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#1113 5年目にして……、トラブルではなかった、後付けサンルーフのあれこれ。

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 後付けサンルーフを装着したって話を#102にてしましたが、もう5年も前のことでした。ガラスやら含めてサンルーフそのもののクオリティが高い上に、トリム巻き込みというスペシャルな取り付け方法も手伝って、大満足なサンルーフライフを過ごしてきました。開けないのはこの時期と雨と雪の時ぐらいではないか、ってぐらいに大活躍しています。  で、5年目を終えようとしてたつい最近、突然にオーバーヘッドコンソールから水が滴ってきました。そうです、雨漏り。といってもですね、そもそも 取り付け不可とされている2世代目の グランドチェロキーに無理矢理を言って取り付けてもらいましたから、逆にここまでよく持ったなぁと思ったほど。なぜ、取り付け不可なのか。それは、うちのグランドチェロキーのルーフは、いわゆるルーフパネルの剛性を高めるためのビード(凹凸形状)がフロント部まで来ていまして、サンルーフユニットを取り付けた際に、そこに大きく隙間ができてしまうためでした(標準のサンルーフ付車は最初からここがフラットになっている)。  というわけで、手直ししていただきましたが、水の浸入は、サンルーフのフレームとの取り付け部からではなく、ガラスに密着するモールから。なんとですね、モールに植物の種のような何かが挟まっていたそうで。そうなんですね、しょっちゅうサンルーフを開閉していますし、山道なんかを走る上に……、洗車しないどころか、サンルーフ部なんて、洗ったこともなかった。なんとも恥ずかしい結果ではありましたが、今回の雨漏りの理由ではなかったフレームとルーフの隙間部を手直ししてさらに強化してもらいまして(やはりシール材の劣化は避けれないそうで)、当分といいますか、たぶん、ライフサイクルを終えるまで、サンルーフトラブルとは無縁に(となることでしょう)。  ちなみに、以前にもお伝えしましたが、後付けサンルーフで肝心なのは、その製品のクオリティはもちろんですが、その取り付け方にもあります。取り付けは、エフォートの宮寺さん。知り合うきっかけは、初代ワゴンR(新車で購入していた)に取り付けてもらったこと……、って、あれはかれこ れ20年以上前のことになるんでしょうかね。あ、そうですか。いやはや、いやはや。  そうそう、製品の販売は→ ■ 。取り付けはエフォート→ ■ 。取り付け事例は、見ごたえありです。ってか、ジム

#1075 雪が降るとクルマで出かけたくなる、その理由のあれやこれや。

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 雪が降りました。降りましたから、出かけました。わざわざ。周囲では、わりと、この点に関しては同じ意見というか、同じ行動をする人たちばかりなのですが、中には、雪が降ったから出かけないと宣言する強者もいます。ってか、そっちが一般なのか。  その理由を問うと、彼らは滑ったら怖いからと言います。当たり前ですな、当たり前。自分だって滑ったら怖い。だから、タイヤがグリップを失うようなシーンへと わざわざ出かけることに意味を見いだせない、と。まぁ、それも当たり前のこと。分かります。  しかし、グリップを失う(大げさに挙動を見出すことではなく)ことを知っておくことも、実は、クルマとの付き合いにおいては大切なこと。クルマってのは完璧ではありません。路面μが低ければタイヤはグリップを失ってしまうものであり、それを体験しておくことで、 いざという時、どうすればいいかをあらかじめ知っておくことができます。 さらに、最近のクルマには 滑らない、自動車雑誌的な表現をすれば"乱れた挙動を安定方向へと導く"制御が加えられており、それを体感しておくこともプラスになります。 もちろん、雪道を走るには、 スタッドレスタイヤやタイヤチェーンが前提で、いくら4WDでもノーマルタイヤで出かけるのはご法度。 わざわざ、雪道でドリフトして、周囲に迷惑をかけなさいと言っているわけでもありません。  クルマってのは、便利な道具であることは事実ですが、その先には、愉しさへと誘ってくれるという相棒たる存在であることも、また事実。そして、その可能性というか素性をいかにして引き出すか、そしてどういう付き合い方をするかは、オーナーのスタンス次第。 ……、なんだか、雪が降ると、毎回毎回、同じことを書いているような気がしますな。  ちなみに、写真は我が家の近くの坂道。その 勾配は少々きつく、路面が凍結した日には今のタイヤ(スタッドレスではなく、いわゆる欧州のスノータイヤ)ではまったくもって走りたくないシーン。でも、雪が降ると、勇んで出かけたくなる、そんな坂道。足で雪を踏みしめるあの愉しい感覚は、クルマでも同じこと。  そうそう、うちのグランドチェロキーは普段はFR寄り配分でリアがグリップを失うと油圧ポンプを介してトランスファーでの前後配分を50:50へと導きますが、はっきり言ってレスポンスは遅いですし

#1074 ジープらしさって、オフロードを走れること……、なんだけどね。

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  年明け早々の撮影(写真)は、 気心知れたスタッフと、 JKラングラーと新型チェロキーの2台を伴ってとなり、 とても楽しいものでした。そう、仕事なのに、楽しいかった。何故 、楽しいかって、 余計な気を遣わなくていいことと、クルマに対しての捉え方が似ている(同じではない)こと、クルマに味があること、 写真の仕上がりに驚かされることなど、あれやこれや。まぁ、クルマを含めて、互いを尊重しあうというスタンスがあるからでしょうな、きっと。って、ほかの仕事であっても、それはあります。もちろん。  こういう取材をした後は、すらすらと書けるもの……、って、書き上げてから気付いたんですが、この日の取材分って19ページ分。でも、それほど書いたような気もしていません。といいますか、逆にこれだけの量がありましたから、書き足りないというストレスは残っておらず、気分は清々としています。なんて書きますと、今現在、編集部では最後の作業でてんやわんやのようですから、申し訳なく……。  さて、取材に連れ出した、現行型としては最終モデルと噂されるラングラーと、ジープの中では最新であるチェロキーですが、それぞれにジープしていました。ジープらしさとは何ぞやを考えると、ここでは語り尽くせぬほどの文字量を必要としますので深くは書きませんが、そのキーは、緩さの中にあるリズムとだけ書いておきましょうか。   ジープに対して、こうじゃない、それは違う、ここは嫌いなどと、否定的に語る、つまり、 自らをジープに押し付けるだけでは、ジープは何も応えてくれません。 オーナーがジープに合わせることで対話が生まれ、そのスタンスから、これでいいでしょう、そこまで不要でしょ、そう見せる? こう見ればいいのか、といった、ジープ流のスタイルを知ることができます。そして、見方や捉え方が変われば、同じように流れゆく日々であっても異なる日々になるものです。って、それに気付かせてくれるところ に、ジープらしさの本質があります。  オフロードを走れることがジープらしさ、ってそれは誤りではありませんが、それだけはあまりに短絡的で、表面的過ぎると思います。ジープとは、オフロードを走れることを前提としていますが、ついでとばかりに そのセッティングが もたらす緩さがあり 、それを感じる取ることで豊かさとは何かを知り、そして、ライフスタイルに何か

#1070 手が入らないではなく、手が届かなかった、グラチェロのプラグ交換話。

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 車検から帰ってきたグランドチェロキーですが、リフレッシュされたわけではなく、あっちとそっちのオイルやらを交換したのみ。ということで、手を付けなかったメニューに取り掛かることにしました。  まずはプラグですが……、って、外してビックリしたのですが、電極がまん丸。悪い例として出てきそうなぐらいにまん丸。まぁ、前回の車検の時に交換しなかったからなぁと思いつつ、あまりの角のなさに交換履歴を遡ってみれば、なんと、交換したのは前々々回でした。つまり、時にして6年前、距離にして9万km前のこと。ちなみにプラチナプラグとかではありませぬ、レギュラーなプラグ。どおりで最近、ご機嫌斜めと言わんばかりの、点火のバラつきがあったわけです。  というわけで、グランドチェロキーでは、初めてのプラグ交換作業となったわけですが、手が入らないというよりは、手が届かなかった。足はつま先立ちになり、エンジンルームにべったり体を付けて、それでもギリギリ。自慢じゃないですけど、腕は長いですから、余裕さね、と思っていました。ところがギリギリ。ギリギリなのに、 手を入れにくいところがあって、面倒というよりは、もはやまったくもって疲れました。  作業は、あちこちに書かれているように運転席側バンク(アメリカのサイトでは助手席という表現)の奥が面倒でしたが、最も困難かと思われた#8(いちばん奥)は、意外にもプラグレンチ(写真の緑色)を回すスペースがあり、たいへんではなく。いや、たいへんでしたが、 オイルゲージが邪魔して、イグニッションコイルを上に引き抜けないことでしたので、困難とまではなりませんでした。で、 最も面倒だったのは#6でして、市販のプラグレンチだとハンドルを回すスペースがほとんどないため、体をひねって、手をひねってとなり、これが妙に疲れました。  このグランドチェロキーの2世代目モデルは初代モデルの大改良版ゆえに、いくらコンパクトなこのV8へと載せ換えたところで、あれこれは後付けになっているところもあり、整備性の面ではこうしたマイナスがあるんだと思われますが。 このあたりは、まさに整備性を考えていないというひとつの例ですな。  さて、次はテンショナーとベルトの交換です。今ごろ、テンショナーは、太平洋を戻ってきている頃だと思います。そう、台湾から太平洋を渡って一度アメリカへ行ってい

#1067 主要パーツの国内欠品があれこれ出てきた、グランドチェロキー(WJ)。

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 さて、新年早々にグランドチェロキーの車検の見積書があがってきました。今後のことを考えて、やらねばならぬところを含めて見積もって欲しいと頼んだために、45万円オーバー。 そもそも、なぜ、そんなことを言ったかといえば、その金額を見て、車検を諦めると思ったからでした。  でも、止めなかった。というのも、 その内容は急を要するものではありましたが、自分でできることもあり、様子を見ながらと乗ろうかなという余地があったため。また、見積もりには載っていないメニューに国内欠品部品(供給終了の可能性)ありと書かれていたこともあって、見積もりの全てに手を入れたところで、この先、国内欠品と言われたパーツが壊れて、手に入らずに、乗れなくなる恐れがありました。というわけで、このまま車検切ってもいいかなと一瞬思ったんですが、できるだけ費用をかけずに車検を通して、いざ何かがあったら、パーツが手に入らないとか修理代が高いとか何かあったら終わりにすることに決めました(と自分を説得しました)。  ちなみにですね、国内欠品部品と言われたのは、ATのバルブボディと燃料ポンプ。いずれもステアリング位置に関係ないパーツですから……、って、そのあたりのパーツは、ジープだけではなく、ダッジにも広く使われていますから、出てくるでしょう。それにしても、供給終了の可能性ありと言われると、時代を感じます。2世代目グランドチェロキーは99年にデビューにしていますから、初期型は16年オーバーのモデルとなっており、パーツ欠品も仕方ないかなと思います。  それゆえでしょうな、本国では不動となった個体(価格もゼロ)も多いようで、最近の海外ドラマでは、爆破に使われることも多くなりました(少し前はXJチェロキーが多かった)。ちなみに、Sleepy Hollowでは、最新シーズンでもまだ主人公の愛車として乗られています。若い女性、警察官ということでぴったりなんでしょうな。あまりボロくないラレードってところも、それっぽいかと。あれ、直6だろうか……、V8っぽいんだけどな。  ということで、まずは、プラグ交換しなきゃ。V8だから8本、しかもバルクヘッドのほうまで手を入れなきゃいかんので、面倒なのですよ。テンショナー&ベルト交換も、か。円安だというのに、あれこれ取り寄せなければ……。

#1023 快適だけど期待値と少々違っていた、チェロキー・トレイルホークの乗り味。

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 そして、唐突に、チェロキーの話。 #850 と #926 にて、ほとんどを書きましたが、個人的に気になっていたことが残っていました。それが、トレイルホークのオンロードインプレッションですな。実は、プレス試乗会ではトレイルホークはオフロードのみで、オンロードでのテストドライブができませんでした。が、オフロードのみとはいえ、トレイルホークのシャシーフィールがかなりしなやかでして、きっと、オンロードもいいに違いないなんて話を、ジ ープ知りなカメラマンさんとも話をしていました。やっぱりね、リミテッドは硬さがある。それはしなやかシャシーの中の硬さゆえに、気になる。悪くはないんだけど、気になる。そんな乗り味でしたので。  で、借り出してテストしましたが、結論としては、トレイルホークも似たような硬さがありました。シャシーはしなやかさにあふれているのにタイヤが硬い。タイヤの動きを抑えきれていないというフィーリング手前の硬さ。M+Sタイヤをはいているのに、それを生かしていないというか、専用サスのはずなのに、なんとなくシャープさと緩さとがそれぞれに存在いているようなフィーリング。コラボレーションしきれていないとでも表現しましょうかね。もちろん、悪いんじゃありません。ちょっと行き過ぎでは? と思えるほどの質感は、ほほぅチェロキーもカジュアルとは表現できなくなったなと思われますし。たぶん、自分のジープに対する期待値とズレがあるんでしょうな。それはさておき、このフィーリング、M+Sタイヤのせいにされそうで、ちょっともったいない。サマータイヤにしたら、さらにバランスは崩れると思いますので。  ちなみに燃費は郊外をのんびり走ると12km/L、返却時に八王子から田町まで下道を走って、8.8km/Lでした。そう、天晴。ただ、アクセルの踏み方にかなり気を遣うようなセッティングとなっていますので、低燃費運転は少々疲れます。つまり、意図せず、かなりのスピードが出てしまっているというフィーリング。なので、エコモードがあるといいなと思うのですけどね。  そうそう、返却時の給油で、困ったことがありました。それが、フューエルリッドの開け方が分からなかったこと。最近の輸入車は、エンジンオフでロックが外れるので……、と思ったら、開かない。でも、オープナーが見当たらない。マニュアルを見たけど、どこにも書いて

#1001 FIAT Panda 4x4に見られる、練りに練られて練り込まれた戦略。

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 原稿書きをしながら、たまに飛び込んでくるメールやらメッセージやらに目を通していましたら、気になる話題が2つほど。 ひとつは、FIAT Panda4x4発売の話。少し前より、現行型での4x4モデルの導入は聞こえていましたので、ようやくといった感はありますが、それよりも、導入に際してのトピックが数多くあることがとても気になりました。  まず、安い。260万円がラインだろうなと、消費税がアップする前は思っていましたから、税込みで251.64万円はよくがんばりました感があります。いや、安い。と思ったらば、ちゃんと謳っていました"国内の輸入車四駆モデルとして最廉価"、と。何が売りになるのか、何を売りにしなきゃいかんかが、ちゃんと練り込まれています、この商品。  ということで、そういった視点から見ていくと、最近、増えてきた2WDなクロスオーバーSUVに対してのアドバンテージを、まずは、こうして価格を使ってキャッチに仕立てていることが浮かびあがります。これ、大正解。商品性のアピールに最も重要なキーを、価格を持ち込んで、上手く表現しているわけですから。ちなみに、リリースによると、このPanda 4x4に次ぐ廉価4WDはジープ・コンパスですと書かれており、こうして同グループの異ブランドの商品もさらっとアピールしてしまうところもなかなか。商品としては、プラットフォームからして別物なんですけどね。  と、ま、そのほかにも、過去モデルも好評を博していたことや、シティブレーキコントロールの採用など、トピックを挙げていますが、まぁ、その方法たるや、才たるものを感じますな。  限定台数340台は、予想していたよりも多い数字でした。50とか、100台かと思っていたので。その数字からは、主力とまではいかなくとも、ある程度の稼ぎを期待していることも見えてきます。  もうひとつの話題は、ナナマル。受注が1か月で3600台だそうで。月販200台予定ってことは、18か月待ちですな。って、すでに増産といいますか、国内割り当て分を増やしているそうで、それほど待つことはないようですが、といっても、今、注文して、納車は来年の4月だそうです。いやはや。

#926 なんだかんだで、ちゃんとジープしていた新型チェロキーの話・その2

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 何か、書き忘れているような気がして、何だろうと見直したらですね、チェロキー、レヴォーグ、それぞれの続きを書いていませんでした。ま、レヴォーグは近々ロングドライブへと出かけますので、その後に書くとして、まずはチェロキーですな。    #850 でのその1を受けて、ここその2はオフロード性能について。乗用車のプラットフォームベースゆえに、オフロード走破性ははっきり言って期待していませんでした。なんたらモードが付いたから、スゴそうに思われているモデルと大差ないだろうなと。  ところがですね、走る。走った。試乗会の行われたスタックランドファームは、極悪なコースとしてお馴染みで、まぁ、プライベートでも訪れるがゆえに勝手知ったところですが、ある程度チェロキーが走れるように整地したとはいっても、走った。何がいちばん驚いたかって、右の写真のシーン。ここが、今回のチェロキーの試乗会における最大の見せ場。たぶん、どの雑誌も紹介していないと思われますが、ここなんです、ここ。写真は、その見せ場をクリアした後に、クルマを降りて撮影していますから、たいしたことないように見えるのですが、ここは、平らなところから90度曲がりつつ上りへと移るシーンで、そもそも左後のサスペンションが伸びるシーンながら、まさに意地悪く 大きな凹凸があり、タイヤが確実に浮き気味になる、いやいや、浮いてしまうシーンです。まぁ、スタックランドファームの中ではたいしたシーンではないんですが、オフロードを走るための基本を知らないと、クリアできない地形とも言えましょうか。クルマの立場から話しますとね、タイヤを浮かせながらも、重力に逆らいつつ、ボディを持ち上げなければならないってことになるんですが、言い換えますとなんたらモードが凄そうなSUVは完全にお手上げのシーンでもあります。ボディがヒットする云々もありますが、4WD制御が白旗を揚げます、簡単に。  ところがですね、チェロキーは上った。もちろん、タイヤを浮かせるんですが、その状態でアクセルを開けて待っていると、トラクションコントロールが絶妙な制御を行い、接地しているタイヤに上手にトルクを伝えて、グ、グ、グ、っと上っていくのです。制御がガガガガー、ギギー、ではなく、グ、グ、グなんです。そうかなり深く制御しているんですが、やはり、CVTではなく、ATってことで、より負荷を大き

#898 V6と思い違いをするほどに、とても良かったチェロキーの直4。

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 ジープオーナーから見ても、新しいチェロキーはとってもいいと思います。ありだと思います。ジープらしさがあるかと訊かれるとよくわかりませんし、これがチェロキーか? と言われると戸惑いもあります。しかし、斬新につながる新しさがあるし、デザインとしての完成度も高くて、とてもいいと思います。 というわけで、チェロキーの取材でした。いやいや正確には、チェロキーで取材でした。その詳細は今は書けませんので、後日に。  で、今回の取材では、ちょっと自身にビックリしたことがありました。取材当日は、我が家にチェロキーに乗ったカメラマンさんが迎えにきて、ロケ地までテストドライブしたんですが、てっきりエンジンはV6かと思っていました。いや、4WD(4WDはすべてV6)が来るもんだと思い込んでいたので、まさか直4だとは思わなかった。ちなみに、試乗会でのV6の印象は、排気量はあるもののパンチを感じさせず、 ジェントルなフィーリングが豊かであるというもの。パンチはない、でもそこそこに走る、そう考えると、こんなもんだったな→こんなもんだ→これがV6だ、と思い込んでいたようで。  ただ、何かが違うような気もしていました。シャシーフィーリングがしなやかで、クイック感がないもんだから、とてもとてもコントロールしやすい。ワインディングが楽しい、楽しい。あれ、でも、 V6(リミテッド)の18インチの乗り味は、もっともっと硬さがあったはず…… と思って、タイヤサイズをチェックしたら、17インチ。え、リミテッドに17インチってあったっけか? は? ま、まさか? あ、リアデフがない! ああ、これ、FF? ってことは、直4だ。  直前に乗っていたクルマの印象が強く残っていた、そんな思い違いをしてしまったんだなと、振り返ってみると、その直前の取材で乗っていたのはレヴォーグ。あの印象から、そんな判断をするわけないだろうと思って再度調べてみれば、レヴォーグ試乗会に乗っていったうちのグランドチェロキーが、チェロキーに乗る直前に乗ったクルマでした。その印象が残っていたのでしょうか……、って、V8なんですけどね。ま、 新型チェロキーの直4、とってもいいってことには変わりありませんな。  一番最後の写真は、ロケ場所で、ふっと建物の一部を撮影したもの。サングラスを通して撮影してみたら、見事にカッコイイ写真となっていま

#897 卵と牛乳を買いに行くと、その後、何故だかダム湖にいる、その理由。

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 牛乳と卵を買いに出かけました、……中略……、ダム湖にいました。まぁ、近いってこともありますが、通り道ではありませんし、何故なんだろう、なんてことを、菓子パンをかじりつつ、湖を眺めながら考えていました。 ひとつは、明日締め切りの原稿が少々あり、家へと帰りたくないという明白な理由があります。しかし、それだけではない、あたかも導かれるかのような、何かがあります。なんだろうか。  と、考えること数秒。分かりました。手に持った菓子パンと、不二家ネクターです。いや、卵は農産物売り場で買うのですが、牛乳はスーパーで買っています。で、そのスーパー、日々あれこれとお買い得商品を用意しているのですが、レジへ向かう最後の通路に、特売の菓子パンコーナーしてね。そう、もはや、広く市販されている菓子パンなど食わないと断言しつつも、気付くとその特売の菓子パンがカゴにぽつりと入っているのです。ただ、それは持ち帰ってからではなく、スーパーから家までの7kmの道のりで食べようと思ってのこと。そして、帰宅途中にパンを食べながらノドに詰まらせたらいかんと、不二家ネクター求めて、 レジを目の前にしてUターンしてしまうのが、常。そう、常。  で、会計を済ませて、駐車場から出て、交差点での信号待ちをしている間にサンルーフを開けると、ウチへと帰るには直進するはずの交差点を、左折していると。そう、あたかもサンルーフオープンスイッチと、左折ウインカーとステアリングを左に回す機能が、同時に作動するかのように左折しています。で、気付いたら、ダム湖にいる、もしくは、ダム湖巡りをしています。そうなんです、スーパーの菓子パンがいけないのです。いや、買わなきゃいいだけの話なのですが、あのスーパーの作りは、相当に練られていて、あの誘いを断るには、相当に相当に硬い硬い意思が必要です。いや、ほんとに。  なるほどねー、と理由が分かったので、今日は、ダム湖1つで早々に帰宅。あ、この買い物ルート、ひとつだけ残念なのは、お気に入りのあのパン屋さんがルート上にないこと。ってあったらば、あのパンに見合う風景まで走っていってしまいそうなんですが。って、八ヶ岳ね。

#879 抜けたではなく、ぶち抜けていた、ステアリングダンパー交換記。

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 うちのグランドチェロキーですが、最近、ステアリングダンパーが抜けました。といいますか、ぶち抜けていました。ロッドはご覧のとおりひん曲がり、オイル漏れどころか、完全なるオイル抜けを起こしていました。って、いつそうなったかは記憶にあります、しっかりと。あれは、雪が降った数日後、雪を踏みしめようと走っていた時のこと、片輪を雪の山に突っ込ませたつもりが、それは雪ではなく半ば凍りかけた雪で、しかも、もう片輪の路面はアスファルト、で、ちょっとスピードは高め。つまり、片側ではあまりに大きな入力があったのに、もう片側では逃げ場を封じられていたため、ダンパーは耐えきれなくなってあえなく破損、と。さすがに自分でもあれでは無謀というか、無理だったと思います。すみませぬ。  そして、アメリカから取り寄せて装着してみれば、あ、ステアリングのフィールってこんな感じだったのか、ってぐらいに操舵感が生まれました、いや違う、戻ってきました。そう、完璧に抜けていたもので。で、ステアリング操作の左右でフィーリングが異なるのを 調整しつつ試走をしていたのですが、操舵感を深く深く探っていたらですね、経年変化でくたびれているあちこちに手を入れてやると、このクルマかなり良くなる、いやいや、あの頃が戻ってくるような感じを受けました。 考えてみれば、登録から13年、22万km走行ですから、くたびれていて当然のこと。ま、ゆっくりと、あれこれと交換していきましょうかね。  ちなみに、このステアリングダンパーは一般のクルマにはなく、フロントリジッドサスペンションをもったクルマ独特のパーツ。アメリカではステアリングスタビライザーってな表現もしていまして、路面からのキックバックを受け止めたり、ジャダーを消したり、そんな役割があります。  追記:ちぃーとばかり、夜のワインディングを走ってきましたが、これがなかなか良くて、気がつけば50km。サスペンションたるダンパーは、無交換のままでいいんじゃないかと思えるほどに。いや、役割は違うんですが、なんていうんでしょうかね、バランスが良くって、もううっとり。あのボロボロタイヤも換える必要ないんじゃないかと思えてきました。不思議なもんです。

#867 バランスを崩したグランドチェロキー、その要因は空気圧だったというオチ。

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 我が家のグランドチェロキー、 ステアリングダンパーが抜けたことをきっかけに、急激に バランスが崩れ去りまして、最近、乗るのを避けていました。そう、躊躇っていたというよりは、避けていました。まぁ、先日、2代目グランドチェロキーの良さを根本から理解している人を乗せた時、鋭くあれこれの疲労具合を指摘されたこともあってではありますけど。ああ、やっぱり、そうだよね、って感じで……。  ま、ヤツも老体ですし、 タイヤもいい加減寿命ですし、 といいつつ、それ以前に、ちょっと気になることもあったりして。って、右側のタイヤ2本のみ空気圧が不足しているように見えまして。そう、感じたのではなく、見えた。つまり、タイヤがたわんでいた。何故に右側だけ? と思いつつ、空気圧を測ってみれば、200kPaまで落ちていました。基準の230kPaに整えて、走り出してみれば、途端に走りを取り戻しました。もちろん、シャキーンとはしていませんが、あのバランス感が戻ってきたと。あ、タイヤもダンパーもまだまだ生きているじゃんって感じ。 ということで、近所の農産物売り場まで買い出しに出かけたつもりが、卵を積んだままに、近所の湖を3つほど巡っていました。といっても、50kmほどなんですけどね。  それにしても、いつまで乗るのでしょうか、このグランドチェロキー。乗り続けるためには、まずは、自動車税を払わねば。ああー、4.7L。

#850 なんだかんだで、ちゃんとジープしていた新型チェロキーの話・その1

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 新しいチェロキーの試乗会がありました。とうとうFF乗用車のプラットフォームをベースとして、イマドキなSUVへと進化した第4世代のモデルです。で、結論、これが、ナカナカ良かった。いや、とても良かった。というのもですね、乗用車のプラットフォームベースゆえの快適性をここぞとばかりに手に入れつつも、そこにジープたるオフロード走破性を与えていまして、そのアプローチが実に秀逸。といっても、そのオフ走破性は、制御に頼る部分が多いのは事実ですが、現行型グランドチェロキーよりも、異なる世代の制御へとステップアップを果たしている感がありました。そんな詳細は後日に語りますが、ジープらしさを見失っていないそんな乗り味に、オーナーとしては安堵感を覚えたのも事実でした。  2機種あるエンジンは、直4はパンチ不足を感じつつも、パワーとレスポンスについては不足なく。V6/3.2Lは、必要にして十分を与えていまして、これも不足なく。って、考えてみたら、チェロキーのエンジンってのは、今も昔も、これで十分という、不足を感じさせないレベルを上手く作り上げていまして、そんなところにもチェロキーらしさを感じましたが。  今回は、FFも設定し、4WDは、オフロード走破性を高めたモデル(シャシーも専用)、ラグジュアリィモデルの3本柱としましたが、それぞれのキャラクターが明確で、そんなラインナップもまた好印象かと。ただ、ジープを見渡すと、グランドチェロキーやラングラーにも手が届く価格帯であり、むしろ、ジープ内で迷うのかなとも思いつつも、オーナーのスタイルが明確であれば、迷うこともないわけで。  ま、このチェロキーネタは、本国開発者のインタビューから、オフロードインプレッションまで、あれやこれやとネタがありますので、後日に続けましょうかね。  あ、画像の下は、試乗会場のスタックランドファームにて。最低地上高200mmに満たないクルマ集結の図。そうです、プレスのクルマです。試乗会が終わってみれば、なぜだか、タケノコとコゴミとワラビを抱えていました。ま、スタックランドファームですから。

#827 ダウンサイジングターボもいいけど、大排気量もいいね、って話。

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 近所の住宅街で白木蓮が満開となっていました。通り沿いに意図的に植えられた個体ですが、見事に同調して花を咲かせており、いやらしさを感じつつも、見事なことだなやとちょっと感心したりもしました。  日記調になりますが、今日は久しぶりにV8/4.7Lに乗りました。で、ふっと振り返ってみると、ここのところ、1.2Lターボやら、1.4Lターボやら、ダウンサイジングターボばかりに乗っていましたから、大排気量NAに乗るのは久しぶりのこと。そして、なぜだか、V8/4.7Lは機嫌が良くて絶好調でして、やっぱり、V8だなや、とか、やはり、大排気量がなせる技やね、とか、そんなことを思いつつ、アクセルを意図的に踏み込んで走ってきました。ダウンサイジングターボもいいんですよ、いいんですけど、やっぱり代わりにはなりきれない何かがあるな、なんてことを感じていたら、ゆるゆるでも、この乗り味に敵うクルマはそうそうないな、なんてことも感じつつ、グランドチェロキーを愉しんできましたが。  そうそう、今日は農産物売り場へちょいと買い出しに行ったつもりが、出かけた先々で、増税前の駆け込み需要を狙ったセールスに出会い、ついつい買い込んでしまいました。って、たいして安くしていないだろうと思ったら、大きな間違いで、ここまで下げてまで売りたいんですか? ってぐらいにセール品だらけ。これ、増税後の反動、かなり強そう、なんてことを感じつつ、カレーのルーをわしづかみしていましたが。

#813 いい訳ばかりで手をかけていなかった、14年目のグランドチェロキー。

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   我が家のグランドチェロキーも登録してから14年目を迎えておりまして、さすがにあちこちとくたびれてきました。特に、4年前に引っ越した時、車庫が屋根付きから屋外へとなったことをきっかけとして、外装は一気にくたびれを見せています。最たるところは、樹脂パーツ表面の色変化と、ヘッドランプのコーティングはげ、ですな。いずれも、自動車雑誌的にはとてもいい題材ゆえに、企画として取り上げようと言われていましたが、試乗会といった同業者やメーカーの方々が集まるところでこの状態をさらすのは、さすがに恥ずかしくなり、とっとと 自分で作業することにしました。  ということで、右の画像が、手を加える前(上)と、手を加えた後(いちばん下もね)ですが、それだけでクルマが新しくなったかのように見え、なんとなく愛着もさらに増してきますから、とても不思議です。ま、下地の処理をちゃんとしなかったので、前回作業した残りがムラとして浮き上がってきてしまっていますが。  これまでは、マンション住まいは、こうした作業できる場所がない……っていい訳をして、何もしてきませんでしたが、少し手をいれてやらんといかんなと、つくづく思ったわけで……。 というわけで、次はヘッドランプですな。これが、かなりヘビーな状態になってしまっていますので、執筆が落ち着いたところで、じっくりと作業しますかね。

#797 グランドチェロキーとラングラーにあふれていたジープらしさ。

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 で、メインストリームのほうのジープ。って、そういう表現は正しくないのか。販売台数はコンパスのほうが多いわけですから。デカイほうのジープとでも言いましょうか、グランドチェロキーとラングラーですな。ともに新世代のV6/3.6Lエンジンを搭載したモデルで、ここでも散々に紹介していますから、細かなことは省きましょうか。  まぁ、両車ともジープたる乗り味がベースになっていますが、片やラグジュアリィを語り、片やタフさを謳うモデルであり、つまりその演出方法は異なっています。極端とまでは言いませんが、そう捉えてもらうといいかもしれません。では、ジープたる乗り味ってのは、何かって話になるのですが、それが色濃く表現されているのが、サスペンションフィーリングのような気がします。それはストローク量をしっかりと確保し、そこでオフロードでの路面からの強い衝撃をしっかりといなしつつ、4輪とも路面に確実に接地させるというもので、結果、オンロードではコンフォート感を作り上げています。で、シャシーがしなやかな分、荷重を移動させながらのコーナリングが愉しい。タイヤこそ、一時期はサイズだけが先走ってしまった感がありましたが、ようやくタイヤもサスペンションもバランスさせられるようになりました。こうして最新のジープに試乗すると、それを感じますし、シャシーだけではなく、エンジンや、装備、そしてスタイリングなども、リンクしていることを強く感覚えます。  それにしても、このV6/3.6Lエンジンはとってもいいですな。軽快感とトルク感とパワー感を上手くバランスさせていますし、燃費もいい(V8/4.7L比較ね)。まぁ、負け惜しみと分かりながら、言わせてもらいますとね、吹け上がりフィーリングは、やはりV8には届いていませんけどね。

#796 CVTからATへ変更し、再びCVTを組み合わせた、ジープコンパス・FF。

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 そして、ジープ・コンパス。2014年モデルが日本上陸を果たしたのですが、なぜだか、2WDはCVTに戻っていました。やはり、燃費か……と思ったものの、そもそも昨年ATへスイッチした際、小数点以下がひとつふたつ改善されただけ。それなのにCVTへと戻したということは、CVTに大きく手を加えて燃費改善か! と思いきや、以前と変わらぬ10.5km/L。おや?  まぁ、この件については、後日、調べてみましょうかね。  で、CVTに戻ったFFコンパスですが、軽快感としなやかさと価格を上手くバランスさせていました。以前にも書いていますが、このプラットフォームを上手く使いこなしていますし、そこにはジープらしい乗り味もあります。ただ、 #792 で書きましたように、乗用車のプラットフォームベースゆえに、期待されているジープとは異なるポジションにあることは確か。その辺りをどう捉えるかで、評価が大きく分かれるジープとも言えましょうね。 ひとりのジープオーナーとしては、いいんじゃないのかな、でも、オフロードでは気をつけてね。そんな感じで捉えています。  そうそう、このFFはすべてAltitude Sportと呼ばれるブラックアクセントを採用したモデルになりましたが、ま、そんなスタイルもいいと思います。ジープを街乗りするってスタンスがよく表現されているかな、と。

#792 SUVとて雪道走破性は最低地上高だけでは語れませぬ、という話。

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 先日の雪かきやら、街中の会話やら、今日の走行やらで、ヨンクだからと、SUVだからと、すべてが雪に強いとひとくくりにするのは好ましくない、とあらためて感じました。最近、乗用車のプラットフォームベースながら、タフさを謳うSUVを見かけますが、タフさの本質では、いわゆるクロカンベースSUVのそれとは大きな差があります。と表現すると、道なき道を走れるというレベルには届いていないのは当たり前でしょ、と思われるかもしれませんが、その線引きはもっと手前にあります。たとえば、写真右のようなシーンなら大差ないでしょう。ところが、今回のような最低地上高を超えるような降雪量では明らかな性能差となって現れます。  たとえば200mmの積雪路があったとしましょう、そこで同じように最低地上高が200mm確保されているモデルであってもですね、クロカンベースモデルではデフやトランスミッションの一部がひっかかる程度であるのに対して、乗用車ベースモデルではアンダーフロアの多くがその高さ付近にありますから広い面で引きずってしまう……、って、それだけでも何かが異なることが見えてきます(これは3アングルも同様。その話はまた別機会に)。そして、4WDシステムの走破性能もそのレベルにて設計されています。つまり、乗用車ベースのモデルでは、グランドクリアランスが許す限りは走れるけれども、それ以上といったシーンで、多くを期待しても応えてはもらえないと。CVTにしてもそこから先のストレスには耐えられません。  一方スタックしないモデル(先の前者)は、 ヒットしにくいクリアランスに加えて 、アンダーフロアに面や雪があたってもそれをスキッド(skid・滑らせる)させる機能が与えられており、さらにスタックしにくいという性能があります。その上で、その本質的なクリアランスに併せるかのように、リジッドサスやデフロックといったハードウェアによってトラクションを確実に……を大きく超えて無理やりに伝えて走破する設定としていますから、 つまり、最低地上高から想像される以上の走破性を期待できるわけです。 また、いずれのモデルも“ロック”というモードを持っていたとしても、前後トルク配分のロック気味にするシステムと、デフをロックしてしまうシステムという違いがあり、走破性のレベルが大きく異なっているのです。  なんてことをつらつらと

#784 やっぱり積雪路はデフロックでしょを思い出したスノードライブ第2部。

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  #783 で出かけた後、そのまま引きこもるつもりでいましたが、2時間ほどで再び出かけることにしました。いや、あまりに雪が誘うもので。したら、景色は一変していましたってぐらいに変わっていました。10cmは積もったんじゃないでしょうか、って感じで雪で覆われていました。で、再びクルマの雪下ろしをして、いざ出発してみれば、さきほど雪固めをした時にトランスファーを4L(グランドチェロキーは4Lでようやくセンターデフをロックする)にスイッチしたままだったのでいきなりにタイトコーナーブレーキング現象が……。あらためて4Hにしようかと思ったのですが、そのまま走らせることにして、で、10mも行かずに思い出しましたさ、パートタイム4WD(センターデフロック状態)たるフィーリングを。あれです、躾のなっていない犬に引きづられるかのような、このまままっすぐ走るんだ! といわんばかりの強引と表現したくなる感覚。  で、ふと考えてみると、プライベートなスノードライブにて、前後直結状態で雪道を走るのは久しぶりでした。あ、最後はランクル70時代か、いや、エスクード幌が最後だったか? まぁ、いずれにしても、昔を思い出しました。その直進性はもちろんですが、ガシガシ新雪でも進んでいくあの感覚やら、スピードを落としきらないでコーナーへ突っ込むとドアンダーに転じ、減速することの大切さを実感することやら……。なんて書いていたら、あれこれ思い出してきた。ランクル70もエスクードもタイヤが細身(215と195)でしたから、雪をしっかりと踏みしめているというグリップ感があり、それも手伝ってコントローラブルでしたっけ。今の極太タイヤ+前後トルク制御4WDとは違う愉しさとも言えましょうかね。いやはや、いやはや。  両車ともにいいクルマだったなぁと思い出しながら、パートタイム4WDを採用しているモデルを頭の中でピックアップしてみれば、ラングラーとジムニーとFJクルーザーか。そこに、フルタイムであってもセンターデフロック付きなら許しつつ、さらに前後リジッドという条件を加えると、FJクルーザーが落ちて、Gクラスが加わると。なんだかんだで、前後リジッドサスの、積雪路でも浮き上がってくる(沈んでいかない)走りのほうが、優先されるかなと。 なんてことをセンターデフロックしたうちのグランドチェロキーに乗りつつ思ったのでした。そ

#780 結構、気分屋だったりする、うちのグランドチェロキー(WJ47)。

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 雪解けは一気に進んでいますが、まだまだあるところには雪はどっさりと残っています。 さすがにクルマ通りがあるところからは雪は消えましたが、逆にいいますと、クルマ通りがないところは雪深くてラッセルが必要だったりします。  ということで、ネジを買いに行ったはずが、気付いたら山の中にいました。このまま、ヤビツ峠を越えて秦野へ抜けてしまえ! とばかりに、例の道へと入ってみれば、すぐに通行止め。仕方なく引き返しつつも、結局のところ、雪をしっかりと踏みしめられたのは、うちの団地内の道路だけでしたが。  実は、雪が降っている日は、ちょっと機嫌が悪くてですね、特にエンジンフィーリングになんだかなぁを感じながら、路面が凍り始めていたこともあって早々に帰宅にしたのですが、今日、久しぶりに乗ってみればとても上機嫌。なんなんでしょうね、この人ってぐらいの変わりよう。あ、ドライバーの気分的なものが大きく影響したのかもしれません、 原稿書き前と 終了後でしたから。  そう、気分次第なのかもしれません。