#1294 たかが感圧センサーがもたらす、新しい操作性、3D Touch。

 さてと、iPhone6sですが、もはや以前から使っているような錯覚を覚えるほどに違和感がありません。なんなんだこれは……と、今さらながらに、Appleの新製品たる提案に対して、抵抗せずに素直に従うに限るなと、あらためて痛感しています。って、いつものことですな、これもまた。
 そもそも、6sに対しては憧れだった機能がひとつありました。それが、先にも書きました3D Touch。AppleWatchですでに体感済みのタッチ時のフィードバックだけではなく、あらたに感圧センサーによる操作性は、発表直後から試してみたいと思っておりました。で、ま、その、試してみたら、ほほぅと感心しきり。
 たとえば、メッセージで送られてきた写真を画面サイズいっぱいに表示させるには、タップたるワンアクションが必要であることはどちらも変わらない。しかし、3D Touchでは、画面サイズまで広げることなく、それよりももう少し小さい簡易プレビューを、しかも、即時に表示する機能があります(写真左)。なるほどねー、そこがキーか、と思うでしょ、違うんですな。サイズはともかくとして、こういったプレビューを止めようとした時、かつては、一度、指を画面から離して、"戻る"をタップするなりの操作が必要でした。つまり、画面に触れるという点では、ツーアクションが必要でした。ところが、先の3D Touchでは、簡易プレビューから去るには、指を放すだけでいい。表示している状態から指を放すだけでいい。そうなんですね、押し込むことで違う階層へと誘うことができるだけではなく、つまり、複雑にできるだけではなく、操作性たる手間、つまり煩わしさまでも軽減してくれるところにもアドバンテージがあるわけです。
 って、今は、写真を拡大することだけを書いていますが、その操作性はいくらでも広がりが考えられます。たとえば、これまではアイコンをタップすると起動、長押しすると配置替えもしくは消去でしたが、3D Touchでは、メニューが出てきます。写真アプリだったら、最近の写真、お気に入り、1年前、サーチ、と、アプリケーションを開く前から、さらなるアクションを起こせる。また、URLのリンクでは、リンク先を簡易プレビューで表示させておきながら(読み込みながら)、これだと思ったら、さらに深押して完全に表示させ、これは違うと思ったら、指を放せば、元に戻る。ラクチンとは違うイージーさ、ですな、これ。
 というわけで、オモシロイです、6s。あと、指紋認証が早過ぎて、初めて使う者としては、あれ、パスワードロックがオフになっているのかな、と思ってしまうほど。いやはや、スゴイです、楽しいです、6s。

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