#244 とっても便利なのだけど、やはり限られたユーザー向けだと感じたiCloud。

 iCloudの登場で、結局のところ何が変わるんだろうって、八ヶ岳にて深く考えてみました。何故八ヶ岳か? ほら、八ヶ岳の夜って、これといってすることないものですから。Jobsはクラウドの感覚そのものが変わると言っていました。クラウドにアップロードしておくとか、ダウンロードするって意識が消えることなんだろう、ってことは、おぼろげには感じていますが、いかんせんピンと来ない。
 ってなことを思いつつ、先ほどふっとiPhoneのiTunesをいじっていたら、見慣れないPurchasedってボタンを発見。押してみましたら、このiPhoneには入れていないんですが、IPhoneをヒモ付けしてあるMacには、入れてある曲が出て来ました。あ、これが、iCloudを使った新しいiTunesの使い方ですな(画像)。ベータ版がスタートしていたんでしたっけ。
 過去に、iTunes Storeにて購入しながらも、現在、iPhoneに入っていない曲目の横にはiCloudマークが付いておりまして、必要とあらばその場でiPhoneに入れることができるのだと。なるほど、なるほど、と思ったものの、いかんせん使うシーンが見えてきません。で、考えた。ほら、八ヶ岳の夜は長いですから。
 まず、出掛ける前に音楽(曲)を同期させておかなきゃなんて、手間が省けるかなと。ただ、iPhoneだから外で接続できるといってもですね、通信スピードを考えたら、ダウンロードなんぞ、そうそうしていられません。まぁ、便利と言えば、便利だけど、実際に使うシーンを考えると、やはり必要性を強くは感じません。
 ところがですね、我が家の場合、モバイルデバイス以外、つまりMacは、PMG5、MacBookAirと2台あるってことを思い出したら、ふっと便利さが見えてきました。実は、Mac(PCでもいいんだけど)が複数台あるとiTunesのファイルを同期させるのって意外に面倒だったりします。っていいますか、いわゆる自動で同期してくれないので、それこそ手作業でコピーをしなければなりません。まぁ、iTunesStoreで購入した曲やらビデオ限定だけど、それなりには便利になるなぁ、と思ってたらですね、iTunes Match(有料)を利用すれば、iTunesStoreで購入していなくても、同期できるんでした。ああ、なるほど、便利だ、便利。こりゃ、便利だ。

 で、ふっと思ったんですが、これらって、結局、Mac(PCでもいいけど)を複数台持っていて、さらにはiPhoneやらiPadも持っているってなスタイル向けのサービスなのだなと。iPhoneを使わず、iPadも、iPodも持たず、Mac1台って人には、iCloudは不要ですからして。たとえば、うちの両親とか。
 まぁ、そういう意味でも、Apple製品って大衆的(向け)ではないと思うわけです。

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