#1099 iPhone修理に必要なのは、ちょっとしたコツと老眼鏡って話。

 3度に渡っての開腹修理の結果、無事、ガラスの割れも消え去り、タッチレスポンスも戻り、ホームボタンも使えるようになりました。長かった、長かった。ということで、もはや趣味のひとつとしてiPhoneの分解を語ってもいいのではないかと思ったりもします。ここではその手法をつぶさに語ったりはしませんが、感じたことや、思ったことをまとめておきましょうかね。
 まず、ガラスが割れた場合ですが、分解経験のない方は素直に修理に出したほうがいいと思います。コツが分かればどってことないのですが、分からないと、ほかを壊すことも十分考えられます。だいたい、交換の必要があるぐらいコナゴナに割れたガラスをはがすのは、ネットに出ているような方法では難しく。そもそも割れたガラス面に吸盤は付きませんから。
 たとえ、ガラスを外せても、そのガラス(デジタイザがついたアッセンブリ)に、Facetimeカメラを取り付ける作業は、さらにコツを必要とします。ま、その作業に自信がないのならば、Facetimeカメラとホームボタンまで付いたタイプが販売されていますので、それを選ぶと、作業はかなり楽になります。もちろん、少し値は張ることにはなりますが。
 自分の場合は、作業中にホームボタンのオンオフ信号を受け取る金属の小さな突起を折ってしまうというトラブルの後、なぜだかSiriと音声入力のみマイクから音を拾うことができなくなりました。電話での会話や録音アプリでは、ちゃんと音を拾ってくれるのですが……、ってことは、音声認識するために音を拾う時って別のセンサーか何かが関係していて、そこが破損している……、ってことは、それがこのLightningコネクタのアッセンブリ内にあるってことか? いやー、たんにソフトウェア側のエラーでしょうか。あ、あれか、受話器部用スピーカー内部にあるマイクを破損していたのか、って、電話時の通話は問題なかったしなぁ。と、分からなかったのですが、ガラスパネルとLightning回りを交換したら元通りになりましたから、やっぱり、このあたりにトラブルがあったと思われます。
 あとは、ガラスパネルがきっちりとはまらない件については、本体側ではなく、ガラスパネル側のフレームにゆがみがあったためのようです。ここまで変えたら、なんのことなく、しっかりとはまりましたので。
 そうそう、作業工具として必要になるドライバー類は、先端が磁石になっているモノでないと、使いもんになりません。あれだけ細かいネジ類に触れますので。そういう意味では、40代以上は老眼鏡は必須です。
 というわけで、費用と手間とかかりましたが、iPhone5c復活です。

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