#954 経済性には打ち消されない、ランドクルーザー70にあふれる存在価値。

 さて、ようやく解禁となったあれこれが多くて、何から書こうかと思いつつ……、まずは、ランドクルーザー70からですな。
 初期型に乗っていた者としては、このフロントフェイスに対しては、申し訳ありませんが、ありえないと表現したくなりますし、ガソリンであることも、素直に受け入れがたい組み合わせ。なんてことを、蒸し暑いあの時期に行われた撮影会の最初に感じたのですが、撮影会が終わる頃には、疲れ果てたこともあってか、いやいや、見慣れた感もあって、いいんじゃないと思っていました。復活したナナマルは、あの頃のナナマルたるテイストを持ちつつ、ま、違うクルマ、という捉えていたように感じます。少なくとも、このランドクルーザー70の乗り味については、イマドキの乗用車的なテイストはまーったく期待できませんから、そういった面では、個人的に大歓迎。そう、昔のテイストこそが、大歓迎。
 今回、新たに登場となったピックアップトラックは、やはり10年前に国内での販売を終了した、ハイラックス・ピックアップトラックの代わりという見方もあるようですが、全長5mオーバーではそこに異を感じます。ただ、こうした話題性にも、トヨタがナナマルをリリースした狙いがあるわけで、そう考えると、これはこれでいいのではないかと思えてきます。
 ま、あれこれありますが、ひとまずは、再導入したことを高く評価したいですな。売れるんでしょうか、って、売れているようですが、ある一定台数で、止まるような気もしています。その存在価値と、税込み360万円という価格に、ふらりときても、JC08モード燃費6.6km/Lにて、目が覚めるような気がするんです。ハイオクだし。


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