまいました。でも、これからも悩んだところで、いいものになるかといえば、それは違うような気がしてきたので、この原稿がちょうどいい頃合いだろうと、ここで納品することに。まぁ、少し時間をおいてから読み返したら、どう感じるかがキーかなと思いますが、いいじゃんなかなかと感じるだろうと予感しています。  そういう意味では、最近、書き終わった瞬間に、超大作だと自分で感じることが少なくなりました。それは、実際に超大作であるかではなくて、たぶん、自分自身のスタンスやらモチベーションにあるのかなと感じたりもしています。なんていうんでしょうかね、落ち着いてきたとも言えるのかなと。  そうそう、今回の原稿を最終的にまとめる前に、気分転換とばかりに、近所の大きな公園まで自転車で久しぶりに出掛けてきました。日射しは強いものの、強烈ではなく、気温は高いものの、灼熱感は消え去っていました。秋なんですなぁ、秋。そういえば、今年は東京モーターショーがあります。秋は忙しくなりそうな気配。で、ちょっと間が空いてしまいましたが、連休から八ヶ岳三昧なライフスタイルを再開します。秋もいいんです、八ヶ岳は。是非、おいでください。

#263 クルマとしての買い得感は、今も昔も変わっていないVW・パサート。

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 忙しさにかまけて放置しておりました、ここ。その間、いろいろとあれこれと取材やら打ち合わせへと出掛けてはおりましたが、そこからは、何か溢れ出てくるものがなかったためか、ここの更新も疎かになったのではないかと思われます。いや、まだ書けないことが多いってだけのような気もしていますが。  そんな中、デビューしたばかりのパサートヴァリアントを借り出して、神奈川県は秦野市を訪れるというドライブ取材がありました。どこでもご自由にという編集部の方針ゆえに、まさに気ままに取材させてもらえるという、なんとも幸せな仕事。ただ、目的地は日帰りできることという条件もあって、実は最近ネタが尽きつつあります。で、今回は、考えあぐねたすえに、秦野を選びました。神奈川県の秦野市。あれです、東名高速道路の秦野中井ICの秦野。そもそも、この企画では、いわゆるドライブ記事になりにくいような、隠れ家的スポットやらローカルな場所ばかりを選んで訪れておりまして、秦野もその流れですな。といっても、適当というわけではなく、ちゃんと考えてのこと。実はこの秦野って地は、個人的に馴染みがあるところでして、親戚や友人が住んでいたり、丹沢へ夜な夜なドライブへ出掛けたりした場所。その下地ありきで深く調べてみると、知っているつもりが知らなかったスポットやらが出てくるもので、さらに当日に意外なスポットを発見するなど、充実したドライブ紹介記事へとつながるものだったりもします。   えっと、肝心のパサートですが、新型といいつつ、旧型からのキャリーオーバー+大改良という、いわゆる超・ビッグマイナーチェンジゆえに、いいところ、悪いところの両面が見え隠れしています。例のコンフォート感はスポーティさを残したまんまに、さらに極められ、まさに価格帯以上の味付けとなっておりますが、その質感を表現するに必要なボディ剛性に不足を感じたりもするのも事実。ほかが際立った分、目立ってきてしまったのでしょうかね。いずれにしても、脱帽! な面が多いモデルで、個人的には買いのモデルと捉えています。  で、在庫がなくなるほどに売れているそうです。しかも、これまでのVWユーザーじゃない人々が押し寄せているとか。まぁ、わからんでもないですな、全ての面で買い得なモデルですから。でも、考えてみると、パサートの最大のアドバンテージである、この買い得感って、今も昔も変わっ...

#262 あっという間に過ぎ去っていった夏、そして、逃れることができない原稿。

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 気が付いたら、8月が終わろうとしています。お盆休み以降の不安定な天気も手伝ってか、すでに夏は過ぎ去ってしまったかのようにすら感じています。もちろん、八ヶ岳も、夏空は消え去り、くずくずした天気が続いていました。そもそも、あちらにいますと、皆もよく口にしますが、お盆を過ぎるとあっという間に夏から秋へと変わっていくと。なんていうんでしょうかね、空気感ががらりと変わるんですな。景色には夏がたくさん残っていたとしても。  上の写真は、8月15日の空。青空が広がっていましたが、どことなく秋が感じられるのは、空がやたらと抜けて高く感じたためでしょうか。でも、こうしてみれば、雲にもなんとなく秋の気配が見られるような気がします。  個人的に、八ヶ岳にいて、夏が終わったと感じさせるのは、灯籠流しとともに行われる湖上の花火大会でしょうか。周囲約2kmというこじんまりとした湖にて行われるのですが、花火については、近くで見られる、全体を見渡せる、そして場所取りなど必要のない、そんな緩さがとっても心地よいものだったりします。個人的には隅田川の花火大会よりも好きですな。と言いながらも、それなりの内容。下にムービーとしてアップしておきましたが、湖面ギリギリで展開される花火(ムービー内、下半分は湖面に写った花火)はダイナミックさはもちろん、夏の最後って雰囲気も重なって、 ちょっとした興奮を覚えます。  というわけで、自分の中で、今年の夏は過ぎ去りました。さて、これから秋に向けて野菜がさらに味を深める季節となります。そういう意味からすると、楽しみはまだまだ。 ただ、とっても重いことがのしかかってまして。8月中締め切りの大量の原稿書きがあるのですよ。これ、いままでに体験したことのないほどのプレッシャーと文字量/時間でして、いつもなら何とかなるだろうと、実はどこかで思っていたりするのですが、今回はそんな考えは全くなく。そうなると、おもしろいもので、その原稿において、執筆内容はもちろん、スケジュールまでも、すべてについて考えることを遮断してしまうんですね。こんな感覚はフリーになってから初めてかも。逃げ出すんでしょうか。そういう意味では、一体自分がどういう行動をするのか、 客観的に見て、 楽しかったりするんですが。いやはや、冗談になっていません。