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#1117 アッパークラス感を評価しつつ、おや? も感じた、最新型レガシィ。

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 さてと、レガシィですな。今回の試乗会では、最後に乗ったのですが、実のところ、おや? がありました。いや、アッパークラス感たるレガシィらしさをまずは感じましたが、 そのほかに、先代のA型に感じた、おや?  これでいいのだろうか……、に近い、おや? とでも言いましょうかね。 最新型レガシィには、 クラブレガシィでの取材もあって ロングドライブ試乗をしていますが、その時以上におや? を感じました。レヴォーグに乗った直後だったからか? と思いつつ、クラブレガシィでは、新型レガシィとレヴォーグを連れたっての取材があり、その時にはそう感じなかったので、それも違うと。ま、ありうるとしたら、しなやかさを得たインプレッサの印象と、どこかで比較していたってことぐらいか。といいつつ、クラス感が異なりますし……。と、その理由は定かではありません。  そもそも、何に対して、おや? を感じたかといいますと、日常域の乗り味。高速域はいいんです、とてもいいんです、ハイレベルなスタビリティがもたらすグランドツーリング性能をとことん表現していまして。ところが日常域では、タイヤが落ち着くことなくコトコト……、というよりは、路面をトレースしきれていないといったフィーリングですから、トコトコといった表現のほうが的確か、を見せる。これ、アウトバックでの話なのですが、好みだと思っていた17インチタイヤ+ノーマルサス仕様で感じたものですから、自分の中では意外なこと、でもありました。ちなみに、18インチはスタブレックスダンパー採用によって広い速度域でフラット感に長けているものの、18インチサイズゆえの硬さが気になったのも、また事実。ってな、グレード違いによる印象のあれこれは、クラブレガシィ取材時とは変わっていませんでしたが……。  B4に乗り換えたところ、そのトコトコ感は薄まっていました。そもそも、セダンたる基本性能をしっかりと作り込んでいるという意味合いもあって、新型レガシィにおいては、アウトバックよりもB4のほうが好印象でしたが、あれこれを 考えていくと、アウトバックのあれこれに対しては、もう少し煮詰めを期待したくなる、って感じでしょうかね。B4ではちゃんと仕立てられているわけですから。  と、いきなりにネガティブなことをあれやこれやと書き連ねましたが、レガシィが目指そうとしている方向性がダイレクト

#1116 そのスポーティな仕立てにあらためて感心した、スバル・レヴォーグ。

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 さて、レヴォーグ。え、改良されたの? って、まだA型のままですが、スバルのブランンニューモデルとして捉えて、改めてテストドライブすると、レヴォーグが目指したあれこれや、その課題もまた見えてくるもの。 簡潔な表現をしますとね、スポーティたる要素を、うまくバランスさせたモデルであり、そこにあらためて感心しました。もう少し言いますと、それはクイック感だけではないクルマとドライバーとの一体感を伴ったシャシーを与えながら、スポーティを語れるパワーを与えつつ、燃費・環境性能をも納得させたという、そのバランス感に対しての感心、ですな。  そもそも、このレヴォーグは、日本で期待されるレガシィ像をダイレクトに表現したモデルでした。そのサイズ感から走りに至るまで。まぁ、 振り返ってみれば、レガシィってのはコンフォートとスポーティと両方をバランスさせたところにアドバンテージがあったグランドツーリングカーでしたが、時代は流れて、日本のオーナーの期待感と、グローバルカーとしての役割とに差が生まれ、そ れらを明確に分けねばならない時機が来ていました。 分岐点とでも言いましょうかね。  そういう観点からすると、キャラクターを明確にしたところに感心を覚える一方で、 ターゲットオーナーを絞ってしまっていることにも気がつきました。 いや、そのコンセプトや、目指したあれこれは間違っていません。でも、曖昧な仕立てにしなかった分、置き去りにされた人もいるという、そんな意味合い。 レガシィオーナーは、皆がターボ車を所有していたわけではなく、そのベーシックたる基本性能に惹かれていた人たちがいたのも事実。というか、そちらのほうが多い、か。そして、その人たちの乗り換えの受け皿となるモデルとしては、このレヴォーグでは満たせないあれこれがある のもまた事実かと。  で、その違いとは、価格帯もありますが、どちらかというと、クルマとしてのキャラクター、走行性能のほう。そういった観点からすると、大改良を受けたインプレッサがその期待に応えられる仕上がりとなっていますが、かといって、それが乗り換えるクルマがないと嘆いている4代目2.0i Bスポーツオーナーの期待に、大きく応えられるかといえば、クラス感やら、ネーミングやら、微妙なズレがそこにはある、と。 このことは、大改良されたインプレッサに試乗したからこそ、感じたこと。

#1115 大改良を受けたインプレッサに見えた、今のスバルと、この先のスバル。

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 さてと、スバルの話をしましょうか。あ、クラブレガシィを振り返って話の続きをしなきゃいけないのですが、これがまとめるのがひと苦労で……と言い訳をして、していません。ま、近いうちに。  で、スバル話。スバルオールラインナップ試乗会ってのが、プレス向けに行われまして、そこで散々に試乗してきましたので、それについて。といっても、WRXシリーズは乗れなかったんですが。そうそう、先に言っておきますが、たぶん、かなり辛口になるやもしれませんが。スバルを追いかけているからこそのこと、ご承知おきください。 ……、と、前置きをして、さ、行きましょうかね。  昨今のスバルにおいては、現行型インプレッサから、ブランドたる方向性が明確になって好印象だという話は、あちこちでしてきました。それはプラットフォームだけではなく、クルマ作りという考え方まで含めてのこと。っていうと、それ以前がダメかって話になるんですが、そんなことはありません。方向性が明確になったとは、スバルというクルマが分かりやすくなったことを意味します。  で、まずはインプレッサからですが、昨年末に大改良を受け、後期モデルへとスイッチしました。そもそも、ベースポテンシャルに長けていたモデルですから、どこまで進化したか、とても興味ありました。それこそ、その後に登場したXVやらレヴォーグやら、WRXシリーズやら、なかなかやるじゃない、を感じていましたので。  結論からいきますとね、質感を高めた乗り味に感心しました。といいますか、期待どおりですな。剛性感を仕込んだシャシーは、改良を重ねて質感を与えつつ、今回の大改良によって熟成の域に達したって感じ、か。言い換えますと、 質感を極めるに避けられない課題を、あれこれの見直しで払拭し、そ の動きから無理が消え去った分、素直さを表現できた、といった感じ、か。その、ストロークを感じさせる乗り味は、ドライバーに荷重移動を意識させ、キャビンでの快適性も手に入れていまして、とてもいい仕上がりを見せていました。この日は有料道路が工事渋滞していまして、高速域でのあれこれはチェックできませんでしたが、ところどころで感じさせたあれこれから推測するに高速域でのスタビリティがとんでもなくいい気配を感じました。ま、これは後日に。  ただですね、……、日常域でのおや? が、あったのも事実。路面の荒れた

#1114 プロの仕上げに近づけられる、ヘッドランプ劣化修復キットの話。

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 サンルーフのメンテナンスをお願いしたら、ヘッドランプまでもがきれいになって帰ってきました(右)。たぶん、磨きを極めたプロとして、この曇り具合は、さすがに許せなかったんだと思います。 #813 にて話しましたが、 うちのグランドチェロキー、 約4年前に屋根付き車庫から屋根無し車庫へと移った途端に、外装のあれやこれが一気に劣化してしまい、みっともない状態になってしまっていました。で、バンパーもヘッドランプも自分で手を入れたものの、素人ではその下処理に限界があり、みっともなさを拭いきれず。逆にいえば、コーティング作業は素人なりのごまかしが効きますが、前処理はごまかしが効かないってことですな。そして、プロが手をかけるとご覧のとおりに。あまりの劣化ぶりから、さすがのプロでも限界はあったようですが、それでも、過去と比べると雲泥の差となりました。  ちなみに、左の上が、12年間放置したなれの果てで、下が自分で施工したもの。もはや、みっともないを超えて、夜間の光量不足まで感じる始末で、なんとなく暗いなぁ、ではなくって、はっきりと暗かった。昨今のHIDやLEDは好きではないといっても、ハロゲンでも、ここまで曇ると、さすがに暗さを痛感しました。で、 自分で作業したら、見栄えも光量も多少は改善されましたが、前処理が十分ではなく、曇りは消せませんでした。いわゆる市販の作業キットを利用しましたが、前処理においては、ポリッシャーを用いるとか、紙やすりにしても適切な番手を揃えなきゃいけないとか、キットには含まれていないあれこれが必要。ま、簡単にいいますと、作業方法含めて、素人にはこれ以上研磨しても落ちない、という限界がありました。そう、飽きの早いという性格によるものではなくて。   そんな限界をやぶってくれるキットが左の ウイングファイブ 製の ヘッドライト前処理&コート納得キット (Amazonへのアフィリエイト張ってあります)だと、サンルーフのあれこれをお願いしたエフォートの宮寺さんに教えてもらいました(今回のヘッドランプ作業でも使ったそうで)。この商品、最近、発売になったようで、 納得キットとキャッチが踊っているとおり、ポイントとなるのは研磨材やらだけではなく、前処理用の研磨フィルムまで含めているので、素人では難しかった前処理をしやすくなっているとのこと。つまり、 そ

#1113 5年目にして……、トラブルではなかった、後付けサンルーフのあれこれ。

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 後付けサンルーフを装着したって話を#102にてしましたが、もう5年も前のことでした。ガラスやら含めてサンルーフそのもののクオリティが高い上に、トリム巻き込みというスペシャルな取り付け方法も手伝って、大満足なサンルーフライフを過ごしてきました。開けないのはこの時期と雨と雪の時ぐらいではないか、ってぐらいに大活躍しています。  で、5年目を終えようとしてたつい最近、突然にオーバーヘッドコンソールから水が滴ってきました。そうです、雨漏り。といってもですね、そもそも 取り付け不可とされている2世代目の グランドチェロキーに無理矢理を言って取り付けてもらいましたから、逆にここまでよく持ったなぁと思ったほど。なぜ、取り付け不可なのか。それは、うちのグランドチェロキーのルーフは、いわゆるルーフパネルの剛性を高めるためのビード(凹凸形状)がフロント部まで来ていまして、サンルーフユニットを取り付けた際に、そこに大きく隙間ができてしまうためでした(標準のサンルーフ付車は最初からここがフラットになっている)。  というわけで、手直ししていただきましたが、水の浸入は、サンルーフのフレームとの取り付け部からではなく、ガラスに密着するモールから。なんとですね、モールに植物の種のような何かが挟まっていたそうで。そうなんですね、しょっちゅうサンルーフを開閉していますし、山道なんかを走る上に……、洗車しないどころか、サンルーフ部なんて、洗ったこともなかった。なんとも恥ずかしい結果ではありましたが、今回の雨漏りの理由ではなかったフレームとルーフの隙間部を手直ししてさらに強化してもらいまして(やはりシール材の劣化は避けれないそうで)、当分といいますか、たぶん、ライフサイクルを終えるまで、サンルーフトラブルとは無縁に(となることでしょう)。  ちなみに、以前にもお伝えしましたが、後付けサンルーフで肝心なのは、その製品のクオリティはもちろんですが、その取り付け方にもあります。取り付けは、エフォートの宮寺さん。知り合うきっかけは、初代ワゴンR(新車で購入していた)に取り付けてもらったこと……、って、あれはかれこ れ20年以上前のことになるんでしょうかね。あ、そうですか。いやはや、いやはや。  そうそう、製品の販売は→ ■ 。取り付けはエフォート→ ■ 。取り付け事例は、見ごたえありです。ってか、ジム

#1112 HDD交換をしながら感じた、イマドキのパソコンの役割。

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 妹所有のMacbookのHDD容量が満杯と相成ったとは、かなり前から聞いてたのですが、あれこれと作業するには、自宅へ持ってこなければならなかったので、そのままに放置していました。ま、あれです、子供のムービーを録るようになっての容量不足。最近は、手軽にHDで撮影できますから、といっても、そんなに撮影していないんですが、それでも120GBのHDD容量はすぐに一杯になり、SDカードを複数枚持たせるというスタイルでごまかしてきました  で、今回のHDD換装作業となりまして、そこで、OSにしても、アプリケーションにしても、どうしておくのが理想かを考えていたんですが、結局ですね、バックアップマシンとしておくのが理想なのかなと思いました。というもの、 最近、iPadですべて事足りるというスタイルが一般的になってきており、つまり、仕事やら、趣味やらで、あれこれと使いこなさない限りは、もはやパソコン不要。で、そういった場合のパソコンの役割 といえば、データの保存場所。少し前だったら、DVDに焼くという手がありましたが、もはや、HDコンテンツだらけであること、スマホ撮影の写真のサイズの大きさやらもあって、DVDでは、容量不足。ま、ブルーレイがありますけど、手間を考えると、理想ではなく。 そう考えていくと、バックアップ専用のストレージに特化したパソコンがあってもいいのではないか……、あ、そうでしたか、それで、すべてクラウドなんですな。でも、クラウドというスタイル、どうも馴染めませんん、って、セキュリティよりも、月々のレンタル料のほう……。. といいつつ、計算してみると、パソコンやらHDDやら買うより安かったりするんですな、これが。  そうそう、HDD換装 ついでにyosemite へとアップグレード。Early2009(Core2Duo2.0GHz)ゆえに少々の心配はありつつでしたが、レスポンス的にはなんら不足なく。ま、たいした処理させていないってのもあるとは思いますが。さらに、Windowsまでインストールしておきました。ほら、就職活動で必要だっていうので……。いやはや。

#1111 さらに、あれやこれやとずいぶんと良くなっていた、VWティグアン。

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 今日は、最初から放浪ドライブの予定でした。いやいや、新型モデルインプレッションの予定でいました。で、いつもながらに目的地を決めずに出かけ、当初はなんとなくパンを買いに150kmほど走ろうかと思ったのですが、最近、早い時間に完売してしまうようで、今から向かっても遅いなと思い、ふらりと奥多摩へと進路をとりました。 したら、雪。あれ、今日って晴れじゃなかったっけか、と 思いつつ、でも、雪。しかも、写真に写せるぐらいの降り方。ただ、積るまでには至りませんでしたけど。  ま、そんなんで、VWティグアンのテストドライブしてきました。個人的にこのティグアンに対しての評価はデビュー当初から高いこともあって、細かな改良やらある毎にチェックしてきましたが、今回は、R-LINE以外での4WDモデル復活ということで、チェックと相成りました。ティグアンはブランニューモデルだったがゆえに、まずはクルマとしての基本性能を最優先とし、快適性の面で、おや? が多くありました。簡単にいえば、乗り味に硬さがありました。が、VWのブランニューモデルの常といいましょうか、数年後にしなやかさを強めており、その後、細かに改良を重ね、最新となる最終(?)モデルは熟成の域に達していました。  とにかくシャシーのしなやかさに感激といった感じでしょうかね。いや、硬さは残っています。路面の荒れたところではドタバタが顔を出します。でも、それ以外では、動きのしなやかなこと、美しいこと。タイヤの転がり抵抗の低さも相まって、質感を大きく高めていたといった感じでしょうかね。日常域ではちょっと乗り心地に振った感が気になりましたが、スピードを上げていったら、もう、4輪が路面にくっついて離さないといったフィーリングがあふれており、まさにうっとり。コーナーでは、その手前でフロントへと荷重を移して、じんわりとステアリングを切り足していくと、ヨー→ロールが穏やかに的確に進行し、その後、コーナリングスピードにぴたりと見合ったロール量を提供し、安定感と操縦性とをハイバランスさせていました。そのフィーリングは、タイヤのグリップ力によって得ているというよりは、シャシーそのもののセッティングがとてもいい、そんな印象、か。逆にタイヤのグリップ感は、少々希薄なところがありまして、ターボゆえのトルク変動もあって、おや? ということも数度。といっても、か

#1110 捉え方でつまらなくも、おもしろくもなる、Apple WatchとMacbook。

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 珍しく、Keynoteがあることを忘れていました。個人的な感心は、AppleTVの新型が出てくるかどうか、って、買い替えやらのタイミングを探っていたもので。Apple Watchは、今回、発売前のアナウンスがあるだろうし、どういうデバイスなのかは先の発表から分かっていましたから、むしろ、派手な披露して話題だけがひとり歩きするのを避けて欲しいと思っていたほど。あとは、あれか、MacbookAirのモデルチェンジをどうするか、ぐらいでしたかね。  今回のKeynoteやらを見直していてですね、やっぱりApple Watchは欲しいと思いました。組み合わせて使うに理想なiPhone6 Plusは持っていませんけど、ま、腕時計という概念を壊したそのデバイスがどんなものか、確かめたい、ってそういう観点から欲しい、と。腕時計じゃないんですな、これ。腕時計じゃないならば、どうしてwatchを名乗るのかって話になるんですが、概念を覆しましたという主張から、従来の製品の名称を用います。ただ、その前にiやらAppleやら付けて、でも、違うんですよ、をアピールしていますけどね。そんなあれこれを、嫌みに受け取れる人は、たぶん、近づかないほうがいいと思います。  って、振り返ってみると、iPhoneだって、最初は電話と捉えていた人々は、でかいだの、バッテリーが持たないのと、それまでの携帯電話と比較しての否定的な意見を発していました。でも、ま、電話じゃなかったですから、あれ。電話機能がついた、従来の電話機とは別モノでした。ということで、これも、時計じゃないんです。なんてことを考えていると、Appleの革新的ともいえる新しさを感じる製品のあれこれには、とりあえず、飛びついてきました。iMacも、iPhoneも、iPadも、Macbookも、MacbookAir(2010)も、あれもだ、iBookG4も。 あ、iPodだけは最初には飛びつかなかったか。そして、いずれも初代モデルゆえに、すぐに使えなくなってしまうという運命になるなんですが、それが分かっていても、先に触れられることに価値を見い出して、手に入れていました。  そういう観点からしますと、名称復活と相成ったMacbookも、新しい体験ができるという意味合いから、おもしろさにあふれていますと感じました。ただ、このスタイルは、どう考

#1109 そのままに売却予定が、ドナーとなってしまった、au版iPhone5c。

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 そして、分解・修理はまだまだ続きます。本日は 中でカタカタバッテリーが動いてしまっているのに気づき……、あ、やっぱり バッテリーを留めている両面テープの粘着力が弱かったかと……、で、分解。バッテリーを外して、少々強い両面テープを使った……、ら、これが厚みがちょっとあって不適合。では、変えますかとバッテリーを持ち上げたら、グニ。そうなんですね、この手のバッテリーパックはケースの剛性がなくて、まるで分厚い鉛がグニと曲がるかのように、わりと簡単に曲がってしまいます。ま、いっかと、グイグイと押して、平らに戻して、いざ装着。おっと、起動しないぞ。  ま、鉛のようったって、釣りの板重りじゃないんですし、そもそも、鉛じゃないんですから、曲げてセルやら内部にダメージを与えてしまったかなと思い、仕方ないなと売却予定だったiPhone5cからバッテリーをいただいてくることに……。このiPhone5c、au版で、父親がmineoにて使っていましたがiOSをバージョンアップしてしまって、もはやiPodか、auのSIMを持っている人しか使えない状態になっていたもんで、きれいだったんですけどね、売るに売れずに、どうしようかと思っていました。で、傷ひとつないのに、部品取りにすることをようやっと決意。  で、バッテリーを外そうとフタを開けて、眺めていたら、おや、こっちのiPhoneと、そっちのiPhoneで、プレートが何か違う。そうなんです、 とあるプレートを逆に取り付けていることが発覚。しかも、そのプレートが液晶部へ凸してました。実は、少し前から、液晶に白い○が浮かび上がっていまして、やっぱり、部品にバラつきあるなと思っていたところでしたが、それ、違っていました、プレート逆づけによって液晶を痛めていました。  そのプレートを正しいポジションで取り付けて、ひょっとしたら、こいつが悪さしていたか? と思ってバッテリーを交換せずに閉じたものの、まだ液晶は無反応。これはバッテリーなのか、液晶なのか、その原因を探ろうとMacに繋いでみたところ、Mac側はiPhoneを認識。つまりですね、バッテリーは生きていました。で、しばらくしたら、バイブレーターが定期的に震えるはという、エラーメッセージ(たぶんコネクタ接続不良エラー)を発してきました。  ってことは、さっきまで生きていた液晶を殺してしまった?

#1108 携帯相手はFusionで、固定相手はLaLaコールで、という面倒な話。

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 インターネット、携帯電話の利用料金が、規制緩和やらも後押しもあって、プラン続発、内容改変が早過ぎて、まったくもってついていくのがたいへんです。しかも、そこに税抜き、税込み表記が混在していて、その税額ったって8%ともなれば大きく影響しますから、ややこしくて、ややこしくて。 結論としては、どれも大きく変わらず、となるわけですが、ま、どこかに統一することがキーでしょうな。ま、安くしたいならば、とにかく家庭用電話を諦めること、これに尽きます。光なら基本料540円で固定電話が使える? しかし、光にした時の費用を考えると、回答はあきらかですな。ま、ネット環境への依存度にもよりますかね。  さて、携帯電話の通話料の話。キャリアの携帯電話料金システムに不満のある者としては、とっととキャリアを脱出して、いわゆるインターネット電話を利用してのあれやこれやを考えるわけですが、ここに来て、こちらも激戦の様相に。なので、ちょいと整理してみました(表組み)。まずは 税抜きと税込み表記の整理をしてから1分あたりの通話料を明確にしました。それぞれの基本使用料は IIJmio利用者の観点になっていますので、あしからず。  ま、理想はそもそもOCNを利用することでしょうな。デー タ通信のほうはさておき、電話は通話料が安い上に、基本使用料も無料ですし。で、 IIJmio利用者としてキーとなるのは部外者ゆえに課せられる基本料324円。つまり、どこでこの基本料を回収できるか、というライン。たとえば、誰でも基本料無料のFusionを利用すると、携帯へと掛ける料金は、OCNと変わらないものの、固定電話へと掛けた時に1分あたり14.4円という大きな差が出てきます。で、計算すると……、22.5分以上掛けるならば、基本料を払ってでもOCNのほうが安くなります。んー、微妙なライン。ただ、仕事で会社(固定)相手ということもありますから、簡単に超えるといえば、超えるか。  ならば基本使用料の安いところを……、あ、LaLaコール(基本料108円)がありましたな。というわけで、計算していくと、携帯相手ですと、FusionやOCNよりも高くなりますが、固定相手ですとOCNと同じ。で、これも計算してみると……、おっと、固定相手に6.944分以上掛けるならば、LaLaコールのほうがお得になりますな。  つまりですね、携帯電

#1107 新型こそ、その素性を正しく理解してもらえそうな、SX4 S-CROSS。

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 アルトターボRSで出かけた試乗会では、同 時にSX4とエブリイの試乗会も兼ねていました。というわけで、SX4 S-CROSSの話。アルトターボRSの写真は晴れているのに、SX4は霧の中であるのは、取材の都合から2日間訪れているため。  で、SX4ですが、あちこちで書いてきましたが、個人的にとっても評価の高いモデルでした。それはSUV的なコンセプト云々ではなくって、クルマの仕立て方や仕上がりのほう。先代は、スイフトベースでありながら、リフトアップだけではなく、質感を高めるというあれこれを織り込んでいまして、これが、実に良かった。ハンドリングも乗り味もとにかくスイフト以上であって、結果としてスポーティ。出ましたな、この言葉。そう、ヨシダがクルマを語る上で最もポイントとしている、結果としてスポーティ、これを手に入れていました。 その上で、このクラスとしては異例とも言える、電磁クラッチを用いたオンディマンド式4WDシステムを採用しており、2WDと4WDの価格に20万円差があったほど。  ところが、その価値をなかなか理解してもらえず、リーズナブルモデルの投入やら、あれこれあって、そのポジションはますます分からなくなっていきました。  ということで、期待大のモデルでしたが、ま、正常進化といいましょうか。その高い質感の割に不足とされてきたスペースを手に入れて、クラス感もアップさせて再登場。とってもいい仕上がりを見せていました。素直なハンドリングと、スポーティたるトルク感と、ストローク感あふれるサスペンションの動きやら、あれやこれや。  ただ、気になったのは、速度域の高いところで表情を変えるところ、か。たとえば、大きくバウンドした後のリバウンドフィールに減衰が少々不足していること、ハンドリングのクイック感に対して、ロールスピードが少々速いことやら。ま、いずれも、快適性を優先させたがために顔を出した部分であり、実用速度域ではむしろきれいに仕立てていますので、と考えると、別に言わんでもいいかなと思える、そんなレベルではありますけども。  価格を考えると、十分ですな。十分。そう、好きなクルマってのは、ついつい辛く当たってしまうものなんです。

#1106 結果としてスポーティ、その実はクオリティアップだった、アルトターボRS。

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 書かねばならぬあれこれはありながら直近から。アルトワークス、ならぬ、アルトターボRSの話。って、考えたらレギュラーモデルのことも書いていないような……。ま、まとめて書きましょうか。  新しいアルトは、コンセプトはそのままにリセットしたあれこれ、新プラットフォームの採用、大改良というよりは一新といったメニューのパワーユニットやら、トピックは数多く、語ることも数多く。 ベーシックとは何かを再編集した、そのスタンスはとってもいいと思います。個人的には、パワーウインドウレス、でも使える、そんなスッピンモデルがあってもいいのではないかと思っていますが。ま、売れませんわな。  で、ターボRS。ベースがしっかりと作り込まれたモデルですし、最近のスズキのターボ車の作り方を見ていると、何も心配していませんでした。仕上がりはそのとおり、それ以上。簡単に言いますと、スポーティですが、それよりも強く印象に残ったのは走りの質感がアップしたことでした。結果として、スポーティというアプローチがとても好印象。操縦性における正確さと、伝わってくるグリップ感と、しなやかに仕立てたがゆえにその動きから心地よさを感じるサスペンションストローク、制動力よりもフィーリングに感心するブレーキ性能、そして、排気量アップと錯覚させるエンジンフィールやら。それは、ターボRSに、アルトワークスの姿 を重ねているような、うちら40代以上のおっさんに限定したものとはなっていません。  そう捉えると、クラッチレスMTであるAGSの採用も、アリだと思います。ダイレクト感と多段ギアが存在するというフィーリングは、 CVTでは表現しきれないもの。シフトスピードやらフィーリングについてついついあれこれ言いたくなるかもしれませんが、ま、シフトやらパドル操作でどうにかなりますし、逆にそのタイミングやらをドライバーがはかってのアクセル操作(加減)に、新しい対話性がありますし。なんていうんですかね、デュアルクラッチタイプのクラッチレスMTのような優等生ではないけど、その自分なりに頑張っているかのようなスタンスに付き合ってやるか……、的な緩さがあるとでも言いましょうか。ま、実際には、このASGは、ドライバーがMT操作するよりは、スピードもフィーリングも上だったりするんですが。  ということで、そのギリギリ120万円台という価格、

#1105 AppleWatchを買いなさいというお告げがあった、ってな話。

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 あのですね、iPhone5c、それでもまだ不具合が残っていました。通話時に受話スピーカー部に耳を近づけても、タッチパネルの操作が有効のままになっており、頬が触れてしまってスピーカーフォンモードになってしまうことがしばしば。その原因は近接センサーの反応にあるわけで……、 センサーそのものがおかしいのならば、交換すればいいだけなので、どってことありません。  ところが、あれこれ交換してもダメ。しかも、不良だと思っていたセンサーをほかに移植したら、これが反応する始末。つまりですね、センサーそのものの不良ではなかったようで。  ちなみに、 この手のトラブルを調べようと 海外のサイトを漁ったらば、近接センサーの位置決めをするガイドがないこと、 もしくはアフターのガラスパネルとの相性といったことが、挙がっていました。でも、我が家の場合はセンサーを交換してもダメ、他で 動作するセンサーをガラスごと移植しても反応せず。  つまりですね、 筐体側に問題を抱えていることまで分かりました。本体側のコネクタの損傷だと思われますが、偶然、そのピンだけを折ってしまったとは考えにくく……、あ、マザーボードか。修理時にどこかを破損したか、そもそも落下時に……。って、たかがそんな反応ひとつ、センサー部以外でハードウェア的に関与するか? と思いつつ、ま、センサーでないことは突き止めた、というところで終了。もはや、手の施しようがありませぬ。   というわけで、いずれにしても、通話する際は、ハンズフリーにするか、マイク付きイヤホンやらを使うことも考えねばなりませぬ。で、気づきました。ハンズフリー通話といえば、 AppleWatchじゃん。 そうか、これって、AppleWatchを買いなさいってお告げなのですな。

#1104 高速域で真価を発揮するBMW2シリーズアクティブツアラー(日本仕様)。

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 あのですね、と、唐突な書き始めではありますが、と、いうほどに、見えていませんでした。勘違いとは違う、見えていないかったというレベルの話。 BMWの初のFFモデル、2シリーズアクティブツアラーの話。 #1039 でしっくり来ないと書き、 #1081 と #1082 で、なんとなく理解しつつもイマイチ理解できなかったと書いた、あのモデルの話。  今回、試乗して分かったのですが、その真価が発揮されるのは、ずばり高速域です。とんでもないスタビリティと、素直さにあふれるハンドリングを披露します。真っすぐ走りゆく様と、そのフラットライド感にうっとりといった感じ。接地性の不足もまったくもって気になりません。というか、高速域ではしっかりと接地感が出てきます。  そうなんですね、分かりましたよ、分かりました。日本に求められる全高1550mmを実現するために採用されたサスペンションは、全くの新規開発ではなく、スポーツサスをベース に、初期入力部にしなやかさを与えたチューニング(推測 )。だから、日常では硬さを感じる。動いているんだけど、硬い。タイヤだけではない、硬さ。で、ストローク量が抑えられた分、大きな入力に対しては底付き感が出てくる、と。  高速域では、それが一気に消え去ります。BMWの底力といわんばかりのスタビリティとハンドリングに、これ、FFだったよなと、改めて確認するほどに、スゴイ。強い雨の高速道路の継ぎ目(金属板)でも、タイヤが逃げようとするフィーリングなど感じません。そんな雨の中、下りのコーナーでも ビシっと決まったままに駆け抜けてしまいます。まさに、天晴れ、天晴れ。ミニには届いていませんが、あの粘りというか、ねちっこさがしっかりとあります。 エンジンはパンチはありませんけど、 高回転まできっちりとパワーが出てきますから、速いのなんのって、 BMWの2.0LNAレベルを超えていると思います。ま、運転の仕方にもよりますけど。 まさに、やられた感に打ちのめされたとでもいいましょうかね、そんな感じ。  でも、まぁ、考えてみれば、日常で感じるあの 硬さってのは、高速域とのバーターであるわけで、そんなことをすっかり忘れていたのは、やはりモノスペースの標準仕様=コンフォートと捉えていたから。 というわけで、このモデルの課題は見えています。ファインチューニングあるのみです。そ

#1103 たかが、されど、Alexis Weissenbergの演奏に打ちのめされた話。

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  #1102 にて、書きました、バッハのカンタータのコーラル(Cantata No. 147,  "Jesu bleibet meine Freude")ですが、ひとつ勘違いしていました。自らのスタンダードとなっていたのは、編曲者のMyra Hess自身の演奏ものかと思っていたら、違っていました。先のカセットに入っていた演奏が自分のスタンダードでして、なんと、Alexis Weissenbergバージョンのほうでした→ ■ (iTunes Store)。  この方、カンタータをかなり壮大に演奏なさっているんですが、当時のカセットテープゆえに、そんなに派手には聴こえていなかったですし、逆に力強く演奏する部分に対して、やわらかく弾く部分のほうが印象に強く残っていました。で、イマドキのリマスターバージョンではどうなっているんだろうとチェックしたらば、なんと、涙が出ました。ソロのピアノ曲で、しかも、玄人受けはあまりしない曲で、ここまで驚いたのは初めてのこと。  簡単に言えば、ドラマチック。フォルテシモまでもっていくか? と思いきや、左手のC2+C3のドンという音に、ガツンとやられ、不意をつかれているうちに、どんどん穏やかに変わっていくという……。 意図的といえば意図的、やり過ぎといえばやり過ぎ、でも、解釈しきったといえばしきっているし、分かりやすいといえば、分かりやすい。正確過ぎる音の並びと、淡々としたスピード感と、でも、そこに解釈たるレンジの広さを表現したって感じでしょうかね。  ただ、自らが、その手の表現に打たれることはなかったので、ちょっとショックでした。ライブでは、録音もありますが、少し表現が柔らかくなっています。って、これは、いつのライブのものなんだろうか。→ ■ (iTunes Store)

#1102 今思うに、とても素晴らしい人だったと思う、山口さんのお父さん。

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  #1083 の最後に書きました Myra Hess編曲のバッハのカンタータの件、収録されたカセットテープが、どこかにあるはずと、探したもの、 見つけられず、さてはてどこにあるのかと思いきや、実家にありました。  それは、同級生の山口さんのお父さんからいただいたもので、カセットには、送っ たことを意味するあて名と日付とが、背には子供のためのピアノ曲とタイトルが書かれていました。日付は1976年ですから、小学生高学年の頃か。その山口さんのお父さん、子供相手に、様という敬称を付けてプレゼントしてくれる方でしたが、 どんな方だったかあまり覚えていません。母親に聞いてみたら、どうやら、お医者さんだったようですが。  で、そのカセット、手に入れたばかりのソニー 333ESGで再生してみると、さんざんに聴き過ぎたためか、40年近く前のテープだからか、ワウフラッターバリバリで聴くに堪えない音ではありましたが、懐かしさもあり、ついつい聴き込んでしまいました。そしたらですね、内容が とても素晴らしいものでした 。収録されていたのはNHK-FMの番組で、 バイエルから始めて、やがてはソナチネへ、で、モーツァルトやベートーベンに触れるようになり……、と曲を紹介しながら、ピアノを習っていく過程を説明していくもの。といっても、単に曲を並べただけではなくて、これから出会う曲のあれこれ、学ぶべき技術や表現方法を解説しながら、いろんな有名ピアニストの演奏を交えて、あれやこれやを教えてくれる構成 。たとえば、練習曲の次に来るのは、人の心を打つ曲で、こんな曲を紹介しましょう、ってな具合に。  別にピアノに限らなくてもいいんですけど、子供時分って、何事に対しても先を見通せないといいますか、先が見えていないじゃないですか。これを続けたら何があるのか、先に何が待っているのか。そして、理由や動機が分からないから、飽きてしまい、放り投げてしまう。 ところが、この放送は、自分の居場所をそれぞれに確認しながら、これから何が待っているのかを教えてくれるものでした 。子供の自発性を刺激するにこれほど最適な素材はないのでは? と思えるほどでして、幼少の頃に、この放送の意図をしっかりと理解し、そして、山口さんのお父さんにもっとあれこれを教えてもらっていたら、今、違っただろうなと思います。正直。  って、考えてみる

#1101 "ワードとエクセルの簡単な操作"に込められている、思惑。

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 妹から聞かれました、仕事を探していたら、その条件に"ワード、エクセルの簡単な操作ができること"とあったが、自分はそれに当てはまるのか、と。Macユーザーにとって、その社会性を問われるかのような、詰問ともいえることですな。  この 、ワード、エクセルレベルという 表現自体、具体的なようで、実はとっても曖昧なものです。こういう書き方をしている場合は、 マクロ組んだり、セールス用パンフレット作ったりするレベルではなく、簡単な配りもの、会議に使うような簡単な表一覧ぐらいを作れるレベルを指しているのだと捉えています。そして、 雇用する側としては、たとえマイクロソフト製品を使ったことがなかったとしても、操作方法をちょちょちょと教えれば、ワード、エクセルレベルなら使えるだろう、って、考えが根底にあるんだと思います。 つまり、期待されているのは、OSの基本操作方法を知っているか、否か。その指標として、OS操作+αができること→ワード、エクセルの簡単な操作という表現になるのだと。  そう考えると、妹は、"ワードとエクセルの簡単な操作はできません"ということになります。ムービー編集まではしませんが、Macならばあれこれひととおりの作業はできます。ワードとエクセルは触れたことがありませんが、その程度ならば教えれば、使えるようになるでしょう。しかしですね、 この雇い主の希望と思われるWindowsOSの基本操作を全く知りませんから、雇用側にとっては。希望とは異なる人物となってしまうでしょうな、きっと。  このワード、エクセルが基本という考え方は、世間一般です。たとえば、メールにて記入票が送られてきて、書き込もうと思ったら、おっと、ワードだ、みたいなことは多々。別にケチ付けようなんて思っていませんし、なんらかで開けますので、大丈夫なんですけどね。  というわけで、我が家では、Apple謹製のPagesとNumbersで対応しております。って、まとめは、布教活動になってしまいましたな。

#1100 オモシロイけど慣れるに時間がかかる、OS10.10.3の写真(アプリ)。

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 さてと、ひと足先にOS10.10.3へとアップデートして、iPhotoにとって変わった"写真"アプリケーションを使っていますが、機能は大きく変わっておらず、UIに変更があったって感じ。そういった面では、iTunesの変更に倣ったというか、純正アプリケーションはiCloud活用を含めてのUI統一を完了しました、ってことですな。つまり、慣れが必要になりました。もっと簡単にいえば、サイドバーがなくなったことにどこまで慣れるかに、評価のキーがあるのではないか、と 。といいつつ、サイドバーは、批判かわしのためか例のごとく表示させられますけども。 上の写真は、デフォルトの状態、つまりサイドバー非表示です。  この横暴ともいえる変更は、AppleのOSを含めたソフトウェアにおいては例のごとく、いや、ハードウェアもか……、なので、慣れしかありません。ですから、こういった変化をさらりと流せないといいますか、すんなりと受け入れられない人は、バージョンアップせずに、そのままに使うのがいいかと思います。 悪く言えば、無理強い、良く言えば、新しい提案ですな。  さて、その写真アプリで大きく変わった機能にiCloudPhotoLibraryへの対応があります。iOSで先にリリースされていた機能ですが、ライブラリをクラウドにアップするのって、どうなのさ、と思っている身としては、傍観でしょうかね。といいますかね、あれなんですよ、MVNOでモバイルデータ通信をしている者にとっては、クラウドを通じてのあれこれのアクセスは厳しいものがあります。通信容量制限の話、月に2GBですから、WiFi下にない外出先で同期されようもんなら、たいへんなことに。 ま、写真でのiCloudのアクセスはWiFiに限っておけばいいんですけども。  ちなみに、自分の場合、写真データの容量どのぐらいあるのだろうとチェックしたら220GBですから、iCloudDriveのプランとしては500GB(1200円/月)が該当。1年に換算すると1万4400円ですから、過去に、MobileMeの年会費として$99だったかを払っていたことを思えば高くはない。でも、せっかく無料になったことに慣れたのに、また、有料に戻すのも、なんだかな、と。 ま、そんなわけで、あれこれと戸惑いはありますが、とりあえず、MacBookAi

#1099 iPhone修理に必要なのは、ちょっとしたコツと老眼鏡って話。

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 3度に渡っての開腹修理の結果、無事、ガラスの割れも消え去り、タッチレスポンスも戻り、ホームボタンも使えるようになりました。長かった、長かった。 ということで、もはや趣味のひとつとしてiPhoneの分解を語ってもいいのではないかと思ったりもします。ここでは その手法をつぶさに語ったりはしませんが、感じたことや、思ったことをまとめておきましょうかね。  まず、ガラスが割れた場合ですが、分解経験のない方は素直に修理に出したほうがいいと思います。コツが分かればどってことないのですが、分からないと、ほかを壊すことも十分考えられます。だいたい、交換の必要があるぐらいコナゴナに割れたガラスをはがすのは、ネットに出ているような方法では難しく。そもそも割れたガラス面に吸盤は付きませんから。  たとえ、ガラスを外せても、そのガラス(デジタイザがついたアッセンブリ)に、 Facetimeカメラを取り付ける作業は、さらにコツを必要とします。ま、その作業に 自信がないのならば、Facetimeカメラとホームボタンまで付いたタイプが販売されていますので、それを選ぶと、作業はかなり楽になります。もちろん、少し値は張ることにはなりますが。  自分の場合は、作業中にホームボタンのオンオフ信号を受け取る金属の小さな突起を折ってしまうというトラブルの後、なぜだか 、 Siriと音声入力のみマイクから音を拾うことができなくなりました。 電話での会話や録音アプリでは、ちゃんと音を拾ってくれるのですが……、ってことは、音声認識するために音を拾う時って 別のセンサーか何かが関係していて、そこが破損している……、 ってことは、それがこのLightningコネクタのアッセンブリ内にあるってことか? いやー、たんにソフトウェア側のエラーでしょうか。あ、あれか、受話器部用スピーカー内部にあるマイクを破損していたのか、って、電話時の通話は問題なかったしなぁ。と、分からなかったのですが、ガラスパネルとLightning回りを交換したら元通りになりましたから、やっぱり、このあたりにトラブルがあったと思われます。  あとは、ガラスパネルがきっちりとはまらない件については、本体側ではなく、ガラスパネル側のフレームにゆがみがあったためのようです。ここまで変えたら、なんのことなく、しっかりとはまりましたので。  そうそう

#1098 それぞれにキャラクターを表現していた、トゥアレグ、イヴォーグ、RS Q3。

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 時間が経ってしまいましたが、輸入車試乗会でのあれこれの続きを書きましょうかね。SUVは3台に試乗しました。乗っておきたい、乗っておかねばならない、そんな3台です。  まずは、VWのトゥアレグ。2世代目にスイッチし、んで、この度、改良されたモデルですな。2世代目トゥアレグに対しては、初代モデルの18インチタイヤに感じていた行き過ぎ感がまったくもって消え去っていまして、V6エンジンのフィーリングも含めて、その仕立てに感心していました。んが、改良モデルではそれがさらに高められていました。つまり、快適、快適。タイヤの転がりから、ステアリングフィールまで、この質感は、まさに最新のVWって感じでして、何が課題か、自らで分かっているんだなぁ、なんて、偉そうなことを感じました。この乗り味から、次のパサートの乗り味が想像できます。いや、プラットフォームは違いますけども。  で、続いて試乗したのは、レンジローバー・イヴォークでしたが、これが良かった。トゥアレグで感じた、SUV的な乗り味やら質感やらとは異なるSUVの表現方法に驚いたとでもいいましょうか。重心高を感じさせないスポーティさと、しなやかさあふれるシャシーと、正確さを極めたハンドリングと、もはや脱帽状態。コイツ、以前よりも随分と良くなっていないかと思いつつ、タイヤサイズを確認したら20インチとなもし。もはや、コツコツ感すら見当たらない、その乗り味に感服。あ、エンジンも、トルクフルでして、先のシャシーチューニングと相まっての、バランス感にも打ちのめされました。  アウディのQ3にSシリーズが加わった(RS Q3)というので、どこまでスポーティに仕立てたのかを確かめようと乗ってみれば、これが、ちゃんとハイパフォーマンスモデルになっていました。スパルタン手前のハイパフォーマンス。豪快と言わんばかりのトルクに、組み合わせとしてはあり得ないだろうと大排気量エンジンを想像してみれば、実のところ2.5Lターボ。相当にトルク出ているぞと思ったものの、意外にも最大トルクは400Nm。そのパワフル感の演出にオドロキを覚えつつ、すっ飛んでいきそうなのにタイヤをしっかりと接地させているシャシーに感激しつつ、タイヤサイズを確認してみれば、これがまた20インチ。といっても、255/35R20で、さらにイヴォークよりも低扁平率。それなのに、ど