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#1706 今年はスタックランドファーム走行会へフィエスタで出掛けた、話。

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 恒例となっている、富士山麓にあるスタックランドファームオフロードコースでの収穫祭へ出掛けてきました。走行会じゃなくって、収穫祭。かつては、走行のついでにコースの中にある畑にて収穫を行っていましたが、昨今では走ることをしなくなってしまいました。仲間のクルマが、ここを走れないモデルになっていってしまったこと、が、その要因。あとはあれか、走れないモデルでも、無謀にもアタックする度胸がなくなったことも一因か。ま、いずれにしても、極悪コースと評されるスタックランドファームオフロードコースは、クロスオーバーモデルなんかでは走れません。乗用車ベースなのに意味不明な本格的SUVと名乗っているようなモデルも走れません。ルート次第ではありますがスタックせずに戻ってくることはなかなか難しいですし、ボディやらホイールにキズは必至かと。ま、スタックランドファームですから、スタックを愉しめるスタンス、大切です。  ということで、いつしか年に1回となってしまったイベントですが、皆と顔を合わせるのも1年周期となってしまい、会うたびに1年は早いねーという挨拶からスタートして、各自が1年にあったことを報告したりして、でも、すべてを吐きだすには時間が足りず、また、来年! となってしまっています。夏あたりにも集まってもいいんでしょうけど、たぶん、1年周期ってのが、丁度いい塩梅を生んでいるんだろうな、なんてことを思ったりもしています。  そうそう、恒例といえば、富士宮市在住の仲間が振るまってくれる富士宮やきそばもそのひとつ。あー、それって、麺が独特なんでしょ? と思われるかもしれませんが、実際は、だし粉、紅生姜などは、地元オリジナルだったりするし、右の写真にある焼きそばの友というラードらしきもの(ラードを搾ったさらに残りらしい)が必須だったりと、知らないことだらけ。ゆえに、美味ですし、作り方にもコツがあって、材料を揃えたところであの味は出せない。というわけで、そんな富士宮焼きそばもこのイベントの愉しみのひとつだったりします。  それにしてもですね、このイベント、いつごろから始めたんだっけ? って話が今回(毎年かも)出ましてね、振り返ってみたら、20年以上前のことで、参加メンバーが20代後半の頃。気付いたらですね、これって、彼らのお子さんの今の年齢。当時、小学生だった彼らはコースで元気に走りまわっていたこと...

#1705 奥能登国際芸術祭2020+へ出掛けたら、想像以上に心が豊かになった、って話。

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 何かまとめ忘れているなと思ったら、先月出掛けてきた奥能登国際芸術祭2020+の話がありました。感染対策の基本すらしようとしないこの政府に対しては何も期待していないので、自分の判断で出掛けました。ワクチン2回接種はもちろんですが、毎週PCR検査していることもありましたし。ただ、きつかった。なにが、きついって、石川県民の方々は宿泊割引があるのに、県外からのお客さんには何もなかったこと。ま、そもそもこの手の補助には反対でしたが、自分たちは優遇されないというのは、不満が出てしまうものです。ただ、このイベントは何がなんでも行かねばならなかったので「フルスペック」での支払いを覚悟の上、出掛けました。奥能登へ出掛けるのは1年半以上ぶりのこと。それにしても出掛けないと、あれこれと雰囲気を忘れてしまうものです。今回は、能登までの景色を忘れていましたし、何よりも驚いたのは、現地で足繁く通ったはずのスーパーやホームセンターまでの道のりを忘れてしまっていたこと。感覚で走っていることもありますが、ちょっとしたショックでもありました。  さて、肝心な奥能登国際芸術祭2020+ですが、2020+と付いているとおり、昨年開催を予定したイベントで1年後に延期されたもの。それもあってか、出掛ける前から勢いがないなとは捉えていましたが、それでも、新作の数々に驚かしがあり、かといって、すべてが理解できるものでもなく、やっぱり出掛けてみるもんだな、とつくづく感じました。アートってそもそもよく分からないところがありますし、現代アートはなおさらによく分かりませんが、前回、自分なりに感じればいいのさ、といわれて、今回は、そんなスタンスが最初からあって、前回とは違った愉しみ方ができました。現地には6日間いたのかな。でも、初日にアート疲れしてしまって、途中、1日休んだりして、そういったのんびり感も良かった。ちなみにこの写真のアートは、前回をベースにしながら、新たな感覚をプラスしたもの。前回を知っているからこその愉しみ方があるってことを、この作品から教えてもらいました。  さて、今回初で驚かされたものに、左の写真のアートがありました。トピックになっていましたし、事前の調べで、ここには蝶がたくさんいることは知っていました。しかし、いざ飛び込んでみると、そのレイアウト、デザイン、センスがすごくて、すごい、と、言葉を連発し...

#1704 改良型ジムニーシエラに乗って、あらためて感じた、終のクルマとしての価値。

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 10月でしたっけか、デビュー以来、はじめての改良を受けたジムニー シエラの取材をしてきました。登録されたばかりの車両で、借りた時の走行距離は300km程度。もし、慣らし時期があるならば、まだ終わっていない、そんな車両。ちなみに今回の改良点は、ATにアイドリングストップを設けたことにあり、たった、それだけ? と思われたかもしれませんが、そもそもこの新型って燃費性能の面で、ATで出せるの? と誰しもが感じていたところ。つまり、喫緊の課題であり、ようやく3年後に少しではあるけど向上させた、という運びになっています。  で、最新型ジムニーシエラですが、アイドリングストップはさておき、2型になったことさておき、その素性はそもそも知ってはいましたが、今回、しっかりと乗り込んだらですね、悪い面が気になることはなく、むしろ、美点が加速度的にといわんばかりに募り募って……、とうとう、終のクルマにしようと、そこまでの決意に至りました。いいクルマは、ジムニー以外にたくさんあります。ありますが、やはり降雪時に走れることとか、山へ出掛けられることとか、そういったスタイルを貫くためには、自分にとってはジムニーしかありません。手が届く価格帯ってな話もありますけど、手が届いたとしてもさすがに600万円のクルマでクロカンしようとは思いませんし。あと、ボディサイズも、なんだかんだいって、山やらでは5ナンバーを超えてしまうと、機動性が大きく失われますからして。追加されるかもしれないといわれている、5ドアロングボディ? そもそも、欲しいと思っているミニにしても、ラングラーにしても、3ドアがいい(が、かっこいい)と捉えている者としては、5ドアが出ようとも(出るんだかどうだか知りませんが)、眼中(なんか懐かしい表現だ)にありません。  で、で、最新型ジムニーシエラのどこがいいのか。これまでのシリーズ同様に、軽枠のジムニーにあれこれと無理矢理に詰め込んで、クルマとして成立させたところは変わらないんですが、今回はその仕立てのレベルがすごく高い。バランスがいい。ようやく、理想としたジムニー像を作り上げられた、といった印象があります。ま、はっきりいいますと、デザインは嫌いな部類に入ります。特にオーバーフェンダーは、その造形とサイズと、もう、最悪、と思って眺めていたりもしますが、仕方ない。それよりも、走り優先なもので...

#1703 CセグプレミアムどころかDセグまでターゲットとしていた、新型アウトランダー。

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 先日発売になった、三菱自動車の新型アウトランダー。ほぼ市販レベルなコンセプトモデルに見て、触れて、試乗してきました、先月、サーキットで。そもそもどこかで見たことあるなぁと思ったら、こやつ、前回の東京モーターショーにも出展されていた「エンゲルベルグツアラー」が、この最新型アウトランダーのスタディとなっていました。あの重厚感はパジェロラインをイメージさせたので、ほうほう、こうなりましたか、といったところもあって、好印象。ただ、販売モデルはモチーフをあれこれ採用しているものの、気に入っていた重厚感はあそこまではありませんでした。ま、当たり前です、デザインケーススタディですから、ショーモデルっつーのは。 ただ、アウトランダーというポジションから眺めると「アッパークラス」感を備えていて、ああー、キミも手の届かないところへ行ってしまったのだね、と思わせました。取材時は、まだ価格帯も発表になっていなかったこともあって、高くなるんだろうなという妄想がありましたし。ところが、発表になった価格帯は、大きくは上昇させておらず、逆に良くこの価格帯で収めましたね、と褒めたくなる、そんなふうに、今は捉えています。  それはインテリアにおける質感も含めての話でして、ずいぶんと立派になりましたねって印象をあたえるリアシートは、乗り込みたくなる魅惑を備えており、まさにそれ。ところが、短い試乗時間を削って途中、編集長に運転を替わってもらってリアシートに座ってみたところ、とにかく落ち着かない。足の置き場と腿のサポートに違和感を覚えながら、そしてシートバックの強烈なサポート性とのバランスに? を感じる。これは、リアシートを立派に見せなきゃいけないとことと、PHEVモデルでもサードシート装着を可能にしなきゃいけないという、相反する性能(機能)を両立させるひとつの解なのですが、座るという、シートとしての最重要ポイントが少々疎かになってしまったといった印象。ちなみに、ショルダー形状ってのは、肩をオーバーするようなデザインにすると、その存在を強く感じ、そして、なんとなく豊かな気分すら感じさせてくれますが、実際に必要なサポートは肩甲骨部分。なんて話はまたの機会に。  ちなみに、先代アウトランダーが使ってきたプラットフォームのウィークポイントであった、リアシートにおける乗り心地(先のポジションの話は別)はすこぶ...

#1702 スライドドア+ハイトワゴンはメインストリームに、なる、か。スズキ、ワゴンRスマイル。

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 さてと、続いては、スズキからワゴンRスマイルの話。広報車を借りてのインプレッションを行い、その後、チーフエンジニアへインタビューをする、そんな仕事をしました。ちなみに、身の回りの軽自動車事情といいますと、ここでも幾度も書いているように、ほぼ1年前、実家のクルマがフォルクスワーゲンゴルフ(5世代目)から、 ダイハツのタフトへと乗り換えました 。その購入劇に付き合いましたので、昨今の軽自動車について購入者の視点をかなりもっている、と思っています。つまり、性能や装備絶対主義ではなく、購入価格まで語りますので、そう、うるさいです、あれこれ。  というわけで、ワゴンRスマイル。これですね、軽自動車業界としては、かなりのトピックなのですが、周囲からは思いのほか、反応がありません。同じパッケージである、ダイハツのムーヴ・キャンバスそのものを知らないのか、イマドキな尖ったデザインではないためか、分かりませんが、反応がほとんどありません。なので、スライドドアが、このサイズ(全高)に組み合わされたことを説明し、そして、そのニッチさを解説しても、だから? といった反応。そして、公道や駐車場で、目にされても、反応がほとんど、ない、ない、ない。ま、どかんと売れるモデルじゃないだろうからと思って、調べてみると、目標販売台数は月販で5000台に設定しますから、売る気はかなりある様子。ま、ダイハツのあちら同様にジワジワと広がっていくんでしょうな、なんてことをまずは感じました。  さて、インタビューを含めて感じたことをあれこれ。ま、なんだかんだいいながら、まずは最新のダイハツと比較してしまいます。実家、タフトじゃなくて、スマイルにしておいたほうが良かったのだろうか、という視点で。で、特にチェックしてしまったのは、乗り味。自らは、ダイハツの新プラットフォームであるDNGAに対してスポーティを狙い過ぎだという評価をもっていることは、ロッキーで散々に語ってきましたし、それはタフトやタントでも感じています。ただし、その分、高速域での路面トレース性はすこぶる高くてですね、軽自動車にとってはオーバークオリティであることを感じてもいます。でも、軽自動車は日常で多用するモデルであり、そう捉えると、スマイルはフラットライド感を大切に作り込んでいて好印象。ところが、路面変化が突然にあるシーンでは、それこそ突然に表情を...

#1701 新型はもう少し先、でも、ベストを感じた、最新型な最終型MINI.

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 新しいsafari(Ver.15)とカーソル系といいましょうか、日本語変換システムとの相性が最悪で、safari上で文字を書くことがほぼ不可能だったこともあり、ここを更新することできず、しばらく時間が空きました。空きましたところ、SafariもBug fixが行われて、だいぶ改善されたものの、それでもまだ使えず(すらすらと書けず)。そうか、今後、この日本語変換システムは弾かれるのかと思いきや、Safari Technology Previewだと、これが問題なく使えていまして、普通、逆じゃないか? と思うわけですが、これ、最近のAppleにありがちな、他部署との連絡が上手く取れていないというオチだったりもします。ま、悪い意味でのいい加減さですな。ということで、新たな入力手段を得たので、再開します、ここ。  で、まずは、最後のフェイスリフトと言われているBMWミニについて。現行世代は、変わっていないようで、ONEのガソリンエンジンは1.2Lから1.5Lになっているし、2ペダルトランスミッションもATからDCTになっていたりと、目紛しく変更を行ってきました。で、このままに、来年の3月2日あたりに次期型へスイッチかと思いきや、今年、いわゆるビッグマイナーチェンジかと思われるような大改良を受けました。そうですか、まだまだ、この世代で売るつもりなんですな。たぶん、コロナ禍ゆえの延期に次ぐ延期とEVシフトへのロードマップありきでしょうから、そう考えると、次の次のミニは完全にEVになるんでしょうな、なんてことも見えてきます。そんな妄想をしていて思うにですね、内燃機関の良さは……と言っているような自分を含めたおやじ連中はEVシフトで一気に取り残されることを覚悟しておいたほうがいい、そんなことを感じます。なんつーんですかね、Intel Macはまだまだ生き残ると言っているような人たちに重なっている像、とでも言いましょうか。  というわけで、最新のMINIですが、これがですね、ただのフェイスリフトに止まっていなかった。駆り出したのは、ディーゼルのクーパーで、ホイールサイズは17インチ。そもそもが15インチ設定ですから、シャシーに行き過ぎ感ありあり。ありありなんですが、硬さが不快感に届くギリギリを攻めておりまして、それよりもトレース性と操縦性のバランスに心地よさがありまして、ドライバー...

#1700 使い続けると宣言したのに、買い替えてしまった掃除機の話。

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内容とは関係ないけど、iPhone13proで撮影。   #1686 で紙パック式掃除機をまだまだ使い続けます宣言をしましたが、あの直後、ホースがはじけるという経年劣化ゆえのトラブルを発症。あれです、ホース根元からカバーが外れて配線が剥き出しになってしまうという、あれ。とりあえずはガムテープでふさいだものの、見た目はさらに悪くなり、ふさいだ穴もすぐに広がり、そのうちに吸引サウンドは派手になり、ホースを直そうかと思いながら、諦めました。  というのも、代わりに良さそうな掃除機を発見し、しかも、PayPay祭りでポイント還元がすごく大きかったことが後押しになりまして。いわゆるサイクロンなコードレスタイプに憧れていましたが、手の届きそうな低価格の品だと音やら重心位置やら、そして、何よりもトラブルが多いってのを仕事先で体験したこともありって諦め。で、選んだのは、高くもないけど、安くもない国産メーカー品(HiKOKIのコードレスクリーナR12DA)。国内メーカー品を選ぶなんて珍しいじゃん、と思われたかもしれませんが、バッテリーを同じメーカーのコードレス工具で使い回しできること(ちなみに今は持っていない)に惹かれての選択となりました。ちなみに、この製品のベースユニットはいわゆるハンディタイプ(コードレス)で、そこにロングホースに床用ノズルをプラスしただけ(ほかパーツも付属)。ホームセンターでも格安で売られているハンディタイプ(コードレス)の価格を考慮すると、安くはありませんでしたが、悪い評価が見当たらないこともあっての購入でした。  で、使い勝手ですが、やっぱりですね、ハンディは楽で、ゴミを見かけた時にふっと掃除機を取り出せるというメリットはすばらしい。コンパクトサイズゆえに、重たくない上に、重心バランスが思ったほどは悪くないので、使おうという気になる。そしてですね、吸引という肝心な性能は想像以上。以前の掃除機と比較して、この吸引ノイズレベルだとたいして吸い込んでいないんだろうなと思って吸引力最大で使っていましたが、使ってみれば、そんな必要なく。ま、このあたりは床用ノズル部の密閉がしっかりしていることもプラスに働いているんでしょうけど、だからといって、吸い付く感が強くあるわけでもなくて、掃除機を動かすにもストレスなし。つまり、バランスがすこぶるいいところもポイントでした。さらに...

#1699 走りはオンもオフも完敗。でもね、といいたくなる、ジムニー、新旧紹介。

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 ここのところなかなか愉しい取材が続いていました。といっても、最近は愉しくない取材っつーのがほとんどありません。そうほとんど。ただ、文章にまとめるのに面倒があることが程度で、それも、いざ、やる気になれば、愉しかった取材ゆえに、すらすらと進むものです。ただ、新旧モデルの紹介ですから、横並び比較はしないようにと気をつけながらも、なんだかんだいいながらしてしまう。そのあたりの加減には苦労しましたが、先代を半ば自虐的な表現を用いて貶めてしまうという手法を用いればいいだけのこと。ご存知のように、新旧ジムニーの走りにおいて、先代に褒められるポイントはないですから、性能的な比較をされてしまうと。まぁ、強いていえば、まったり走れるとか、クルマとしてのノイジーさがあって心和ませてくれるとか、無理矢理感ありありですな。  ということで、はっきり書きました、新旧に感じていたあれこれを、新型はひたすらに羨ましい、でも、デザインは好きではないという観点から。ジムニーのデザインってですね、みなさん、新型をべた褒めするんですが、自分は、その逆。あっちにラングラーが見え、こっちにディフェンダーを感じさせ、そっちではGクラスっぽさを、意図的に組み合わせている。そう、何かを感じさせる、何かに似ているデザインって、そもそも好きではなくてですね、そんな見方もあって、好みではありません。  とはいっても、先代が登場した20年以上前、あのデザインにはびっくりしました。ただ、なれていった。そのスピードは、ひと目見てびっくり、でも、1時間もしないうちに馴染んでしまったデリカD;5よりはかかりましたし、見た瞬間にこれ、十分にありでしょうを感じた現行型チェロキー(フェイスリフト前)よりはるかにかかっています。ちなみに、先代の場合、自分で理解ができるようになったのはグリル変更を受けた4型が登場する頃だったか。あの時は、なんでようやくいいなぁと思えてきたのに、どうしていまさらマスクを戻すんだろうか、と感じましたから。  そう考えると、フリーに成り立ての頃は、クルマのデザインとはなんぞやが分からず、好き嫌いで語っていました。そもそも、クルマは、自分が欲しいか、欲しくないかに、評価軸があると思っていた頃。そんなことを振り返りながらの執筆は、駄文ばかり並べる自分であっても、商品を紹介するというスタンスにおいて、ずいぶんと変わっ...

#1698 夏前から続いていたジープ本への執筆で、自らのスタンスをあらためて認識できた、という話。

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 ジープな原稿書きが続いてきましたが、ようやく脱稿(したと思われる)。それぞれに異なる出版社から夏前から依頼をいただき、それはそれでありがたいことなのですが、書き分けがなかなか難しくありました。特にジープとはなんぞやというテーマが与えられまして、まぁ、たぶん、これは自分らしさを表現できる場と認識しながらも、過去にジープユーザー、でも、今のジープに何か違うを感じている者としては、ヒジョーに書き辛いテーマでもありました。ただ、幾度も書いていくうちに、ユーザーあったからだからこれ知ってるとかですね、教えてあげるよ、というスタンスで、限られた文字数内に収めようとすればするほど、自分好みではない文章になってしまっていました。ただ、あるとき、そういったパートをすべて取り除いてみたところ、むしろ上手く言いたいことを伝えられていることに気付きました。一方で、その省いたことっつーのは、体験や経験に基づいたものであり自己アピールに繋がっているのも、また、事実。ただ、取り除いた時に感じたのは、つまり客観的な視点で眺めたら、そのブロック(段落)って、とてもいやらしい、そして、卑しく見えましてね。  マスコミの中にいると、自分がー、自分がー、と、他人のことはおかまいなしとばかりに前へ出ようとする人が多く、それを、ワースゴイデスネー、と受け取る(らねばならないが正しい表現か)人々がいて、それを目にするのも、聞くのも、いやで、昨年の今ごろに立場を捨てたわけですが、そのブロックを眺めていたら、戻されそうになっていたことに気付きました。ま、フィエスタにも乗っていますとか、ノーマルでスタックランドファームへ出掛けています、といったプロフィール的なことは、執筆者の個人像をイメージしてもらうには役立ちますから、その辺りの加減が難しくもありますが。ということで、ここのところのジープ本には、ジープとはなんぞやはもちろん、改めて自分のスタイル、スタンスを再認識させられた、という、プラスが多くありました  で、写真の本は、今週発売された文友舎刊のジープカスタムブックVol.8。先日、ここでもちょいと触れた、タイガーオートの山中さんと対談という名の雑談を行い、それがP72より掲載されていますが、こうして製本され、全体と比較すると、文字、多すぎ。多すぎですが、実は掲載できない語りも含めて、落としたブロックは数多く。ま...

#1697 ジムニー装着していたレカロシート、底が抜けました、って話。

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91年まで販売されていた初代ビッグホーンの純正レカロシート  ひたすらに下道を走っての遠出をして、帰り道も下道を走っていたらですね、とつぜん、シートが抜けた。そう、まさに落ちたといわんばかりに座面が抜けるように落ちた。ただ、完全に抜けてしまったのではなく、何かがまだ関与して落ちきれずに沈み込みつつあるって感じ。その地点から我が家までは100kmありましたが、落ち込みは止まり、なんとか帰宅することはできました。ちなみに、抜けたシートは、ジムニーに装着していたレカロシート。とはいってもですね、このレカロシート、初代ビッグホーンに装着されていた純正レカロシートでして、少なくとも30年以上前の生産品。まぁ、その間、装着されていなかった期間があるとはいえ、年代もの。前オーナーの、腐ってもレカロ、との明言とともにジムニーを譲っていただいたのですが、まさにそのとおりでした。サイドサポート部のウレタンはガタガタで触れるとはっきりとフレームを感じるほどなのですが、座ってみるとフレームはモモには当たらないし、レカロシートらしいサポート感は顕在。ということで、初代ビッグホーン用だったことも含めて、そこにこだわりすら感じていました。まだまだ、使えるじゃんって意味合いで。 ウレタンを支えていたゴムシートが破れました。  とはいえ、こうなってしまったからにはもはやシート交換かと思って、今どきの価格を調べてみると、円高時代の底値を知っている者としては、このジムニーがいつまで走れるかを考えると、新品に投資するのもなんだかなぁと思いました。一方、中古品を調べてみれば、え?、(たしか)20年前に6万円台とかでざらにあった(気がする)SR3(ルマンカラーね)が、美品とはいえ4万円? など、ちょっと手を出すに気にならない価格帯。さて、どうしたものかと思案しながら、実はこのジムニーを撮影する取材が控えていまして思案してもいられない状況……。と、そこで発見したのが、オークションだったかに出品されていた、修復歴(!)が記載された中古レカロシート。キーワードを頼りに探ってみると、なんと、レカロシートの座面落ちってのはそれなりにあるようで、補修パーツが販売されていました。 3980円で修復完了!  過去、レカロシートを含めて、社外シートをあれこれ付け替えた経験がある者としては補修できるなら! と喜んだわけですが、分...

#1696 タフトクロスフィールドVer.、撮影の、裏話というか、補足。

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 先日、公開になった動画があります。ダイハツ・タフトに、趣のちょっと違ったタイヤを組み合わせると、結構愉しい、ってな記事。紹介しているのは2台、市販車まんまな車両に横浜ゴムのジオランダーCVを組み合わせての試乗記、そして、昨年末にダイハツが発表したコンセプトモデルのクロスフィールドVer.(ジオランダーMTG003採用)の、あくまでも妄想的な試乗記。お分かりのとおり、後者についてはコンセプト仕立てですから、実際にスタイルどおりの走りには届いていないところもあり、かといって、ダイハツのコンセプトモデルの例に漏れず、走ることはできる、ことを前提に作り込まれたモデル。そう、そのポテンシャルをテストドライブした内容とはなっていません。  さて、今回の撮影と、執筆と語りで気付いたこと、裏話をあれこれと記してみましょうかね。まずですね、そもそも、タフトは、ロッキー、タントとプラットフォームを共用していますから、つまり、いわゆるクロスオーバーというスタイルに仕立てたとはいっても、ラフロード走行性能は語れても、悪路走破性までは語れない、そんなポジションにあるモデルです。この仕立てについては、別に珍しいわけでもなく、世間で言われているクロスオーバーモデル、いや、SUVの中にも同様なモデルは数多くあります。ま、悪路云々はさておきですね、ただですね、改めて原稿を書いていて気付いたのですが、タフトって、商品企画的に攻めていたところがあれこれありましてね。それが、自動車雑誌的にはライバル、でも、実際、言われるほどに比較対象となっていない、スズキ・ハスラーと比較してですね、たとえば、最低地上高が+10mmの190mmとしたこと。これはタイヤサイズが165/60R16に対して165/65R16を採用したがゆえとも言えるのですが、大径タイヤをはける、はきこなせるポテンシャルは、やはりロッキー譲りといいましょうか、そこまで考えての、商品設計だったことがわかります。  まぁ、だからといって、悪路走破性の本質は、地上高だけでは計れないとは、毎度言っていることですが、この手のモデルにとっての、指標(商品性のアピール)としては実に有効。つまりですね、走る気があるといいましょうか、デザインも含めて、ドライバーを走る気にさせることを、丹念に作り込んでいることが見えてきます。ま、そのほかのタフトのアドバンテージに...

#1695 TJ型ラングラーにすれば? という提案に、ドギマギしている話。

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写真中央部のもやもやっとしたところで、ジープの撮影をしています   ジープな仕事依頼が続いています。本日、ひとつ終えましたが、もうひとつあるようです、どうやら。それはさておき、先日、ジープを得意とするヨンクプロショップ兼、ジープディーラーを展開する、あのショップへと出掛け、代表取締役社長と対談をしてきました。考えてみますと、インタビューじゃなくて対談ですから、吉田に対する編集部の対応もずいぶんと上がったものだと感心しつつ、え、なに? 文章を組み立てるのは俺なのかい? と、変わらぬ対応に、まぁ、そんなもんだよな、とも思ったりしていますが。  ま、細かな対談内容については、これから発売されるムック本に掲載されますので、そちらを見ていただくとして、この方との話は、なんでしょうかね、共通項が多くて、ジープに対しての捉え方がすごく重なる部分が多くて、仕事で訪れたのに、いつしか雑談的になり、すごく愉しい時間を過ごしています。まぁ、だからこそ、それを原稿に落とし込むには、かなり苦労しますし、整え方に気を遣ったりもするわけですが。  2002年の北海道試乗会でのTJラングラー  で、そんな対談な雑談にて、原稿には書くつもりの無かった、あがりのクルマの話を自分でしはじめましてね。ナナマルあたりを選んでおけば、EVだらけの世の中になっても、ビンテージとして乗り続けられるだろうし、トヨタも面倒を見てくれるだろうし、なんて話をしました。ら、ですね、なんと、その代表取締役社長さんがですね、TJラングラーにすればいいじゃん、と軽くといいますか、単刀直入とばかりにおっしゃいましてね。いや、それまでは現行型ラングラーはサイズでか過ぎてー、価格が高過ぎてー、でもって600万円のクルマでスタックランドファームを走って傷つけるのはイヤダメだしー、と逃げの言い訳を散々にしていたんですが、TJラングラーという、まさに王手といわんばかりの駒を繰り出されて、こちらは何も言い返せない、アウアウ状態になってしまいました。  ただ、考えてみますとね、サイズ感もいいし、2ドアスタイルもいいし、オープンになるところもいいし、ATでもいいし、MTでもいいし、ジープだし、と、とってもことだらけ。しかも、たぶん、この仕事をしている者としては、日本でいちばん最初にTJに乗っていたりと、あれやこれやと愛着もありますし、デザインも嫌...

#1694 大きな橋と、小さな橋と、そこを走るドライバーの心持ちの違い。

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 ツイッターにもアップしたんですが、こちらには少々解説を加えてアップしましょうかね。我が家からクルマで10分ほどのところに、こんな景色が広がっています。そもそも、住まいは八王子ですから、高尾ですから、つまりは、関東平野の縁に位置しており西側は森というか、山。さらに神奈川県との県境はすぐですし、その神奈川県ったって、津久井湖とか相模湖とかがすぐそばであってまさに自然の宝庫です。それもあって越してきたわけですが、気がつけば6年以上住んでいます。たかが6年と思われたかもしれませんが、自分にとってはこれは最長記録でして、これまでは6年以上同じところに住んだことがありませんでした。なぜ6年なのかといえば、6年経つと部屋の中に仕事の資料やらが収まり切らなくなり、いや、整頓しようと思える限界点を突破してしまい、つまりは整理整頓するには引っ越すしかないとばかりに移り住んできまして。  で、そんな八王子は高尾の近所に対象的な2つの橋がかかった河川敷があります。上の写真にある新しく大きな橋は、圏央道のICへと導きつつ津久井湖のほうへと延伸させる計画があるバイパスにかかった橋。ただ、片側2車線あるのですが、ICもしくはその先へと向かうクルマと、その手前にある信号を左折しようとするクルマが連なるところがあり、どっちの車線を選んだほうがお得か(早く先へと行けるか)という、面倒が存在します。一方、右上の写真(ジムニーの位置は動かしていません)は、軽自動車ならすれ違えるかもしれない、でも、どちらかの方向で譲り合い、交互に通行しなきゃいけない、旧道の橋。推奨土木遺産に認定されている橋で今でも使われており、バスや大型トラックも通行します。ところがですね、この橋を渡ろうとするどんなクルマでも、ちゃんと譲り合いをしています。信号もないのに、まさに阿吽の呼吸といわんばかりに。たとえ、一方が何台も連なっていたとしても、皆が強引に橋に侵入することはなく、ある程度で停まって、向こうからのクルマに道を譲ります。不思議なんですね、この世知辛い時代に、極端に交通量が少ないわけではないのに、譲り合うことを自ずと行っているという。考えるに、この橋を渡ろうとするドライバーは譲り合いを面倒と思わぬ方々であり、そんな心持ちのドライバーばかりだから、この橋の通行には煩わしさがないのではないか、と。その証拠に、我が家の近くには、5...

#1693 ジムニーに、CarPlay対応な2DINオーディオユニットを組み込んだ話。

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 突然ですが、ジムニーのオーディオを入れ換えました。使えなくなったわけでもないし、機能にどこか不足や不満があったわけでもないのですが、CarPlayを使い倒したくなりまして、で、入れ換えました。メーカーとしては初めて耳にするところでしたが、価格がですね、2DINな7インチモニタを備えながら、実質1万4000円。そんな後押しもあっての購入でしたが、この価格はとても重要で、ほら、ダメだったら仕方ないで諦められるギリギリだし、謳っていた機能と異なるならばそれを伝えて返品という方法を取ればいいや、そんな考えもあってのことでした。で、実際に取り付けて、使ってみたらですね、これが、想像以上に「使える」。このユニット、CarPlayの無線接続を謳っていましたが、さすがに繋がりにくいとか、何かあるだろうと思いきや、何もなし。CarPlayの機能そのものも問題なし。強いていえば、Siriで呼び出した時に、Siriからの返信で、最初が聞こえない程度で、バージョンアップで対応してくれそうなレベル(バージョンアップはどうやるんだろうか)。  きっと、タッチパネルの反応が悪く、レスポンスももっさりだろうと思いきや、不満なし。ま、モニタに関しては、偏光機能の入ったサングラスではモニタが見えなくなるという致命的な欠陥を抱えていますが、サングラスを外せばいいだけのこと。文句を言おうとは思えません。あ、ラジオチューナー付いているけど、きっとバンドが日本対応じゃないだろうと思いきや、ちゃんと切り替え付いているし(ただし、ワイドFMバンドは非対応)。  つまりですね、人側で、スタンスとスタイルを臨機応変に取ることも大切。ということで、不足ありません。不足ないどころかですね、このユニット、なんとリアカメラまで付属。配線が面倒で繋げてはいませんが、想像以上の機能と性能とパッケージに驚いてしまいました。    そうそう、今回、ついでにスピーカーも交換。右からビビリ音が出ていたので、と、交換してみれば、なんとセンター部に凹み(写真右)が。そして、旧型ジムニーの例に漏れず、サビも見られました。交換後はもちろんビビリ音は消え去り喜んでいたのですが、って、さっき発見してしまいました。クルマ用のスピーカーも、日本メーカー以外の品が台頭しているんですね。今回は国産メーカーものにしてしまったもので……。スピーカーも人柱に...

#1692 2週間で無残なありさまとなってしまった、ミニトマトのその後。

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 つい2週間前までは勢いのあったミニトマトでしたが、実は、あの時に、あ、この先、一気に枯れるかもしれないという兆候を見つけていました。ハダニの発生です。バルコニーでの家庭菜園は雨が吹き込まないために、梅雨明けとともに発生します。ま、毎年のことだしなと思いつつ放置してたのですが、間引きせぬままに森と化してしまったことで、ただ広がるだけではなく、まさに一気に、あっという間に広がってしまいました。ハダニに取り憑かれてしまった個体と、まだ被害を受けていない個体を触れさせなければよかった。って、そうなんですね、まさに、感染症対策の基本と同じ。被害を広げないためには、被害を受けた個体と、健康な個体を接触させないことに尽きる、と。そして、covid-19では無症状のままに感染を広げてしまいますから、だからこそ、検査が重要になるのですが、この国はそれを積極的にしようとしない。困ったもんです。  さて、我が家のミニトマトですが、ここから先どうするか。ちょっと伸びすぎた感もありますから、秋に向けてガンバッテネとばかりに、大胆な剪定を行うしかないかなと思っています。あとは地道に木酢液を散布するか……。ちなみに前回お伝えした時に盛大に咲いていた花は実へと成長しながらも、途中でポタポタと落ちていきました。最初のころに咲いていた花は、実となり、大きくなり、なんとか赤くなりつつありますが。

#1691 ただいま、うちのバルコニーで大暴走中のミニトマトの話。

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バルコニーの柵を超えて伸びゆくミニトマトな森  バルコニーでミニトマトが暴走しています。昨年、苗で購入してきた株が良く育ってくれまして、複雑に伸びたところへ手を伸ばして実を採ろうとすると落下し、それらを放置していましたら、これが、梅雨前に気温が上がってきたところで一気に発芽。発芽したのはいいんですが、相当数の実が落ちていたようで、想定していた以上の株が立ち上がりました。それでもそのままに放置して水やりだけしていたら、条件が合ったんでしょうね、昨年以上に伸びまして。しかも、種を蒔いたわけではなく、実が腐ったところから発芽していますので、つまりは一箇所から発芽している上に、間引きをしなかったために、皆、陽射しを目指して、その勢いは相乗的に増して、暴走状態へ。さすがに、支柱にくくりつけなきゃならないからとバルコニーにある支柱をすべて使ったものの、本数ギリギリ、購入してこないとという状況に陥っています。  実をたずさえた房がたくさん  そうそう、支柱といえば、支柱に茎を括りつけている時に、支柱だと思って力を入れて引っ張ったら茎で、ぼきっと折ってしまったってのがありました。大きな実がたくさんついた茎だったんですけどね。ま、もったいないからと水にさしておいたんですが、そういえば、トマトって普通に育てていても地面に近いところの茎から根を出すよな、と思いだして、水から取り上げてみれば、小さな根が出ているのを発見。もしかしたら、と、昨日、挿し木してみましたが、さてはて、どうなることやら。 発芽したてのミニトマト  ちなみに支柱をちゃんと固定しなきゃと土を寄せたところ、そこからさらなる発芽が(写真左)。こぼれた実(種)がどこかにあって、混ぜ返した時に空気に触れるところに出てきたんでしょうね。いずれにしてもこれからしばらくはミニトマトの収穫に追わることになりそうです。そうそう、幾度も言いますけど、家庭菜園は、ミニトマト、セロリ、春菊がオススメです。なぜならば、簡単に育つこと、旬の時期になっても価格が下がらないから。特に価格は重要でして、ナスなんぞ、家庭菜園で収穫時期を迎えた頃には苗代を回収できないほどに落ちていますので。トマトでなくて、ミニトマトな理由? それは、実が大きいトマトは、育てるに手間がかかるから。ピーマンやパプリカじゃなくて、ししとうをお勧めするのも同様の理由から。って、書い...

#1690 ジープ、ジープ、ジープ! ジープな原稿が続いている話。

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 日本でのジープが勢いづいているようです。そんなに街中で目にするか? と思うのですが、売れているそうで。ちなみに2021年上半期販売台数は、ジープブランドのみで7372台だとか。その中でも、ラングラーにおいては、特に売れているなぁを感じます。振り返ってみると、96年には、チェロキーだけで1万3000台/年の販売を目指した時代もありますが、あれに匹敵はしませんが、ラングラー、売れているなぁ、を感じつつ、そこには、XJ型チェロキーとは反対に、高いクルマなのになぁ、という、買えない節が込められた捉え方にもなっていたりしますが。 pluginハイブリッドのレネゲードxe  さて、ジープ。最近のジープ。そんな勢いを反映してなのか、どういう事情があるのかわかりませんが、ジープの原稿や企画相談がやたらと舞い込んできます。いずれにしても、マーケットが求めているんでしょうね、ジープを。個人的には、ジープに対しては、かつての円高時代を知っていますし、乗っていた者からすると、カジュアルに乗り倒せるブランドといったイメージがあります。ありますし、今でも持っています。つまりですね、イマドキジープ乗りさんたちとはキャラクターが違うわけで……、しっかりとそれを意識して、執筆しています。  では、かつてのジープと、今のジープと何が違うか。バリエーションを増やしてしまった分、オフロード走破性をスポイルさせたモデルをラインナップさせた分、ブランドの解説をするときに困るところもありますが、まぁ、かつても今も共通しているのは、緩さがあることでしょうな。シャープさという演出がされていないことをプラスに捉える、つまりですね、緩さに気付くと、ゆったりとした時間が流れていることを見出せる。これは、スポーツカー絶対主義の人にはすぐに理解することは難しいテイストともいえます。  さて、ヨシダ的に現行ジープラインナップの中に欲しいモデルはあるのか。スタックランドファームで遊べるというオフロード走破性を求めますから、ラングラー一択となりますが、ボディサイズが大きすぎることもあって、選ぶなら3ドアモデル。でも、518万円と、クロカンして傷つけてしまう恐れを考えると、手が出ない。いや、クロカン走行前提を考えると500万円は出さないでしょ、と、思っていますし。では、ジープ以外も含めて、ここまで大きくなく、改造をせずに、リー...

#1689 しなやかさを得た、フォルクスワーゲン・ティグアンの改良モデルの話。

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 つづいて、フォルクスワーゲンのティグアンです。2世代目のマイナーチェンジが行われ、1.5Lガソリンターボエンジンを搭載したというので、ワクワクに似た期待をもっての試乗となりました。ちなみに、ティグアンに対してはとても好意的に捉えていました。なかなかいいパッケージング、そして、サイズ感、さらには価格に対してですな。あ、もちろん、ハンドリングを含めた乗り味についても。しかし、MQBプラットフォームを採用した最新型に対しては、ゴルフ7に感じたしなやかさに乏しいこともあって、自分が妄想していたティグアン像とにズレを感じ、なんだかなぁを覚えていました。ただ、まぁ、フォルクスワーゲンですから。改良の度に、アナウンスも特にしないままにシャシーを改良してきますからして、今回の大改良に大きな期待を抱いていたわけです。  で、ファーストインプレッションですが、なんじゃ、このしなやかさは、と、驚きを超えた、感激。あ、試乗したのは、エレガンスというグレードで、18インチタイヤを組み合わせています。19インチ採用の1Stエディションも選べましたが、……中略……、意図的にこの18インチを選びました。で、駆り出して、そのまま首都高へ入って行ったこともあって、好印象ぶりはどんどんと上昇。路面からの刺激を受けて4輪がうねうねと動いている様が伝わってくる。そんなフィーリングに対してやればできるじゃんを感じ、フォルクスワーゲン流のまじめさを感じ取りました。ところがですね、路面に継ぎ接ぎのあるシーンへと移ると、つまり、下道に入ると、さきほどのしなやかさはわずかなストローク量に限ることが発覚。そして、そこを外すと、マンホールといった段差はもちろんですが、路面の継ぎ接ぎといった、突然の路面変化で、顕著に、硬さとして現れてきます。  こういうのが気になると、次々とあれこれと気になりすぎる。下道だからってこともあったんですが、アイドリングストップからの復帰で、トルク変動がありまして、アクセルワークにかなり気を遣う。具体的な表現をしますとね、発進時に滑らかな発進を期待してアクセルを踏み込むのですが、ターボ側、DSG側、それぞれの都合もあるのでしょう、タイムラグとも言える、前に進まない間が存在します。んー、踏み込み量が少ないかなと、アクセルペダルを踏む足に力を入れると、ターボの過給が強く入り、飛び出し感が出てしまう...

#1688 立体駐車場に入れるために犠牲になった乗り味のその後。BMW・2シリーズアクティブツアラーな話。

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 久しぶりにBMWの2シリーズアクティブツアラーに試乗しました。デビュー時の試乗会以来になるのかな、とにかく久しぶりです。で、久しぶりに試乗した印象ですが、改良を経てしなやかさを得たシャシーに感心しつつ、全高1550mmにこだわったがゆえのスペシャルサスペンションによるストローク不足に、もったいないなぁを感じました。やっぱりですね、ストローク量そのものが不足していてですね、いや、リバウンドストロークやらは突き上げを覚えさせない逃げをしっかりと作っているのですが、ストローク量の不足はいかんともし難く、硬さが感じられます。さらに、フロアとペダルからの振動も相まって、ロングドライブでは疲れが残る。ほら、クルマから下りた時に、足裏がしびれている、あの感じ。あっちはグランツアラーで、こっちはアクティブツアラーだから、いいのか、って、そういう話ではないような気もします。  では、スポーティな性能はどうかといえば、曖昧さを除いた分、それ以上にシャープさが生まれています。つまり、操る愉しさがある、ある、ある、ある……。んですが、ま、分かりやすいスポーティさであってですね、対話性という面では、個人的には不満。抑えられたロールやらによって、対話性に物足りなさが生まれてしまっています。重心高があるモデルですから、コーナーではもう少し踏ん張っている感が欲しいな、と。ま、このあたりのフィーリングは、ノーマルサスのままのグランツアラー(サードシート付きのほうね)に分があります。快適ながら、スポーティというバランスに長けているという意味で。  そうそう、搭載エンジンは2.0Lディーゼルターボですが、排気量分のゆとり、かつ8速ATとの協調制御がとても香ばしく、中回転域トルクのフラットかつ十二分で、そういった意味では、実用性と愉しさが表現されているエンジンでした。  それにしても、この手のヨーロッパなモノスペースモデルは、この先、どうなるんでしょうかね。SUVに取って代わられそうかなとは思いますが、SUVまで必要ないじゃん、って気付いた層が戻ってくるような気がするんですけどね。

#1687 月刊ドライバーにてクロカン3台取材をしてきました、話。その1。

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 さてと、クロカンする機会はほとんどないと思われるのに、昨今のクロカンモデルへの期待はなんなんでしょうかね。不可思議に思います、思いますが、もっと不可思議なのは、何が凄いのかがほとんど解説されずに、すげーと言われていることではないか、とも思っています。ということで、今月号のドライバーにてクロカン3モデルの試乗記を担当したので、その取材フォロー、書き切れなかったことなどを、ここで少々書いておきます。ちなみに、取材に持ち出したのは、メルセデス・ベンツ Gクラス、ジープ・ラングラー、そして、ランドローバー・ディフェンダーの3台ですが、GクラスはAMG仕立てのG63ですから、クロカンポテンシャルを意図的にスポイルしていることから、クロカン走行はしませんでした、という前提で。  ディフェンダーに対しては、先代を社用車として乗った経験がある者からするとですね、新型は、今に何が求められているかを、ランドローバーは実によく理解して、それを提案しています。先代を比較に出して述べますと、オフロード走破性を最優先にしたがゆえに、日常で不安を煽るあの乗り味が消え去っていまして、街乗りしたくなるモデルへと変貌していました。つまり、日常に不足がないオフローダー。そこに大きく貢献したのは、やはり4輪独立懸架式サスペンション。エアサス付きとなるとランドローバーお得意の伸び縮みまで再現してオフロード走破性を獲得しつつ、サスのストローク感を乗り心地にこれでもかと使って快適性を表現しています。かつて、高速道路から出口へと向かうコーナーで速度が高すぎるがゆえに、曲がり切れずに苦労しているランドローバーを見たことがありますが、ああいった心配はもはや皆無。どころか、オンロードにおけるコーナリングがむしろ、愉しい、愉しい、愉しい。この乗り味に対して、クルマの動きはどうあるべきかをしっかりと把握しておりましてね、コーナーではリアサス外側がんぐっと沈み込み、グリップはまかせなさいといわんばかりのスタンスが強く感じられ、そこにそれを愉しませてくれる2.0Lエンジンの仕立てが加わって、もはや、うっとり。この乗り味、ランドローバーの中でスポーティを謳うモデルならば分かるんですが、ディフェンダーで、しかもスポーツモードなんてのを持たずにこれ……。  さらに驚いたのは、えっと、オフロード走破性でのある一面。高速で走るサーキッ...