#1284 1.6Lでも、不足を感じさせなかった(ACC)、インプレッサ+アイサイト。

 そして、インプレッサスポーツ。え、何か変わったのか? って、そうなんですね、とうとう1.6Lエンジンにもアイサイトが組み合わされまして、そのチェックをしてきました。チェックといっても、プリクラッシュブレーキは確認できませんから、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、つまり車間維持クルーズコントロールですな。その追従においてキーとなるのは、エンジンのパワーレスポンスといいますか、トルクですな。いや、普通に走っている分には、1.6Lでも不足はないんですが、ドライバーの期待値をACCにて表現するには、やっぱりエンジンにもゆとりが必要なわけで、そういった観点から、1.6Lでどこまで仕立てられたかな、が、気になっていました。  
 もっと具体的にいいますと、停止から発進加速、減速からの復帰加速といったシーン。ま、結論としては、不足なし。といいますか、良く頑張ったといった感にあふれていました。安易にパワーを求めてエンジン回転数を上げると、期待されるエンジン音とパワーとのズレを感じさせてしまうし、その逆はクルマの加速不足を感じさせてしまうものですが、その加減を上手く作り込んでいました。平坦なシーンでは、先行車に懸命に付いていこうと2500回転付近までひっぱりますが、違和感はないですし、パワー不足も感じない。また、歩くと勾配を強く感じるような坂道(上り)にある信号からの発進加速では、2900回転付近まで引っ張って先行車にしっかりと追従していきましたし……。そうなんですね、ちゃんと勾配やらも考慮しての制御。ま、当たり前といえば、当たり前なのですが、シーンが変わってもフィーリングを変えないところは、たいへん良くできていましたと褒めたくなりました。
 そのほかは、ほかモデルのVer.3(ACC)と印象変わらず。戸惑いが少なく、積極的に付いていこうとする制御だったりとか、アナログ感(人間味)あふれるブレーキング(停止)だったりとか、さらには、交差点の右折レーンに入った時、先に停まっていたクルマを認識するに少々の時間が必要だったり、夕刻の真逆光でエラーを起こしたり、といったところまで。ま、当たり前ですな。
 あれこれと、この手のシステム(ACC)を試していますが、停止まで対応するという幅広い速度域から、制御まで、スバルは先を走っていることを再認識。そして、この手のシステムは、機能名だけで評価するのではなく、性能まで評価し、そして判断することが大切であることを改めて感じました。そういう意味では、これだけの機能、性能をもっていて、208.44万円はリーズナブルってことも、感じました。まぁ、もっといいますとね、1.6i-Lベースではなく、1.6iベースで実現できたらば、もはや、天晴れに尽きるのですが……。

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