#1023 快適だけど期待値と少々違っていた、チェロキー・トレイルホークの乗り味。

 そして、唐突に、チェロキーの話。#850#926にて、ほとんどを書きましたが、個人的に気になっていたことが残っていました。それが、トレイルホークのオンロードインプレッションですな。実は、プレス試乗会ではトレイルホークはオフロードのみで、オンロードでのテストドライブができませんでした。が、オフロードのみとはいえ、トレイルホークのシャシーフィールがかなりしなやかでして、きっと、オンロードもいいに違いないなんて話を、ジープ知りなカメラマンさんとも話をしていました。やっぱりね、リミテッドは硬さがある。それはしなやかシャシーの中の硬さゆえに、気になる。悪くはないんだけど、気になる。そんな乗り味でしたので。
 で、借り出してテストしましたが、結論としては、トレイルホークも似たような硬さがありました。シャシーはしなやかさにあふれているのにタイヤが硬い。タイヤの動きを抑えきれていないというフィーリング手前の硬さ。M+Sタイヤをはいているのに、それを生かしていないというか、専用サスのはずなのに、なんとなくシャープさと緩さとがそれぞれに存在いているようなフィーリング。コラボレーションしきれていないとでも表現しましょうかね。もちろん、悪いんじゃありません。ちょっと行き過ぎでは? と思えるほどの質感は、ほほぅチェロキーもカジュアルとは表現できなくなったなと思われますし。たぶん、自分のジープに対する期待値とズレがあるんでしょうな。それはさておき、このフィーリング、M+Sタイヤのせいにされそうで、ちょっともったいない。サマータイヤにしたら、さらにバランスは崩れると思いますので。
 ちなみに燃費は郊外をのんびり走ると12km/L、返却時に八王子から田町まで下道を走って、8.8km/Lでした。そう、天晴。ただ、アクセルの踏み方にかなり気を遣うようなセッティングとなっていますので、低燃費運転は少々疲れます。つまり、意図せず、かなりのスピードが出てしまっているというフィーリング。なので、エコモードがあるといいなと思うのですけどね。
 そうそう、返却時の給油で、困ったことがありました。それが、フューエルリッドの開け方が分からなかったこと。最近の輸入車は、エンジンオフでロックが外れるので……、と思ったら、開かない。でも、オープナーが見当たらない。マニュアルを見たけど、どこにも書いていない。と、戸惑うこと30分、開いたドアのパネルを見ていたら、……発見。なんと、走行中はアームレスト部に隠れていて見えない、でも、ドアを”大きく”開くとちらっと見える、そんな位置にありました。いやはや、いやはや。

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