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#1660 ダイハツ・ロッキーは4WDを是非ともお勧めしたい理由。

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 今朝の起きたら八王子はそれなりに積雪しているとの予報が出ていました。ですから、昨夜の八王子はわりと大慌てしていました。ま、いつもの風景ではあるんですけどね……。たとえば、とある団地では、急坂を下った先にある街道にぶつかる交差点手前に、大量といいますか、それ、撒きすぎでしょといわんばかりの融雪剤をばらまいていました。ただ、それは雪国でも見かけたことがないほどの量でして、そこを通過せねばならなかった時に、下回りがさびるーと思ってしまったほどではあり、そこに雪国とは違う、不慣れを感じたりもしましたが。ま、それだけ対策をしなければならないというか、緊張が街に走っていたこともあり、個人的には、今朝の積雪にある種の期待をしていました。いましたが、ワクワクして午前3時ぐらいに起きて外を見ても、雪の気配はなく……。  さて、前置きが長くなりました。雪ネタを。昨日まで雪を求めて、東京を離れておりました。今回は仕事で。で、取材対象はタイヤではなく、昨年 デビューしたばかりのダイハツ・ロッキー。そもそもロッキーの素晴らしさは……、って、ここにも……、書いていないので、執筆(たとえば Men's_EXオンライン )を参照いただくとして、個人的には天晴れだと感じているモデルです。ただ、ちょっとスポーティを狙い過ぎたところに個人的な好みの違いを感じてもいますが、イマドキという意味合いでは絶品です。ま、その評価軸には、こういう括りは最近ではあまり意味をなしていませんが、いわゆるセグメントで括るとAセグメントなモデルながら……という前提もあります。つまりですね、その上のクラスを感じさせる性能、仕立てから、リーズナブルという表現を用いたくなる、そんなところも評価しています。  ま、表現を変えますと、欲張りとでもいいましょうかね、あれですね、現行型ヴェゼルが用いた手法とも言えますな。で、今回は4WDシステムも欲張りましてね。なんとこのクラスながら、カップリングに電磁クラッチを採用。さらに制御を自前とすることで販価に迷惑をかけないというスタンスと、オリジナルという色合いを表現していまして、……、結論からいいますとね、これがなかなかやるじゃん、でして、その実力を試すために、雪を求めて走ってきたわけです。  その詳細は今月中にはお目見えする動画にお任せしますが、まぁ、天晴れでした。い...

#1659 変わって、変わらない、変わりゆく、自分にとっての能登。

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 そして、今回も年越しは能登にて過ごしました。もう足を運ばないかもしれないほどのデキゴトがあったので、もう行かないかもしれないと思っていました。ま、種明かしをしますと、お気に入りの宿が行政の持ち物で、この度、その管理を任されるチームが変わりまして。いくら建物が優れていようと、周囲の景色に魅力があろうと、そこに集う(携わる)人が変わってしまうと、その魅力も一気に失われるという経験をこれまでに多くしてきたものですから、ここも、もう終わりだなとそう捉えていました。しかし、前回(昨年3月末)に訪れた際に、新たにマネージメントする方と話をし、それまでの想いを引き継ぎ、そして、新しいことにチャレンジしていきたいという話をうかがい、それならばと、今回も年越しをしてみることにしたというわけです。  ま、そんな能登に対する変化は個人的なことではありましたが、能登の自然は相変わらず。相変わらず、大雪にはならず、道中も雪に翻弄されることはなく。そして、それぞれがクルマを運転して来るなんて話を、能登へ来たことない人に説明していたら、雪でたどり着かないかもしれないというハードル(ハプニングともいう)をも愉しんでいることを再認識。なんもない平坦な日常ではなく、困難に見舞われるかもしれない、でも、それをクリアするという愉しみが、能登行きには必須であるとを。  ま、年越し能登の場合は、そのご褒美というか、ゴールが知人たちとの集いであり、元旦朝に食べられる海苔だけのお雑煮であったり、能登の人たちとの再会だったり、するわけで。……。と、文字にして、あれやこれやと納得。ということで、今後も続くんでしょうかね、年越しの能登。いや、続けないと。写真は、今年の年賀状と同じ、地にて。どんな季節であっても、奥能登へ到着したら、まずここで撮影して、で、友人と共用しています。ま、あれですな、定点観測的な、変わったこと、変わらないこと、そして、変わりゆくことを、写真を見ながら後々に語らえる、そんな場所とも言えますな。

#1658 2020年スタート、まずは年賀状の解説から……。

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 さて、新年のスタートは恒例となりました、年賀状の解説から。先頃書きましたように、昨年の春先にMINI One 3Doorで能登へと出掛けた時に撮影した写真を使いました。青空が広がる日もあったんですが、あえてどんよりとした空のものを選びました。特に意味はありませんが、赤いボディとこの暗さとのコントラストが、なんかいいなと、直感で思ったものですから。ただ、もう少し被写体の大きさ、つまり、MINIのサイズを小さくしたかったんですが、縦横比をハガキサイズに合わせるとここまで大きくなってしまって、ちょっとそこが意図とは違ったかなと。  そうそう、Happy Ner Yearが、地から天へと向かうように縦に入っていますが、意図的ではありません、これは。偶然です。そもそもデザインレイアウトを縦長(クルマのフロントが下向き)としていたんですが、文字入力をするためにカーソルをあそこにおいてとりあえず文字を入力(横方向)としたところですね、あれ、なんかいいじゃん、と、感覚的に感じまして、で、そのままに。空へのグラデーションで消えそうなポジションになったのも偶然であり、それをも意図的に残しました。というわけで、偶然の産物です、今回の年賀状は。  今回も年越しは能登で過ごしています。猛烈な寒波到来と言われていましたが、それも結局のところ北日本方面だけで、北陸はそれほどまでに影響受けず、アルプス越えもオオゴトな雪にはなっておらず、ちょっとガックシ。思うに、やっぱり今年はかなりの暖冬ですな。1月中旬に雪がなくては始まらない取材があるんですが、大丈夫でしょうかね。

#1657 フィエスタとジムニーと、車検取得。まだまだ乗ります宣言。

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 2年に1回、散財な巡りがあります。所有しているフォード・フィエスタとスズキ・ジムニー、偶然なのですが、車検が12月でしかもサイクルも一緒で、つまりは同じ年の同じ12月に車検が2台。さらには、これもまた偶然なのですが2台ともに11月中に自動車保険の更新があります。そうなんです、最悪な出費が待ち構えています。それゆえにどちらかを手放そうかなと思うのですが、思うのですが、手放せない。費用が掛からないのはジムニーですが、だからといって、フィエスタもそれほどかかるかといえば、掛からない。グランドチェロキー時代(V8/4.7L)のことを考えれば、安いもん。だから、2台、車検を通してしまうんですが。  フィエスタは、6年目を迎えて4万kmを少し超えたところですが、これがトラブルレスな優等生なようで、これといって手も掛からず。あれだけダストをまき散らし、ホイールに付着させているブレーキパッドも、まだまだ残り7mmも残っていましたし、バッテリーも、ま、すぐには交換せずで良さそう。で、思うんですね、フィエスタを手放す時って何がきっかけになるのだろうか、と。たぶん、デュアルクラッチTMのトラブルなのかなと思ったりもしますが……。ちなみに、トランスミッションについては、もはや諦めています。といいますか、最初からフィーリングについては期待していません。だからといって、何かリズムがあるわけではなく、まったく気ままな、その雑なクラッチ操作に呆れ返りながらも、ま、こんなもんでしょと捉えています。  ところが、今年の初めだったか、夏だったかに、制御プログラム変更がありまして、で、車検のついでにお願いしたらですね、走りがですね、超・優等生に変わってしまった。ぎくしゃくは消え去り、つまり、飛び出しもないし、シフトフィールも滑らかでトルコンATかのよう。ちょっと前にエンジンオイルを交換してあったことと、タイヤを新調したこともあって、もう、走りが滑らか、滑らか。一新されてしまいました。この調子だとまだまだ乗れそうですな、というか、手放すにはもったいない。ちなみに買い取り値は約40万円、売り値は約100万円。売り値は理解できます、この乗り味に対する価値と、稀有って意味合い含めて。でも、ユーザーとして、このクルマの乗り味に対して、買い取り額はちょっと安すぎといった印象。こうなると、売るよりも持っていた...

#1656 スタックランドファームと、コンペンセータ効果と、収穫と、年賀状と。

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 早いもので今年もあと僅かで、ふと気付いてみれば……、年賀状を印刷所に発注していなかったことに気付き。でも、さすがですな、昨今の印刷所はこの時期でも3、4日仕上げってのを受け付けているようで、もちろん割高にはなりますけど、それでも100枚で1500円で送料込み。印刷所ですから1000枚単位、いや、それ以上単位が基本ですから、これでもずいぶんと割高だったりもします。ま、いずれにしても、こうして、年々、年の瀬たる感覚は薄くなっているような気がします。  ま、そういう意味では今年の基本暖冬傾向な冬シーズンには、あれやこれやと翻弄されました。そのひとつが、毎年、霜が下りてから収穫へと出掛けているスタックランドファーム(難関オフロードコース)へ遊びにいくイベント。これまでで最も遅い12月8日に遊びに行きました。20年ほど前は文化の日あたりに出掛けていたんですけどね、ま、それだけ温暖化が進んでいるということですな。もちろん、今年も収穫を行い、畑までの道中でリジッドサスのコンペンセータ効果に改めて感心してきたわけですが……。って、そうそう、昨今、クロスオーバーモデルをオフロード走行させるという、なんともかんとも危うい広報試乗会があちこちのブランドで開催されているようですが、それ、危ういです。ウソはついていない、でも、限界はこんな感じですという見せ方を行わないと。車両が大変なことになってしまいますし、ユーザーに対して間違った評価を伝えてしまいかねませんから。何ができるのか、何ができないのか、ですな。  で、年賀状に使う写真、上の写真のスタンスをベースにしたジムニーの後ろ姿にしようと思ったのですが、よくよく考えるとですね、極端な逆光と、やらせっぽいコンペンセータなリアサスの動きにいやらしさを感じ、却下。そもそも、そのルート通らないでしょって、ライン取りに、おかしさを感じますし。で、で、ジムニーの代わりに、今年の春先に出掛けてきた能登の写真を選びました。ちなみに、車種はMINI。しかも、ONE、さらに3ドア。まぁ、特別仕様車扱いだったビクトリアだけど。いずれにしても、自分のクルマではありませんし、昨年と同じ場所での撮影なので、いいのかなと思いつつ、ま、こういうのもいいのかなと思い、採用。で、ただいま、印刷所行き、と。あ、今、ふと思えば、富士山の写真を使うのも手でしたな。年賀状ですか...

#1655 歴代レガシィに試乗して感じた、レヴォーグに引き継がれたもの。

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 歴代のスバル・レガシィ、といっても最新世代のひとつ前となる5世代目までに乗る機会がありました。レガシィといえば、三栄書房のクラブレガシィであれやこれやと携わり、これやそれやと取材し、ああでもないこうでもないと執筆の機会をいただいてきました。そもそも、レガシィとの付き合いは長く……、といっても、購入したことはないんですが、初代のRSを知人が購入してスキーに出掛けたり、やはり初代ツーリングワゴンを所有していた知人とともにあちこち出掛けたり。2世代目は後期モデルのプレス向け事前撮影会でそのポテンシャルに感激して、見積もりを取るまでに至り……。直接的な付き合いにはならずともなんだかんだと付き合いの長いモデルです。  で、5世代目までに乗ったという話。やっぱり乗り比べてみるとですね、それぞれの世代に味があり、キャラクターがあり、とてもいい。それは何か。ま、簡単にいえば、速いだけではなく、ドライビングにゆったりとした気分を愉しませてくれる、そんなグランドツーリング性能ですな。スポーティという言葉で限ってしまうそれとは異なる、その先にある、どこまでも走って行きたくなる衝動とでもいいましょうか、ま、そんな感じ。  ただまぁ、今回の試乗において用意されたモデルは、1世代ごとに1モデル。パワーユニットもターボだけではなく、NAもあって、横並び比較にはできませんでした。できませんでしたけどね、それぞれに個性があって、当時の考え方があって、とてもおもしろかった。個人的にいちばん、いや、同着いちばんかな、とばかりに印象に残ったのは、まずは、写真にある初代のツーリングワゴンGT TypeS2(左)。ボディ剛性やらサスフィールやらステアフィールやら、全てが過去なんですが、路面トレース性とハンドリングのバランスが絶妙。路面を捉えて離さないといったフィールは格別であり、それが直進性を導き、いざ、コーナーともなれば穏やかなロールとともに踏ん張るスタンスを作り上げ、コーナリング中なのにボディをどっしと構えたままに、サスペンションだけ動かして、駆け抜けていってしまう。高速走行では、先のトレース性そのままに速度を上げていくとボディはフラット感を増していくという、なんともかんともな美な仕立て。これ、偶然ではなく、仕組まれた仕立て。専用とされたスポーツサスペンションがですね、実に美味といった感じ。...

#1654 早いもので……、2020年次RJCカー オブ ザ イヤー 最終結果の話。

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 たぶん、毎年書いていることでしょう。早いものでもう昨年の選考から1年が……、と。しかしですね、今年の1年は特に早かったような気がしています。というのも、最終選考会が行われる栃木県はツインリンクもてぎに、ついこの前に来たばかりといった印象がありまして……。ということで、今年も、決定しました。以下が結果です。   2020年次RJCカー オブ ザ イヤー   RJCカー オブ ザ イヤー       日産 デイズ/三菱自動車 eKワゴン   RJCカー オブ ザ イヤー・インポート BMW 3シリーズ   RJCテクノロジー オブ ザ イヤー   日産 プロパイロット2.0(搭載車スカイライン)   RJC特別賞             急速充電規格CHAdeMO  今年次は、軽自動車が3ブランドからノミネートされ、試乗時も軽自動車がやたら走っているなといった感がありました。評価基準は、走りだけではありませんから、トータルが評価されての結果なのでしょうね。個人的には、ほか2車については、N-WGNの懐の深いシャシーと、タントの福祉に対するスタンスを、高く評価していました。インポートの3シリーズは、Dセグメントモデルのベンチマークとされる主力車種であり、最新3シリーズはその期待を上回るポテンシャルをもっていましたので、そのあたりが評価されたのでしょう。個人的に、いちばん好みな乗り味はボルボ V60クロスカントリー。レンジローバー イヴォークはスポーティテイストを極めながらも、シャシーにしなやかさがあふれており、オフ(ラフ)ロードもかなりいいんじゃないかと期待させるあたり、とても好印象でした。  個人的な評価としては、やっぱりマツダ3。ファミリア乗りだった者としては、気になるモデルってこともありますが、まぁ、クルマとしての基本スタンスに優れていること、これは絶対的な走りの評価とは異なる視点で、高く評価しています。あ、そういう意味では、RAV4も好印象。まったくもって困るのです、評価ってのは。

#1653 東京モーターショー2019で、感じた、あれやこれや。その2

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 個人的にですね、東京モーターショー2019で話題になったモデルに、あまり興味ないといいますか、惹かれるところは強くありませんでした。むしろ、世間であまり注目されていないモデルに惹かれたところがあります。2台ほど。いずれもワールドプレミアではなく、ジャパンプレミアなんですが。  その1台が、スバルのVIZIV ADRENALINE CONCEPT。クロスオーバーテイストや、個々のデザイン表現にXVを感じるので、XVのケーススタディであることは伝わってくるんですが、現行型XVって、来年D型でビッグマイナーチェンジというライフサイクルにありますから、まったくの次期型となるとあと3年、もしくは2年後にこれになる? そう考えると……、ま、まさか、ビッグマイナーで、このコンセプトにスタディされたテイストを織り込んでくるんでしょうか。いやー、それはないでしょ、特にフェイスがさ、と思いつつ、次期レヴォーグがあのフェイスですから、わりと近いテイストでデザインされてくるんでしょうか。となると、今月デビューしたインプレッサD型の立場は? ってなってしまうんですが。  それはさておき、このモデルで惹かれるところは、そのまとまり感でしょうね。かたまり感、金属削り出し的な表現ってのは、どのブランドでも多かれ少なかれ用いられているデザイン手法ですが、このコンセプトモデルはそれが分かりやすい。キャラクターラインの存在はあまり好みではありませんが。キャビンのボリュームとタイヤの存在感とボンネットとのバランスとがとてもいい。フロントフェンダーまでブラックにしてしまう表現もオモシロイですし。新たにBOLDという言葉、テイストを加えたスバルデザインですが、嫌みのような強調ではなく、素性の良さを強めるというBOLDを感じ、拍手喝采でした。  で、もう1台が、三菱自動車のMITSUBISHI ENGELBERG TOURER。電動SUVコンセプトであることはさておき、デザインがですね、あのフェイスデザインコンセプトがですね、個人的にですね、試行錯誤を繰り返していくうちに、また、目にする側も目に馴染んできたことも含めてですね、違和感なく収めることができたとでもいいましょうか、ようやく違和感なくデザインすることができました感にあふれていて、とてもいいと感じました。ま、これは、フェイスリフトした...

#1652 東京モーターショー2019で、感じた、あれやこれや。その1

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 まだまだ先だと思っていた東京モーターショーも、あれやこれやと執筆の依頼があって、ようやくひと段落しました。途中で、ショーに出展されるモデルについてあれこれと思うところはあったのですが、それぞれにエンバーゴがあって、つまりは、発表より先に書いてしまうといかんので、黙っておくことにしました。なので、ここではそんな想いを存分に記してみたいと想います。そう、モーターショーの執筆は客観的な紹介に徹しているので、感じたことまで書けませんでしたから。まず、全体ですが、事前に知らされた時に、やっぱりですね、テーマパーク的なコンセプトに違うんじゃないかなを感じました。で、実際に会場をおとずれてみれば、そのテーマパークとて、近未来を体験するという、なんか高校生の時に足を運んだつくば万博的なテイストが重なりまして、しっくり来なかった。個々のモデルはさておき、こうなるだろうという近未来モビリティ社会に対して、クルマが空飛ぶ的な、非現実的な未来に、うーむを感じたということですな。  ただですね、モビリティ社会の表現手法にそれ無理だろうを感じながらも、個々のコンセプトモデルには近い未来に訪れそうな現実味を見出しまして、そこに楽しさを感じました。その流れで印象に強く残ったのがマツダのMX-30。ケーススタディ的なコンセプトではなく量産を謳ったマツダ初のEVですな。フロアにバッテリーを備えたパッケージングを上手くクロスオーバーフォルムに仕立てていますが、いわゆるクーペSUVとは違う、目新しさを感じるルーフラインがスポーティさを、ま、そもそもロングホイールベース&ショートオーバーハングがEVらしさを作り上げていてとてもいい。で、これぞシンプルであり、クリーン。マツダのデザインコンセプトはマツダ3からフェーズ2に入ったと謳われていますが、デザイン素人な自分としては、MX-30のデザインにフェーズ3的な脱皮を感じ、先ほど書いた、このシンプル&クリーンの表現に新しさを感じました。ほかブランドも同じテイストを言葉にしますけどね、なんかね、いまいちね、を感じていましたもんで。  そうそう、マツダと言えばですね、相変わらずブースもかっこよかったのですが、メルセデス・ベンツ、レクサスと同じホールに陣取るという、マツダの自信とは異なる、同じテイストとばかりに囲われ、そして巻きこまれた感に、うーむ...

#1651 こんな仕事しています、紹介編。世界文化社のMen's-EXオンラインへの執筆。

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 なんだかんだ言いながらも、ここの更新が続かないのは、MacOS Catalina(10.15)のβ版をメインディスクにインストールしてしまったから。もうすぐ公開になりますが、今回のアップデートはかなり大掛かりでして、32bitアプリは切られるし、iTunesは分解されるは、PhotosもSiriなMachine Learning関連のためか、画像ファイルを1から読み込み直しているようで、自由が効きません。特に、写真については、過去の写真を引っ張り出すの容易ではなくて、つまり、ここに貼る写真をピックアップするのもひと苦労なもので、ついつい、遠のいてしまっています。  さて、今回は、ちょっと自分の仕事について。あのですね、先日も書いたと思うんですが、たぶん、ここ、今ですね、吉田って、どんなヤツなんだ? ってことで、検索して、たどり着いている方が多数と思われます。人と出会うことが多く、新規な仕事も増えているもので。ですからして、ココナッツサブレや、貝印のカミソリのことやら書いていないで、こんな仕事しているアピールもしておかねばならないと、思い立ち、仕事について書くことにしました。自己アピールは好きではないんですが。  今、クルマをメインに執筆していますが、かつては、アスキーにてデジタルを題材としたカルチャー誌の制作に携わったこともあり、クルマだけの狭い世界に馴染むことが不得手だったりします。もう少し言ってしまいますと、学生時代にテレビ局で制作のアシストをしていたこともあり、そもそも、マスコミに居残ることを希望していました。ただ、それは出版ではなく映像でしたので、なおさらに、今の現状に、自らに対して不思議を感じていたりもします。といいつつ、自動車雑誌のバイトからスタートした社会人人生は、年齢とともにクルマ専門ライターというスタイルとなり、今に至ります。脱したいけど、なかなか脱せない、でも、努力を嫌うキャラクターから、つまり、グータラな性格から、日々流されるままに生きてきました。それが許された時世だったんでしょうね。過去形になっていますけども。  さてと、そんなこんなの、去年だったかな、世界文化社のMen's-EX オンラインに執筆しませんか? というお誘いをいただきました。まぁ、自分では購入することがなかった男性ファッション誌への執筆ですな。自由にどう...

#1650 リニューアルしながらシュリンクフレーションしていたココナッツサブレ。

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 余裕のない日々が連続しており、なぜか仕事の依頼を締め切りが重なるようにいただき、とうとうお断りすることまで発生。フリーというのは、これが辛いんですが、ま、仕方ない。中途半端に引き受けて、締め切りを破ってしまうようでは、仕方ないですから。というわけで、連休初日の土曜日も1日中原稿書きの予定なんですが、仕事の前にと、近所のスーパーへと出掛けてきました。そのスーパーですね、ここ2年ぐらいで、入れ替わったんですが、突然に大量に仕入れて、期間で大安売りする商品があります。ま、正直、プライベートブランドの納豆の価格から判断するに、業者にかなり無理難題を押し付けていることも見えてきて、利用する者としてはあまり心地いいもんではないんですが。歩いて行ける範囲にあるスーパーがここにしかない、つまり、ま、仕方ない、とばかりに利用しています。で、そのスーパーですね、そうやってほかで特売している値より、安く売っている商品があったりしてですね、ついつい、余計なものを購入してしまう。そして、ここ10年以上買わずにいたのに、ついつい買うようになってしまったのがですね、菓子の類い。キャラメルコーン69円とか、レディーボーデン219円とか、これが期間限定(いつまでかは分からない)とはいえ、レギュラーで売っているわけですから、そりゃ、買ってしまうわけですよ。ね、仕方ないでしょ。  ということで、そんな仕方ないシリーズに、写真の日清シスコのココナッツサブレがあります。物心ついた時には存在していたおかしでしたが、パッケージのデザインと書体と、何よりもあの色づかいに戦前というよりは、大正・明治を感じ(誕生は1965年だそうですが)、味わいも含めて、好みな菓子のひとつでした。で、そのスーパーでいつも86円で売られていましてね、しかも、幼少の頃にはなかった発酵バター味ってのがありまして、スーパーに行くたびに籠に入れておりました。しかも、2つずつ。で、さきほどスーパーへ出掛けたところ、いつもの棚に新パッケージが並んでいました、旧パッケージの横に。旧パッケージから、ココナッツサブレという言葉よりも、発酵バターという文字のほうが、大きくデザインされていましたが、新パッケージではさらにそれを極め、なんつーですんかね、機能性をアピールするかのようなデザインとなり、写真や地のテクスチャー(もちろん印刷)の派手さか...

#1649 本当に最後らしいTheBeetle、最後に心に刻もうと試乗してきた、話。

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 最後だ最後だと言われ続けて、1年ぐらい? なかなか販売終了にならないフォルクスワーゲンのTheBeetleですが、本当に在庫限りの販売となったようで、これは乗っておかねばならないと、借り出しました。知り合いで、クーペ1台、カブリオレ1台を新車で購入して乗っていますが、そのふたりとも溺愛し、手放すつもりは毛頭ない様子。唯一無二たるのは、デザインだけではなく、実はその乗り味にもありますし、ビートルなりのリズムに自らのスタイルがリンクした時の気持ちよさったらありませんから、手放したくない気持ち、とってもよく分かります。  さて、このビートルに対しての自分の評価は、デビュー時から良好どころか、大好評でした。プラットフォームが古い分、味があるし、まぁ、当初は、クーペのリアシートの乗り心地に後少しを感じましたが、カブリオレのみだったリア4リンクサスをクーペにも採用してからは、大絶賛となりました。で、最終型。久しぶりに乗ったビートルは、予想以上に好印象でした。なにがって、これは過去にも絶賛しているポイントですがシャシーのしなやかさですな。路面を滑らかに美しくトレースしつつ、硬さを伝えてこない。シャシー剛性が不足しているわけではないけど、すこぶる高いとも感じない、バランスがあります。そのバランス、ボディに通じるところがあって、不足がない。もちろん、タイヤサイズも16インチだから……、と思ったら、広報車はデザインマイスターでしたから、17インチ。お? 以前は、16インチで感じられたようなゆったり感あふれる乗り味が、17インチにも表現されていました。そう、バランスと熟成の極みといった感がありました。実は、シャシーが速くなったなと感じていましたが、サイズが起因していたんですな。  1.2Lターボエンジンは相変わらずでアクセルの踏み方次第で、良くも悪くも評価されるユニットです。って、ターボラグに対する評価ですな。いちばんこのクルマらしさを愉しめる、ゆったり、まったりな走らせ方に対してはとっても見合っています、レスポンスもトルク感も。パンチはないけど、でも、速いですけどね。で、DSGは、発進時は、ターボユニットとの相性を極め切れておらず、だからといって、無理矢理にどうにかしようというスタンスもなく、つまりですね、できる限りクラッチを穏やかにつなぎ、できる限り、ドライバーに不快を感じ...

#1648 意外なところで伏兵発見。貝印替刃式カミソリ、クロスフィットな話。

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 1か月以上どころか、2か月以上、放置していました、ここ。あれこれドタバタただったこともありますが、実は、次期MacOSのベータ版を入れたところ、なんとここへの文字入力ができなくなりまして。そもそも、メインマシンにベータ版なんぞ入れるなって話なんですが、なんかね、毎度ね、懲りずに同じことして、同じことでなんらかの不具合に巻き込まれて、GM版(最終版)登場まで何もできずにいます。来年こそはと思っていますが、たぶん、WWDCで新機能のあれこれの発表に狂喜乱舞して、またベータ版をインストールしていそうな気がしますが。何も記さなかった期間、たぶん、新規でここを訪れた方が多かったと思われます。仕事関係で。どういう人なんだろうか、という検索にて。で、たぶん、なんだ? と思われたことかと。そうなんですね、ここはクルマの話題は最近でこそ、多くを占めていますが、意外にそれ以外のネタが多かったりしますので。  というわけで、MacOS10.15のGM版はまだなんですが、ベータ版のバージョンアップでいつしか書けるようになっていました、ここ。で、早速、クルマ以外のネタ、ヒゲそりの話を。ヒゲを剃るようになって30年以上、ずっと替刃式T字カミソリを使ってきました。しかし、価格含めて、しっくりと来るモデルがありませんでした。そんなこんなの7、8年前、ビジネスホテルにて、貝印のものと出会いましてね。これが、実に剃りやすかったし、出血もなく、とにもかくにも好印象。うちら世代は、海外ブランドにあこがれたものでして、それこそランディ・バースのCMにつられてGilletteを使っていたとか、そんな世代。というわけで、貝印については知ってはいましたけど、ふーん、今も作っているんだと捉えていました。で、調べてみると、個性的なデザインと日本製をウリに奮闘。ただ、垢抜けない感じがあり、日本製であるかどうかはともかく、応援したくなる、そんな余白がありました。あれですな、最後のiiyama(ディスプレイ)に似た雰囲気とでもいいましょうかね。  で、貝印の替刃式カミソリ、いいんですけどね、結局のところ、刃の枚数が多いタイプのほうがスムーズに剃れるんですが、太く、固い、そして濃い、ヒゲの持ち主は、かみそり刃の枚数が多いと目詰まりというトラブルに日々面倒を感じるようになります。なので、最終的に4枚刃に落ち着いていました...

#1647 外部HDDケースの電源連動をあきらめることで解決した、Macmini2018な話。

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 なんだかんだ言いながらですね、Macmini2018のトラブルは一見解決したと思われても、しばらくすると同じ症状が出てくることを繰り返していました。デュアルディスプレイ表示に関することはケーブルを換えて解決しましたが、起動に時間がかかりすぎる件は、結局のところ、起動時に外部HDDケースを確認しにいったまま、しばしフリーズという、現象ですな。ま、これも、HDDをフォーマットしなおし、FusioDriveを解消したり、ケースを換えたりして、Macmini本体とケースとの相性の問題と、結論づけました。HDDケースを外せば、SSDなりのスピードで起動しますから、なんら問題なく。ということで、最終的な解決策として……、HDDケース専用の電源スイッチを設けることで解決。そうなんです、本体電源連動を謳うHDDケースながら、本体起動後に間をもって手動で外部HDDを起動させるという、時代錯誤な起動方法にたどり着きました。  ま、本体のスイッチオンで、外部ストレージまで起動できてしまうこの便利さに慣れてしまうと、二度起動動作は面倒ではありますが、ありますけど、考えてみると、かつてHDDが登場した頃って、ヘッドの保護もあって別起動していた……なんてことを思い出し、実際に操作してみると、そんなに面倒ではなく。まぁ、あらためて感じるのは、なんでもかんでも安易に便利さを求めるのではなく、自分なりの工夫といいましょうか、対策といいましょうか、そういった応用(このレベルはそうとは言えませんけど)ができることが、必要だな、なんてことを感じましたけども。ちなみに、この話を友人にしたところ、いまだに外部ストレージのスイッチは別にしている、と言われました。  というわけで、MacOSも通常版に戻していましたが、早々にpublicベータ版を入れました。これまでできていた作業でも、まだ、使えなくなってされている部分もありますが、ま、ベータ版ですし、むしろ、新しい機能にかなり感激していますので、いいんじゃないでしょうか。今回は、MacOSとiPadOSとの連携が、すごくオモシロイです。

#1646 今月末発売のデリカ本に執筆し、新たに感じた新型デリカD:5のあれやこれや。

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 さて、デリカD:5の話をしましょうか。今年の3月に、ビッグマイナーチェンジモデル果たした、オールラウンドミニバンですが、ま、簡単にいいますと、ミニバンというパッケージを持ちながら、そこにSUVテイストを与えたモデル。唯一無二、とか、稀有といった、表現がぴったりなモデルですな。で、現行型は、07年1月、つまり12年前にデビューし、販売が続けられてきましたが、このたび、新型にスイッチするのかと思いきや、なんと、ビックマイナーチェンジで対応したというモデルでもあります。まぁ、今後の新型車は、日産・三菱アライアンスで作られることが発表されていますから、その第1段ってのがミニバンってのは……、ま、あり得ませんやね。  ということで、登場した、”新型”デリカD:5ですが、VWモデル的な表現を用いるならば5.5世代目になるのでしょうかね。そんな、新型ですが、開発陣は12年分の思いの丈をすべてぶつけ、そこまでやりますか、といった改良をしており、プラットフォームを大きく変えずとも、熟成って手法を用いると、ここまでできるのだね、と感心を覚えたりもします。まぁ、そもそも、このプラットフォーム、コストを掛けて、先を見て作ったものゆえに、ここまで使えている、という話もありますな。  で、その、新型・デリカD:5、何がいいって、バランスが取れていることでしょうね。個々の性能を眺めると突出したところはないのかもしれません。それは、やはりプラットフォームの古さが起因した限界とも言えるところで、トレンドに乗り切れていないとでもいいましょうか、そんな、世代差。それをいちばん強く感じさせるのは、やはり、タイヤサイズ。このプラットフォームで、225/55R18サイズはボリューム不足であり、今回、リアサスのダンパー容量を増やすなどして、なんとかフラットな乗り味を作り上げていますが、その中にゴツゴツが存在しており、車両のコンセプトを考えると、おや? と思うところがね。その点では、ラージクラスとなりますが、なんだかんだで、アルファード・ヴェルファイアの高(!)扁平率タイヤ採用グレードは、良くできています。  さて、で、デリカD:5ですな、そういった細かに気になるところはあっても、個々が威張り過ぎて以内分、バランスが取れていてですね、その加減が実に心地いい。調和が取れていると表現すると、イメージが伝わるで...

#1645 なんだかんだで、外付けHDDと、USB-Cケーブルが原因だった、Macmini2018話。

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 実はですね、Macmini2018、完全起動までの道のりはまだまだ続いていました。あの後、同じ症状、つまり、Appleマークが出たま考え込んでいる状態が再燃。そして、デュアルモニタ運営で起動時のアカウントログイン画面がメインではなく、サブモニタに表示される問題も再燃。というわけで、振り出しに戻りました。で、こうなってくると疑うべくは外部接続機器。まずは、外付けストレージ。3.5インチ×2ベイを2台接続していましたが、いずれもUSB3.0接続。まぁ、チップが古いったってMacmini2018のUSB3.1(gen2)とは下位互換性はあるわけですし、Macmini2018側にもUSB3.0ポートもありますからと思いきや……、結論からいいますとね、ここにトラブルの要因がありました。というのも、外付けストレージを外して起動したら待たされることなく起動しましてね。いや、まさかの。  と、ここで、疑いはHDDケースと、そこに入れたストレージ類となるわけですが、FusionDriveは外付け自作もんですし、もう1台のほうはRaidで組んでいたもんで、ストレージが怪しいかなと。というわけで、TB単位のデータをあっちへ移して、こっちをフォーマットして、そんでもって、また移動させてを繰り返すこと、苦節、1週間以上。結果、FusionDriveも解消し、Raidで組んだほうもSingleへと解消し……、たところで思い出したんですが、TimemachineのTimemachine用だからと組んでいたHDD、トラブルを抱えていると言われていたSeagate製でした。で、さらに思い出したのは、トラブル対処のためにファームウェアが更新されていたので、たしか、ファームウェアアップデートをした……、と、ここまで。で、調べてみれば、アップデートしたつもりだったんですが、これがですね、Win用で、当時できなかった。なので、知りあいのWinユーザーに……、と思ったままに、放置していたのでした。ただ、今、思えば、Seageteのストレージについては、それ以前にも突然死トラブルに運悪く巻きこまれていましたから、なぜに、また、Seagateを選んだのか……、そこだけは疑問です。  というわけで、そのSeagate製HDD、調べたところ健康状況は悪くないようなんですが、悪さをしていた可能性がありますので外し...

#1644 なかなかいいまとまり方をしていた、日産・デイズな話。

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 軽乗用車においては、まぁ、日本では売れ筋ジャンルゆえに、その競争たるや激化の一途を辿っています。最新モデルでは、かつては軽乗用車だからと後回しだったはずの技術も矢継ぎ早に採用され、クオリティも1世代違うだけでずいぶんと違ったり。しかし、その一方で、やはりコストを掛けられないことが足を引っ張ってしまっている面もまだまだ残り……。外圧からの軽自動車枠撤廃要求やらもあって……、今後どうなるんでしょうかね、このカテゴリーは。  というわけで、日産・デイズの話。そう、三菱ではeKシリーズとして販売されているモデル。今回は、日産が主導しての開発となったそうで、すでに終えたインタビューでも、それゆえに日産のノウハウを採用できた一方で、特に軽乗用車生産に関するノウハウは三菱から教えてもらったことが多く、それらが、功を奏しての、これまでの軽乗用車という枠を超えた仕上がりがあちこちに見られます。まず、乗り味。このあたりは二の次になってされがちだった部分ですが、サスペンションはストロークフィールもしっかりとあり、タイヤの接地感も上々(軽乗用車としては)。ステアリングフィールは、オンセンターの曖昧さが薄れ、操舵感がしっかりと現れており、なかなか。ロールも量を抑え込むようなセッティングではなく、フィールをなだらかに、緩やかに出すことで、ワインディングでは安定感を導きだしつつ、不快感を消し去っています。  取材で連れ出したのはハイウェイスターのNAエンジン搭載モデルでしたが、ハイウェイスターのNAエンジンはモーターアシスト機能がありまして、これまでは不足を訴えたくなる領域・シーンにおいて、不足を感じさせません。ま、高回転時のエンジンサウンドは、別にしてね。ただまぁ、車両重量は良くも悪くも、ワゴンRよりも確実に重たく、その分を考慮すると、もっと軽量化を果たすとフィールはかなり変わるだろうなと予想できます。できますが、軽くしすぎて重厚感が失せることを考えると、バランスとしてはいいところではないでしょうか、とも思えてきます。ワゴンRの軽量化は、乗り味としての重厚感を薄れさせてしまっていますから。  なんで、デイズのバランスがいいと感じたかといいますと、それでいながら実用燃費が思ったほどまで悪くなかったこと。連れ出したハイウェイスターXのカタログ燃費はJC08モードで29.8km/Lで、WL...

#1643 Macmini2018、平常運転までの道のりは長かった、という話。

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 Macmini2018導入のその後の話。トラブル続発といいましょうか……、といっても、思い当たる要因があれこれあったので、ひとつひとつ解決して、ようやく安定にたどり着きました。た 、たぶん。で、そんなあれやこれやを、イマドキ風に行間を贅沢に使って書いてもみましょうか。 ●デュアルディスプレイ表示されずの件 結局、USB-cハブの不良(HDMI出力ができない)が要因でした。これは、新品を再送してもらって、解決。解決したんですが、その前に、USB-C→HDMIケーブルを購入しており、実はデュアルディスプレイ表示が可能となっていました。しかしですね、起動時に、メニューバー表示指定をしたメインディスプレイにリンゴマークが表示されず、アカウントログインの際に、サブディスプレイのほうを見ながらパスワードを入力することに。なんかね、イヤで、どうしたものかと思いつつ、ケーブルを入れ替えて(メインのほうをUSB-C→HDMIケーブルにした)たら、メインディスプレイでの表示となりました。グラフィックボードからの出力の都合のようですな。HDMI出力端子向けにはマシン側(グラフィックボード側)で変換を入れているようで。で、これでトラブル解決かと思いきや、スリープからの解除において、ディスプレイを認識しなくなることがあり、ちょっとやっかい。最新の状態は、この現象は出ていませんが、やっかいを感じた際に、少し高くてもiMac27inchにしておくべきだったかなと思ったりもしました。あちらは、Retinaな5Kですし。 ●起動が強烈に遅くなる件 これがいちばんの悩みどころでした。当初はなんら問題なかったんですが、あることをきっかけに発生。そのきっかけっつーのがですね、Timemachineを利用してのバックアップ中に、誤ってタップで管理していた電源(外部ストレージ回りまで)を落としてしまったことでして。その後は、起動時にリンゴマークが出るまでに時間がかかる、かかるどころか、時には諦めて勝手に終了している始末。ま、要因は、OS側か外部接続しているストレージであることは容易に予想できましたので、あれやこれやとひとつひとつ再インストールやドライブフォーマットを繰り返して試すこと1週間以上、解決したと思われても、しばらくすると起動が遅くなってしまいます。もはや、USB-Cとドラ...

#1642 旧型ジムニーに、新型ジムニーの純正タイヤを組み合わせてみた、話。

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 唐突に、ジムニーのタイヤを交換してみました。ま、もう少し言いますとね、友人が新型ジムニーの純正タイヤを処分するというので、譲ってもらい、これまではいていたタイヤは年末の車検は通せそうだけど、ま、これも何かのタイミングとばかりに交換してみました、ということになります。個人的に、新型ジムニーのデザインは好みではありませんが、走りに対しては大絶賛ですから、それに近づきたいという思いもありつつ、良くも悪くもどう変わってしまうかを確認したかったという、本職たるスタンスもそこにはありました。あ、新型のタイヤなのに悪く変わる? と思われた方、ずっと言い続けていますが、パーツ個々の性能がいくら優れていようとも、クルマの走りにおいて大切なのはそれらのバランスです。つまり、新型のタイヤをはいたとしても……、という覚悟があっての交換です。  新型ジムニーの純正タイヤはブリヂストンのデューラーH/T684Ⅱで、いわゆるオールラウンダー的な要素をベースに日常における快適性を重視したモデルです。そのトレッドデザインを眺めると旧型モデルの純正タイヤよりもシーランド比が高く(溝部の面積が多い)、センター部はブロック形状が強められている上に、さらに、グルーブ面に対して凹凸を設けていることなど、オフロード性能を意識したデザインとなっています。つまりですね、新型のコンフォートな乗り味と相反するようなデザインに仕立てられており、どういうこっちゃたる矛盾をそこに感じさせるもの。ま、この時点で、タイヤの進化と、シャシーの大改良のおかげで、バランスが大きく引き上げられていることは明確であり、その分、先に書いたように、シャシー変わらぬままの旧型に、新型のタイヤを組み合わせたところで、バランスを崩すことは目に見えていました。  さて、で、はきましたさ。譲ってもらったタイヤは約4000kmしか走行していない、新品に近い状況です。で、どうだったか。これがですね、タイヤ交換を終えて駐車場から本道へと出る際にある段差で、いきなり硬さを感じました。そう、硬さ、ゴトンに近い、コトンではない、硬さ。ボディに振動を残してしまう、硬さ。レカロシートだからなおさらにダイレクトに感じてしまう、硬さ。あのですね、新型の純正タイヤはケース剛性も、ブロック剛性もですね、かなり高い、といいますか、意図的に引き上げられています。これまでのタ...

#1641 勢い余ってスイッチしてしまった、Macmini2012(4core)→ 2018(6core)。

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 ある意味、突然でした。それは、勢い余っての行動だった、とも言えますが、なんとなくの計画はしていました。ただ、そこに後先考えずという、かつてよくしていた行動が伴ったことだけは確かです。というわけで、購入しました、Macmini2018。今、使っているMacmini2012は十分なスペックから、今もって使えますし、しばし使うことができるマシンですが、4Kムービーの再生に戸惑うことやら、最新Bluetoothデバイスとの相性が悪かったりと、不足を感じ初めていたのも事実。ただ、昨今は、Macに限らず、これで何の不足があるのだ? 特段購入するまではないじゃないか、という、なんとも刺激のないライフスタイルに浸り切っていたために、最新マシンが特別欲しいという思いもありませんでした。まぁ、後継機種である2014が、メモリの増設も、ストレージの変更も許されない、しかもベンチダウンしていたマシンだったために、スイッチに興味を感じなかった、というのも、買い換えを控える理由となっていましたけども。  が、昨年、発売されたMacmini2018は、メモリの増設は認められてはいませんが不可能ではない、つまり、自己責任で交換できることもあり、また、スペック的にも4Coreからスタートだったりと、惹かれるところあれやこれや。で、発売から半年が経過し、この4月から整備済製品が登場し、高いと感じさせる価格にもちょっと和らいだ感が出てきまして、惹かれること、再び。とは言っても、2012の頃は為替もあって上位グレードのCorei7でも5.8万円でしたが、新型ではボトムのCorei3(4core)なのに7.6万円。高いんですが、それでも、ボトムにはしませんでした。新型はストレージ交換が不可能だし、MacOSにおいて、メッセージとメールのデータの保存場所を起動ディスク内に収めねばならないこと、さらに、内蔵SSDならば外付けと違って接続スピードも段違いであることやら考えて、内蔵ストレージを512GBとしたら、今度は、6Coreのi5にリーズナブル感が生まれて……、結果12.3万円。6年前の倍額となりました。ちなみに、ベンチスコアも倍ではありますけど。さすがに躊躇しましたが、後先のことを考えるのをちょっと止めてみようと試したら……、いつの間にか購入してました。ま、実のところ、2012を売り払ってもまだ値段...