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#258 欲しかったのは、SUVテイストではなくリアドアだった、ミニクロスオーバー。

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 本国ではカントリーマンなのに、日本ではクロスオーバーとは、なんたるネーミングだと思ったんですが、まぁ、こうしてデビューしてしまうと違和感がなかったりするものです。不思議と。というわけで、ミニ・クロスオーバーのクーパー(AT)に試乗しております。ちなみに、その名称は正しくは、ミニ・クーパー・クロスオーバーというそうな。で、試乗会の時はクーパーSで、17インチタイヤであれだけの質感ある乗り心地を作り上げていることを絶賛しましたが、その面からするとクーパーはタイヤとサスのしなやかさが、バランスしきれていない感があり、平均点といった感じ。まぁ、小変更での改良がすでに予感させる印象とでも言いましょうか。  といっても、ミニしていないかと言えば、そんなことはなく。ワインディングは楽しいですし、NAとはいえ中回転域のトルクが太いところなど、美点だらけ。ただ、個人的には、クーパーであることを演出した部分が少々気になった程度でしょうかね。  さて、本題。このミニ、SUVテイストを与えたモデルというポジショニングを与えられていますけど、乗っているうちに、実はそれは表向きであって、裏向きの理由があるような気がしてきました。つまりですね、5ドアモデルを成立させる言い訳がSUVだったに過ぎないと。オールドでなく、このニューミニであっても、そのイメージは3ドアありきですが、昨今はそういったコンセプトやらデザインよりも、利便性を優先する人が多くなってきたようで、このミニであってもその流れには逆らえなかったんじゃないかと思うわけですよ。ミニにリアドアを付けろと、世間から聞こえていたんじゃないかと。  もちろん、個人的には反対です。しかし、逆らえなかったんでしょうね。でも、3ドアのミニに安易にリアドアを付けると、単純にステーションワゴンのようなスタイルになり、かたまり感、いわゆる立体物としての比率はミニではなくなります。では、どうすればいいか、全長を伸ばしたなら、ミニの比率に合わせて高さと幅を増やせばいいと。そう、それが、SUVだったんですね。  そう考えると、このミニクロスオーバーというモデルには、SUV臭さがないんです。それは消したというより、最初からもっていなかったといったほうが的確かもしれません。シャシーは、SUV的というよりは重心が高くなってしまった分をどう収めるかがポイン...

#257 意外に快適だったりする、液晶テレビを利用した新しいホームPCスタイル。

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  下の件ですけどね、試しに32インチ液晶テレビをモニタ代わりに使うとどうなるかをテストしてみました(画像はMacBookAirのミラーリング)。当たり前のようにどでかく表示されるんですが、みっともないほど大きな文字サイズではなく、まぁ、いいんじゃないと言いましょうか、うちの母親は見やすいと気に入っておりました。  ネックと思われた、モニタと座る位置との距離が近いことも、32インチならギリギリセーフといった感じ。首を振らずに角まで見渡すことができます。というわけで、母親用次期マシンは、MacMiniに決定しました。  といっても、問題がいくつか。まず、スピーカーレスであること。HDMI接続でテレビから出力されますけど、音楽だけ聴きたいという時でもテレビを付けなきゃいけないってのも。これは、後々、USBスピーカーを加えることで対処。そして、新旧どちらにするか。CPUやらHDD容量やらは、ほとんど関係なく。ただ、メモリが4GB標準だったら迷わず、新型にしたのですが、その点では新旧変わらずか。あ、旧型だと光学ドライブ付きだ。DVDプレイヤーのたぐいがないウチなので、実は光学ドライブは必須。となると、旧型の整備済製品狙いとなるんですが、ここで問題が浮上します。最近、 整備済登場の タイミングが読めないのです。一日中、張っていなければなりません。  それにしても、昔に比べると、Appleって、随分と門戸を広げたと思います。本体にHDMI出力端子を付けたこともそのひとつ。まぁ、これはDVI端子採用の時から、でもあるんですが、今回のHDMI端子については、どこにでもある一般的なテレビとの接続を許したわけですから。いやー、時代は変わりましたなぁ。

#256 SSD採用による戸惑いを与えないスムーズ感こそ、ビギナーには必要かなと。

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 実家の通信環境が光になった途端、母親のMacBook(初代)が壊れるというタイミングに見舞われまして。さて、次をどうしたものかと思案していたわけですが、新型ハードウェアが出たタイミングで、何か選択できるだろうと思ったら、これが難しくなりまして。  そもそも、固定して使っているのでポータブル機である必要はなく、でも、老眼ゆえにモニタは最低13インチ必要と。 個人的には、iMac21.5かなと思っていたのですが、 32型薄型テレビの横に置くため、モニタが並ぶようなスタイルは勘弁と。だからといって、15インチモニタというセレクトからMacBookProを選ぶのは予算オーバー。まぁ、これまでどおり13インチのノートだなと思っていたところ、MacBookが販売終了で高値上昇中。MacBookProの13インチかと考えていたんですが、ならばMacBookAir13インチの旧型(整備済)もありかなと。早速出ているんですが、価格は8万6800円と妥当な下がり方をしたものの、新型がすでに10万円代前半まで値下がっており、その価格差やら性能差を考えると、あえて選ぶ理由が見えて来ない。というわけで、暗礁に乗り上げてます。まぁ、その32インチ薄型テレビをモニタとして、MacMiniって選択もあるんですけど、近すぎて使いづらいだろうという理由から却下。  いずれにしても、価格はともかく、MacBookAIrって選択はありかなと思っております。 個人的には、 MacBookAIrってのは、 モバイルが主たるマシンであり、11インチにこそ意味があると思っていました。しかし、たとえ運ぶことがなくても、SSDによるこの軽快感だけでも十分過ぎるほどの存在価値があるのも、また事実。 クロック数やらスペックから、ダメマシンに見られがちですが、複雑な作業をやらせない限り、これのストレスフリー感はとても心地よいものであり、それは、まさにビギナーにこそ必要な“スペック”のような気がします。まさに、意のままに操作できるって意味合いで。  ちなみに、新しいOSを、自分の旧型MacBookAir(1.4GHz)に入れましたが、ストレスはまったくなく。その美しさを伴ったスムーズな動きに感激しております。ギクシャク感というものがないんですな。  それにしても、Appleは、このMacBookAIrに採用したモジ...

#255 強烈な低燃費アピールに隠れているけど、今度のデミオは走りがいい、って話。

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 カタログ燃費値30.0km/Lばかりがクローズアップ、といいますか、アピールされております、マイナーチェンジ版デミオ。スカイアクティブコンセプトによるプラス面が強調されれば、されるほどに、実用燃費はいかがなものかとか、その走りはどこまで犠牲になったのかといったネガティブな見方をついついしてしまうものです。というわけで、本日はそんなデミオの試乗会でしたが……、結論を先に言いますと、上出来なクルマになってました。燃費はさておき。というか、箱根での試乗会でしたので、燃費はあえて計測してません。  で、何が、上出来かって、バランスとスタンス。シャシー、エンジン、ボディ、インテリア、デザインなどなど、どれも突出していないし、皆、同じ方向を向いています。前期型は、どうしてもデザインだけ、先に行っている感がありましたが、マイナーチェンジでそれが消え去りました。ちょっとびっくりしたのは、特にハンドリングやらシャシー。電動パワーステアリング由来の悪い意味での緩さがあるものの、ノーズがしっかりと向きを変えつつ、それに追従して滑らかにロールしていく。そのリズムが一定で、とっても美しい。かっちりさせようとして、リズム感を失ったクルマとは、単純に比較することはできない話です。さらに、サスペンションの動きはタイヤのたわみまで計算して使い切った感があり、しなやかでありながら剛性感があるといういわゆる不思議な感じ。ボディ剛性も高くはないけど、絶対値は低くなく、その動きをしっかりと受け止めるに相応しい性能を持っています。まさにバランスがいい。  んで、ここでエンジンですな。トルク感があるわけではないんですが、CVTのフォローが絶妙。トルクが欲しいなと思うシーンでは、回転数をちょいと上げて、トルクを感じさせるパワーを提供。ここまでバランスが取れている国産車って、スカイラインクロスオーバー以来、久しぶりに出会ったような気がします。 あ、書き始めたら止まらなくなりましたが、ようは、絶対的な性能よりも、適切なバランスが、クルマの愉しさを生むって話でした。スタンスについては、また別項で。

#254 次のステップへと向かうためにわずかな期間の不便を強要するAppleなスタンス。

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 昨日になりますか、Macの新しいOSであるLionは発売されたのですが、いつもと違って、同時にMacBookAirとMacMiniが新しくなりました。 OSとハードウェアが同時に発売されるのって、過去に記憶にないんですが、ありましたっけか? Intelへの移行の時に、OS発表と同時にMacBookProを出したんでしたっけか。まぁ、 Appleの場合、OSが新しくなったからとか、季節によるタイミングだからといって、同時にハードウェアチェンジを行わないメーカーですから、今回のこのタイミングはなんだか、意図的なものを感じたりもします。これからはこういう展開もありってことなんでしょうかね。  で、今回の変更は、予測されていたものが多いのですが、いざMacMiniにて光学ドライブを取り外されると、ああ、やっぱAppleだなと感じます。まぁ、こういうのって、 理想を先取りしてしまうAppleらしさそのものなんですが、実際にはユーザーに不便を強いることになりかねない 。いや、皆が、ついていけばいいけど、大衆化してしまった今、そうもいかないですから。あれですな 、iMacでのFD外しの時とは状況が違うかなと。  ただ、光学ドライブについて、あれこれとシミュレートしてみると、 音楽やらアプリケーションは、iTunes StoreやApp Storeを利用すればいいわけですし、映画だって、どうせAppleはブルーレイなんぞ採用するつもりがないわけですから、やはりiTunes Storeを利用すればいいと。で、気付いた、光学ドライブって、ほとんど使ってないってことに。ですから、この決断は英断ではなく、自然な流れだったような気がします。  さて、Lionをちょいと使ってみましたが、やはり想像以上に、楽しさがあります。たいしたことないと思っていた方々、使ってみてから判断したほうがいいと思います。ただし、マルチタッチジェスチャーあっての話かも。

#253 クルマってのは、一方的ではなく、対話することで愉しさが生まれる、って話

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 太陽が八ヶ岳へと沈む風景を見に行ってきました。ふっと思い立って。ただ、今日は、雲がかかっていたので、ダメかなと思いつつ、秘密のポイントまで出掛けると、入道雲がわずかに顔を出している程度で、なかなか気分のいい夕暮れを味わうことができました。この気楽に出掛けられることと、突然の出会いは、まさに八ヶ岳ライフの醍醐味と言えるものです。  というわけで、帰り道は気分が良かったので、ついついクルマもスピードを上げ気味というよりは、トルクを上乗せ気味とした走りに。はきつぶそうと使っているスノータイヤは、腰砕けへといざなうフィーリングですし、 ヌケヌケダンパーはコーナーで抑えが効かなくなっています。しかしですね、リズムは残っていました。コーナー手前で、美しく減速してフロントにグググーと荷重を乗せつつ、手前からステアリングをわずかに切ってロールを誘い、不快なヨーが顔を出さないように、姿勢を沈み込ませてコーナーへ突撃。アクセルを開けつつ、グリップを確かめながら、駆け抜けていく。 クルマとドライバーがどうしようかとお互いに相談しながらも、最終的にはドライバーが決定権を握りつつ、走らせているとでも言いましょうか。 いやー、最高。なんでしょうか ね、この気持ちよさはって感じです。 こうなると自動車税8万8000円の価値はあるかなと、改めて感じたりしました。 ちなみに、コーナーを何事もなく駆け抜けていくというのとは、次元の異なる話です。  さらに、ブレーキもきれいであることを再認識。初期制動の立ち上がりがかなり緩やかですが、踏み込むとググーと制動力が力強く表れまして、その様は実にコントローラブルであり、それもまた美点であるなと。ブレーキペダルを踏み込まずしてブレーキが利く利かないを語ることのダメさ加減 を、改めて確認したりもして。  こういうクルマ、最近、見当たりませんね。ほんとに。

#252 捨てられる運命だったジャガイモ1個が考えさせた、事故(自己)責任。

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 収穫の秋ならぬ、収穫の夏がやってきました。本日、我が家ではジャガイモを収穫。前に書いたような気がしていますが、 こやつ、 春先に芽が出てしまって食せなくなったジャガイモを植えておいたものでして、途中、放置しておいたにも関わらず、それなりの収穫量となりました。ただ、種芋を植えたのは、震災前でしたから、たぶん、いろいろと被ってますし、あれやこれやと吸収しているはずです。確認すべき手段がないので、どうしようもないんですが、だからといって食さないのももったいないし、どうしようか、正直思案中です。  何が安全なのか、何が安全でないのか、が、さっぱり分からない、いや、分からなくされている昨今ですが、だからこそ、自分での判断が必要なような気がしています。あれやこれやとさまざまな情報に流されることなく。  最近、近所にある、でもホットスポット指定されてしまった大きな公園へと自転車でよく出掛けるんですが、広々とした園内に、あふれかえんばかりの緑を見ていると、何もなかったかのように見えてきます。しかし、現実に戻って、目には見えないものを、景色に重ね合わせると、ズンと、悔しさがこみ上げて来るんですが。

#251 イマドキに必要なのは、そこに込めた想いをアピールするずうずうしさ。

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 日産からデビューした電気自動車リーフですが、意外にもたんなる電気自動車ではありませんでした。分かりやすく言いますと、これを機にこれまでのクルマとは違う乗り物であることを主張するかのような、コンセプトがあれやこれやと込められていたと。   たとえば、 写真下はラゲッジルームに配置されている充電用ケーブル専用バッグですけど、あえて、バッグスタイルにして、ロゴまで入れて、取り付けも確実性を持たせているんだそうな。その意図は、EVの新しい操作のひとつ、 充電すら楽しめるものにしたかったと。たかがバッグ、されどバッグ、ですな。  また、 充電口をフロントにしたのは、たんに前向き駐車云々とか、そういうつまらない理由かと思いきや、フロントとはドライビング前に必ず見るところゆえに、たとえケーブルを外し忘れたとしても、それに気付きやすいという配慮もあってのことだそうで。  こうした込められ想いは説明しきれないと諦めるのではなく、分かってもらいにくいからこそ説明すべきではないかと思うのですね(本来は説明の必要がないことが理想ですけども)。これは販売窓口であるディーラーの役割と思いつつも、むしろ我々の役割かとも思ったりしましたが。  さて、肝心なEVとしてのリーフですが、デフォルトモードですでに想像している以上のパワー感があり、まさにEV= 走らないというイメージを払拭させようとしたかのようなフィーリングは、 ちょっとやり過ぎ感を覚えましたほどでした。 逆に、走らない……、ではなくて、まさにインテリジェントな走りをデフォルトにして、パワーモードを加えるというスタイルのほうが、スマートに思えるのですけどね。  そのほか、あれやこれやと新しい感覚がありました。マスがセンターに集約されているため、車両サイズを感じさせないのに、タイヤが後方にあることを感じさせるという、不思議なハンドリングフィールは、よくいえば、新しいドライビング感覚。トルク制御を行って、ロータリーエンジンライクに、まさに美しさを伴ったスムーズな発進加速や、ゆったり感をもたらすサスのストロークを生かした乗り心地なども、やはり、コンセプトに見合ったもの。まぁ、 スポーティには届いていませんが、八ヶ岳まで乗って行きたい気分にさせてくれました。出掛けたくなるクルマってことですな。  リーフだから長距離は無理だろうと思い...

#250 作り手の顔と思いが見えてくると、そのすべての作品に安堵できるって話。

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 夏なのに、おでん屋さんに誘われました。と言いますか、正しくは夏だから、おでん屋に出掛けたともいうんですが。おでんの季節といえば冬なんでしょうけど、おでんの旨さは冬に関係ないような気がしていたので、連れて行ってもらうことにしました。  店内に入ってみれば、いきなりカレーパンのポスターが飛び込んできまして、ああー、夏のおでん屋って苦労してて、自らの看板を否定してしまうような余計なことまで手を出してしまうのか……、そんなことを感じました、最初は。ところがですね、こちら 、なんとクリエイティブなおでん屋さんでしてね。  すべては出汁をベースにして、合う合わない、いや、合わせているんだそうで。写真上のメニューを見てもらうとわかるんですが、想像つかないなものがいくつか。焼きとうもろこしですらおでんへと仕立て、大根やタマネギ、さらには牛すじは涼風なおでんに。ちなみに、涼風といっても冷やしただけではありませんし、茄子そうめんといっても、素麺に茄子をのっけただけではありません。  この創作ぶりと、クオリティの高さを感じると、もはや何を頼んでも楽しめる状態でして。もちろん、あれやこれやと会話あってのことなんですが、作り手の思いがふっと見えてくると、そのすべてを信用できるようになるといいましょかね。  そして、気が付けば、映画を前にかなりの満腹に。映画で寝たことは言うまでもありません。

#249 自らをクルマに合わせられるかで評価が大きく変わる、ルノー・ウインド。

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 こういうモデルは、現状の国産メーカーからは出てこないでしょうというクルマが、本日、日本で発表になりました。ルノーの2シーターオープンカーのWIND。えっ? ほんとに日本へ入れちゃったの? と思ったんですが、この英断は拍手喝采。左ハンドル、5MTのみという潔さも拍手喝采。でも、そのコンポーネントはトゥインゴベースですから、大したことはありません。しかしですね、たいしたことないハードウェアであっても、ルノースポールが手がけると、これがまたがらりと変わる。  45扁平のタイヤにも関わらず、しなやかさは全く失っておらず、それどころか快適なフィーリングまで備えております。まぁ、1.6Lエンジンは絶対的なパワーは備えていませんが、適切なトルクフィールによってスポーティさを強く感じることができます。そして、このデザイン。おもちゃ感がありそうで、そこには届いていない加減が、すごくいい。絶賛なクルマです。  リアシートがないからダメ? MTだから遠慮する? それでいいんです。乗る人がクルマを選ぶんじゃない、クルマが乗る人を選ぶモデル。そう、ここにWINDのポイントがあります。ほんのわずかなハードルではありますが、このクルマを楽しむためには、その視覚を得るためには、それらを意識的に超えられるかがポイント。このWINDには、そこまでの仕掛けが隠されてます。国産モデルにはない、あえてチャンレジしない、できない商品性かなと。  というわけで、255万円は、まぁ、妥当なプライスだと思います。

#248 出たけど、クリックできない、ジレンマだらけの午前中の整備済製品祭。 

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  iMac/2.8GHz/i7、つまり、先々代のCTO最上級モデルですが、 なかなか 整備済製品に 登場しません。実は本国では既出で、その価格は予想どおり買い得感が高くなっています。日本で出てくることをひそかに期待しておりました。誰にも言わずに、それこそじーっと。  で、今日の午前中に出たのですが、これがクリックできない。在庫切れではなく、リンクが張られていないようで、たぶん、これフライングという名のミスですな。つまり、見せつけられているだけという、なんともじれったいものでした。やがて消えましたけど。  価格は推測どおり12万円前半の12万3800円。27インチのクワッドコア(HT付き)が、この価格だと考えると、大きくバンプアップした現行型よりも魅力的なリーズナブル感があります。しかも、CTOモデルですから、メモリやらHDD容量までも変わっている可能性もあるわけで、そういう意味でも買い。まぁ、その価格ってのもありますけども、タイミングとしては、iCloudへの移行を考えるとメインマシンもLionしなきゃなりませんからと、こやつを狙い撃ちしていたんですけどね。  ただ、ふっと考えると、誰かがあえて買わせなかった、買わせてくれなかったような、不思議な力を感じたりもします。新型Macproが大きく変わるって話もありますからして。って、いいながら、また無限ループに入っていることは重々承知なんですけども。

#247 アナログから光に変えることで、大きく削ることができる、通話費用の話。

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 東京に住んでいると、インターネットにおける便利さが、その通信速度も含めて当たり前だと思い込んでしまうものです。しかし、東京から離れると、まだまだ、インフラが整っていない地域があります。八ヶ岳において、光はもちろん、収容局との距離からADSLも無理と言われたことがありました。でも、これって、東京に近い地域ところでもあり得ることだったりします。  実家がそうだったんですが、県庁の所在地でありながらも収容局から約4kmとADSLを使うにはギリギリで、YahooBBのリーチならばなんとか対応可能。もちろん、上りは1MBに満たず、IP電話と通信を同時に行うと、速度不足からどちらかがエラーを起こすという始末。ならば、光となるわけですが 、一戸建てですから、費用が大きくアップしてしまうことがネックで、これまで放置しておりました。繋がるだけでも御の字とばかりに。 ところが、ちょいと調べたところ光にスイッチしても、いわゆるキャッシュバックキャンペーンを利用すれば、費用を抑えられ、さらにはNTTに支払っていたアナログ回線の基本料+キャッチホンやらのオプション代も、基本料+オプション+3時間の無料通話分パックプランを利用することで、電話分だけで約2000円ダウンさせられることが分かりました。  で、それらを簡単にまとてみたのが右の表 。2年縛りゆえに、キャッシュバックされる分を24か月で割って加えたものですが、光にして上がった分を上回る下げ、つまり、 トータルすると安くなるという結果に。  こんなのあるならば、とっとと教えてくれって感じですが、もしかしたら、勧誘電話やらで教えてくれていたんでしょうかね。通信料を見直しませんか? という電話やDMは、そのフレーズを訊いただけで、耳を傾けようとも、見ようともしませんでしたから。  あ、ご自宅の通信・通話代、今一度、確認することをオススメします。

#246 実物を見たことで、その間違いにようやく気付いた、ヤングコーンな話。

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 ワタクシとの付き合いが長い方はご存知かと思いますが、ヤングコーンが大好きです。そのレベルは、ヤングコーンだけで腹いっぱいにしたいという願望があるほど。ですから、サラダバーなどでヤングコーンがあるとたいへんです。まさに食い尽くしますから。  というヤングコーンについて、過去に、トウモロコシとは異なる品種であり、これで成熟した実だと教えられ、そう思っておりました。ところがですね、実物を見たら、違うことが発覚しましてね。  本日、取材後に訪れた道の駅で、もぎたてヤングコーンが売られていたんですが、どうみても、受粉前の未成熟な状態。家に連れて帰ってきて、皮をむいてみれば、やはり受粉前の状態。つまりですね、トウモロコシそのものでした。ヤングコーン好きとしては、ちょっとショックでしたね。好物だったものの、正体を取り違えていたわけですから。  まぁ、こういう間違った知識って、ほかにもあるんだろうなと思いつつ、やはり本日購入してきたワラビのあく抜き作業手順を再確認してみましたが。

#245 いつの間にか、デジタルパブリッシングの線路が完成してたって、話。

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 なんだかんだで、紙媒体からの離脱は着々と進んでいるようです。電子書籍とは言いません、あえて。振り返ってみれば、iPad版WIREDに、とてつもない衝撃を受けたのは、ちょうど1年ほど前のことでした。雑誌を紙からモニタ上に置き換えただけではなく、モニタ上でというか、iPad上で新しい媒体として登場したことに、かなりのカルチャーショックを受け、もはや、この流れについて行けないと感じたことまで思い出しました。  で、少し前に、Appleが、AppStoreでのサブスクリプションをOKにしましたが、まぁ、こうして目の当たりにすると、もはや、動くことできずに立ち止まっていることが、いかにダメダメであるかを、思い知らされます。具体的な例として右のようなWIREDのものをキャプチャーして挙げましたが、 この購入方法は、まさにイージーであり、ついつい購入を誘うものに仕上がっていました。  こうして考えてみると、すでにプラットフォームは出来てますし、このように販売経路も確立されてて、もはや準備は整っているのだと。売れないとか、広告が取れないとか、つぶやいているならば、さっさと次を考えたほうがいいのではないかと、つくづく思ったりもするのですが、いかがなものでしょうかね。  で、自分ですな。さて、どうするかね。どうしょうましょうかね。真剣に考えねば。ってところで、すでに出遅れ組なのですが。

#244 とっても便利なのだけど、やはり限られたユーザー向けだと感じたiCloud。

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 iCloudの登場で、結局のところ何が変わるんだろうって、八ヶ岳にて深く考えてみました。何故八ヶ岳か? ほら、八ヶ岳の夜って、これといってすることないものですから。 Jobsは クラウドの感覚そのものが変わると言っていました。クラウドに アップロードしておくとか、ダウンロードするって意識が消えることなんだろう、って ことは、おぼろげには感じていますが、いかんせんピンと来ない。  ってなことを思いつつ、先ほどふっとiPhoneのiTunesをいじっていたら、見慣れないPurchasedってボタンを発見。押してみましたら、このiPhoneには入れていないんですが、IPhoneをヒモ付けしてあるMacには、入れてある曲が出て来ました。あ、これ が、iCloudを使った新しいiTunesの使い方ですな(画像)。 ベータ版がスタートしていたんでしたっけ。  過去に、iTunes Storeにて購入しながらも、現在、iPhoneに入っていない曲目の横にはiCloudマークが付いておりまして、必要とあらばその場でiPhoneに入れることができるのだと。なるほど、なるほど、と思ったものの、いかんせん使うシーンが見えてきません。で、考えた。ほら、八ヶ岳の夜は長いですから。  まず、出掛ける前に音楽(曲)を同期させておかなきゃなんて、手間が省けるかなと。ただ、iPhoneだから外で接続できるといってもですね、通信スピードを考えたら、ダウンロードなんぞ、そうそうしていられません。 まぁ、便利と言えば、便利だけど、実際に使うシーンを考えると、やはり必要性を強くは感じません。  ところがですね、 我が家の場合、モバイルデバイス以外、つまりMacは、PMG5、MacBookAirと2台あるってことを思い出したら、ふっと便利さが見えてきました。実は、Mac(PCでもいいんだけど)が複数台あるとiTunesのファイルを同期させるのって意外に面倒だったりします。っていいますか、いわゆる自動で同期してくれないので、それこそ手作業でコピーをしなければなりません。まぁ、iTunesStoreで購入した曲やらビデオ限定だけど、それなりには便利になるなぁ、と思ってたらですね、 iTunes Match(有料)を利用すれば、 iTunesStoreで購入していなくても、 同期できるんでした。ああ、なる...

#243 膝上にMacBookAirで執筆した、FJクルーザーとレガシィC型の原稿たち。

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 ここんところ、バタバタしていました。そもそも予定を入れていたところに、6月末発売・掲載という雑誌が重なっていました。そう、過去形、過去形。これ、全て納品できるのか? と思いながらも、予備日として空けておいた日を次々と追加取材で埋められ、もはや八方ふさがり状態にありました。まさに、目の前にあるものをこなしていくしかない、そんな状況。 と言いながら、約束の日までには終わらせるんですが。まぁ、これだけですから、ワタクシの取り柄は。  今回は、忙しさとぶつかったこともありますが、 自宅以外の場で執筆していることが多かった。ところが、自宅以外のほうが何故だか執筆は進む進む。追いつめられた切迫感というよりは、 余計な誘惑がないからかな、と思いましたが 。  で、もちろん、執筆はMacBookAir。机なきところで執筆するなんて考えられん! と思っていたのですが、この軽さゆえか、意外にも画像のように膝に載せての執筆がいいのなんのって。 たぶん、これが同じMacBookAirでも13インチだったらダメですし、MacBookでも、MacBookProでもダメだったと思うのですな。 ちなみに、SSDゆえに、ヨシダ早打ち入力にもしっかりと付いてきてくれます。この点でもMacBookAirはとてもいい。HDDだと、どうしても辞書変換にもたつきがあって、その間に頭に浮かんだ文字が消えていってしまうのです。ほら、自分の頭の中のキャッシュ、かなり少ないですから。  ちなみに、画像は、C型レガシィ(アウトバック2.5i Sパッケージリミテッド)取材時に待ち時間が出来た時。取材対象を前にして書くってのも、これまた筆が進んだ要因かなと思ったりもします。

#242 デビューしてから3年目にしてようやくしっくりと来た、現行型レガシィ。

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    レガシィですよ、レガシィ。フルモデルチェンジを果たしたわけではないんですが、定例の年次改良が行われ、ようやく納得させてもらえたような気がしています。 その改良内容については、今月末発売のクラブレガシィを見ていただくことして、ここでは書ききれなかったこと、個人的に感じた想いなどをつれづれと。  そもそも、現行型に対しては、一新されたことで手に入れることができた快適性は認めておりました。しかし、一方で見失っているものがあるような気もしていましてね。それは失ったではなく、一時的に見失っているように感じるものであり、つまり、年次改良で戻ってくるだろうなと思っていたもの。で、今回の改良でようやくといった感じを受けました。  それは、単純にバランス。ここでも良くいうバランス。絶対的な性能とは直接的には結びつくとは限らない、バランス。 素直さが戻って来たし、エンジンフィールがそれに見合っているし、乗り心地もやっと落ち着いたかなと思うのですね。変更点として、 ピロボールの採用やら、ブッシュ改良を理由として挙げられていますが、それらはあくまでも裏打ちな存在であって、書かれていない部分も含めての改良があってこそ、と感じています。  さて、今回、アウトバックにSパッケージが追加されました。個人的には 、今だにグランドワゴン最高とか言っているような感覚を持っていますから、この乗り味は、自分好みではありませんでした。善し悪しではありません、そう、好みではないだけのこと。ただ、客観的に見るとアウトバックらしさである快適さを失っていたシーンもありましたから、購入される方は、これまでのアウトバックそのものとは思わず、この新しさを理解し、そして納得することが大切かと思います。  ちなみに、ボディ同色化されたスタイリングを見て、開口一番、まとまり過ぎと口走ってしまいました。それは、ゴルフ5のリアバンパーをボディ同色にしてしまったような野暮ったさやら重たさとは違うもので、ちょっと不思議な感じを受けました。好みから言ったら、ブラックアウト部分を残したスタイルのほうが好きなんですけどね。さて、このアウトバックのSパッケージ、どれぐらい売れるんでしょうかね。

#241 その割り切り感とヘンタイ的なところがぴたりとはまる、カングー・ビボップ。

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 八ヶ岳にカングー・ビボップを連れていったって話をしましたが、取材がてらで借りていたもので、そのままロングドライブインプレッションとなりました。まぁ、クルマってのは、直感的な印象も大切なのですが、対話性という意味では、長く乗らないと見えてこないところがあるものです。その最たるブランドがBMW。特に少し前の、あれですランフラットタイヤを上手くはきこなせていなかった頃のモデルたち。最初は印象が良くないんですが、素性が見えてくると、好印象へと変わるんです、もちろんグレードやら履いているタイヤサイズによりますが。  で、カングー・ビボップですな。まぁ、これがよい。とっても心地よい。3ドアと4座、そしてMTという割り切りが気持ちいい。まさに、今の自分の感性やらスタンスにぴったりとはまるんですな。たとえば、シート。ルノーらしく、シートはクッション厚がとんでもなく確保されたフィーリングでありながら、そこに腰を作り上げるという不思議なもの。シートにおけるゆったり感とは、サイズやフワフワ感だけで作られるものだと思ったら、大間違いだったりするものなのです。  そして、それに見合った乗り味があります。シャシーは多少のルーズさと揺れが存在していますが、すべてはカングーのコンセプトの為に仕立てられたものなのですな。この適度な揺れが心地よさを生み、その頑張りすぎないシャシーがこれでいいじゃんを助長してくれます。といいながら、実は真のポテンシャルは高いのですが。  まぁ、こういうクルマのそんな乗り味を、マイナス面として指摘することに喜びを見いだしている人は、たぶん、人生において、自分を押しつけることしか、モノゴトや人との接し方を知らないんだろうなと思われます。って、言い過ぎでしょうか……、とまで思ってしまいますが。  あ、画像は富士山をバックにしたもの。そういえば、髪を切ってもらっているワカモノが、今年は富士山にチャレンジするんだそうで。オジサンは、ここぞとばかりに、髪の毛を切ってもらいながら、装備やら覚悟について、とうとうと語ってしまいました。

#240 諸事情で辛くなったシシトウほど、お役に立てないものはないかもって、話。

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 #237で、ミニトマトが大量に芽吹いたと書きましたけどね、あれ、そのほとんどはシシトウでした(画像)。いや、一部、ミニトマトだったんですよ、でも、多くが本葉が出したところで、そのほとんどがシシトウであることが発覚。いや、シシトウこ そ、昨年、実をほったらかしておいて、そのまま肥やしとなっておりましたので。いやー、生命力を感じます。実にシブトイ。  何故、ふたばの状態で見分けられなかったか? ミニトマトもシシトウも、同じナス科の植物でして、ふたばの時点では、大きな違いが見られないのですよ。そう、同じナス科なんです。ちなみに、ジャガイモもナス科ですし、もちろん、シシトウに姿カタチが近いピーマンや唐辛子もナス科。と、農学部出身ぽい講釈をたれてみましたが、いずれにしても、ミニトマトってことで苗をご依頼された方々の分は、本数は少なくなったものの、しっかりと確保してありますので、ご安心を。  で、シシトウさ、問題は、シシトウ。育てればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、実は昨年、数年分使えるようにと唐辛子を大量に作りましてね。でも、一昨年の実から芽を出したシシトウも横にいまして。つまりですね、このシシトウ、唐辛子の花粉で受粉して実となり、種となり、そして芽を出している可能性が高いのです。たぶん、辛いと。  シシトウが辛くなるのは、土やら気候やらの条件によるとは聞きますが、一体、何が正しいのか分からない上に、昨年のそんな交配事情を考えると、もはや、……。ちなみに、シシトウって、辛いと始末に負えません。ほら、辛くないつもりで、あれだけの大きさのモノを、がぶって食べるもんだから。  それでもいいって方、そんなシシトウの苗をさし上げます。いなければ、抜いてしまいますので。

#239 なぜだかわからんけど八ヶ岳までわざわざ来て、懸命に原稿書きしている日々。

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 夏至祭という、フィンランドで行われている、1年でいちばん日が長い日を祝う祭りが、八ヶ岳でもありましてね。そのために、八ヶ岳に来たはずなのに、以前から計画していたはずのなのに、なぜだか仕事も一緒に連れてきました。大量に。で、半ばといいますか、ほぼ缶詰状況で原稿を書いていたりします。まぁ、何もない環境下ゆえに、原稿書きするには最適 だったりもするんですが。  でも、ふと気付けば、膝上にMacBookAirを置いての原稿書きが、意外に苦になっていないところか、IKEAの例のイスとの相性が良かったりして、想像以上に原稿が仕上がっていきます。内容はさておき。ということは、生活も含めて、ここまでシンプルにしてもひょっとして生きていけるのではないか? と思ったりもします。必要にして最小限とは、やってみないとなかなか突き詰められないものなのですな。  あ、今回はカングービボップも同行。いい加減に通じるリズム感に、心地よさがあります。こういうのを愉しめる感覚、理解できる受け皿をもてることで、人生はもっとシンプルにできるんじゃないか、豊かになるんじゃないかとも思ったりもします。あ、かなり惚れ込んでおります。  画像は、その夏至祭の様子。ろうそくに火がともったこの緩い感じがたまらなくいいのです。残念ながら原稿書きに追われて、この後、早々に引き上げましたが。