#850 なんだかんだで、ちゃんとジープしていた新型チェロキーの話・その1

 新しいチェロキーの試乗会がありました。とうとうFF乗用車のプラットフォームをベースとして、イマドキなSUVへと進化した第4世代のモデルです。で、結論、これが、ナカナカ良かった。いや、とても良かった。というのもですね、乗用車のプラットフォームベースゆえの快適性をここぞとばかりに手に入れつつも、そこにジープたるオフロード走破性を与えていまして、そのアプローチが実に秀逸。といっても、そのオフ走破性は、制御に頼る部分が多いのは事実ですが、現行型グランドチェロキーよりも、異なる世代の制御へとステップアップを果たしている感がありました。そんな詳細は後日に語りますが、ジープらしさを見失っていないそんな乗り味に、オーナーとしては安堵感を覚えたのも事実でした。
 2機種あるエンジンは、直4はパンチ不足を感じつつも、パワーとレスポンスについては不足なく。V6/3.2Lは、必要にして十分を与えていまして、これも不足なく。って、考えてみたら、チェロキーのエンジンってのは、今も昔も、これで十分という、不足を感じさせないレベルを上手く作り上げていまして、そんなところにもチェロキーらしさを感じましたが。
 今回は、FFも設定し、4WDは、オフロード走破性を高めたモデル(シャシーも専用)、ラグジュアリィモデルの3本柱としましたが、それぞれのキャラクターが明確で、そんなラインナップもまた好印象かと。ただ、ジープを見渡すと、グランドチェロキーやラングラーにも手が届く価格帯であり、むしろ、ジープ内で迷うのかなとも思いつつも、オーナーのスタイルが明確であれば、迷うこともないわけで。
 ま、このチェロキーネタは、本国開発者のインタビューから、オフロードインプレッションまで、あれやこれやとネタがありますので、後日に続けましょうかね。
 あ、画像の下は、試乗会場のスタックランドファームにて。最低地上高200mmに満たないクルマ集結の図。そうです、プレスのクルマです。試乗会が終わってみれば、なぜだか、タケノコとコゴミとワラビを抱えていました。ま、スタックランドファームですから。

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