#276 裏切らない正攻法をもって筋を通すことで、作り上げられる、真のブランド。

 経済は低迷していても、カリスマ的存在だった人が亡くなったとしても、時代は止まらないんだなと、新製品が出るたびに感じていたりします。
 クルマの話ですと、最近のBMWは攻撃に転じたかのような勢いがあり、時代が動いている、動かしているという印象を強く受けます。先に書きました1シリーズの日本導入が早いなと思っていたら、いつのまにかミニのクーペを投入して、気が付けば、523iは2.0Lターボエンジンに換装しているし、本国では3シリーズが発表と。しかも、3シリーズは、全幅は変えず、ホイールベースと全長を伸ばすという、まさにウィークポイントを払拭する手法を採用……、しながらも、なんと軽量化とを果たしていると。正攻法ですな、正攻法。
 こういった積極的な正攻法で攻められると、その先々は読みやすくなり……、言い換えると、期待に応えてくれる=裏切らない、ゆえに信頼度は増していくもの。つまり、クルマにおいては、乗らなくとも、その乗り味を想像しやすくなるものです。新しい3シリーズにしても、直4エンジンを搭載した523iにしても、悪いわけがないでしょうとなるわけですな。これ、最近のシトロエンにも通じることかと思います。
 クルマ以外では、Appleか。新製品に期待がもてるとでも言いましょうかね。そう考えてみると、こういった期待できる、期待したくなる、ドキドキさせてくれるブランドって、少ないように感じます。まぁ、個人的に偏った趣味も影響しているんでしょうけど。

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