#1701 新型はもう少し先、でも、ベストを感じた、最新型な最終型MINI.
新しいsafari(Ver.15)とカーソル系といいましょうか、日本語変換システムとの相性が最悪で、safari上で文字を書くことがほぼ不可能だったこともあり、ここを更新することできず、しばらく時間が空きました。空きましたところ、SafariもBug fixが行われて、だいぶ改善されたものの、それでもまだ使えず(すらすらと書けず)。そうか、今後、この日本語変換システムは弾かれるのかと思いきや、Safari Technology Previewだと、これが問題なく使えていまして、普通、逆じゃないか? と思うわけですが、これ、最近のAppleにありがちな、他部署との連絡が上手く取れていないというオチだったりもします。ま、悪い意味でのいい加減さですな。ということで、新たな入力手段を得たので、再開します、ここ。
で、まずは、最後のフェイスリフトと言われているBMWミニについて。現行世代は、変わっていないようで、ONEのガソリンエンジンは1.2Lから1.5Lになっているし、2ペダルトランスミッションもATからDCTになっていたりと、目紛しく変更を行ってきました。で、このままに、来年の3月2日あたりに次期型へスイッチかと思いきや、今年、いわゆるビッグマイナーチェンジかと思われるような大改良を受けました。そうですか、まだまだ、この世代で売るつもりなんですな。たぶん、コロナ禍ゆえの延期に次ぐ延期とEVシフトへのロードマップありきでしょうから、そう考えると、次の次のミニは完全にEVになるんでしょうな、なんてことも見えてきます。そんな妄想をしていて思うにですね、内燃機関の良さは……と言っているような自分を含めたおやじ連中はEVシフトで一気に取り残されることを覚悟しておいたほうがいい、そんなことを感じます。なんつーんですかね、Intel Macはまだまだ生き残ると言っているような人たちに重なっている像、とでも言いましょうか。
というわけで、最新のMINIですが、これがですね、ただのフェイスリフトに止まっていなかった。駆り出したのは、ディーゼルのクーパーで、ホイールサイズは17インチ。そもそもが15インチ設定ですから、シャシーに行き過ぎ感ありあり。ありありなんですが、硬さが不快感に届くギリギリを攻めておりまして、それよりもトレース性と操縦性のバランスに心地よさがありまして、ドライバーとしては大満足。そう、ドライバーとしてはね。もちろん、クーパーDほどのパワーパフォーマンスは期待できませんが、これで十分じゃない? と感じさせてくれるトルクフィールが溢れていまして、つまり不足を感じさせない加減に丁度いい、すら感じます。ただまぁ、こうなってくるとボディ剛性に不足を感じたりして、なんてことはBMWもお分かりのことでしょう、次期モデルの走りまで見えてくるから不思議です。
それにしても、このフェイスリフト、実に上手。じょうず、そう、お・じょうず。これまでのMINIフェイスを崩すことなく、これまでブラックアウトさせていたバンパーセンター部をボディ同色として目立たせ、フォグランプ横に縦スリットをいれて、その表情をがらりと言わんばかりに変えました。ゆえに、新鮮にどころか、斬新に見えますし、すれ違う現行型(改良前)ユーザーが注目する、する、する、する……。こういうところに、さすがを感じます。
で、まとめ。最後の改良らしい熟成と、次世代モデルが登場してみれば、そのつなぎを果たしていたという役割まで想像できるかな、と。では、買いか? うーむ、こればかりは難しい。昨今のモデルは、EVシフトとは関係なく、旧型を一気に置き去るようなステップアップを果たしていきますから次期型がデビューしてみればとんでもなく驚かされることが予測されます。ボディサイズを大きくしてくるでしょうから、旧型がアドバンテージとできることサイズぐらいなんだろうな、とも、思っています。
そうそう、気になることと言えば……、メーター……の位置。そう、デザインじゃなくってポジション。いや、デザインは、この手のフルモニタとしたメーターとしてはすごくいい。威張るような雰囲気は見当たらず、MINIらしさがあってとてもいい。ただですね、ポジションが明らかにステアリングセンターからズレていまして……、って、あれ、改良前もそうでしたっけか。ま、そもそもシートポジションからのズレやら、致し方ないところがたくさん残っていますから、この程度、気にするな、という声もどこからか聞こえてきます。あ、あと、価格か。5ドアで359万円(税込)。この車両は撮影前提ゆえに、オプションが117.2万円が加わっています。高い、とは、自分の貧乏加減を言いふらしているようで、あまり使いたくはないんですが、高い。いや、安くはない。果たして、次期型はどこまで価格帯がアップしてしまうんでしょうかね、そういう意味では買いなのかもしれませんな、最新型の最終型。