#1279 やっぱり良かった、とっても良かった、VWパサート・ヴァリアント燃費編。

 で、#1278の続きですが、あのですね、記した燃費ですが、再確認したら16.7km/Lでしたので、もっと良かったです。で、で、今日、八王子から品川まで、例のごとくいつもの下道を走ったところ、それなりの渋滞につかまりながら……、なんと、15.7km/L。まったくの同条件で走っていないとはいえ、Poloブルーモーションよりも、良かったりして。
 そもそも新開発の1.4Lターボエンジンが燃費性能に優れているってことは、同じエンジンを搭載しているポロブルーGT(#1165)であれこれ述べましたとおり。ただ、ポロよりもかなりの重量増であるパサートでここまで低燃費が引き出せるとはちょっとオドロキでした。ちなみに、今回は高速な定速走行をしていないので、どこまで伸びるかは分かりませんが、かなり優秀であることが、推測されます。もちろん、パワーについてはなんら不足なし 。こうなると、燃費良し、パワー良し、これで十分どころか、十二分を感じるわけです。
 で、なぜに、ここまで燃費がいいのか。それを探ろうと、先の下道ドライブで、あれこれと観察してみたところ、エンジンそのもののポテンシャルのほか、気筒休止(2シリンダーモード)とコースティング(VW流表記ではフリーホイール)がキーになっています。アクセルペダルがパーシャル気味になるやいなや、2気筒を休止させますし、アクセルペダルをオフにしようもんなら、即座にコースティングに入ります。まさに、その制御ったら隙あらばとといった感があります。ゴルフ7にてはじめて採用されたVWの気筒休止システムは、当初、振動が顔を出す回転域でも作動していましたが、昨今のシステムは、振動が出てこない1500回転以上にしないと作動しませぬ。で、回転域を少し上げても気筒休止モードに入ったままでして、その際の瞬間燃費を見ると……、ご覧のとおり。ゴルフ7(1.4L)で見たことがあったような、数値を引き出せます。
 VWに限ったことではありませんが、コースティングするモデルにおいて、低燃費を引き出すに必要なのは、コースティングをいかに利用するか。って、当たり前なんですが……、つまりですね、MTでいうところのクラッチオフでの惰性走行をいかに活用するかってこと。もう少し砕きますと、その惰性を殺さぬようにできるか、ブレーキをできる限り踏まぬようにできるか、にキーがあります。そのためには、先行車との車間を確保して、先どころか、先の先、いや、先の先の先の状況を読んで、先行車に追従するのではなく、後続車に迷惑かけるのでもなく、フリーホイール(惰性走行とでも言っておきましょうか)をいかに利用するか。
 って、これ、MTでは当たり前のようにしてきたドライビング。昨今の、AT、CVT全盛時代においては、流れを崩すことになりかねませんが、実は燃費性能を求める際には有効であり、そこにMTのアドバンテージがあったことも、思い起こしました。って、パサートから話がズレましたな。
 そうそう、パサートヴァリアント(R-Lineだけかなな)のタイヤ空気圧は通常230kPa指定ですが、コンフォートモードとして200kPaも推奨されています。で、あえて230kPaに整えてみたところ、タイヤの硬さを感じる前に、空気圧が高い時に聞こえ来る金属的な音が聞こえてきました。その上で、硬さも感じる。ただ、先のコースティングでは、意図的ともいえるような転がり抵抗の低さを感じますから、こりゃ、燃費に相当貢献しているなと感じたところもあり、また、
肝心な乗り心地についてですが、突然に硬さを感じさせるのではなく、常に硬い印象があるので、実のところ不満になっていなかったりします。接地感は薄くなったような印象が出てきますから、まぁ、空気圧については、オーナーの好み次第で、この間で探るといった感じでしょうかね。

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