#279 飽きることなく長く付き合うためには、いかにその良い面を引き出せるか。

 さて、いよいよ今年最後の八ヶ岳ライフ。着替えやらだけではなく、仕事も抱えて、八ヶ岳へやってきました。で、出掛ける前に、クルマのエンジンオイル交換をするべと、途中ディーラーへと立ち寄ったのですが、洗車までしてくれとたいへん恐縮。考えてみれば、洗車したのはいつのことやら。八ヶ岳へ来ると、林道ではなくって、農道で泥だらけになったりしますし、この時期は落ち葉、特にカラマツの葉がボディに付きまくりますので、洗車してもらっても……、と思いつつ、やはり愛車がピカピカであることは気分がいいものです(画像のボディ参照)。
 で、オイル交換したら、エンジンのフィーリングがとんでもなく良くなりました。たまたま、タンク内の燃料のオクタン価が必要以上に高くなっていた(オクタン価の指定は92なので、ハイオクを適度にブレンドしてる)ことも手伝って、まさに、ストレスフリー的なヌメヌメな吹け上がり感が強くなりました。V型エンジンの吹け上がり感というと高回転まで一気にというイメージがありますけど、うちの場合はユルユルと上昇させただけでも、その滑らかさにもう言葉が出てこないほどにやられてしまいます。ただ、それは、いわゆるイマドキの静粛性を謳えるような超優等生なV8とは違い、どちらかといえば、機械的なアナログ感であり、悪くいえば、ザラザラ感が残るスムーズさ。スムーズ感とザラザラ感は、両端にある意味合いですけど、何て言うんでしょうかね、指標としてのザラザラ感があるから、よりスムーズ感が分かりやすい、変化の度合いが分かりやすいとでも言いましょうかね。あ、まさに、画像のような感じです。適度な雑然とした感じがありながら、全体としては爽やかさが感じられる、と。
 そんなエンジンフィーリングに、これまたシャシーフィーリングがぴったりだったりします。まさに調和、カタカナで言うところのハーモニー。ちなみに、ダンパーは19万km無交換でヌケヌケですし、タイヤは2シーズンも夏越えさせたボロボロなスタッドレスですが、そんなの関係ないとばかりに、心地良い走りをさせてくれます。ある意味、バランスが取れているんでしょうな。
 こういった再発見があると愛着は増すものでして、オイル交換した時にディーラーで言われたトラブルについても、ちゃんと対処して乗り続けようと思えてきます。まさに相棒という言葉がぴったりだな、なんてことを夕景の八ヶ岳を眺めつつ思ったのでした。 

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