#263 クルマとしての買い得感は、今も昔も変わっていないVW・パサート。

 忙しさにかまけて放置しておりました、ここ。その間、いろいろとあれこれと取材やら打ち合わせへと出掛けてはおりましたが、そこからは、何か溢れ出てくるものがなかったためか、ここの更新も疎かになったのではないかと思われます。いや、まだ書けないことが多いってだけのような気もしていますが。
 そんな中、デビューしたばかりのパサートヴァリアントを借り出して、神奈川県は秦野市を訪れるというドライブ取材がありました。どこでもご自由にという編集部の方針ゆえに、まさに気ままに取材させてもらえるという、なんとも幸せな仕事。ただ、目的地は日帰りできることという条件もあって、実は最近ネタが尽きつつあります。で、今回は、考えあぐねたすえに、秦野を選びました。神奈川県の秦野市。あれです、東名高速道路の秦野中井ICの秦野。そもそも、この企画では、いわゆるドライブ記事になりにくいような、隠れ家的スポットやらローカルな場所ばかりを選んで訪れておりまして、秦野もその流れですな。といっても、適当というわけではなく、ちゃんと考えてのこと。実はこの秦野って地は、個人的に馴染みがあるところでして、親戚や友人が住んでいたり、丹沢へ夜な夜なドライブへ出掛けたりした場所。その下地ありきで深く調べてみると、知っているつもりが知らなかったスポットやらが出てくるもので、さらに当日に意外なスポットを発見するなど、充実したドライブ紹介記事へとつながるものだったりもします。
 えっと、肝心のパサートですが、新型といいつつ、旧型からのキャリーオーバー+大改良という、いわゆる超・ビッグマイナーチェンジゆえに、いいところ、悪いところの両面が見え隠れしています。例のコンフォート感はスポーティさを残したまんまに、さらに極められ、まさに価格帯以上の味付けとなっておりますが、その質感を表現するに必要なボディ剛性に不足を感じたりもするのも事実。ほかが際立った分、目立ってきてしまったのでしょうかね。いずれにしても、脱帽! な面が多いモデルで、個人的には買いのモデルと捉えています。
 で、在庫がなくなるほどに売れているそうです。しかも、これまでのVWユーザーじゃない人々が押し寄せているとか。まぁ、わからんでもないですな、全ての面で買い得なモデルですから。でも、考えてみると、パサートの最大のアドバンテージである、この買い得感って、今も昔も変わっていないんですが。あ、これまでが地味過ぎたのか。そういう意味では、1.4Lターボという記号は重要だったんですな。

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