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8月, 2014の投稿を表示しています

#960 情報を得て、共有して、アレンジするまで、すべてがSNSらしい、って話。

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 ワゴンRのところで書いた、その商品性をいかに伝えるか話につながる話。昨夜、ファッション業界の人とドライブしながら深い話をしたのですが、今、若い人たちがファッションたる情報を得るのは、もはや、雑誌やらではなく、SNSなんだそうです。  と、ここまでは、イマドキだねー、と思うわけですが、具体的にSNSをどう利用しているのかと訊けば、そこにアップされている友達、知り合い、そのほかつながった先の人のスタイルを参考にして、自分なりにコーデする、のが、今のメインストリーム、だそうで。ま、参考といいつつ、実は真似であったりもするらしいのですが……。しかも、そこにはお金を掛けないことがベースにあります。で、都会ではこれがファストファッションの台頭につながるんですが、都市部以外の若者たちは、ファストファッションも太刀打ちできないような、安価ファッションでどうにかしてしまうそうで。はぁ、そんなんですかと話を聞いていれば、ファストファッションすら見向きもしない、まさに従来の手法など全くもって通用しない世代が出てきていることに、ファッション業界としても戸惑いがあり、模索しようにもできない状況にあると。となると、簡単にターゲットにできるのは、我ら世代になるわけで……。ああ、そういうワケですか、ま、なんとなく気付いていましたが、云々。  ただ、ターゲットにされたところで、昨夜の自分の服装といえば、ユニクロでさらに値下げされていたシャツに、アウトレットでさらに値下げされいたパンツ。あー、ターゲットから外されているというか、世間から外れているんだな、って感じを受けました。って、ま、気にはしていませんけども。  そうそう、SNSがメインストリームだからといって、人々が集っている席で、スマートフォンをいじり続けているスタイルに対しては、やっぱり異を唱えたくなります。なんてことも言いづらくなってくるのですかね、この先。

#959 良くも悪くも感じさせないことにキーがある、ワゴンR+Sエネチャージ。

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 回生エネルギーを動力として利用した、ワゴンR、Sエネチャージ搭載モデルですが、ま、軽自動車でハイブリッドシステムがなかなか成立しない、そんなジレンマへの、ひとつの回答としての提案商品であると捉えると、なかなか愉しいモデルかな、と。 カタログ燃費は32.4km/Lと大きくステップアップしていますし、価格を抑えられましたから、その存在意義は大きいですな。ただ、量販グレードではないがゆえに、どこまで健闘するかが見どころではありますが。  ただですね、あれこれと探りながら試乗して感じたのは、一連の効果が分かりにくいこと。実はアシスト中のフィーリングは、現行型のままをターゲットとして作り込まれており、アシストされていることは視覚的には確認できても、体感することはできません。 現行型初期モデルから乗り換えた人は、ガソリンスタンドでおや? と感じるかもしれません。しかし、ノーマルのエネチャージ搭載モデルと比較して、果たして、どこかどんなふうに変わったのか、変わっているのか、が分かりにくい。  ちょっとやり過ぎ感すら覚えたのが、 IP電話の 通話後に、これまでのキャリアのプランよりもこんなにお得だったんですよと、教えてくれる機能。通話料金形態を頭に叩き込んである自分としては、こんなのいらんだろうと思ったんですが、分かりやすさ、使って良かった感、つまり、満足感を高められる機能と考えると有効なのかな、とも思いました。 もちろん、使用・走行条件がそれぞれに異なるクルマに、これを持ち込むのは難しいんですが、変わった感を強く打ち出すためには、ま、少なくともアシスト中の表示はもっと目立たせるべきという、優先事項が見えてきますし。って、好き勝手言っていますが。  ただですね、こうした新機能やその効果に対して、お金を払うモデルの場合、やはりオーナーは対価以上を体感・理解できてこそ、満足度を高められるわけですし、満足度が高いと、それをついつい自慢というスタイルで、人に伝えたくなるもの。昨今では、知人に話すだけではなく、SNSやらがありますから、ヘタに宣伝広告費を掛けるんだったら、よっぽど有効な手段ではないかと、思ったわけです。  あとは、このSエネチャージは、回生エネルギーからのみ電力を供給するのですが、実は、そこにゲーム性に似た愉しさがあることを発見しました。というのも、 街中では、必要

#958 行き過ぎていないスポーティ感にアドバンテージがある、ルーテシアGT。

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 ルーテシアGTのまとめを書いていませんでしたな。結局、能登行ったり、あっち行ったり、こっち行ったりして、1800kmぐらい走ってきたのかな、えっと、結論から言いますと、ルノースポールたる作り込みに衝撃を受けました。 #948 で書きましたが、スポーティなレベルは想定以上でして、そこには中途半端さも見当たらない。RSまでは不要だけどという、レベルを上手く表現している、そんな仕上がりでした。そう、とにかく、いい。いい、いい、いい。  1.2Lターボエンジンは、刺激は薄いものの、トルク感がしっかりと表現されていて、また、いざという時に、タコメーターを見ると、欲しいトルクがすっと出せる回転域をセレクトしています。それは、まさに、はいはい待っていましたよ、といわんばり。そんな、ルーテシアのスタンスに少々感激して、仲はさらに深まっていくという、なんともかんともなルノーテイストあふれるモデル。ただまぁ、 パドルシフト操作後、わりと早めにDへと戻すあたりに、もうちっと待ってよ、と思うところはありますし、Dレンジであっても下り坂では回転をキープしたままだったりと、ドライバーの意思そのままではないところもありますが、それも味と捉えられるから不思議ですな。  スピード域は少々高めとなりますが、ワインディングでの愉しさは格別でして、クルマとの一体感という意味合いでは、さすがといわんばかりのルノースポールテイストを感じさせます。路面を捉えて離さないシャシーフィールと、そのしなやかさという表現の先にある、滑らかさに、もう、うっとり。走り込まないと顔を出しませんが、走り込むと簡単に見えてくるその作り込みの深さに、ひたすら感心しました。  あ、このGTには、エコモードがない代わりに、RSドライブという、レスポンスやらを引き上げるモードが付いています。これも、おもしろい。燃費は一気に悪化していくんですけどね。  燃費といえば、もはや燃費よりもフィーリングを優先したスタンスに、実は感心しました。いくらアクセルペダルを緩やかに踏もうとも、2000回転まで引っ張り、少しでも深く踏もうものなら3000回転まで引っ張るという、その考えは、もちろん不足ない加速を提供するため。その割り切りといいましょうか、その意地っぷりにも、らしさを感じ、共感したり。たぶん、キャラクターを立てるために必要なことって、こ

#957 2年分の縛り(割引)終了とともに、auを出ました、ってな話。

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 4台目となるiPhone5c(自分用)を手に入れました。これ、MVNOで使います。これまで使ってきたauのiPhone4SをSIMフリーにしようと、いわゆるゲタも手に入れて準備万端だったのですが、意外にもdocomoのiPhone5cが手ごろな値段だったものでついつい。 もちろん、iPhone5cに対しては戸惑いがありました。あと少しでiPhone6 が発表されるというこのタイミング、しかも、5cであることに。ただ、ちゃんと割り切りました。と言いますか、5cでなければならない理由をあれこれとピックアップして、決断しました。以前にも書きましたが、意外にもこの質感好きですし、というか、やっぱり5sは好きではないし、かといって、発表直後の6の価格に対して、魅力を感じませんし……。ということで、いまさらの5cですな。  そうそう、今回のMVNO契約に関して、ひとつだけネックになっていたのは、MNP時のタイムラグ。MVNOの申し込みって、対面窓口ではなくWebであり、申し込んでからSIMが届くまでに時間がかかり、その間、電話が使えなくなります。って、ま、数日だしいいかなと思っていたら、最近では、窓口での対応が始まった店舗があり、そこまで足を運んで、この件は解決。ちなみに、その窓口、大手キャリアのカウンターの奥へと押し込められていたものの、5つあった 席は満席状態(金曜日夕方)。こうして大手から逃げ出す人も少なくないようですな。  さて、これから。いわゆる無料通話などありませんから、 ひとつIP電話番号を設定しました。これで万全だなと思いきや、Apple謹製電話アプリを使う機会が減ると考えると、なんかやってることが違うかなと思いつつ、ま、仕方ない。あ、これから発信する際には基本Facetime、だめだったら、 IP電話を使いますので、よろしくです。  回線としてはdocomoになりましたので、八ヶ岳でも使えます。というか、これで電波が届かないという言い逃れができなくなったとも言いますな。ちなみに、データ通信スピードですが、提供側にもよるんでしょうが、高尾の自宅では、au LTE(mineo) のほうが速いです。なので、ほんとうは、auが良かったんですが、八ヶ岳ではLTEのみのmineoは残念ながら全く使えず状態だったので、諦めました。せめて3Gが入ってくれたらね。

#956 とうとう、搭載しましたな、実用軽自動車用、スズキ版2ペダルMT。

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 このタイミングに、いろんなあれこれを感じつつ、まぁ、想像していたよりも搭載モデルの発表は早かったなと思います。あれです、スズキの2ペダルMT。スズキ流の名称は、オートギアシフトだそうで。  # 645 でも書きましたが、このトランスミッション、昨年のキャリイのフルモデルチェンジに合わせられたらスゴイなと思っていましたが、やはり難しかったようで、こうして1年後にずらしてきました。まぁ、軽トラへの搭載ですから、その信頼性を高めるためにこの時間が必要だったのでしょう。  さて、これで、3ATを選ぶ必要はなくなったわけですが、と思ったら、いきなりはラインナップから外すことなく。って、どこまでATを残すのでしょうかね、それも見どころかと思います。まぁ、肝心なのはオートギアシフトのフィーリングが受け入れられるかどうか、か。といいながら、そもそも、軽トラックの3ATのフィーリングったら……、以下略。 なんてあれこれを考えつつも、もしATがラインナップ落ちしたら、その途端にATの中古車価格が跳ね上がるのだろうか、なんてことも妄想していますが。いや、自分が買うんだったら、なんだかんだで、5MT、か、な。  そうそう、ギア比は、5MTよりも低く、さらにファイナルまで低いってんだから、なんだか、……、えっと、その、期待してしまいます。ちなみに、このオートギアシフトの低いギア比って、ローギアを与えられなかったため(4WD)の措置なのでしょうかね。  いずれにしても、これで、実用系軽のトランスミッションの方向性がひとつ示されました。そして、気になるのは次期型ジムニーと、ほかメーカーの対応ですな。

#955 中途半端さは見当たらないS4、扱いやすさにあふれていたSTI。そう、WRXな話。

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 で、WRXですな。スバルのWRX。話を聞いていると、レヴォーグよりも開発のスタートは早かったようですが、レヴォーグのほうが発表が早かったので、共用していたあれやこれやを、レヴォーグに先に発表されてしまったとか。ただ、まぁ実際には開発時期の差による、仕上がり差はないんでしょうけど、 たった数か月の発表差が、クルマにも表れていたような印象を受けました。 つまり、いい。セダンだからいいのか、な。  個人的に印象に残ったのは、意外にもS4。いや、実は、S4の存在ってのは、少々前から知っていましたが、同じプラットフォームを使いながら、ここまで車名を変える商品展開ってどうなんだろうって、ことを含めながら、中途半端さを感じていました。セダンは、G4、S4、B4って並びにしたいことは分かるのですが、それが伝わりにくい。そこにヒエラルキーが表現されていたとしても、ドイツ車のような理路整然とした並ぶが分かりにくい。上に、EJ20ターボを残し、下は、FB型で 1.6Lと2.0LNA、で、自らはFA20ターボって、わかるようで実は分かりにくいエンジンラインナップ。というようなあれこれを含めつつ、互いに互いの印象を打ち消すようなゾーンがあって、そんなことを感じていました。  ところが、試乗したところ、これが、良かった。回答性たる素直さあふれるハンドリングと、スポーティたるパワーユニット、そして、AWDたる安定感。このあたりはレヴォーグにも共通するのですが、それらが、さらにブラッシュアップ感していたというか、バランスされていた感を覚えました。なんでしょうね、これ。スポーツテイストを語れるポテンシャルを与えながら、誰でも愉しめるというフィールドを残しているという、このバランス感。そこには、クラスアップに通じる、質感の高さもあって、なかなかいい仕上がりでした。  一方、WRX STIは、意外にもスパルタンさを前面には打ち出しておらず、そういう見方をすると刺激不足。しかし、絶対的な性能は先代のすべてを上回っています。なぜ、先のようなことを感じたかというと、ベースとなったプラットフォームが優秀であるために、エンジンひとつにしてもジェントルな印象が強くなり、乗り心地までいいし、なにより操縦性がハイレベル……。って、これもスバルの技術がなせる技って、捉えるべきこと。 こちらはサーキットで

#954 経済性には打ち消されない、ランドクルーザー70にあふれる存在価値。

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 さて、ようやく解禁となったあれこれが多くて、何から書こうかと思いつつ……、まずは、ランドクルーザー70からですな。  初期型に乗っていた者としては、このフロントフェイスに対しては、申し訳ありませんが、ありえないと表現したくなりますし、ガソリンであることも、素直に受け入れがたい組み合わせ。なんてことを、蒸し暑いあの時期に行われた撮影会の最初に感じたのですが、撮影会が終わる頃には、疲れ果てたこともあってか、いやいや、見慣れた感もあって、いいんじゃないと思っていました。復活したナナマルは、あの頃のナナマルたるテイストを持ちつつ、ま、違うクルマ、という捉えていたように感じます。少なくとも、このランドクルーザー70の乗り味については、イマドキの乗用車的なテイストはまーったく期待できませんから、そういった面では、個人的に大歓迎。そう、昔のテイストこそが、大歓迎。  今回、新たに登場となったピックアップトラックは、やはり10年前に国内での販売を終了した、ハイラックス・ピックアップトラックの代わりという見方もあるようですが、全長5mオーバーではそこに異を感じます。ただ 、こうした話題性にも、トヨタがナナマルをリリースした狙いがあるわけで、そう考えると、これはこれでいいのではないかと思えてきます。  ま、あれこれありますが、ひとまずは、再導入したことを高く評価したいですな。売れるんでしょうか、って、売れているようですが、ある一定台数で、止まるような気もしています。その存在価値と、税込み360万円という価格に、ふらりときても、JC08モード燃費6.6km/Lにて、 目が覚めるような気がするんです。ハイオクだし。

#953 馬ありきだけど、馬だけではなかった、WarHorse。

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 War Horseを観てきました。しかもフロントローで。馬だけではないことはなんとなく気付いていましたが、やはり、馬だけではありませんでした。もちろん、馬ありきなのですが、馬を引き立てつつも、目立ち過ぎない、そんな加減の演出がとても良かった。飾り気のない舞台、鉛筆書きのモノクロアニメーション(言い方知らないんだけど、これでいいのか?)で表現した背景と、そんなシンプルさも良かった。  馬については、おもしろいもので、最初は馬を操作している人が目に入ってくるものの、いつしか馬しか見えなくなっていました。この引き込み方は、マジック的であり、とてもおもしろく。ストーリー的には、尺を意識しすぎた感があって、詰め込みすぎならぬ、早すぎる流れを感じましたが、ま、いいんじゃないでしょうか。感動の嵐って評はどうかと思いますが、ま、いいんじゃないでしょうか。  何はともあれ、クリエティブたるレベルに、驚かされたって感じでしょうかね。チケット代1万3000円も安くはないけど、高くはないかな、とも思えました。  写真は、会場のシアターオーブから眺めた渋谷駅方面。意外に高い建物がなかったんですな、渋谷って。

#952 いつのも道、いつもの定番、突然の雨、下道ドライブの変化に富んだ楽しさ。

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 能登でのあれこれではなく、能登の前後について、写真とともに記しておきましょうか。いちばん上は、富山県の神通川。岐阜から富山へと抜ける頃に土砂降りに遭いました。この日は、岐阜県に大被害をもたらした日でして、河川もごらんのように増水して、ダムも完全放水中といった感じでした。そんな日に山道を選ばなきゃいいんですが、乗鞍へ向かっている時は、それほど雨足も強くなく、雨雲も見られずだったので。  二番目は、富山湾にかかる、なんたらブリッヂ。海岸線沿いの道がやはり空いているのですが、その途中にあります、この橋。どっかの東京湾の橋とは違って、交通量も少ないですし、何よりも多くの色を使って飾られていないので、わりと好きだったりします。ま、どこぞの東京湾ほどの夜景ってほどではありませんが、富山湾の夜もきれいですし。  三番目は、東京へ戻る途中、朝、立ち寄った八ヶ岳のパン屋さんのエピ。このパン屋さんは、何を食しても、幸せな気分にひたらせてくれるのですが、その中でもこのエピはお気に入りでして、最近では、八ヶ岳ドライブのマストパン(!?)になっています。この朝のエピは、焼き具合と香ばしさとが、絶妙でした。  というわけで、結論に何を書くんだっけかな。忘れたけど、あれ、下道ドライブってのもいいもんですよって話か。いや、違う。ま、いいや。能登への道中は下道を走るから楽しいのです。はっきりいって、高速道路を利用して能登へ出かけることは、自分にとって行く意味はないなと思っているほどです。

#951 慣れも出てきたけれども、まだまだ発見が多い、能登の話。

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 八ヶ岳の後は東京へ戻ることなく、能登へ向かいました。無謀ですな、無茶ですな。って、あえて行動に移しています。といっても、東京から向かうよりも距離が短くて済むからってな、そんな理由で。 そして、今回も晴れました。石川県入りした日は、バケツをひっくり返したような雨でしたが、翌日は晴れました。これで、能登の晴れ記録は6連勝になりますかね。やっぱり、能登に呼ばれているんだと思いますし、毎回、それをひしひしと感じます。  ただ、今回は、慣れが出てきたこともあり、また、タイミングが悪く、逢えなかったり、買えなかったりもありました。そもそも、夏休みということもあってクルマは多かったし(見えるところにクルマが走っているかいないかレベルの話)。 といっても、能登に教えてもらうことやら、再認識するあれこれはたくさんありましたけども。  写真は、いつもと違って、能登らしさというよりは、写真としていいものをいくつかピックアップしてみました。時系列に並んでいますが、インパクトがあるのは、最後の夕陽でしょうか。太陽は雲間に隠れていましたが、雲によって、その空模様は時間とともに変化していくもので、1時間ぐらいひとり撮影していました。いちばん上の写真は、拡大すると分かりますが、制限速度標識とにらめっこしています。バランス感と、後ろの海と、そんなあれこれが好みですな。3番目の写真も拡大すると分かりますが、向こうの岬へと続く道が見えています。ルーテシアが停まっている道とが繋がっているんですが、その道と道が並行であることから、繋がっていないように感じさせつつ、実は続いているという、そんな不思議さに惹かれて、シャッターを切っています。2番目は、だだっぴろさと、クルマのアンバランスな配置が好み。この写真はFacebookにて、友達に場所を聞かれて、答えましたが、場所を限定できないような回答にしています。すみませぬ。  今回は、奥能登にて、意外な出会いがありました。ちょっとまだどうなるかは分からないし、確実になるまでは言わないでおきたい、そんな刺激的な出会い。能登に出かける理由となる、そんな出会い。ま、そのうちに。  さて、次はいつ行きましょうかね。会いに行かないとね。9月かな。って、行ってるヒマなんぞあるのかい? ないやね。

#950 リフレッシュってのは、日々の楽しさの再認識に意義がある、ってな話。

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 無謀というか、大胆というか、今年の夏休みは、八ヶ岳の貸別荘を5日間連続で借りまして、知人たちと過ごしてきました。  それにしても4泊5日は……、短かった。ほんとにあっという間でした。日々、イベントを予定してはいましたが、それほど大掛かりなものではなく、1日ごとにひとつずつ、お祭り、お招きに与って出かける、焼き肉屋、花火、程度。文字にすると、たったそれだけなんですが、それぞれがとてもとてもとてもとても濃いものだったので、その充実感と充足感とは、かなりかなりかなりかなり深く。何もないようですることは多く、そこには楽しさがあふれていた、ってな、そんな日々を過ごしてきました。  ここに掲載した写真は、そんな八ヶ岳でのシーンのあれやこれや。センスある人の手にかかると、食卓はこうも変わるかと驚かされ、ビートルカブリオレをオープンにしておっさん4人で乗って 、信州の奇祭に驚きを覚え、停滞する前線が作り上げた美しい景色に見惚れ、雨のために会場へ出かけること断念していた花火大会が行かずして別荘から見えたり、なんだかんだいいながらも青空が時折のぞいたり……。  写真から伝わってくるあれこれは、個性あふれる知人たちと、キャラクターの強いクルマと、大量のとうもろこしと地元の新鮮な素材とおいしいパンと、シェフの腕前と体験をベースにした深い話と、天気はイマイチでしたが、八ヶ岳という場所と、ま、そんなあれこれがもたらした相乗的な楽しさとでも言いましょうかね。  で、あらためて感じるのは、連泊という遊び方と、それを心に残るものへと引き上げるためのスタンスの大切さ。なんてことは、幾度となく語っていますが、ま、そういうことなんだと思います。簡潔に表現するならば、とことん遊ぶこと。後先ばかりを考えるのではなく、後先を後にして、とことん遊ぶこと。その、とことんぶりが深ければ深いほどに、得るものは相乗的に大きくなるものです。  リフレッシュとは、体力的な疲れを癒すことだけを意味せず、人生の過ごし方、楽しみ方を、再認識することに、その意義があるように思います。あとは、日常は持ち込まないほうが、より豊かになれることも再認識。テレビであるとか、東京でも買える加工食品とか。   あ、個人的には、体力的に無理を強いたとしても、得るものがあるのならば、それもリフレッシュと呼べるんじゃな

#949 3台のiPhone5Cと、2台のiPhone5をトレードしてきた、ってな話。

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 我が家にあった3台のiPhone5cは、すべて養子に出してきました。って、無下な表現ですな。えっと、吉田ファミリーへと届けてきました。なんか、しっくりこないけど、ま、いいや。で、 それと引き換えに奪取した、いやいや、引き上げてきたのが2台のiPhone5(写真)。まぁ、このauのiPhone5は、振り返ってみれば、中途半端というか、まさに、なかったことにしてくれ的な世代となりましたな。SIMフリーにもできないし、MVNOするにも使えないという。ただ、それでも需要はゼロではないようですので、ドナドナする予定でいますが。  話は戻って、iPhone5c。すべてMVNOへと移行させましたが、やはり、携帯電話に関するあれこれは複雑というか、シンプルではないと感じました。電話 = 線でつながっている=電話番号がある、という認識で生活してきた者にとって、ネット回線を利用した通話はすぐには理解できないようで、さらにiPhoneを電話機と捉えていると、なおさらのこと。なぜ、無料通話が可能なのが、その理由を理解できないと、低料金を実現するための理想たる使い方も誤ってしまいます。  両親のiPhoneは、もはやIP電話だけでいいかなと思ったものの、SMSのみでやりとりしている知人がいたり、緊急電話の利用ができないことやら、逆に高齢者には、携帯電話番号(090やら)は必要な気がしました。ということで、付けましたけど。 いずれにしても、これから電話機という概念が大きく崩れていきますな。振り返ってみたら、そんなのあったよねー、的なデバイスになるんでしょう。OS10.10では、とうとうMacから電話回線を利用できるようになりますし。  さて、自分用をどうするか。とりあえずは、4SをSIMフリーにして……、と思っていた矢先、落下させてしまい。って、ガラス割れは増えませんでしたが、モニタの色合いがおかしくなってしまいました。ま、使えるからいっか。

#948 スポーティなレベルは想像以上だった、ルノー・ルーテシアGT。

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  #947 で記したクルマ、早々に 車種がばれてしまいましたので白状しておきましょうか。ルノー・ルーテシアGTです。そう、パワーユニットはレギュラーモデルの1.2Lターボのままに、ルノースポールが仕立てたシャシーを組み込んだモデル。正直言って、期待半分でした。いくらルノースポールとはいえ、 エンジンに手を加えずに シャシーだけ手を入れたとしても、それは中途半端になりやしないかって。  このルーテシアは、以前、 レギュラーモデルのインテンス(17インチタイヤ)にてロングドライブしていますが、 #722 にて書きましたように 、全般的には好印象なものの、タ イヤサイズが起因したシャシーとのアンバランス感が高速域のリバウンドストローク時に見られました。ただ、それは コンフォート感を求めてのことであり、そこに17インチと組み合わせたがゆえに、その動きが助長されているだけのこと。 もちろん、そんなことはルノーも分かっていますし、何よりもルノースポールですから……、もちろん、このGTでは、そんな動きは見当たらず。  このGTは、ルーテシアとしてのヒエラルキーを考えた時、上にRSがいることから、それらの中間に位置づけられています。ただですね、 RSが相当にハイレベルなクルマゆえに、このGTのポジションもレギュラー+α程度、つまり、中途半端にするわけにはいかず、結果、想像以上にシャシーを引き締め、ポテンシャル(ポジション)をかなり引き上げてきました。スペック的には、フロントのスプリングレートを40%アップ、フロントの減衰力を30%したそうで、ゆえにその乗り味からは、フラット感は減り、細かな揺れが続きます。といっても、 乗り心地という面では、悪いとは感じるシーンは少なく 、これもまた美点かと。ちなみに、鋭いインプレッションをするゴルフ5(E)乗りの両親(後席専門)は、こっち(ルーテシアGT)のほうが乗り心地がいいとコメントを残しましたから、きっと悪くないんだと思います。フラット感は失われていても、その動きのほうに何かを感じ取ったんだと思われます。  強いて、ウィークポイントをいえば、ECOモードがないこと。過去に書きましたが、ルーテシアのECOモードは、燃費や環境性能を期待できるだけではなく、そのフィーリングに扱いやすさが出てきます。そういった意味からするとノーマルモードでの

#947 とんでもないクルマに出会ってしまったかもしれない、という、話。

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 広く世間一般では、夏休みがスタートしたようで、夏休み突入直前の金曜日は、高速道路も有料道路も下道も大混雑していました。ごくろうさまなこってなどと他人事だと思っていたら、自分もその渋滞に巻き込まれたりして。  で、いざ休みがスタートしてみれば、台風来襲だそうで。早速、明日の予定はすっ飛びました。といいますか、今日にしても原稿に追われていますから、まぁ、少し助かった感もありつつ……。  写真は、この夏休み期間限定となる相棒からの風景(ヨコハマね)。借りてきたんですが、いきなり、打ちのめされました。車種は後日語りますけども、レギュラーモデルに対してシャシーのみハイレベルに仕立てたモデルなのですが、なんじゃこのシャシーのハイレベルな作り込みは!? といった感にあふれています。しかも、燃費がいい、これ。高速道路で20km/L。いや、VWの1.2Lターボと比較すると燃費はよくありませんけども、かなり ローギアードであることを考えると、かなり優秀です。  何よりも、このハンドリング、この価格ではありえないでしょ、 買いでしょ、買い 。まぁ、吉田的には、5ドアであることが惜しいのですが。って、 もう少し乗り込んでから、レポートします。

#946 矛盾している、広く伝えたいという想いと、教えたくないという考え。

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 基本的に、ここでは具体的な情報を書きません、あえて。とか書くと、ものすごく意地悪なヤツに映るかもしれませんが、って、意地悪なのかな。いやいや、そもそも考えるとですね、宣伝的な意味合いを狙っていないのに、広く皆さんはブログやらSNSやらにて、どうしてその場所を紹介したがるのか、逆にその理由が分からなかったりします。ってか、なぜなんですか? ってか、紹介したいのか。え、なぜに? 自慢なのか、って違うか。誰か教えてください。  さて、そんな話はさておき、最近は、あちこち走り回っていることもあって、そんな教えたくない場所、いやいや、お気に入りなスポットが増えています。これぞ、遊んでいるからこそ。ということで、写真は、先日、八ヶ岳な方々とちょっと歩いてみましょうと訪れた場所。そもそも、知られていないことを謳い文句としていましたが、いざ訪れてみれば、その謳い文句どおりで、誰もいない。なぜなら、アクセスがかなり面倒であり、舗装されているとはいえ、林道をかなり走らなければならず、こりゃ、普通の人は避けるやね、って感じでして。  個人的には、こういう困難があったほうが、燃えるんですけどね。って、思い起こしてみると、過去にはそんな地がたくさんありました。北岳の登り口でもある南アルプスの広河原もそうだし、富士山5合目までの林道ルートもそう。そういえば、先日、上高地もクルマで上がれたという写真を目にしましたが、こうして、マイカー規制ゆえに自分のクルマで入れなくなったルートが数多くありますな。最近では、町やら市やら村の予算的なこともあって、手直しできず、また、安全確保できず、規制が掛けられたままの道もあるようで。  いずれにしても、こういう場所は希少であり、貴重です。ただ、写真の地については、あまりに人気がなく閉鎖しますって可能性もあるわけで、そうなると困ります。かといって、具体的な情報を伝えるわけにもいかず。  ふっと、思うにですね、自分の中で、マスコミという職を選んだのは、あれこれを、あちこちの人たちに伝えたいと想ったから。おや、矛盾? いや、違いますな。

#945 レクサスとして、新コンセプトSUVとして、ブレが見当たらない、NX。

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 昨日はレクサスのNXの試乗会がありましたので、その話を。いきなりまとめ話をするならば、新MCプラットフォームを、よくここまで仕上げたなといった感にあふれていまして、って、それはハリアーでも感じてはいましたが、ハリアーにあった不足分が消え去っていました、と表現すると分かりやすいでしょうかね。していないつもりでも、ついついプラットフォームを前提にクルマを捉えていることがありますが、NXは薄々気付いていながらも、それを忘れさせてしまう、そんな仕上がりとなっていました。  で、これからあちこちに試乗記を書くので、いわゆるインプレッションは語らずにおきますが、レクサスとして、いちばんレクサスらしさを表現しているモデルのような気がします。それは、最後発レクサス、最新レクサスとして、という意味合いから。ブレーキのタッチから、ステアリングの革の質感、そして、インテリアのしつらえなど、破綻がないとは言い切りませんが、おや? をいちばん感じないモデルという意味合いからもちろん、クオリティやクラス感は別の話です。  で、で、気になる、2.0Lターボですが、事前情報から勝手に妄想していたよりも、大人しさ、いやいや、大人なフィーリングとなっておりまして、過給たる不自然さは見当たりませんでした。個人的には、中回転域のトルク感(量ではなくて)がもう少しあると好みかなと思ったものの、それはレクサスたるフィーリングとは異なるもの。そういう意味でも、レクサスとしてのフィーリングをしっかりと作り上げていまして、ここにもブレが見られません。いやいや、これは、嫌みを言っているんじゃなくって、好印象ってことです。  で、で、で、個人的な買いは、これが、意外にも、スポーティシャシーを与えたFスポーツ。ひとこと、乗り味がいい。乗り心地もハンドリングも、とても好感触なバランスでして、SUVという前提ありきで、スパルタンにさせすぎていないところがとても良く。そうそう、VersionLを選ぶならば、NAVI・AI-AVSは選んでおいたほうがいいです。ナシ、アリ、両モデルを比較しましたが、フラット感、トレース感などに差が生まれていまして、走りにおける質感を期待できます。ちなみに、セッティングはFスポーツと同じだそうで。  そうそう、ハイブリッドは、このモデルのキャラクターを考えると、個人的に、選択肢に入りませ

#944 開通してみたはいいけど、意外に利用していない、圏央道(東名-中央道間)。

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 圏央道が中央道と東名を結びんだのは、ちょうど1か月ほど前のこと。開通によって東名への利便性が高まることもあって、高尾という地に引っ越しました。しかし、いざ、開通してみたところで、それほど多用はしていません。その理由をいくつか記しておきましょう。  一つ目は料金。圏央道は実は一般有料道路にあたり、 高速道路よりも距離単位単価が高く設定されています。それを下げるために、ETCによっていわゆる特定区間等割引を採用。ところが、 中央道の八王子IC以西はいわゆる地方部区間になるものの、圏央道は 大都市近郊区間となり 、ETC割引においては、深夜割引(0-4時)までしか適用されず、平日朝夕どころか、休日まで割引なし(ちなみに先の特定区間割引とは併用されず)。 つまりですね、高尾山ICから厚木ICまで深夜以外に利用すると、走行距離27.9kmに対して、1120円(本来は1340円)。これでしたら、急ぎではない時は 下道で厚木まで走りますな。  もう一つはジャンクションでの渋滞。開通する前から感じていましたが、八王子JCT、海老名JCTともに、大動脈をつなぐジャンクションにしては、あまりにコンパクトに収めようとしてお粗末。ゆえに渋滞。アップダウンを与えながらのきついコーナーだけでもたいへんなのに、そこに合流が組み合わされるもんだから、それは無理もありません。特に海老名ジャンクション(特に東名下り線と圏央道)は渋滞が多くて、早期の解決が望まれますな。上のキャプチャー画像は、日曜日朝の八王子ジャンクション。相模湖&小仏トンネル先頭の渋滞は圏央道まで延びてしまっています。これも、問題ですな。あ、ジャンクションでの1車線絞りは、中央道合流での渋滞が圏央道へと延びるのを避けるためか。なるほどね。  画像下は、圏央道にある厚木PA。B級グルメなんたらって店舗があって、人だらけ。この写真、平日です。この先、行き止まりに見えますが、これ、違うんです。通路まで停めてしまっているクルマがいまして……、いやはやいやはや。

#943 二度(ふたたび)なフォード・エコスポーツ、四度(よたび)な富士山麓。

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 縁なのでしょうか。フォード・エコスポーツの取材がありました。まぁ、乗れば乗るほどに、そのポテンシャルに、その仕上がりに、そして、そのバランスに、感心してしまいます。その内容は、これから公開されるものゆえに、ここでの詳細は避けますが、簡単に言えば、林道を走ってみましょう、という企画でした。って、そうなんです、また、オンロードではなく、未舗装路での取材となりました。これが意外に走るし、やっぱり走らないというシーンもあり、発見と再確認が多い仕事となりました。ってか、2WDだし。ま、そんなあれこれは後日書きましょうかね。  で、取材では、写真のようなシーンにずっといたのですが、このエコスポーツに対しては、個人的にこんな風景のほうが目に馴染んでいまして、もはや違和感なく。というか、自然にたたずむ姿が妙に似合うクルマだなと思いました。やっぱり背面のスペアタイヤの存在が、そう感じさせるのでしょうかね。どうでしょうか。  話は変わって、この1週間は、富士山三昧でした。7日のうち4 日が富士山周辺での取材やらプライベートやら、あれこれと。もちろん、富士山は、それぞれの日で、違った表情を見せてくれましたが、いずれにしても、この時期の富士山は、夏が濃く詰まったような雰囲気があって、とてもとても好きだったりします。というか、夏を感じさせますし、登りたくなります。なんでしょうね、この魅惑は。とりつかれた感すら覚えます。 ちなみに、本日、土曜日の富士山周辺は大混雑で、撮影はなかなか苦労しました。中央道も相模湖から高井戸まで渋滞していまして、皆様、たいへんですね、といった感すら。いや、高尾からだと渋滞少ないし、そもそも、渋滞に巻き込まれないような時間帯、つまり6時前に出発していますので。  右の富士山は、4日分で、掲載していない2日分。2番目の写真は、富士スピードウェイでの試乗会の帰り。この日は富士山は1日中見えなかったのですが、帰り、峠道を上がったら、こんな具合に、雲の上に顔を出していました。最後は本日。この後、だんだんと雲が広がってきて、とうとう雷雨に。ただ、あまりひどいことにはならず、撮影は続行できましたが。