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#1295 2015年のあれこれが2016年を導いている気がする、新年な話。

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 新年は、年賀状の写真の補足からスタートしましょうかね。今回の年賀状も、もう何年になるんだろうか、ずっと続けている後ろ姿シリーズの写真をただ貼り付けました。そもそも、何故後ろ姿なのか……、始めた時は、そこに、後ろ姿ながらもスタックして砂を掘っているとか、何かしらのイベントがあった気がします。しかし、最近では、たんに眺めるという後ろ姿となっており、勝手に理由を後付けできるようにしています。いやいや、印象に残ったシーンを使っています。  で、今年の年賀状に使ったシーンは、昨年に続いて奥能登。撮影した時は、宿に到着したその日の夕刻。力が抜けたというよりは骨を抜かれてしまったという居心地の良さと、これじゃいかんと、これでいいんだを改めて認識した、そんな時。すべて下道を走ってたどり着いたために、たんにフラフラになっていただけとも言いますが。  そういえば、昨年の年賀状解説では、新年早々にあれこれとはがれ落ちて次のステップへの変化を感じると言いましたが、昨年は実際には、はがれ落ちるどころか、はがされるかのようなあれこれがありました。特に、年末にかけて。クラウドファウンディングなドローンが販売中止になり、仕事での失敗があり、……中略……、年末にはグランドチェロキーを廃車にすると、まさに、賭けの結果が一気に出揃い、よりにもよって、大きな負けが続いたといった感じ。ただ、逆に賭けに出ることなく、悶々と過ごし、ああー、手を出さなくて良かったというような、あたかもぬるま湯に浸かっていることのほうが、自分にとってはストレスになる性分ですから、この大負けも悔やんでいなかったりもしますし、何より、その後に何かあるんだろうと、そっちにワクワクしていたりもします。  ちなみに、今年から運気は回復するらしいんですが、って、この類いのことは、はっきりいって信じてはいませんけども。ま、今年は、意識的に大胆に行動していくことを決め、具体的なあれこれを考えています。今年の写真、この後ろ姿はいったい何を語っている(た)ことになるんでしょうかね。というわけで、本年もよろしくお願いします。

#1294 たかが感圧センサーがもたらす、新しい操作性、3D Touch。

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 さてと、iPhone6sですが、もはや以前から使っているような錯覚を覚えるほどに違和感がありません。なんなんだこれは……と、今さらながらに、Appleの新製品たる提案に対して、抵抗せずに素直に従うに限るなと、あらためて痛感しています。って、いつものことですな、これもまた。  そもそも、6sに対しては憧れだった機能がひとつありました。それが、先にも書きました3D Touch。AppleWatchですでに体感済みのタッチ時のフィードバックだけではなく、あらたに感圧センサーによる操作性は、発表直後から試してみたいと思っておりました。で、ま、その、試してみたら、ほほぅと感心しきり。  たとえば、メッセージで送られてきた写真を画面サイズいっぱいに表示させるには、タップたるワンアクションが必要であることはどちらも変わらない。しかし、3D Touchでは、画面サイズまで広げることなく、それよりももう少し小さい簡易プレビューを、しかも、即時に表示する機能があります(写真左)。なるほどねー、そこがキーか、と思うでしょ、違うんですな。サイズはともかくとして、こういったプレビューを止めようとした時、かつては、一度、指を画面から離して、"戻る"をタップするなりの操作が必要でした。つまり、画面に触れるという点では、ツーアクションが必要でした。ところが、先の3D Touchでは、簡易プレビューから去るには、指を放すだけでいい。表示している状態から指を放すだけでいい。そうなんですね、押し込むことで違う階層へと誘うことができるだけではなく、つまり、複雑にできるだけではなく、操作性たる手間、つまり煩わしさまでも軽減してくれるところにもアドバンテージがあるわけです。  って、今は、写真を拡大することだけを書いていますが、その操作性はいくらでも広がりが考えられます。たとえば、これまではアイコンをタップすると起動、長押しすると配置替えもしくは消去でしたが、3D Touchでは、メニューが出てきます。写真アプリだったら、最近の写真、お気に入り、1年前、サーチ、と、アプリケーションを開く前から、さらなるアクションを起こせる。また、URLのリンクでは、リンク先を簡易プレビューで表示させておきながら(読み込みながら)、これだと思ったら、さらに深押して完全に表示させ、これは違うと思ったら

#1293 5Cを使い続ける宣言を撤回し、6sを絶賛するに至った、携帯電話話。

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 唐突にiPhone6sを手に入れました。あ、自分に対しては、唐突な行動が多いように見られていますが、実は表立っての行動を差し控えているだけで、裏ではじっくりとあれこれ考え、作戦を練っていたりします。石橋をこれでもかと叩きながら、その姿を見せることなく、渡る時には、何事もなかったかのように颯爽と渡る……、ま、そんなスタンスですな。今回の行動のきっかけは、例の国の指示から、まさに最後とばかりの大盤振る舞いなインセンティブ、いやいや、えっと、その、あの、大サービスがあったから。この先、どうなるかが見えていませんから、今、飛びつくのはどうかとも思ったのですが、まぁ、損をしないライン、妥協点を探り……、結果、今のMVNOとほぼ変わらぬことを確認して行動に出たというわけです。つまり、石橋をかなり叩いての行動ですな。で、結果として、想定外であった64GBを、そのうち1台はローズゴールドでしたので、上出来でしょう。  ちなみに、前回、"もらってきた"時は、契約カウンターでちょっと、いや、少し、いや、もうちょっとか、いやいや、もっとか、イヤな想いをしました。まぁ、それがキャッシュバック分、つまり対価分なのだろうと捉えていましたが、今回は、最初から最後まで喜ばしいことばかりで、店員さんの対応もとても良く、条件も含めて、途中、やっぱりこの条件では契約できませんね、と言われるんじゃないかと、ハラハラしていました。で、契約手続きをしながら、店員さんとあれやこれやと世間話といいますか、現在の携帯電話販売の根本的な問題点な話のあれこれをしてきたんですが、かいつまんで言いますとね、販売する側に、お客さんの立場になるという目線があるか、それともすべては利益を優先させるというスタンスにあるか、やはり、そこにキーがあることを再認識しました。もちろん、彼らもそれはしたくないけど、仕方ない、ことも分かっているようで。  ですから、いくら表面を是正しようと、指示しようと、方法だけを変えただけでは、結果、根本は変わらぬままになる。そもそも、実質0円という言葉が出てきたのも、携帯電話本体価格の大幅値引きは好ましくないって話から編み出された販売方法でしたし。個人的には、実質0円って販売スタイルはかまわんと思っています。それが利用料からの割引条件なのですから。ただ、その説明というかアピールと

#1292 大掛かりな掃除を敢行したら、なかなか、進まない、ってな話。

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 年末といえば、たまたま12月25日になってしまった忘年会がひとつありました。会場となった知人宅を訪れてみれば、サンタ帽子を被らされ、クラッカーを片手に……、自らはいつものとおり白面のままなのにノリは酔っ払い。ま、楽しかったんですけどね。そんな年末を過ごしています。  で、今日は、大掃除してます。でも、進みません。それは、掃除だけではなく、模様替えというか、引っ越しに近いレベルな断捨離もしているから。昔のカセットテープとか出てきては聴きなおして、あ、これデジタル変換しておこうと、コンバーターを通してみれば、OS10.11では使えなくなっていて、ならばとMacmini(10.6)をとりあえずとばかりに接続して、で、収録しつつ(上の写真)……、で、これ書いているし。進みませんわな、そりゃ。   そうそう、そんなドタバタながら、昨夜、知人と、高尾山口駅といいましょうか、高尾山登山口にできたばかりの日帰り温泉施設へ出掛けました。もちろん、空いている時間帯(閉店ギリギリ)を狙って。そしたら、新しい……。って、当たり前か。まぁ、イマドキの施設でしたが、駅が近いこともあって外風呂周囲には囲いがあって、すぐそばに高尾山があるのに景色を愉しめずでした。ただ、まぁ、温泉というわりには、泉質に物足りなさを感じる……、のは、たぶん、自らの温泉のデフォルトが乗鞍になってしまっているからでしょうね……。そういえば、我が家の近くには、関東最大級を謳うスーパー銭湯も29日に開業するとか。なかったんですよ、この手の施設が、この近辺には。   というわけで、大掃除に戻ります。

#1291 ハイレベルなオンロード性能に、過去との決別を感じた、新型エスクード。

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 書かねばならぬことは多けれど、忘れぬうちに、エスクード。改めて新型エスクードをテストする機会がありました……、でも、右の写真は試乗会のもの。そうなんです、今回撮影した写真のいくつかを誤って消去してしまったもので。さてと、もちろん #1267 にて書いた印象は大きく変わっていませんが、細かな発見があれこれとありましたので記しておきましょう。強く感じたのは、乗用車ベース云々ということよりも、オンロードをかなり意識した仕立てになっていること。ま、ベースのポテンシャルもありましょうが、シャシー剛性を意図的にといわんばかりに高めてあり、それがすべてにプラスに働いています。言い換えれば、そこからはオフローダー的なテイストは感じ取れませんし、それゆえに、日常走行においては路面が荒れたところでは硬さが顔を出します。といっても、それは2世代目までのリジッドゆえのドタバタする動きとは異なるもので、シャシー剛性(タイヤ含)の高さゆえのことであり、まぁ、トレードオフといいましょうか、許せる範囲といいましょうか、そんな感じです。  それによる恩恵で、いちばんの分かりやすさは高速時の安定性。とにかくクルマが真っすぐ走る、走りたがろうとする。で、それを確認できると(シャシー剛性の高さに気付くと)、ワインディングでの正確なトレース性と、ストローク量は限られているとはいえ、しなやかに動くサスペンションにうっとり。さらには、ロールフィールの的確なバランスと、さらにさらに、リアサスのグリップ感の高さに、価格帯以上を感じます。まぁ、これは一般路での話で、つまりは、それ以上は試していませんが、そこから先、予感させる回頭性は、たぶんフォレスターのほうが高いでしょう。ただ、たとえ比較して低かろうと、そこから先は立ち入り禁止を感じさせるような仕立て(アンダーが出るとか以前ね)がありますし、何よりも先に触れたロールフィールの好印象が作り上げられていますから、これで十二分を感じます。  で、驚いたといえば、静粛性もしかり。これも過去のモデルが不得手としていた部分ですが、まぁ、眺めてみれば、ホイールハウジングに防音を目的としたインシュレーターを採用。しかしですね、それによって静粛性は高められたものの、雨の八ヶ岳周辺を走ったらば巻き上げた枯れ葉やらがついてしまって、掃除するのがたいへんでした。そうなんですね、オフロ

#1290 しゃべらなくなったお父さんの電池交換と携帯電話変更の話と……。

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  #929 にて書きました、手荒い手術によって復活した、しゃべるお父さんトイレットペーパーフォルダーカバー(正式名称いまだ分からず)ですが、早々と電池切れ。と思って、調べたら、交換したのは14年7月のことですから期間にして1年半、電源オフスイッチがない、つまり、常時オン状態だったと考えればこんなものかなとも思えてきます。同じ電池交換といえば、心臓に埋め込むペースメーカーも電池を交換するために交換の必要があるそうです、10年に一度だか。ただ、あちらもやはり常時オンとなっているシステムですから……、って考えると、スゴイ。あ、でも、価格も違うし……、云々。昨今では電池交換不要タイプもあるようですが。  というわけで、我が家のしゃべるお父さんトイレットペーパーフォルダーカバーは再び手術を行うことになりました。でも、今回は簡単です。前回、傷口を縫うようなことはせず、安全ピンで留めておいただけですので。ただ、電池が我が家になかった。いわゆるボタン電池なんですが、あると思っていたら、在庫切れしていた。というわけで、amazonにて注文。開腹(開背か……)されたままに放置となりました。  それにしても、このなんでもamazonで注文ってスタイル、便利ではあるんですけど、同時に出掛けなくなっていることに気付きました。それが地域の経済活性化を阻み、さらには運送会社の負担を大きくしているなど、そんなあれこれに悪を感じつつも、……、ついつい注文してしまう。いや、だって、今回なんて196円という安価な上に、送料無料。こうなると、わざわざ出掛けるのは、わざわざ高い買い物をしにいくようなものですから……。  ちなみに、郊外に住んでいて感じるのは安いからと遠出したとしても、実は近隣で買い物するほうがお得になる場合がほとんどだってこと。たとえば、ガソリン。7km先のガソリンスタンドが、たとえ5円/L安かろうとも、そこまで出掛けるのに14km/L走るクルマの場合でも往復で1Lを要する分けです。つまり、我が家の界隈ですと107円かかることになります。そうなるとですね、107/5=21.4L以上給油しないと得にはならんわけですな。現実には、14km/Lで走れるかって問題もありますし、手間を考えると、どうなんでしょうね、ってことになります。なんてだらだらと書きながらも、先に書きましたように効率だけを

#1289 子供時分の憧れたるワクワク感が今も残る、ハイポネックスな話。

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 突然ですけどね、子供の頃の憧れでした、ハイポネックス。たぶん、多くの人が知らないでしょう。あれです、植物用の液体肥料。舶来ものであるそれは、当時、たしか、ラベルの英文字表示バリバリでまさに舶来モノらしさあふれるデザインと、お小遣いでは手が届かないことから、まさに吉田少年の憧れでした。大人になってからは、その憧れもあってかハイポネックスはバルコニー菜園において必須アイテムとなっています。って、化学肥料ではありますけど、自分の中では、化学肥料という概念を超えた特別扱いとなっています。  現在、どこでも手に入るようになり、たぶん、当時よりも安価になったハイポネックスですが、配合割合も変わったような、変わっていないような、と思って過去を調べてみれば……、といいますか、すでに本国アメリカでは、ハイポネックスブランドは他企業に買収され、ぱっと見たところ、この液体肥料タイプは消滅。老眼にはかなり辛い細かな文字で書かれたラベルを読み取ってみれば、なんとなんとなんと、Made in Japanの字面が。現在のこの商品は、どうやらライセンス販売という形態をとっているようで、まぁ、ちょっとガッカリといいましょうか、なんとなく寂しい気分になってしまいましたが……。  最近、この手の液体肥料には、ハイポネックスの価格を大きく下回るような品があれこれとあります。で、試しに購入し、説明書きを読んでみれば、え? 原液のまま施肥するの? とオドロキが。そうなんですね、だから、安いのでした。ちなみに、ハイポネックスは250〜2000倍に薄めて使いますから、そう考えると、実はリーズナブルだったりもします。  宣伝してどうするって感じですが、あ、こういう紹介をアフィリエイトへと繋げればいいわけですな。ってわざとらしい、あの手法にはついていけないので……、と言いつつ、アフィリエイトを貼っておきましょうかね(左)。

#1288 実は持ち運びがとってもラクチンだったりする、Macmini。

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 家からMacを持ち出すことはあまりありません。というか、過去に一度もありませんでした。あ、これ、デスクトップマシンの話。でも、今日持ち歩きました。というのも、 請け負っていた知り合いの年賀状データを、 我が家の Macmini2010にしか入っていないアプリケーションで作成しており、 最後の出力において不明点があるというので、持ち出すことになったわけです。もちろん、Mac miniはタオルで包み、ケーブル類、MagicMouseからHappy Hacking Keyboardまで持参。  ……中略……、 ま、大正解でした。現場で、あれこれと修正があったり、調整があったりしましたので。それにしても、Macminiってのは実は持ち運びにも便利だとは思いもよらずでした。それほど重くありませんし、何よりコンパクトなサイズが持ち運びをイージーにしています。ちなみにモニターは知り合いたくの薄型テレビを利用しましたが。  まぁ、持ち歩かなくても、デスクトップでもノートでも同じ環境を整えておけばいいだけの話だったりもするんですけどね……。それよりも、Macmini2010でしか動かないアプリケーション(バージョン)ではなく、最新マシン(最新OS)でも動くバージョンを使いなさいって話だったりもしますな……。これ以上書くとますます突っ込まれそうなので、この辺りで。

#1287 付かず離れずの距離感を保っている、富士山との不思議な関係。

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   人生の、仕事の大先輩たちから、ここを褒められることがあります、って話は過去にも触れましたが、クルマのことだけではなく、それ以外のネタがオモシロイと言われることがしばしば。でも、今、手元にあるのは、BMWの試乗会とVWの試乗会の話と……、あれこれクルマ話。しかも、まとめている時間がとれないという、なんともかんとも。というわけで、春菊話につづいて、無理矢理に、クルマ以外のネタを。富士山です。   取材で、先週金曜日に富士山麓へ出掛けてきました。今回は北側。って、12月に入ってから富士山周辺をうろちょろしています、なんなんでしょうか、この偶然は……。で、富士山話。富士山を見て育ったわけではありませんし、見慣れるというほどに身近な存在にあったわけでもありません。でも、うちの両親の実家は、富士山を挟んで反対側に位置していたりします。って、偶然ですが。ってのが、富士山と自分の関係なんですが、なんでしょうね、この山麓にいると落ち着く感じは。能登にいるのと似た、何か惹きつけられる感があります。ま、よく分かりませんが。  そういえば、先日の取材は、例の季節外れの嵐が訪れた日でした。新年号に掲載するために富士山の写真はマストだったのですが、当日は、富士山が見えないどころか、雨と風で撮影どころではなく。ところがですね、予報を覆して午後になったら晴れ間が覗いて……、あれ、富士山の下のほうが見える気がする、あらら、富士山が裾野までばっちり見える。というわけで、無事撮影完了。  なんなんでしょうかね、この偶然といいましょうか、迎えられた感じといいましょうか、は。ま、そんな不思議さを感じつつも、山麓に住みたいとはちっとも思わないのも、また理由があるんでしょうね、きっと。思うに、たぶん、富士山とは一生、付かず離れず、でも、結ばれない運命にあるんでしょう。え? オチ? ありません。あ、左の2枚の写真は、上が当初雲に隠れていた富士山、下が、姿を現した富士山。ちなみに、どこから見る富士山がいちばん好きか……、どこだろう。たぶん、本栖湖の辺りというか、スタックランドファーム付近から見る姿がいちばん好きかな。それか、朝霧高原でしょうか。大沢崩れにドキドキを覚えたりもしますしね。といいつつも、宝永山によるアクセントも好きだったりしますし……。あ、考えておきます、ちゃんと。

#1286 スポーティさと安心感が同居する、レヴォーグたるアドバンテージ。

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 さて、レヴォーグ。って、このレヴォーグに乗りながら、BMWのあれこれに乗ったり、VWのあれこれに乗ったり、先に書いたようにスバルのあれこれに乗ったりと、もはや、様々な角度から比較してしまう結果に……。ま、その分、素性が見えた気がしましたが。といっても、先に書いたとおりです。1.6GTは、スポーティさを演出したモデルでありながら、ベーシックとも異なる不快さを覚えさせない乗り味を作り上げています。つまり、見方によっては中途半端さがある、見方によってはどちらの性能も上手くバランスさせているモデルということ。で、その詳細をあれこれと書いてはみたものの、 #1285 とほとんど同じだったのでここでは割愛します。  そうそう、感心したことに、視界の良さがありました。と、表現すると、ウインドウエリアが広いとか、開放感と捉えられてしまうかもしれないのですが、それとはちょっと違った車両感覚が掴みやすいという視界の良さでして、これが楽というか、安心感を覚えましてね。我が家の近くには、信号手前で幅が狭くなる道路がありまして、そこで信号待ちをする時は左側は石垣ギリギリまで寄せる必要があります(写真左)。ところが、そこの石垣が傾斜しているもんですから、車種によってはドアミラーをヒットする前にホイールをヒットさせてしてしまう。そうなんですね、かなり緊張を強いられるんです、ここ。しかし、レヴォーグでは強いられなかった。というか、ドアミラーと石垣との距離を注視することなく寄せられました。  なぜか。って、Aピラーのラインから、三角窓、そしてドアのラインまで、視認性を作り込んでいるんですね、このクルマ。っていうか、インプレッサシリーズ。つまり、見ていないようで、見えている、そんなデザインがされているんです。こうしたカタログに堂々と謳えないようなあれこれを設計に織り込んでいるのが、スバルのモデルなんですが、まぁ、これは乗ってみると分かる、つまり、オーナーになってみないと分からないことだったりもしますな。  さて、燃費ですが、八王子近辺の市街地を走って、11.6km/L。八王子から恵比寿まで約50km下道を走って、13.2/L。全くの同条件ではないとはいえ、ほぼ同じ道を、似たような条件で走ったパサートヴァリアント(15.7km/L)と比較すると、物足りなさを覚えます。って、キャラクターが違う

#1285 理解するに必要なキーはスポーティさにある、レヴォーグ1.6GT・B型。

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 さらにさらに、スバル車ネタが続きます。でも、試乗会ネタではありません。ロングインプレッション中のレヴォーグについて。ですレヴォーグに、散々に取材してきましたし、開発陣に話をうかがってきましたし、分かっているつもりなんですが、ついつい、スポーティたる意図的な演出が施されたモデルであることを忘れてしまいます。なぜなんでしょうかね、これ。レガシィ(4世代目)の2.0i的なスタンダードを重ねてしまうのです、ついつい。それはエンジンパワーじゃなくって、シャシーのほう。というわけで、試乗する度に、違和感からスタートするんですが、ま、すぐに思い出します、あ、スポーティに仕立てたモデルだったんだ、と。  試乗したのは、B型で改良型ダンパーを採用し、燃費改善を図った1.6GT。で、ファーストインプレッションですが、低速域での渋さが薄くなったというよりは、よく動くようになった感のほうが先に飛び込んできましてね、なんていうんでしょうかね、……、よく動くんですよ。いいことなんです、いいことなんですけど、でも、バネレートは高め、ストローク量は少なめ。つまりですね、フラット感が薄くなった印象があり、ストローク量だけではなく、底づきな雰囲気も感じさせる。言い換えますと、バネレート高め、でも、乗り心地をしっかりと確保している、という乗り味であり、これも、ひとつのバランス、か。ただ、これは日常における低〜中速域での話で、高速域に行きますとフラット感がここぞとばかりに全面、前面に出てきます。  もう少し、乗り込んでみると、あれこれと見つけられるかなと思いつつ、本日、フォレスターやXVの最新の仕立てを感じたら、ますます、あれやこれやを感じつつ。でもね、いいんです、これで。スポーティさを極めたステーションワゴンですから。って、考えると、もっとスタンダードなこのサイズのワゴンがあったら、いいのにな、と感じたのも、また事実ですが。  というわけで、後日、燃費を含めて、また、語ります。

#1284 1.6Lでも、不足を感じさせなかった(ACC)、インプレッサ+アイサイト。

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 そして、インプレッサスポーツ。え、何か変わったのか? って、そうなんですね、とうとう1.6Lエンジンにもアイサイトが組み合わされまして、そのチェックをしてきました。 チェック といっても、プリクラッシュブレーキは確認できませんから、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、つまり車間維持クルーズコントロールですな。その 追従においてキーとなるのは、エンジンのパワーレスポンスといいますか、トルクですな。いや、普通に走っている分には、1.6Lでも不足はないんですが、ドライバーの期待値をACCにて表現するには、やっぱりエンジンにもゆとりが必要なわけで、そういった観点から、1.6Lでどこまで仕立てられたかな、が、気になっていました。    もっと具体的にいいますと、停止から発進加速、減速からの復帰加速といったシーン。ま、結論としては、不足なし。といいますか、良く頑張ったといった感にあふれていました。安易にパワーを求めてエンジン回転数を上げると、期待されるエンジン音とパワーとのズレを感じさせてしまうし、その逆はクルマの加速不足を感じさせてしまうものですが、その加減を上手く作り込んでいました。平坦なシーンでは、先行車に懸命に付いていこうと2500回転付近までひっぱりますが、違和感はないですし、パワー不足も感じない。また、歩くと勾配を強く感じるような坂道(上り)にある信号からの発進加速では、2900回転付近まで引っ張って先行車にしっかりと追従していきましたし……。そうなんですね、ちゃんと勾配やらも考慮しての制御。ま、当たり前といえば、当たり前なのですが、シーンが変わってもフィーリングを変えないところは、たいへん良くできていましたと褒めたくなりました。  そのほかは、ほかモデルのVer.3(ACC)と印象変わらず。戸惑いが少なく、積極的に付いていこうとする制御だったりとか、アナログ感(人間味)あふれるブレーキング(停止)だったりとか、さらには、交差点の右折レーンに入った時、先に停まっていたクルマを認識するに少々の時間が必要だったり、夕刻の真逆光でエラーを起こしたり、といったところまで。ま、当たり前ですな。  あれこれと、この手のシステム(ACC)を試していますが、停止まで対応するという幅広い速度域から、制御まで、スバルは先を走っていることを再認識。そして、この手

#1283 まさにスバルらしい正常進化を果たしていた、大改良版フォレスター。

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 そして、フォレスターです。やはり、 #1259 で書きましたが、先の試乗会は、XVと同じようにクローズドコースでしたから、一般道におけるフィーリングが気になっておりました。結論を言ってしまいますと、良かった。ちゃんと仕立てられていた。いやいや、好印象でした。先にも書きましたように、余計な動きをしなくなったというと、あれか、えっと、クルマの楽しさに必要な要素を厳選して作り上げていたシャシー性能とでもいいましょうか。えっと、余分なところを削ぎ落としつつ、SUVらしさを残していた、と表現すれば分かりやすいでしょうか。言い換えると、素直さが極められたって感じか。試乗したのは、NAモデルです。  たとえば……、ステアリング。ギア比をクイックにしたというものの、それはスポーティさを狙ったというよりは、より素直さを感じ取れるようになったシャシーに見合ったもの。つまり、以前のままにクイックにしていたら、頭だけ妙にひょこひょこと動き、また、それを助長するフィーリングになっていたと思いますが、今回は、サッと動くようになった分、ステアリングもそれに合わせてスッスッとした動きに仕立てた、なんていう、幼稚な表現を使うと分かりやすいでしょうかね。あれです、ステアリングの切り足し→ヨー発生→ロールへの移行が自然になり、そこにおけるタイムラグが小さくなった分に、ギアレシオも合わせました(対応させました)といった感じ。それはステアリングフィールに、意図的にスポーティを狙ったような嫌みがなく、日常においては、素直さがもたらす扱いやすさを得たとでも言いましょうか、そんな印象を受けました。  あとは、なんだっけか。そうそう、今回は、吉田テストコースたるラフロードを走ってきましたが、路面トレース性の高さによって、フラットかつグリップ感がありました。これは、クローズドコース試乗記でも書いたフィーリング同様とでもいいましょうかね。そうなんですね、仕立てのいいサスペンションってのは、オンでもオフでも対応できるもんなんです。ただですね、凹凸がかなり大きくなるような極端なシーンでは、そもそもバネレートが高い分、オフローダー的なストローク量を持っていない分、硬さが出てきますし、フラット感を失うこともあります。まぁ、トレースしきれないような速度域までは試していませんので、分かりませんが。と言いつつ、ほら、凹凸が

#1282 いいんじゃないでしょうか、とっても、スバルXV・HV(D型)。

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 クルマ以外のことを書き続けようと思っていましたが、再び、クルマの話です。しばし、試乗会が連続しますし、しかも、ラインナップが多い試乗会なので、しばらくはクルマ話が続きます。  というわけで、大改良を受けたスバルXVから。って、すでに #1260 でお伝えしていますが、あれはクローズドコースでの話。今日は、一般道での試乗会がありましたので、あれやこれやと感じたことを書き連ねてみましょうかね。ほら、クローズドコースって、つまりテストコースやらサーキットを指しますが、路面が整えられておりまして、やっぱり印象は違うもの。まぁ、あえて一般路を模した継ぎ接ぎ路面が設定されていたりしますが、それでも、やっぱり一般路と違う。そして、サスペンションのバネレートを高めに設定している最近のスバル車においては、一般路で違った一面が顔を出すのも、また事実。ですから、クローズドコースで好印象であっても、果たして、一般路でどこまで……、ってなことが、ちょっと気にかかっていました。  試乗したのは、XVハイブリッドでしたが、いいんじゃないでしょうか。C型でのシャシー大改良で、低速域において、サスの動きの渋さがもたらしていた、ゴトゴトたる硬さが消えていました。まぁ、完全にとは言いませんが、動きが良くなった分、少なくともドタンがトンになっていました。個人的にはこのD型になって、トータルバランスがさらに高められた印象を受けましたが、果たして、それが何が理由だったのかはわかりませんが。  大改良を受けたハイブリッドユニットについては、 #1234 で書きましたとおり、好印象。やっぱり、エンジン始動時のショックはわずかとはいえ、ありましたが、ま、気にならないといえば気にならないし、気になるといえば気になるレベル。フィーリングの面でも、先に言いましたように、シャシーの味付けに見合っていますし、いいんじゃないでしょうかね。で、今回も、ちょいと燃費を計測してみましたが、河口湖を巡るワインディング路において、法定速度内で巡航する先行車に付いていって(非ACC)、21.9km/L。いいんじゃないでしょうか。ワインディングだったし、多少とはいえ加減速が続きましたし。  そういえば、XVシリーズって、いつしか、ガソリンモデルが多くを占めるようになっていたようで。ま、ハイブリッドはアイサイトVer.2のままだった

#1281 今年はちょっと早めに蒔いた春菊、冷え込み前に暴走中。

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 気付いたらば、ここ、クルマのことしか書いていませんでした。このホームページって、いわゆるヒット数が多いのは、やはりクルマネタですが、身近なところからコメントをもらうのは、クルマネタ以外のほうが多かったりします。というわけで、たまにはクルマ以外のネタを。  といっても、これといって写真も撮っていないし、高尾山の紅葉はもう終わりだしと、バルコニーを覗けば、春菊が暴走を開始していしました(写真)。ちなみに、右に見えるのは伏見唐辛子。まだ、枯れずに花をつけていたりします。ぶら下がっている実は食せず、来年用の種として収穫するつもりです。で、春菊。今年は、少し早めに蒔いたこともあって、簡易ビニールハウスにせず、そのままの放置栽培となっています。まだ、気温が高いからでしょうね、勢い良く伸びていまして、その勢いは花芽をつけてしまいそう。って、日照時間が不足していますから、まだ付けないでしょうけど。今年蒔いた春菊の種は、昨年、花を付けたもののほか、新しい品種も混ぜてみました。サラダ春菊とタイトルが付けられていまして、って、そう謳われていない品種であっても、我が家では、春菊は生でそのままバリバリ食べますけど、さて、どんな違いがあるんでしょうかね。  この春菊ですが、第一陣の収穫は、12月30日を予定していますから、成長がちょっと早過ぎるきらいもあるんですが、ま、これから気温が下がって、成長も止まることでしょう。そう、何故に12月30日に収穫するのか。深い意味はなく、この日に、知人が我が家に集まるものでして。そうなんです、春菊三昧なパーティをするもので。って、人数を考えたら、これじゃ足りないかも……。

#1280 なんだかんだ言われた先代であっても、レガシィ最終型は高値安定。

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 もうしばらくで届く原稿依頼を待ちつつ、去年の今ごろは何をしていたんだろうかと振り返ってみれば、今日、12/2はBMWのオールラインナップ試乗会が千葉であって、終了後に翌日の取材のために金沢まで走るというたいへんな1日でした。横浜市金沢区じゃなくって、石川県金沢市ね。ちなみに、取材班は先に金沢入りして、あとから追いかけることになったんですが、まさかの吹雪かつ圧雪路となった北陸道を走ったことは、いまでも強烈に覚えています。そう、強烈にね。その金沢行きとは、三栄書房のクラブレガシィの一時休刊となる最後の号での取材でした(画像上)。現行型レガシィを連れたっての取材。そうか、1年前はクラブレガシィがあったんだなぁと思いつつ、連載で受けていた中古車相場リサーチの企画のことを思い出しました。そう、あれからレガシィの中古車相場って、追いかけていませんでしたので。  で、先代レガシィ生産終了から1年以上が経過してさてどうなったかと調べてみれば、やっぱり高値傾向にありました。注目は、新型では消滅してしまったツーリングワゴン。その最終型となるE型の2.5LNAに設定されていた特別仕様車B-SPORT EyeSight、その中でもさらにG Package(写真左)の価格は、予想どおりな高値。車両の状態にもよるんでしょうけど、検索した中でいちばん高かったのは248.4万円。ちなみに、新車時の価格は278万2500円+塗装代で281.4万円。つまりですね、新車時から33万円しか下がっていないと。なるほどねー、ナビとか、オプション満載かと思ったら、ナビレス。そうか、最後の最後の最後の登録ゆえのプレミアム価格かと思ったら、26年1月登録ですから、まだ受注を受けていた頃の車両。つまりですね、ほぼ2年落ち。あ、走行距離が極端に少ないのかと思ったら、走行距離2.0万kmと、2年で2.0万kmは平均的(レガシィツーリングワゴンでは少ないほうですが)。  なんだろ、この個体と調べてみたら、詳細の記載に、車両価値を削ぐ方向への誤りを発見。Gパッケージだからパワーシート付きなのにレスになっているし、17インチホイールなのに16インチという表記。それなのに強気の高値表記。で、もう少し調べたら、同じ店舗で、それこそ最終の最終の最終の最後な登録と思われる、14年12月登録、つまり1年前登録で、距離は1.6万

#1279 やっぱり良かった、とっても良かった、VWパサート・ヴァリアント燃費編。

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 で、 #1278 の続きですが、あのですね、記した燃費ですが、再確認したら16.7km/Lでしたので、もっと良かったです。で、で、今日、八王子から品川まで、例のごとくいつもの下道を走ったところ、それなりの渋滞につかまりながら……、なんと、15.7km/L。まったくの同条件で走っていないとはいえ、Poloブルーモーションよりも、良かったりして。  そもそも新開発の1.4Lターボエンジンが燃費性能に優れているってことは、同じエンジンを搭載しているポロブルーGT( #1165 )であれこれ述べましたとおり。ただ、ポロよりもかなりの重量増であるパサートでここまで低燃費が引き出せるとはちょっとオドロキでした。ちなみに、今回は高速な定速走行をしていないので、どこまで伸びるかは分かりませんが、かなり優秀であることが、推測されます。もちろん、パワーについてはなんら不足なし 。こうなると、燃費良し、パワー良し、これで十分どころか、十二分を感じるわけです。  で、なぜに、ここまで燃費がいいのか。それを探ろうと、先の下道ドライブで、あれこれと観察してみたところ、エンジンそのもののポテンシャルのほか、気筒休止(2シリンダーモード)とコースティング(VW流表記ではフリーホイール)がキーになっています。アクセルペダルがパーシャル気味になるやいなや、2気筒を休止させますし、アクセルペダルをオフにしようもんなら、即座にコースティングに入ります。まさに、その制御ったら隙あらばとといった感があります。ゴルフ7にてはじめて採用されたVWの気筒休止システムは、当初、振動が顔を出す回転域でも作動していましたが、昨今のシステムは、振動が出てこない1500回転以上にしないと作動しませぬ。で、回転域を少し上げても気筒休止モードに入ったままでして、その際の瞬間燃費を見ると……、ご覧のとおり。ゴルフ7(1.4L)で見たことがあったような、数値を引き出せます。  VWに限ったことではありませんが、コースティングするモデルにおいて、低燃費を引き出すに必要なのは、コースティングをいかに利用するか。って、当たり前なんですが……、つまりですね、MTでいうところのクラッチオフでの惰性走行をいかに活用するかってこと。もう少し砕きますと、その惰性を殺さぬようにできるか、ブレーキをできる限り踏まぬようにできるか、にキーがあ

#1278 やっぱり良かった、とっても良かった、VWパサート・ヴァリアント。

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  #1195 にて、やはり大絶賛しました、フォルクスワーゲン・パサートですけどね、借り出してのテストドライブをしております。が、やっぱり、いい。なんだろうな、フォルクスワーゲンらしさ全開というか、ゴルフ7でこれでもかと見せつけたMQBプラットフォームのポテンシャルをさらに引き上げていたとでもいいましょうか、そんな感じ。ボディ剛性が高いことをこれ見よがしに感じさせるというよりは、ボディをしっかりと作り込んでいるといった感にあふれていまして、走りにも大きくプラスになっていることを感じさせるものでした。  って、たとえば、シャシー。取り付け部の剛性がというと、つまらない言い回しになりますが、サスペンションの支持剛性がすこぶる高くてですね、それゆえに、直進性はハイレベルだし、サスの動きの細やかさといったら絶品だし、路面からの衝撃も確実にいなすし、接地感も豊か。路面状況のいいところでは、その良さがさらに引き立てられて、もう、うっとりといった感にあふれていました。ちなみに、グレードはR-Lineで、オプションの19インチタイヤをはいていたこともあって、レギュラーモデルよりは、質感やらスポーティ感は高められていましたが、路面状況が芳しくないところでは、トタトタと硬さが出ていましたし、個人的な好みからするともうちっと緩いほうがいいのになと思うところがありました。たとえば、今日、山道を走ったんですけど、タイヤのグリップ力といいましょうか、クイック感といいましょうかが強くて、想定したステアリング操舵以上に、タイヤがグリップしてインを付くもんですから、わずかとはいえ、修正舵が必要になる。対話を崩されるとでも言いましょうか、そんな感がありました。ま、以前にも書きましたが、サスペンションの設定はひとつで、16〜19インチまで対応させていますから、致し方ないことですな。というわけで、ぜひとも16インチに乗ってみたいと思うわけですが、どうやら広報車の用意はないようで……。  1.4Lターボエンジン? あ、R-lineを期待する人はどうかわかりませんが、もはや十二分。中回転域でのトルク感がしっかりと表現されていまして、そこには楽しさすらあります。不足を感じさせないだけではなく、満足感を覚えさせるとでもいいましょうか、そんなフィーリングをもっています、このエンジン。燃費は、山道を含む下道を16

#1277 スポーツもいいけど、アクティバもいい、ダイハツキャストの話。

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 ダイハツのキャスト アクティバです。大絶賛したスポーツじゃなくって、アクティバ。って、キャスト自体が大絶賛モデルだったりもしますが。 #1273 にてスポーツのことを書いたら、興奮冷めやらぬ感じが伝わってくるねとコメントをもらいましたが、まさにそのとおり。冷めぬうちにと書きました。が、一方では、軽自動車を褒めるなんて珍しいね、と言われましたが、……中略……、珍しくないというか、これはダメ、あれはダメと頭ごなしな表現はしていないつもりなんですけどね……、……。  で、アクティバですが、いろんなシーンを走ったところ試乗会の時( #1250 )とは少々異なる印象が生まれました。まず、ハンドリングについてですが、コーナーであとわずかにロールさせたほうがいいと書きましたが、高速道路の合流手前のカーブを走っていたら、意外にベストバランスなんじゃないか、このロールと感じました。ので、ま、ひとつのバランスとしては整っていることを再確認しました。  あとは、印象が異なるというか、あの時には発見できなかったこととしては、やっぱりタイヤのケース剛性が高いことが気になりました。フラット感が作り込まれているがゆえに、タイヤが起因するコトコトとした動きが、気になってしまう。コンフォート感をもう少し作り込まないと、クロスオーバーたる商品性に期待される……、って、期待されていないんだろうか、コンフォート感って。ま、そんな感じでしょうかね。  エンジンはターボでしたが、アクセルを少し踏み込んだだけでトルクを意図的に立ち上げるフィーリングに、小型車には負けんぜよといわんばかりの意気込みを感じました。不自然なところもあって、好みではないかなと思いつつ、ま、実際にそれによって不足を感じさせるシーンはありませんでしたから、660ccであってもこの仕立ては有効なのかなと感じました。  実はポロブルーモーションからの乗り換えでしたが、それほどに不足を感じませんでした。ま、ステアリングフィールやらあれこれに違いは感じましたが、不足とまでは感じなかったとでも言いましょうか。そのほかは、好印象のまま。ディーラーオプション扱いとなるダイヤトーンサウンドメモリーナビは操作性に不満はないんですが、レスポンスがもう少しよければなと思うところがあった程度でしょうかね。音質については頑張っていますが、もう少しいいス

#1276 安くはないポロなのに、ポロが不足していた、ポロ ブルーモーション。

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 フォルクスワーゲンのポロに追加された3気筒ターボエンジン搭載モデル、ポロ ブルーモーション。あれ、ブルーなんたら、ってあったんじゃなかったけか? と思われた方、それはブルーGTで、あちらは1.4Lターボを搭載しながら、スポーティな走りと燃費・環境性能をハイバランスしたモデル。で、こちらは、1.0Lターボエンジンを搭載して、十分なパワーを備えながら、燃費・環境性能を高めたモデルと、そんな違いがあります。なるほどね、価格を抑えたベーシックモデルかと思いきや、これが、269.9万円と、レギュラーモデルより高い設定。どうして? なぜ? と思って聞いてみたら、空気抵抗を低減する専用エアロパーツやらが付いていたり、装備があれこれ云々、となもし。なるほどね、なるほどね、なるほどね、……、ま、エコ=安いというイメージはいかんですから、なるほどね、なるほどね……。  ま、肝心なのは走りだと走ってみれば、あれ? タイヤの空気圧が高すぎるフィーリングが。サスペンションのストローク感はポロしているんですが、空気圧が高いがゆえの硬さとタイヤにおける反発を強く感じまして、あれ? おや? があります。分かりやすい表現をしますと、ボールにパンパンに空気を入れてしまった時のあの感じ。剛性感はあるんですけど、反発も強く出るというあのフィーリング。タイヤはもちろんエコをキャラクターとしていますが、グリップ力はそれなりにあります、ありますが、グリップ感のほうがポロしていない。このグレードの狙いは分かるんですが、理解できるんですが、ポロらしさが失われていないかい? と思うところがあるわけです。なんだろうな、ワインディングを走り込むと感じるポロらしい楽しさがあふれてこないって表現すればいいでしょうか。って、まだ、エンジンを語らずして。  で、エンジン。これは良かった。パワーは十二分。高回転域までパワーを出しますが、そこでのエンジンサウンドがね、ちょっとね、雑なのが気になるかなといった感じでしょうかね。3気筒なりの振動は回転域によってありますが、MINI(ナロー)ほどではなく、好印象。といいますか、DSGが振動が出る回転数(1400回転以下)をあえて避けてシフトしていますので、マニュアルで無理矢理に高いギアをセレクトしない限り、振動を感じることはないでしょう。ただ、その分ですね、燃費が犠牲になっています。

#1275 意外に早い登場でした、BMWのFFコンパクトセダン(コンセプト)。

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 以前にも書きましたが、BMWのFFプラットフォーム戦略の要となるセダンモデルが、果たしていつ出てくるのかと思ったら、いきなり来ました。って、コンセプトモデルですが。詳細は明らかにされていませんが、まぁ、2シリーズアクティブツアラー/グランツアラーやら、X1と同じでしょう、あれこれ。  どのブランドも、スタンダードサルーンをアッパークラスへと移行させてしまったがゆえに、空白となってしまったポジションをどう埋めるかがキーとなっていました。ところが、FFコンパクトモデルが作り出したキャビンスペースがもはや基準となってしまった昨今において、いまさらFRベースで作ることなどできず。というわけで、FFベースでメルセデス・ベンツも、アウディも投入してきたわけですが……、って、これってCセグセダンとなるわけか。もはや、シェアを大きく落としている日本におけるCセグ(のセダン)において、これらモデルって受け入れられるのでしょうか……、ま、メインターゲットは日本ではないのでしょうな。  今回、発表されたのはデザインケーススタディモデルですが、ま、わりとこのままに市販される作り込みだと思われます。サイドは要素を詰め込み過ぎた感があり、いわゆる寸詰まり感がありますが、それは1シリーズクーペ(FRだけど)にも見られたことですから、たぶん、意図していることなのでしょう(と受け取った)。パッケージにおいてクーペテイストを強めていませんが、デザイン的にはクーペを感じさせるところがキーなんでしょうね、このモデル。  フロントでは、ヘッドランプにシャープさを与えつつ、ボトムグリルにVシェープを与え、リアではテールランプやリアフェンダーを随分とワイドとしているだけではなく、テールランプに新しいL字ラインを与えるなど、あれこれと新しさがあります。ま、これからのBMWテイストなのでしょうね、これが。ちなみにこのテイスト、好きだったりします。

#1274 ここぞと新機能を搭載してデビューした、BMW・7シリーズ。

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 キャスト・スポーツへの感激ぶりから、前日にあったBMW7シリーズの試乗会のことを書くのを忘れておりました、すっかり。というわけで、新しい7シリーズです。すでに、紹介原稿も幾度か書いていますが、とにかく新技術によるトピックが多すぎて、書き切れない。紹介をあれこれして、機能をふたつも含めたら、400Wなんて文字数は簡単に埋まってしまうもの。それでいながら、トピックも優劣付けがたいというか、新技術が関わっているので落とすに落とせない。  ボディはカーボンを多用して軽量化を果たしたことが謳われつつ、実はアルミやスチールとの接合にもトピックがありますし、2アクスル・エア・サスペンション(セルフ・レベリング機能付)は、機能名がすでに長いだけではなく、具体的な車高に触れようとすると文字数オーバーとなります。エグゼクティブ・ドライブ・プロだって、ステレオカメラによって前方の路面を検知して、電動式アクティブ・スタビライザーによって、乗り味とハンドリングをコントロールしつつ……、なんて書いたらすでに80文字。外からリモコン操作で駐車可能なリモート・コントロール・パーキングも書かねばならんと思っても、具体的にどんな駐車に対応するのかまで書けない。レーザーライト、ジェスチャーコントロール、さらには大きくなった10.2インチモニタから……、云々。  というわけで、最新の技術、機能をこれでもかと"盛って"デビューを果たした7シリーズですが、とってもいい。それは、単純に技術や装備がということだけではなく、走りがいい。試乗したのは、新型3.0Lターボエンジンを搭載した740iのMスポーツでしたが、とっても良かった。何が良かったかといえば、分かりやすいラグジュアリィテイストと、BMWらしいスポーティさを上手くバランスさせつつ、大きく引き上げていたことでしょうか。簡単に表現しますと、トニモカクニモ、フラットライド感にあふれていまして、とことんコンフォート。それでいながら、ハンドリングはストレスを全く感じさせることなく、エンジンパワーについては低・中回転域のトルクに富み過ぎていて、文句の付けようなく。  タイヤからのロードノイズが大きめかなと思ったものの、銘柄をチェックしたらポテンザS001。そうですか、そうでしたか、それは失礼しました、といった感じ。といいま

#1273 想像以上の仕上がりとなっていた、ダイハツのキャストのスポーツ。

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 あのですね、打ちのめされましたよ、ほんと、打ちのめされました。ダイハツのキャスト・スポーツに。 #1250 で、キャストの走りの良さを語りましたが、あのキャストをベースにしながら、ボディに手を加えることなく、専用タイヤと専用サスペンションで作り上げてきた、スポーツはとんでもなく、楽しいクルマに仕立てられていました。  簡単にいいますとね、重心高がある分を上手くいかしたセッティングといいましょうか、そういう意味合いでは、低重心を謳う正統派スポーツカーであるコペンとは、アプローチが違うんですが、その分、荷重移動を楽しませてくれるというか、隙とは異なる余地があるというか、マッタリとも違う緩さがありつつ、でも、ボディ、シャシーの剛性感に不足など見当たらず、といった感じ。よく分からないですね。えっとですね、単なるスポーティを狙ったというよりは、キャストに与えた質感をうまくスポーティに仕立てたモデルであって、素性に優れているし、重心高ある分を楽しめてしまう、それでいながら緩さはなくって、でも、乗り心地に硬さはあるけど、サスペンションのしなやかな動きがもたらすフラット感が快適性を感じるという……。ますます、分からないですね。  具体的に書いてみましょうかね。えっと、シャシー剛性がとんでもなく高いんです。でも、ステアリングを切り足したところでボディは動きます。ヨー→ロールと的確に、そして流れるように移行したかと思うと、タイヤのグリップが立ち上がってステアリングに操舵感が加わって、で、ロール量をきっちりとコントロール。グリップ感は、以前、書きましたように、タイヤのグリップ感以前の、シャシーのグリップ感が高い、どころか、さらに引き上げられていて、とんでもなくハイレベル。アンダーを引き出すにはかなりラフなハンドリングか、かなりの速度域にもっていかないと無理でしょうな、といった懐の深さがあります。それでいながら、軽自動車なのに、インをグイグイついていくという、そのシャシー性能に、まさにうっとりといった感じでした。  路面の凹凸を細やかにトレースしていくフィーリングは、軽自動車的フィーリングではなく、スポーツカー的でありながら、質感があるという、ハイバランスぶり。もちろん、それはダンパーの減衰力とバネレートのバランスが美しさによるもの。もちろん、タイヤのキャラクターゆえの硬さはありま

#1272 やっぱり能登、それでも能登、でも、なかなか行くことができない能登。

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 秋になったら能登へ行こうと思ってました。でも、連続する大きな仕事に翻弄され、10月になったらが、11月になって、11月に入っても行けそうもなくって、乗鞍に雪が降る前(下道で行くもので)の11月末までにはなんとかと思っていたものの、とうとう11月最終週にも仕事を入れなければならなくなり、断念。ま、スタッドレスタイヤをはいておけばいいだけの話なんですが、乗鞍越えして行く道中は、やっぱり雪があると1日で到着するにはきついもので。えっと、高速道路なんぞ、使いませぬ、そんな道中、まったくもっておもしろくないものですから。  なぜ、能登へ出掛けたかったか。仕事であれこれあって、考えることもあって、心はすっかり荒んでいるってのもありますが、いらっしゃいませんか? と一枚のハガキに誘われたこともあっての、能登でした。もう少し、何故能登かについて考えてみたんですが、まぁ、思い浮かぶのはこの写真の情景。心打たれ、素っ裸にされるあの感覚。で、もっと思い出そうと思って、ここに描いた能登話(→ 能登 )を読み返したら……、あれ、文章、とっても上手いじゃん、この人。自分で感心するのもなんですが、ストレートな表現のあれこれに、やっぱり、能登の素晴らしさを思い起こすわけですが……。  そうそう、少し前から考えているんですが、ここには駄文と称しながらも、残しておきたい文章といいましょうか、紙に印刷しておきたい文章が、いくつもあります。そのうちに、冊子としてまとめようかと思っていますが。  あ、話のオチ? あえて真冬に行ってみようと思っています、能登。スタッドレスタイヤをはいて行くか、飛行機で行くかは、まだ分かりませんが。たぶん、荒々しい日本海に、打ちのめされて、ますます、好きになると思います。台風直撃な日ですら、感激していましたから……。