#953 馬ありきだけど、馬だけではなかった、WarHorse。

 War Horseを観てきました。しかもフロントローで。馬だけではないことはなんとなく気付いていましたが、やはり、馬だけではありませんでした。もちろん、馬ありきなのですが、馬を引き立てつつも、目立ち過ぎない、そんな加減の演出がとても良かった。飾り気のない舞台、鉛筆書きのモノクロアニメーション(言い方知らないんだけど、これでいいのか?)で表現した背景と、そんなシンプルさも良かった。
 馬については、おもしろいもので、最初は馬を操作している人が目に入ってくるものの、いつしか馬しか見えなくなっていました。この引き込み方は、マジック的であり、とてもおもしろく。ストーリー的には、尺を意識しすぎた感があって、詰め込みすぎならぬ、早すぎる流れを感じましたが、ま、いいんじゃないでしょうか。感動の嵐って評はどうかと思いますが、ま、いいんじゃないでしょうか。
 何はともあれ、クリエティブたるレベルに、驚かされたって感じでしょうかね。チケット代1万3000円も安くはないけど、高くはないかな、とも思えました。
 写真は、会場のシアターオーブから眺めた渋谷駅方面。意外に高い建物がなかったんですな、渋谷って。

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