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#1657 フィエスタとジムニーと、車検取得。まだまだ乗ります宣言。

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 2年に1回、散財な巡りがあります。所有しているフォード・フィエスタとスズキ・ジムニー、偶然なのですが、車検が12月でしかもサイクルも一緒で、つまりは同じ年の同じ12月に車検が2台。さらには、これもまた偶然なのですが2台ともに11月中に自動車保険の更新があります。そうなんです、最悪な出費が待ち構えています。それゆえにどちらかを手放そうかなと思うのですが、思うのですが、手放せない。費用が掛からないのはジムニーですが、だからといって、フィエスタもそれほどかかるかといえば、掛からない。グランドチェロキー時代(V8/4.7L)のことを考えれば、安いもん。だから、2台、車検を通してしまうんですが。  フィエスタは、6年目を迎えて4万kmを少し超えたところですが、これがトラブルレスな優等生なようで、これといって手も掛からず。あれだけダストをまき散らし、ホイールに付着させているブレーキパッドも、まだまだ残り7mmも残っていましたし、バッテリーも、ま、すぐには交換せずで良さそう。で、思うんですね、フィエスタを手放す時って何がきっかけになるのだろうか、と。たぶん、デュアルクラッチTMのトラブルなのかなと思ったりもしますが……。ちなみに、トランスミッションについては、もはや諦めています。といいますか、最初からフィーリングについては期待していません。だからといって、何かリズムがあるわけではなく、まったく気ままな、その雑なクラッチ操作に呆れ返りながらも、ま、こんなもんでしょと捉えています。  ところが、今年の初めだったか、夏だったかに、制御プログラム変更がありまして、で、車検のついでにお願いしたらですね、走りがですね、超・優等生に変わってしまった。ぎくしゃくは消え去り、つまり、飛び出しもないし、シフトフィールも滑らかでトルコンATかのよう。ちょっと前にエンジンオイルを交換してあったことと、タイヤを新調したこともあって、もう、走りが滑らか、滑らか。一新されてしまいました。この調子だとまだまだ乗れそうですな、というか、手放すにはもったいない。ちなみに買い取り値は約40万円、売り値は約100万円。売り値は理解できます、この乗り味に対する価値と、稀有って意味合い含めて。でも、ユーザーとして、このクルマの乗り味に対して、買い取り額はちょっと安すぎといった印象。こうなると、売るよりも持っていた

#1656 スタックランドファームと、コンペンセータ効果と、収穫と、年賀状と。

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 早いもので今年もあと僅かで、ふと気付いてみれば……、年賀状を印刷所に発注していなかったことに気付き。でも、さすがですな、昨今の印刷所はこの時期でも3、4日仕上げってのを受け付けているようで、もちろん割高にはなりますけど、それでも100枚で1500円で送料込み。印刷所ですから1000枚単位、いや、それ以上単位が基本ですから、これでもずいぶんと割高だったりもします。ま、いずれにしても、こうして、年々、年の瀬たる感覚は薄くなっているような気がします。  ま、そういう意味では今年の基本暖冬傾向な冬シーズンには、あれやこれやと翻弄されました。そのひとつが、毎年、霜が下りてから収穫へと出掛けているスタックランドファーム(難関オフロードコース)へ遊びにいくイベント。これまでで最も遅い12月8日に遊びに行きました。20年ほど前は文化の日あたりに出掛けていたんですけどね、ま、それだけ温暖化が進んでいるということですな。もちろん、今年も収穫を行い、畑までの道中でリジッドサスのコンペンセータ効果に改めて感心してきたわけですが……。って、そうそう、昨今、クロスオーバーモデルをオフロード走行させるという、なんともかんとも危うい広報試乗会があちこちのブランドで開催されているようですが、それ、危ういです。ウソはついていない、でも、限界はこんな感じですという見せ方を行わないと。車両が大変なことになってしまいますし、ユーザーに対して間違った評価を伝えてしまいかねませんから。何ができるのか、何ができないのか、ですな。  で、年賀状に使う写真、上の写真のスタンスをベースにしたジムニーの後ろ姿にしようと思ったのですが、よくよく考えるとですね、極端な逆光と、やらせっぽいコンペンセータなリアサスの動きにいやらしさを感じ、却下。そもそも、そのルート通らないでしょって、ライン取りに、おかしさを感じますし。で、で、ジムニーの代わりに、今年の春先に出掛けてきた能登の写真を選びました。ちなみに、車種はMINI。しかも、ONE、さらに3ドア。まぁ、特別仕様車扱いだったビクトリアだけど。いずれにしても、自分のクルマではありませんし、昨年と同じ場所での撮影なので、いいのかなと思いつつ、ま、こういうのもいいのかなと思い、採用。で、ただいま、印刷所行き、と。あ、今、ふと思えば、富士山の写真を使うのも手でしたな。年賀状ですか

#1655 歴代レガシィに試乗して感じた、レヴォーグに引き継がれたもの。

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 歴代のスバル・レガシィ、といっても最新世代のひとつ前となる5世代目までに乗る機会がありました。レガシィといえば、三栄書房のクラブレガシィであれやこれやと携わり、これやそれやと取材し、ああでもないこうでもないと執筆の機会をいただいてきました。そもそも、レガシィとの付き合いは長く……、といっても、購入したことはないんですが、初代のRSを知人が購入してスキーに出掛けたり、やはり初代ツーリングワゴンを所有していた知人とともにあちこち出掛けたり。2世代目は後期モデルのプレス向け事前撮影会でそのポテンシャルに感激して、見積もりを取るまでに至り……。直接的な付き合いにはならずともなんだかんだと付き合いの長いモデルです。  で、5世代目までに乗ったという話。やっぱり乗り比べてみるとですね、それぞれの世代に味があり、キャラクターがあり、とてもいい。それは何か。ま、簡単にいえば、速いだけではなく、ドライビングにゆったりとした気分を愉しませてくれる、そんなグランドツーリング性能ですな。スポーティという言葉で限ってしまうそれとは異なる、その先にある、どこまでも走って行きたくなる衝動とでもいいましょうか、ま、そんな感じ。  ただまぁ、今回の試乗において用意されたモデルは、1世代ごとに1モデル。パワーユニットもターボだけではなく、NAもあって、横並び比較にはできませんでした。できませんでしたけどね、それぞれに個性があって、当時の考え方があって、とてもおもしろかった。個人的にいちばん、いや、同着いちばんかな、とばかりに印象に残ったのは、まずは、写真にある初代のツーリングワゴンGT TypeS2(左)。ボディ剛性やらサスフィールやらステアフィールやら、全てが過去なんですが、路面トレース性とハンドリングのバランスが絶妙。路面を捉えて離さないといったフィールは格別であり、それが直進性を導き、いざ、コーナーともなれば穏やかなロールとともに踏ん張るスタンスを作り上げ、コーナリング中なのにボディをどっしと構えたままに、サスペンションだけ動かして、駆け抜けていってしまう。高速走行では、先のトレース性そのままに速度を上げていくとボディはフラット感を増していくという、なんともかんともな美な仕立て。これ、偶然ではなく、仕組まれた仕立て。専用とされたスポーツサスペンションがですね、実に美味といった感じ。

#1654 早いもので……、2020年次RJCカー オブ ザ イヤー 最終結果の話。

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 たぶん、毎年書いていることでしょう。早いものでもう昨年の選考から1年が……、と。しかしですね、今年の1年は特に早かったような気がしています。というのも、最終選考会が行われる栃木県はツインリンクもてぎに、ついこの前に来たばかりといった印象がありまして……。ということで、今年も、決定しました。以下が結果です。   2020年次RJCカー オブ ザ イヤー   RJCカー オブ ザ イヤー       日産 デイズ/三菱自動車 eKワゴン   RJCカー オブ ザ イヤー・インポート BMW 3シリーズ   RJCテクノロジー オブ ザ イヤー   日産 プロパイロット2.0(搭載車スカイライン)   RJC特別賞             急速充電規格CHAdeMO  今年次は、軽自動車が3ブランドからノミネートされ、試乗時も軽自動車がやたら走っているなといった感がありました。評価基準は、走りだけではありませんから、トータルが評価されての結果なのでしょうね。個人的には、ほか2車については、N-WGNの懐の深いシャシーと、タントの福祉に対するスタンスを、高く評価していました。インポートの3シリーズは、Dセグメントモデルのベンチマークとされる主力車種であり、最新3シリーズはその期待を上回るポテンシャルをもっていましたので、そのあたりが評価されたのでしょう。個人的に、いちばん好みな乗り味はボルボ V60クロスカントリー。レンジローバー イヴォークはスポーティテイストを極めながらも、シャシーにしなやかさがあふれており、オフ(ラフ)ロードもかなりいいんじゃないかと期待させるあたり、とても好印象でした。  個人的な評価としては、やっぱりマツダ3。ファミリア乗りだった者としては、気になるモデルってこともありますが、まぁ、クルマとしての基本スタンスに優れていること、これは絶対的な走りの評価とは異なる視点で、高く評価しています。あ、そういう意味では、RAV4も好印象。まったくもって困るのです、評価ってのは。

#1653 東京モーターショー2019で、感じた、あれやこれや。その2

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 個人的にですね、東京モーターショー2019で話題になったモデルに、あまり興味ないといいますか、惹かれるところは強くありませんでした。むしろ、世間であまり注目されていないモデルに惹かれたところがあります。2台ほど。いずれもワールドプレミアではなく、ジャパンプレミアなんですが。  その1台が、スバルのVIZIV ADRENALINE CONCEPT。クロスオーバーテイストや、個々のデザイン表現にXVを感じるので、XVのケーススタディであることは伝わってくるんですが、現行型XVって、来年D型でビッグマイナーチェンジというライフサイクルにありますから、まったくの次期型となるとあと3年、もしくは2年後にこれになる? そう考えると……、ま、まさか、ビッグマイナーで、このコンセプトにスタディされたテイストを織り込んでくるんでしょうか。いやー、それはないでしょ、特にフェイスがさ、と思いつつ、次期レヴォーグがあのフェイスですから、わりと近いテイストでデザインされてくるんでしょうか。となると、今月デビューしたインプレッサD型の立場は? ってなってしまうんですが。  それはさておき、このモデルで惹かれるところは、そのまとまり感でしょうね。かたまり感、金属削り出し的な表現ってのは、どのブランドでも多かれ少なかれ用いられているデザイン手法ですが、このコンセプトモデルはそれが分かりやすい。キャラクターラインの存在はあまり好みではありませんが。キャビンのボリュームとタイヤの存在感とボンネットとのバランスとがとてもいい。フロントフェンダーまでブラックにしてしまう表現もオモシロイですし。新たにBOLDという言葉、テイストを加えたスバルデザインですが、嫌みのような強調ではなく、素性の良さを強めるというBOLDを感じ、拍手喝采でした。  で、もう1台が、三菱自動車のMITSUBISHI ENGELBERG TOURER。電動SUVコンセプトであることはさておき、デザインがですね、あのフェイスデザインコンセプトがですね、個人的にですね、試行錯誤を繰り返していくうちに、また、目にする側も目に馴染んできたことも含めてですね、違和感なく収めることができたとでもいいましょうか、ようやく違和感なくデザインすることができました感にあふれていて、とてもいいと感じました。ま、これは、フェイスリフトした

#1652 東京モーターショー2019で、感じた、あれやこれや。その1

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 まだまだ先だと思っていた東京モーターショーも、あれやこれやと執筆の依頼があって、ようやくひと段落しました。途中で、ショーに出展されるモデルについてあれこれと思うところはあったのですが、それぞれにエンバーゴがあって、つまりは、発表より先に書いてしまうといかんので、黙っておくことにしました。なので、ここではそんな想いを存分に記してみたいと想います。そう、モーターショーの執筆は客観的な紹介に徹しているので、感じたことまで書けませんでしたから。まず、全体ですが、事前に知らされた時に、やっぱりですね、テーマパーク的なコンセプトに違うんじゃないかなを感じました。で、実際に会場をおとずれてみれば、そのテーマパークとて、近未来を体験するという、なんか高校生の時に足を運んだつくば万博的なテイストが重なりまして、しっくり来なかった。個々のモデルはさておき、こうなるだろうという近未来モビリティ社会に対して、クルマが空飛ぶ的な、非現実的な未来に、うーむを感じたということですな。  ただですね、モビリティ社会の表現手法にそれ無理だろうを感じながらも、個々のコンセプトモデルには近い未来に訪れそうな現実味を見出しまして、そこに楽しさを感じました。その流れで印象に強く残ったのがマツダのMX-30。ケーススタディ的なコンセプトではなく量産を謳ったマツダ初のEVですな。フロアにバッテリーを備えたパッケージングを上手くクロスオーバーフォルムに仕立てていますが、いわゆるクーペSUVとは違う、目新しさを感じるルーフラインがスポーティさを、ま、そもそもロングホイールベース&ショートオーバーハングがEVらしさを作り上げていてとてもいい。で、これぞシンプルであり、クリーン。マツダのデザインコンセプトはマツダ3からフェーズ2に入ったと謳われていますが、デザイン素人な自分としては、MX-30のデザインにフェーズ3的な脱皮を感じ、先ほど書いた、このシンプル&クリーンの表現に新しさを感じました。ほかブランドも同じテイストを言葉にしますけどね、なんかね、いまいちね、を感じていましたもんで。  そうそう、マツダと言えばですね、相変わらずブースもかっこよかったのですが、メルセデス・ベンツ、レクサスと同じホールに陣取るという、マツダの自信とは異なる、同じテイストとばかりに囲われ、そして巻きこまれた感に、うーむ

#1651 こんな仕事しています、紹介編。世界文化社のMen's-EXオンラインへの執筆。

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 なんだかんだ言いながらも、ここの更新が続かないのは、MacOS Catalina(10.15)のβ版をメインディスクにインストールしてしまったから。もうすぐ公開になりますが、今回のアップデートはかなり大掛かりでして、32bitアプリは切られるし、iTunesは分解されるは、PhotosもSiriなMachine Learning関連のためか、画像ファイルを1から読み込み直しているようで、自由が効きません。特に、写真については、過去の写真を引っ張り出すの容易ではなくて、つまり、ここに貼る写真をピックアップするのもひと苦労なもので、ついつい、遠のいてしまっています。  さて、今回は、ちょっと自分の仕事について。あのですね、先日も書いたと思うんですが、たぶん、ここ、今ですね、吉田って、どんなヤツなんだ? ってことで、検索して、たどり着いている方が多数と思われます。人と出会うことが多く、新規な仕事も増えているもので。ですからして、ココナッツサブレや、貝印のカミソリのことやら書いていないで、こんな仕事しているアピールもしておかねばならないと、思い立ち、仕事について書くことにしました。自己アピールは好きではないんですが。  今、クルマをメインに執筆していますが、かつては、アスキーにてデジタルを題材としたカルチャー誌の制作に携わったこともあり、クルマだけの狭い世界に馴染むことが不得手だったりします。もう少し言ってしまいますと、学生時代にテレビ局で制作のアシストをしていたこともあり、そもそも、マスコミに居残ることを希望していました。ただ、それは出版ではなく映像でしたので、なおさらに、今の現状に、自らに対して不思議を感じていたりもします。といいつつ、自動車雑誌のバイトからスタートした社会人人生は、年齢とともにクルマ専門ライターというスタイルとなり、今に至ります。脱したいけど、なかなか脱せない、でも、努力を嫌うキャラクターから、つまり、グータラな性格から、日々流されるままに生きてきました。それが許された時世だったんでしょうね。過去形になっていますけども。  さてと、そんなこんなの、去年だったかな、世界文化社のMen's-EX オンラインに執筆しませんか? というお誘いをいただきました。まぁ、自分では購入することがなかった男性ファッション誌への執筆ですな。自由にどう

#1650 リニューアルしながらシュリンクフレーションしていたココナッツサブレ。

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 余裕のない日々が連続しており、なぜか仕事の依頼を締め切りが重なるようにいただき、とうとうお断りすることまで発生。フリーというのは、これが辛いんですが、ま、仕方ない。中途半端に引き受けて、締め切りを破ってしまうようでは、仕方ないですから。というわけで、連休初日の土曜日も1日中原稿書きの予定なんですが、仕事の前にと、近所のスーパーへと出掛けてきました。そのスーパーですね、ここ2年ぐらいで、入れ替わったんですが、突然に大量に仕入れて、期間で大安売りする商品があります。ま、正直、プライベートブランドの納豆の価格から判断するに、業者にかなり無理難題を押し付けていることも見えてきて、利用する者としてはあまり心地いいもんではないんですが。歩いて行ける範囲にあるスーパーがここにしかない、つまり、ま、仕方ない、とばかりに利用しています。で、そのスーパーですね、そうやってほかで特売している値より、安く売っている商品があったりしてですね、ついつい、余計なものを購入してしまう。そして、ここ10年以上買わずにいたのに、ついつい買うようになってしまったのがですね、菓子の類い。キャラメルコーン69円とか、レディーボーデン219円とか、これが期間限定(いつまでかは分からない)とはいえ、レギュラーで売っているわけですから、そりゃ、買ってしまうわけですよ。ね、仕方ないでしょ。  ということで、そんな仕方ないシリーズに、写真の日清シスコのココナッツサブレがあります。物心ついた時には存在していたおかしでしたが、パッケージのデザインと書体と、何よりもあの色づかいに戦前というよりは、大正・明治を感じ(誕生は1965年だそうですが)、味わいも含めて、好みな菓子のひとつでした。で、そのスーパーでいつも86円で売られていましてね、しかも、幼少の頃にはなかった発酵バター味ってのがありまして、スーパーに行くたびに籠に入れておりました。しかも、2つずつ。で、さきほどスーパーへ出掛けたところ、いつもの棚に新パッケージが並んでいました、旧パッケージの横に。旧パッケージから、ココナッツサブレという言葉よりも、発酵バターという文字のほうが、大きくデザインされていましたが、新パッケージではさらにそれを極め、なんつーですんかね、機能性をアピールするかのようなデザインとなり、写真や地のテクスチャー(もちろん印刷)の派手さか

#1649 本当に最後らしいTheBeetle、最後に心に刻もうと試乗してきた、話。

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 最後だ最後だと言われ続けて、1年ぐらい? なかなか販売終了にならないフォルクスワーゲンのTheBeetleですが、本当に在庫限りの販売となったようで、これは乗っておかねばならないと、借り出しました。知り合いで、クーペ1台、カブリオレ1台を新車で購入して乗っていますが、そのふたりとも溺愛し、手放すつもりは毛頭ない様子。唯一無二たるのは、デザインだけではなく、実はその乗り味にもありますし、ビートルなりのリズムに自らのスタイルがリンクした時の気持ちよさったらありませんから、手放したくない気持ち、とってもよく分かります。  さて、このビートルに対しての自分の評価は、デビュー時から良好どころか、大好評でした。プラットフォームが古い分、味があるし、まぁ、当初は、クーペのリアシートの乗り心地に後少しを感じましたが、カブリオレのみだったリア4リンクサスをクーペにも採用してからは、大絶賛となりました。で、最終型。久しぶりに乗ったビートルは、予想以上に好印象でした。なにがって、これは過去にも絶賛しているポイントですがシャシーのしなやかさですな。路面を滑らかに美しくトレースしつつ、硬さを伝えてこない。シャシー剛性が不足しているわけではないけど、すこぶる高いとも感じない、バランスがあります。そのバランス、ボディに通じるところがあって、不足がない。もちろん、タイヤサイズも16インチだから……、と思ったら、広報車はデザインマイスターでしたから、17インチ。お? 以前は、16インチで感じられたようなゆったり感あふれる乗り味が、17インチにも表現されていました。そう、バランスと熟成の極みといった感がありました。実は、シャシーが速くなったなと感じていましたが、サイズが起因していたんですな。  1.2Lターボエンジンは相変わらずでアクセルの踏み方次第で、良くも悪くも評価されるユニットです。って、ターボラグに対する評価ですな。いちばんこのクルマらしさを愉しめる、ゆったり、まったりな走らせ方に対してはとっても見合っています、レスポンスもトルク感も。パンチはないけど、でも、速いですけどね。で、DSGは、発進時は、ターボユニットとの相性を極め切れておらず、だからといって、無理矢理にどうにかしようというスタンスもなく、つまりですね、できる限りクラッチを穏やかにつなぎ、できる限り、ドライバーに不快を感じ

#1648 意外なところで伏兵発見。貝印替刃式カミソリ、クロスフィットな話。

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 1か月以上どころか、2か月以上、放置していました、ここ。あれこれドタバタただったこともありますが、実は、次期MacOSのベータ版を入れたところ、なんとここへの文字入力ができなくなりまして。そもそも、メインマシンにベータ版なんぞ入れるなって話なんですが、なんかね、毎度ね、懲りずに同じことして、同じことでなんらかの不具合に巻き込まれて、GM版(最終版)登場まで何もできずにいます。来年こそはと思っていますが、たぶん、WWDCで新機能のあれこれの発表に狂喜乱舞して、またベータ版をインストールしていそうな気がしますが。何も記さなかった期間、たぶん、新規でここを訪れた方が多かったと思われます。仕事関係で。どういう人なんだろうか、という検索にて。で、たぶん、なんだ? と思われたことかと。そうなんですね、ここはクルマの話題は最近でこそ、多くを占めていますが、意外にそれ以外のネタが多かったりしますので。  というわけで、MacOS10.15のGM版はまだなんですが、ベータ版のバージョンアップでいつしか書けるようになっていました、ここ。で、早速、クルマ以外のネタ、ヒゲそりの話を。ヒゲを剃るようになって30年以上、ずっと替刃式T字カミソリを使ってきました。しかし、価格含めて、しっくりと来るモデルがありませんでした。そんなこんなの7、8年前、ビジネスホテルにて、貝印のものと出会いましてね。これが、実に剃りやすかったし、出血もなく、とにもかくにも好印象。うちら世代は、海外ブランドにあこがれたものでして、それこそランディ・バースのCMにつられてGilletteを使っていたとか、そんな世代。というわけで、貝印については知ってはいましたけど、ふーん、今も作っているんだと捉えていました。で、調べてみると、個性的なデザインと日本製をウリに奮闘。ただ、垢抜けない感じがあり、日本製であるかどうかはともかく、応援したくなる、そんな余白がありました。あれですな、最後のiiyama(ディスプレイ)に似た雰囲気とでもいいましょうかね。  で、貝印の替刃式カミソリ、いいんですけどね、結局のところ、刃の枚数が多いタイプのほうがスムーズに剃れるんですが、太く、固い、そして濃い、ヒゲの持ち主は、かみそり刃の枚数が多いと目詰まりというトラブルに日々面倒を感じるようになります。なので、最終的に4枚刃に落ち着いていました

#1647 外部HDDケースの電源連動をあきらめることで解決した、Macmini2018な話。

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 なんだかんだ言いながらですね、Macmini2018のトラブルは一見解決したと思われても、しばらくすると同じ症状が出てくることを繰り返していました。デュアルディスプレイ表示に関することはケーブルを換えて解決しましたが、起動に時間がかかりすぎる件は、結局のところ、起動時に外部HDDケースを確認しにいったまま、しばしフリーズという、現象ですな。ま、これも、HDDをフォーマットしなおし、FusioDriveを解消したり、ケースを換えたりして、Macmini本体とケースとの相性の問題と、結論づけました。HDDケースを外せば、SSDなりのスピードで起動しますから、なんら問題なく。ということで、最終的な解決策として……、HDDケース専用の電源スイッチを設けることで解決。そうなんです、本体電源連動を謳うHDDケースながら、本体起動後に間をもって手動で外部HDDを起動させるという、時代錯誤な起動方法にたどり着きました。  ま、本体のスイッチオンで、外部ストレージまで起動できてしまうこの便利さに慣れてしまうと、二度起動動作は面倒ではありますが、ありますけど、考えてみると、かつてHDDが登場した頃って、ヘッドの保護もあって別起動していた……なんてことを思い出し、実際に操作してみると、そんなに面倒ではなく。まぁ、あらためて感じるのは、なんでもかんでも安易に便利さを求めるのではなく、自分なりの工夫といいましょうか、対策といいましょうか、そういった応用(このレベルはそうとは言えませんけど)ができることが、必要だな、なんてことを感じましたけども。ちなみに、この話を友人にしたところ、いまだに外部ストレージのスイッチは別にしている、と言われました。  というわけで、MacOSも通常版に戻していましたが、早々にpublicベータ版を入れました。これまでできていた作業でも、まだ、使えなくなってされている部分もありますが、ま、ベータ版ですし、むしろ、新しい機能にかなり感激していますので、いいんじゃないでしょうか。今回は、MacOSとiPadOSとの連携が、すごくオモシロイです。

#1646 今月末発売のデリカ本に執筆し、新たに感じた新型デリカD:5のあれやこれや。

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 さて、デリカD:5の話をしましょうか。今年の3月に、ビッグマイナーチェンジモデル果たした、オールラウンドミニバンですが、ま、簡単にいいますと、ミニバンというパッケージを持ちながら、そこにSUVテイストを与えたモデル。唯一無二、とか、稀有といった、表現がぴったりなモデルですな。で、現行型は、07年1月、つまり12年前にデビューし、販売が続けられてきましたが、このたび、新型にスイッチするのかと思いきや、なんと、ビックマイナーチェンジで対応したというモデルでもあります。まぁ、今後の新型車は、日産・三菱アライアンスで作られることが発表されていますから、その第1段ってのがミニバンってのは……、ま、あり得ませんやね。  ということで、登場した、”新型”デリカD:5ですが、VWモデル的な表現を用いるならば5.5世代目になるのでしょうかね。そんな、新型ですが、開発陣は12年分の思いの丈をすべてぶつけ、そこまでやりますか、といった改良をしており、プラットフォームを大きく変えずとも、熟成って手法を用いると、ここまでできるのだね、と感心を覚えたりもします。まぁ、そもそも、このプラットフォーム、コストを掛けて、先を見て作ったものゆえに、ここまで使えている、という話もありますな。  で、その、新型・デリカD:5、何がいいって、バランスが取れていることでしょうね。個々の性能を眺めると突出したところはないのかもしれません。それは、やはりプラットフォームの古さが起因した限界とも言えるところで、トレンドに乗り切れていないとでもいいましょうか、そんな、世代差。それをいちばん強く感じさせるのは、やはり、タイヤサイズ。このプラットフォームで、225/55R18サイズはボリューム不足であり、今回、リアサスのダンパー容量を増やすなどして、なんとかフラットな乗り味を作り上げていますが、その中にゴツゴツが存在しており、車両のコンセプトを考えると、おや? と思うところがね。その点では、ラージクラスとなりますが、なんだかんだで、アルファード・ヴェルファイアの高(!)扁平率タイヤ採用グレードは、良くできています。  さて、で、デリカD:5ですな、そういった細かに気になるところはあっても、個々が威張り過ぎて以内分、バランスが取れていてですね、その加減が実に心地いい。調和が取れていると表現すると、イメージが伝わるで

#1645 なんだかんだで、外付けHDDと、USB-Cケーブルが原因だった、Macmini2018話。

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 実はですね、Macmini2018、完全起動までの道のりはまだまだ続いていました。あの後、同じ症状、つまり、Appleマークが出たま考え込んでいる状態が再燃。そして、デュアルモニタ運営で起動時のアカウントログイン画面がメインではなく、サブモニタに表示される問題も再燃。というわけで、振り出しに戻りました。で、こうなってくると疑うべくは外部接続機器。まずは、外付けストレージ。3.5インチ×2ベイを2台接続していましたが、いずれもUSB3.0接続。まぁ、チップが古いったってMacmini2018のUSB3.1(gen2)とは下位互換性はあるわけですし、Macmini2018側にもUSB3.0ポートもありますからと思いきや……、結論からいいますとね、ここにトラブルの要因がありました。というのも、外付けストレージを外して起動したら待たされることなく起動しましてね。いや、まさかの。  と、ここで、疑いはHDDケースと、そこに入れたストレージ類となるわけですが、FusionDriveは外付け自作もんですし、もう1台のほうはRaidで組んでいたもんで、ストレージが怪しいかなと。というわけで、TB単位のデータをあっちへ移して、こっちをフォーマットして、そんでもって、また移動させてを繰り返すこと、苦節、1週間以上。結果、FusionDriveも解消し、Raidで組んだほうもSingleへと解消し……、たところで思い出したんですが、TimemachineのTimemachine用だからと組んでいたHDD、トラブルを抱えていると言われていたSeagate製でした。で、さらに思い出したのは、トラブル対処のためにファームウェアが更新されていたので、たしか、ファームウェアアップデートをした……、と、ここまで。で、調べてみれば、アップデートしたつもりだったんですが、これがですね、Win用で、当時できなかった。なので、知りあいのWinユーザーに……、と思ったままに、放置していたのでした。ただ、今、思えば、Seageteのストレージについては、それ以前にも突然死トラブルに運悪く巻きこまれていましたから、なぜに、また、Seagateを選んだのか……、そこだけは疑問です。  というわけで、そのSeagate製HDD、調べたところ健康状況は悪くないようなんですが、悪さをしていた可能性がありますので外し

#1644 なかなかいいまとまり方をしていた、日産・デイズな話。

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 軽乗用車においては、まぁ、日本では売れ筋ジャンルゆえに、その競争たるや激化の一途を辿っています。最新モデルでは、かつては軽乗用車だからと後回しだったはずの技術も矢継ぎ早に採用され、クオリティも1世代違うだけでずいぶんと違ったり。しかし、その一方で、やはりコストを掛けられないことが足を引っ張ってしまっている面もまだまだ残り……。外圧からの軽自動車枠撤廃要求やらもあって……、今後どうなるんでしょうかね、このカテゴリーは。  というわけで、日産・デイズの話。そう、三菱ではeKシリーズとして販売されているモデル。今回は、日産が主導しての開発となったそうで、すでに終えたインタビューでも、それゆえに日産のノウハウを採用できた一方で、特に軽乗用車生産に関するノウハウは三菱から教えてもらったことが多く、それらが、功を奏しての、これまでの軽乗用車という枠を超えた仕上がりがあちこちに見られます。まず、乗り味。このあたりは二の次になってされがちだった部分ですが、サスペンションはストロークフィールもしっかりとあり、タイヤの接地感も上々(軽乗用車としては)。ステアリングフィールは、オンセンターの曖昧さが薄れ、操舵感がしっかりと現れており、なかなか。ロールも量を抑え込むようなセッティングではなく、フィールをなだらかに、緩やかに出すことで、ワインディングでは安定感を導きだしつつ、不快感を消し去っています。  取材で連れ出したのはハイウェイスターのNAエンジン搭載モデルでしたが、ハイウェイスターのNAエンジンはモーターアシスト機能がありまして、これまでは不足を訴えたくなる領域・シーンにおいて、不足を感じさせません。ま、高回転時のエンジンサウンドは、別にしてね。ただまぁ、車両重量は良くも悪くも、ワゴンRよりも確実に重たく、その分を考慮すると、もっと軽量化を果たすとフィールはかなり変わるだろうなと予想できます。できますが、軽くしすぎて重厚感が失せることを考えると、バランスとしてはいいところではないでしょうか、とも思えてきます。ワゴンRの軽量化は、乗り味としての重厚感を薄れさせてしまっていますから。  なんで、デイズのバランスがいいと感じたかといいますと、それでいながら実用燃費が思ったほどまで悪くなかったこと。連れ出したハイウェイスターXのカタログ燃費はJC08モードで29.8km/Lで、WL

#1643 Macmini2018、平常運転までの道のりは長かった、という話。

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 Macmini2018導入のその後の話。トラブル続発といいましょうか……、といっても、思い当たる要因があれこれあったので、ひとつひとつ解決して、ようやく安定にたどり着きました。た 、たぶん。で、そんなあれやこれやを、イマドキ風に行間を贅沢に使って書いてもみましょうか。 ●デュアルディスプレイ表示されずの件 結局、USB-cハブの不良(HDMI出力ができない)が要因でした。これは、新品を再送してもらって、解決。解決したんですが、その前に、USB-C→HDMIケーブルを購入しており、実はデュアルディスプレイ表示が可能となっていました。しかしですね、起動時に、メニューバー表示指定をしたメインディスプレイにリンゴマークが表示されず、アカウントログインの際に、サブディスプレイのほうを見ながらパスワードを入力することに。なんかね、イヤで、どうしたものかと思いつつ、ケーブルを入れ替えて(メインのほうをUSB-C→HDMIケーブルにした)たら、メインディスプレイでの表示となりました。グラフィックボードからの出力の都合のようですな。HDMI出力端子向けにはマシン側(グラフィックボード側)で変換を入れているようで。で、これでトラブル解決かと思いきや、スリープからの解除において、ディスプレイを認識しなくなることがあり、ちょっとやっかい。最新の状態は、この現象は出ていませんが、やっかいを感じた際に、少し高くてもiMac27inchにしておくべきだったかなと思ったりもしました。あちらは、Retinaな5Kですし。 ●起動が強烈に遅くなる件 これがいちばんの悩みどころでした。当初はなんら問題なかったんですが、あることをきっかけに発生。そのきっかけっつーのがですね、Timemachineを利用してのバックアップ中に、誤ってタップで管理していた電源(外部ストレージ回りまで)を落としてしまったことでして。その後は、起動時にリンゴマークが出るまでに時間がかかる、かかるどころか、時には諦めて勝手に終了している始末。ま、要因は、OS側か外部接続しているストレージであることは容易に予想できましたので、あれやこれやとひとつひとつ再インストールやドライブフォーマットを繰り返して試すこと1週間以上、解決したと思われても、しばらくすると起動が遅くなってしまいます。もはや、USB-Cとドラ

#1642 旧型ジムニーに、新型ジムニーの純正タイヤを組み合わせてみた、話。

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 唐突に、ジムニーのタイヤを交換してみました。ま、もう少し言いますとね、友人が新型ジムニーの純正タイヤを処分するというので、譲ってもらい、これまではいていたタイヤは年末の車検は通せそうだけど、ま、これも何かのタイミングとばかりに交換してみました、ということになります。個人的に、新型ジムニーのデザインは好みではありませんが、走りに対しては大絶賛ですから、それに近づきたいという思いもありつつ、良くも悪くもどう変わってしまうかを確認したかったという、本職たるスタンスもそこにはありました。あ、新型のタイヤなのに悪く変わる? と思われた方、ずっと言い続けていますが、パーツ個々の性能がいくら優れていようとも、クルマの走りにおいて大切なのはそれらのバランスです。つまり、新型のタイヤをはいたとしても……、という覚悟があっての交換です。  新型ジムニーの純正タイヤはブリヂストンのデューラーH/T684Ⅱで、いわゆるオールラウンダー的な要素をベースに日常における快適性を重視したモデルです。そのトレッドデザインを眺めると旧型モデルの純正タイヤよりもシーランド比が高く(溝部の面積が多い)、センター部はブロック形状が強められている上に、さらに、グルーブ面に対して凹凸を設けていることなど、オフロード性能を意識したデザインとなっています。つまりですね、新型のコンフォートな乗り味と相反するようなデザインに仕立てられており、どういうこっちゃたる矛盾をそこに感じさせるもの。ま、この時点で、タイヤの進化と、シャシーの大改良のおかげで、バランスが大きく引き上げられていることは明確であり、その分、先に書いたように、シャシー変わらぬままの旧型に、新型のタイヤを組み合わせたところで、バランスを崩すことは目に見えていました。  さて、で、はきましたさ。譲ってもらったタイヤは約4000kmしか走行していない、新品に近い状況です。で、どうだったか。これがですね、タイヤ交換を終えて駐車場から本道へと出る際にある段差で、いきなり硬さを感じました。そう、硬さ、ゴトンに近い、コトンではない、硬さ。ボディに振動を残してしまう、硬さ。レカロシートだからなおさらにダイレクトに感じてしまう、硬さ。あのですね、新型の純正タイヤはケース剛性も、ブロック剛性もですね、かなり高い、といいますか、意図的に引き上げられています。これまでのタ

#1641 勢い余ってスイッチしてしまった、Macmini2012(4core)→ 2018(6core)。

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 ある意味、突然でした。それは、勢い余っての行動だった、とも言えますが、なんとなくの計画はしていました。ただ、そこに後先考えずという、かつてよくしていた行動が伴ったことだけは確かです。というわけで、購入しました、Macmini2018。今、使っているMacmini2012は十分なスペックから、今もって使えますし、しばし使うことができるマシンですが、4Kムービーの再生に戸惑うことやら、最新Bluetoothデバイスとの相性が悪かったりと、不足を感じ初めていたのも事実。ただ、昨今は、Macに限らず、これで何の不足があるのだ? 特段購入するまではないじゃないか、という、なんとも刺激のないライフスタイルに浸り切っていたために、最新マシンが特別欲しいという思いもありませんでした。まぁ、後継機種である2014が、メモリの増設も、ストレージの変更も許されない、しかもベンチダウンしていたマシンだったために、スイッチに興味を感じなかった、というのも、買い換えを控える理由となっていましたけども。  が、昨年、発売されたMacmini2018は、メモリの増設は認められてはいませんが不可能ではない、つまり、自己責任で交換できることもあり、また、スペック的にも4Coreからスタートだったりと、惹かれるところあれやこれや。で、発売から半年が経過し、この4月から整備済製品が登場し、高いと感じさせる価格にもちょっと和らいだ感が出てきまして、惹かれること、再び。とは言っても、2012の頃は為替もあって上位グレードのCorei7でも5.8万円でしたが、新型ではボトムのCorei3(4core)なのに7.6万円。高いんですが、それでも、ボトムにはしませんでした。新型はストレージ交換が不可能だし、MacOSにおいて、メッセージとメールのデータの保存場所を起動ディスク内に収めねばならないこと、さらに、内蔵SSDならば外付けと違って接続スピードも段違いであることやら考えて、内蔵ストレージを512GBとしたら、今度は、6Coreのi5にリーズナブル感が生まれて……、結果12.3万円。6年前の倍額となりました。ちなみに、ベンチスコアも倍ではありますけど。さすがに躊躇しましたが、後先のことを考えるのをちょっと止めてみようと試したら……、いつの間にか購入してました。ま、実のところ、2012を売り払ってもまだ値段

#1640 国内での狙い所、アッパークラスたる走り、とってもいいです、新型RAV4。

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 さて、復活したRAV4の話を。最近のトヨタは復活が多いです。個人的には復活させるということは、止め際の判断を誤ったことをなかったかのようのにしており……、と、少々穿った見方をしているところがあります。いや、クルマに限らずで、iPad Airとか、iPad miniとか……。それはさておき、RAV4の話。この日本での復活劇は、本国(といってもアメリカ)発表の時にアナウンスされたような、されていないような、ま、いずれにしても、早いタイミングでの日本での復活の予告がありました。ただ、復活がどうのこうのとは思いながらも、この、一旦下げて復活させるというストーリーは、トヨタとしての業績、および、日本でのイメージ戦略と時代の流れまで、良く練り込んだものであり、感心していたりもします。まぁ、4世代目をそのままに国内導入していたら、キャラクターも弱くなりただ大きくなったモデルという評価となり、RAV4というブランドイメージも悪化していたことでしょうし。復活というより、仕切り直しができたとでもいいましょうかね、そんなストーリーはしっかりと評価しています。  ということで、復活となったRAV4ですが、強くは謳われていませんが、プラットフォームをひとつ格上げしての復活となりました。そうなんですね、今回はカムリに代表されるひとつ上のクラスを採用。あれ、やはり復活なハリアーって、逆に格下げになっていなかったっけか? ……、って、そうなんです、ハリアーとRAV4の立場がひっくり返っています。それにしてもRAV4を格上げする必要あるのか? と思われたかも知れませんけど、その必要があったんですね、北米マーケットをあれこれと考えると。ご存知のように北米における乗用車のスタンダードはカムリサイズ、つまり、アッパーミドルクラスと呼ばれるセグメントにあります。つまりですね、SUVも同格がメインである上に、ましてや乗用車プラスαが求められるものでして、最新のSUVはCだったのにD的な移行をしています。ま、少し前のグランドチェロキーのポジションと言えば、分かりやすいでしょうか。ジープついでで言いますと、気が付くとグランドチェロキーはアッパーD的なEセグメントへと移行しており、空いたところ、アッパーCにチェロキーを充てています。あれもそうですな、ホンダのCR−Vも。全幅1800mmどころか、1850mmを超

#1639 春先に能登へとやってきたのは初めてです、ってな話、その2。

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 能登まで来て、何しているかって、原稿書きしています。目の前に広がる日本海は、時にクリエイティブなひらめきを与えてくれるんですが、昨日は、特に気を散らすという誘惑ばかりで執筆は進みませんでした。でも、今日は、執筆も進んだと思いきや、午後から青空が広がりまして、誘惑に駆られてドライブへと出掛けてきました。やっぱりね、青空は気分いいですな。花粉も飛んでいたみたいですけど。昨夜の雷雨によりクルマが汚れていたため、軽く水を流したこともあって、写真を撮ると、爽快な青空とのコントラストが実に美しく、あちこちで写真に収めてきました。  MINI ONE 3doorのインプレッションについては、後ほどにまとめますが、実は往路は、おや? というか、違うを感じ、なんとか納得できる着地点を探していました。んが、好印象であるはずの、ミシュラン・エナジーセーバーのフィーリングも良くないし、サスペンションもなんか違う感にあふれていましてね。能登で乗り込んでいるうちに変わってくるかなと思ったんですが、今日は、突然にその印象が良くなりました。なんなんだろうと思ったんですが、たぶん、ドライバーの気分ですな、これ。  クリックと表現するとちょいと古いんですが、まさにクリック音がしてスイッチが入った途端に、ストローク量は少ないけど、しなやかに動くサスペンションやら、グリップ力は不足しているけどグリップ感はしっかりと存在しているエナジーセーバーに感心したり、パンチはないけど、トルク感にあふれる1.5Lガソリンターボエンジンやら、ONEたるバランスに自らが飛び込んでいないだけだったことに、気付きました。そうなんですね、乗り味を勝手に想定して、そことのズレに悩んでいただけのこと。  能登にいると、気分というか、スタンスというか、すべてがリセットされて、素直に何事も受け入れられるようになります。これを求めて足繁く通っているんですが、東京(八王子)に戻ると、ついついそれを忘れてしまいます。というわけで、メモに残しておくのです。

#1638 春先に能登へとやってきたのは初めてです、ってな話、その1。

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 能登に来ています、と、唐突ですが、計画は唐突ではありませんでした。そのうちに記しますが、来なければならなかった理由があったからですが、それもあって、仕事を大量に持ち込んでの能登となりました。考えて見ると、能登の春は初めてで、といっても、桜はまだ蕾の状態。最低気温は八王子とそれほど変わらないんですが、最高気温がやっぱり違いますやね。  というわけで、午前中に、花が終わりかけている椿の群生地を歩いてきました。この椿、自生ものだそうで、まぁ、もちろん、散策路として整えられてはおりますが常緑樹が日本海側で見られるとは思っていませんでした。って、単純に思い込みではありますが。実はこの散策路、2回目に来た時だったか、宿のノルディックウォーングに参加した際に歩いた道でした。道なんですが、周回になっている道をどういう方向から歩いたか、を、すっかり忘れていました。たった5年前のことなんですけどね。  話変わって、この宿、ヒノキを洗面所に贅沢に使っており、玄関(!)の戸を開けただけで、ツンといい香りが伝わってきます。今回も、それがありました。5年経っているんですけどね。って、今回の部屋、初回に泊まった部屋と同じ部屋なんですが、鍵を開けて中に入った瞬間に、そのヒノキの香りとともに、最初に訪れて、部屋に感激しまくったことを思いだしました。匂いは、記憶に紐付いているもんですな。  今後、覚えておきたいことは、匂いとともに覚えておくことにします。ちなみに、今日書いたラングラーの原稿に、そんなこともあって、匂いの下りを含めました。記憶を思い出すと直接的には書きませんでしたが。そうそう、いつまでいるか、もう、去ったか、は、記しません。今朝は居ました。

#1637 旧型ユーザーは乗り換えたほうがいいと思う、三菱・デリカD:5。

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 最近は、同じモデルを、異なる媒体に書くことが多く……、つまり、書きわけなければならないことが多々あります。それが、エッセイだったらいいんですけど、新車紹介だったり、インプレッションだったりすると、もはや書き分けられているんだろうかと思うことしばしば。ま、表現方法を変えたとしても、評価そのものは変える必要はありませんから、難しいわけではないんですけどね、ないんですけど、同じ文章になっていやしないかと心配だったりもします。なので、書いたものを読み返さないようにしていますが、ふと、それゆえに、同じ言い回しになっていやしないかと、思ったりもして。  というわけで、昨夜、3誌目の執筆を終えたのが、新型デリカD:5。このモデルとは昨年秋の事前撮影会からの付き合いでして、発売前の試乗会(クローズドコース)、スノードライブ、そして、今回の公道試乗会で4度目の御対面となりました。もう、すっかり見慣れました。それは飽きたというのではなく、目に馴染んだという慣れ。最初は、そのデザイン手法に驚きを覚えましたさ。ただ、知らぬモノを目にした驚きであり、解釈するに、理解するに時間を要しただけのこと。デザイナーさんへのインタビューやらを経て、意外にも、そこにクリーンであるとか、シンプルを感じていたりするから、不思議です。ただ、個人的な好き嫌いでいえば、"好みではない"デザインですが……。ま、そもそもミニバンを必要としていない、というスタイルもありますけど。  個人的な好き嫌いや、欲しいかどうかは、さておき、新型デリカD:5、とってもいいです。今回は、フルモデルチェンジではなく、07年にデビューしたモデルのビックマイナーチェンジではありますが、シャシーにしてもエンジンにしても、とことん手を入れましたといった感があり、そういう捉え方をすると熟成感にあふれています。実のところ、改良前のモデルでも、ウィークポイントはあまり感じていませんでしたが、乗り比べると、歴然の差。以前のモデルは、乗り味なんぞサスのストロークフィールにすら唐突感、いや、整え切れていない感がありますし、ハンドリングも操舵感含めて、過去を感じます。そのほか、以前のモデルでは、エンジンは、ディーゼルゆえのトルクはあるけど、過給器も相まってのトルク変動があるし、微妙なアクセルコントロールができていたかと言われたら、そ

#1636 これといったマイナスが見当たりません、BMW・新型3シリーズ(330i MSport)。

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 あのですね……、と始まる時は、その次にたいがいいい表現が来ます、私の文章。というわけで、あのですね……、とんでもなくいいです、BMWの新型3シリーズ。昨今のメルセデス・ベンツの仕上がりやらからも、悪いわけはないと思っていましたが、そんな期待値を大幅に超えて、とんでもないモデルに仕上がっていました。ということで、昨日のプレス向けの公道試乗会から。まずはそのデザイン、個人的には好きなテイストではありませんけど、どこかのブランドのようにもはや整形に継ぐ整形によって、解読が難しくなりゆくテイストとは異なり、BMWらしさを生かしながら、3シリーズらしさを残しながら、新世代3シリーズのデザインへと導いていることが理解できるものであり、とってもいいと感じています。そもそも、ボディストレッチによって、伸び伸びとしたFRらしいフォルムを手に入れていることも、その好印象ぶりに繋がっています。なんつーんですかね、デザイン要素を無理矢理に押し込めた感がないといいましょうか、そんなところも含めて。ただ、まぁ、個人的には伝統ともいえる明確なキャラクターラインが、面構成による連続性に変換されてしまったことに残念を感じますが、それもデザイントレンドという捉え方をすると、納得できる点でもあります。最新のマツダなんて、行き過ぎを感じるほどですから。それと比較したら、ね。  さて、そんな3シリーズですが、試乗に用意されていたのは、330i・MSport。あれです、2.0Lガソリンターボの高出力ユニットを搭載し、前後で異なるサイズのタイヤと専用サスペンションを組み合わせ、あれこれと専用を装備としたグレード。MSportは、日本で人気の高いグレードですがグローバルで眺めると日本は3番目に比率が高いマーケットだそうで、いちばんだと思い込んでいましたから、これはちょっと驚きでもありました。ちなみに、個人的には、MSportに対しては、当初は行き過ぎを感じ、特にランフラットタイヤとの組み合わせにBMWらしくないを感じていましたが、世代を経るごとにその印象も薄れ、昨年発表のX2、X4あたりから、とうとう、これ、いいじゃんを感じるようになっていました。ま、なにをもって、BMWらしくないじゃんを感じていたかというと、コンフォートテイストの欠如ですな。Mなら許されても、MSportは、これじゃいかんでしょ、というバ

#1635 操縦性と安定性と愉しさと、にあふれていた、アルファロメオ・ステルヴィオ。

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 アルファロメオ初となるSUV、ステルヴィオの話。しかも、スノードライブでの、話。ジュリアにも使われているこのFRプラットフォームがいいことはあちこちで語られていますが、まさか、SUVに仕立てたモデルまでいいとは思いも寄らずでした。このプラットフォーム、グループ内でどういった使い方をするのか、はたまたしないのか、分かりませんが、ま、ジープに合わせるならグランドチェロキーなんでしょうけど、過去にグランドチェロキーユーザーだったものからすると、ちょっと違うな感があります。なんつーんですかね、このプラットフォームの立場からして役不足になってしまう、と。それぐらいに、いいんですが、何がいいって、オンロードだけではなく、冬の北海道でもその素性を全くもって変えなかったところでしょうね。  ともにもかくにもハンドリングがいい。で、4WDもFRベースのオンディマンドで、しかもアルファロメオというから、操縦性重視すぎて、安定性が不足しているんだろうかなんてことを妄想していましたが、まったくそんなことなく。オンロードでのグリップ感は最高といわんばかりですが、冬の北海道では、圧雪路でのハンドリングがいいのなんのって。アクセルを踏んでいるとグイグイとインを付いていきますし、挙動を乱すことなく、全輪で路面を蹴り出すあのパワー感といい、しかも、そこに刺激ある2.0Lターボエンジンといい、愉しさだらけでした。  さらに、まぁ、イマドキ流にSUVを仕立てたといっても、アルファロメオテイストがどこまで表現されているかと思ってみれば、インテリアはやりすぎない、まさに適度、かつ的確な設えとなっていまして、その中で、赤やら黒やら、アクセントとしてうまくコンビネーションさせていまして、これがまたいい。つまりですね、デザインから走りまで、しっかりとアルファロメオしている。しっかりとアルファロメオブランドを分かっている、そんな仕立てにちょっと欲しくなってしまったのでした。  といっても、乗用車系のSUVは、まったくもって購入したくないジャンルだったりするんですけどね。そういう意味では、あれもそうか、クラスは違うけども、ルノーのキャプチャーも、欲しかったりします。いずれも、SUVとしてではなく、ハッチバックの亜流として捉えているのでしょうかね、自分。  

#1634 もっとアナウンスしたほうがいい、スバルのACT-4とX-MODEの実力の話。

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 2月は新型といいますか、新車に触れる機会が多く、ここに記したいことも多くあります。というわけで、ここからは、輸入車試乗会と雪上試乗会でのレポートが入り交じります。ということで、まずは、スバルの雪上試乗会の話から。この時期に開催されるプレス向けの雪上試乗会は、それこそブランドによって内容は様々。スバルは、御自由にどうぞとばかりに約200kmを走ってくださいというものでした。山形県は酒田市から山形市まで、道中は御自由にと。  で、今回は、最新型XVのガソリン車とe-BOXERに乗ることになったんですが……、あれです、X-MODEが付いた、B型モデルですな。スバルの4WDシステムは、最近、ここぞと強く謳わなくなり、システム名も随分と変わっていないことから、なんら進化をしていないように思われがちです。ですが、いつの間にかかなり進化していまして。  なかでも感心したのは、VSCオンのままでですね、きっかけを与えて、つまりは、ヨーを意図的に出してですね、リアがツツーーと流れてもですね、アクセルを開けたままでいますとね、クルマを前進させたままにグリップを探ることが可能なんですね。そう、パワーオフへと導かない。表現を変えると、とりあえず、ドライバーを信じるよ、といった、見守り感そのもの。ステアリングをちょちょいとコントロールして、タイヤのグリップが伝わってきたところで、アクセルを踏んで行くと、まさに力強く、クルマは前進していきます。  そして、少々深い積雪路における走破性。雪の深さは最低地上高未満でありながら、パートタイム4WDでないから突っ込みたくない、そんなシーンでの走破性。乗用車系4WDだと進めなくシーンですな。XVに採用されているACT-4は前後トルク配分を状況に応じて制御しますが、まぁ、この手の4WDシステムは、CVT側の都合もあって、無理をさせない、のが常。常なんですが、XVはかなり負荷を掛けることを許してくれまして、雪を踏み固めながらクルマを前進させていきます。って、X-MODEでの話ね、かつて、フォレスターにX-MODEが採用された際には、オフロードコースでの少しの段差を乗り越えられず、うーむを感じましたが、最新のX-MODEはそのあたりが大きく改善されていました。   ま、それらレベルを引き上げていたのが、e-BOXER。そういったシーンでのアクセルコ