#1278 やっぱり良かった、とっても良かった、VWパサート・ヴァリアント。

 #1195にて、やはり大絶賛しました、フォルクスワーゲン・パサートですけどね、借り出してのテストドライブをしております。が、やっぱり、いい。なんだろうな、フォルクスワーゲンらしさ全開というか、ゴルフ7でこれでもかと見せつけたMQBプラットフォームのポテンシャルをさらに引き上げていたとでもいいましょうか、そんな感じ。ボディ剛性が高いことをこれ見よがしに感じさせるというよりは、ボディをしっかりと作り込んでいるといった感にあふれていまして、走りにも大きくプラスになっていることを感じさせるものでした。
 って、たとえば、シャシー。取り付け部の剛性がというと、つまらない言い回しになりますが、サスペンションの支持剛性がすこぶる高くてですね、それゆえに、直進性はハイレベルだし、サスの動きの細やかさといったら絶品だし、路面からの衝撃も確実にいなすし、接地感も豊か。路面状況のいいところでは、その良さがさらに引き立てられて、もう、うっとりといった感にあふれていました。ちなみに、グレードはR-Lineで、オプションの19インチタイヤをはいていたこともあって、レギュラーモデルよりは、質感やらスポーティ感は高められていましたが、路面状況が芳しくないところでは、トタトタと硬さが出ていましたし、個人的な好みからするともうちっと緩いほうがいいのになと思うところがありました。たとえば、今日、山道を走ったんですけど、タイヤのグリップ力といいましょうか、クイック感といいましょうかが強くて、想定したステアリング操舵以上に、タイヤがグリップしてインを付くもんですから、わずかとはいえ、修正舵が必要になる。対話を崩されるとでも言いましょうか、そんな感がありました。ま、以前にも書きましたが、サスペンションの設定はひとつで、16〜19インチまで対応させていますから、致し方ないことですな。というわけで、ぜひとも16インチに乗ってみたいと思うわけですが、どうやら広報車の用意はないようで……。
 1.4Lターボエンジン? あ、R-lineを期待する人はどうかわかりませんが、もはや十二分。中回転域でのトルク感がしっかりと表現されていまして、そこには楽しさすらあります。不足を感じさせないだけではなく、満足感を覚えさせるとでもいいましょうか、そんなフィーリングをもっています、このエンジン。燃費は、山道を含む下道を160km走って、15km/L超。ラフな運転はしませんでしたが、エコ運転していたわけでもないんですけどね。
 #1279へ続く……。

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