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10月, 2016の投稿を表示しています

#1447 Hello againには届いていないけど、製品としてはいいと思う、Macbook pro。

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 さてと、Apple新製品発表会についてあれこれを。ま、予想どおりだったと言いましょうか、ガッカリだったと言いましょうか、そんな感は否めません。簡潔にいいますとね、Macbook proの善し悪しは別にして、あのレベルで、hello againを使ってしまったことは、もはや取り返しがつかないことをしてしまったと言いましょうか。もはや、今後のAppleに対して、かつてのようなとんでもない驚きを期待することはないかな、と、そんなことを感じました。  で、登場した、Macbook proですが、いいんじゃないでしょうか。おいおい、さっきと言っていることが違うじゃないかと思われたかもしれませんが、製品としてはとっても興味深いと言いましょうか、ゆとりがあるんだったら欲しいと思いましたし。しかし、それはhello again レベルには届いていないってだけ、って話なんです。  最大ともいえるトピックのTouch Barは、タブレットの操作性をうまくMacへと落とし込んでいます。落とし込むもなにも、Surefaceのように、タブレットにキーボードを加えてしまえば、そんな面倒なことしなくてもいいのではないか……、ってな考え方もあります。そもそもですね、タッチパネルを採用したタブレットの操作性の利点は、ポインターを指先で指定できることやら、スライダーのコントロールやらにあります。ま、そのほかにもあれこれ。前者については、モニタへと直接指示することになるんですが、考えてみるとですね、surface含め、キーボードとモニタという2面によって構成されるノートタイプにおいて、キーボード、モニタにアクセスする際、手首の角度が違います。つまりですね、そこには異なる2系統の操作があり、少々とはいえ無理を感じます。ま、慣れてしまえば、とも言えることですが、モニタ(のヒンジ)にタッチした際にモニタがヒンジを中心として動くようでは、操作性としてはイマイチですから、そこにそれなりの強度が必要となります。つまり、デザインに美しさがなくなっていきます。  Appleでは頑なにモニタを触らせることはせずトラックパッドの採用によって、タブレット流の操作性を得ていました。で、今回は、そこにアプリケーションによって変化するビジュアルを加え、さらにその操作性を引き上げた、と。たとえば、スライダー機能にしても、モニ

#1446 簡単に使っちゃならないhello againを使ってしまった、Appleの覚悟。

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 今日はこれで4本目になるのかな、あれこれと書いていますが、その内容はマイナス的といいましょうか、いいことを引っ張り出すというプラスがないことばかりで、書き終えてもすっきりしません。しないんですが、また、そんなことを。いや、このタイミングでしか、書けないもので。って、あれです、昨今のAppleの新製品について。といってもですね、やっぱりSteve Jobsがいないと……、なんてことは思っていません。いたからといって、どうだったかは分かりませんし、時代もあれから変わっていますし。ですから、製品については、あれこれあっても、仕方ないと思うわけです。  しかしですね、感心しないのは、かつてのような期待を持たせる手法を新製品発表に用いながら、結果は、どってことないという、肩透かしを与えること。最たるのは、以前にも書いた、iPhone7発表前に、Tim Cookが、これなしでは生活できないような新機能をiPhoneに搭載するって発言。この手の表現ってのは、Apple製品に期待される、見たこともない、触れたこともないような、革新を搭載することを期待させるものであって、どこかですでに製品化されている機能を採り入れることとは違う。で、iPhone7のそれは、どうやら耐水性のことだったようで、まさに、唖然。そして、もはや期待を打ち破ってくれる(いい意味でね)ブランドではなくなったことを、強く感じました。  そしてですね、明後日の新製品発表会のキャッチに、よほどのことがなければ使ってはならない、hello againを掲げてきました。ま、よくよく考えてみますと、iMacの時に使ってしまったフレーズですから、さらなるひねりが欲しかった気もしますが、それ以前に、このキャッチを使うならば、iMacレベルの革新あふれる製品のデビューが期待されます。期待されますが、出せるんでしょうか、果たして。やたらとリークが多い新しいMacbookproに、そこまでのレベルはないと思いますが……。  なんだかんだ言いながらも、少しばかりの期待を持ってはいます。いますけどね、どうなんでしょうかね。あ、Airという名称を引き継ぐモデルチェンジだったら、それはそれで、ガッカリ。それは、マーケットに押されて、Airというサブネームを捨てたというスタンスを押しきれないことを意味しますから。そして、かつてのAp

#1445 サービスの善し悪しは、その量(数)ではなく、塩梅にあるって、話。

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 リスクを恐れるがあまりに情報をコントロールする、って話とは、少々異なるのですが、なんか、違うんだけどなを感じたことが、本日、ありました。いや、どってことはない、簡易書留の再配達依頼なんですが。最近は、宅配でも郵便でも、インターネットから再配達依頼ができますよね。配送業者側によっては、瞬時に反映されないところもありますが、多くは瞬時に反映されて、なかなか便利。ま、電話代がかからないってもありますし。というわけで、そんな再配達依頼ですが、配送業者によっては希望日時だけではなく、連絡事項を任意の文字列で伝えることができます。今回は、10時頃に数日前分の不在連絡票の存在に気づいたものですから、指定できる最も早い時間帯も午後枠に。しかしですね、こういうのって律義過ぎるぐらいに、その時間帯に配達してくれるじゃないですか。以前、時間になるまで待っているっていう配送人の姿を見かけたことがありましたし、今日はずっと自宅にはいる予定でしたから、指定は12〜14時、でも、午前中でもかまいませんよ、と、付け加えて、送信。  したら、1分も立たずして郵便局から電話が。何ごとかと思ったら、すみません、午前中の便はすでに出てしまっているので午後になりますけど、いいでしょうか? というもの。えっとですね、午前中でもかまいません、なのに、どうして、そういう受け答えになってしまうのだろうか、と思ったんですが、ま、これ、まさに、過剰な配慮によるものなんですな。サービス業は、配慮は不可欠だと思いますけどね、それが過剰であってはならないと思っています。そうなんですね、サービスの善し悪しってのは、量ではなく、その塩梅にあるもんだと思います。まさに質ですな。  今回は、そんな電話、わざわざ掛けてこなくていいように、午前中でもかまいませんと記したんですけども、難しいですな。って、最近、郵便局の窓口に対しては、そういった過剰をあれこれ感じます。その前に、配達員のバイクのドライビングのラフさをもう少しどうにかして欲しいと、個人的には感じますが。  なんかね、違うんだよな、が多いと感じます、最近。プレミアムやまじめ、そしておもてなしは、自らがアピールするものではないような気がしますし、むしろ表面だけの演出をそこに感じ、逆に映ります。はい。  

#1444 再度確認しましたが、やっぱり良くできていました、日産・セレナ。

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 さてと、再び、日産・セレナをロングドライビングする機会がありましたので、セレナのことをあれこれと。といっても、今回のテストドライブはロングとは言えない、100km程度で、しかも、大半が、高速・有料道路ではありましたが。で、印象は変わっていません。 #1242 で感じたよくがんばりましたね感と、 #1417 にも書いたミニバンに求められる家族というキーワードにぶれがないこと、やら。ということもあって、今回はそれらの再確認といった意味合いもありましたが、ま、変わりません。プロパイロットのあれこれについてまで。ただですね、ひとつ気になったのは、あまりに発進時のトルクがない的なという評価が聞こえてきたこと。それは、トルクがないのではなく、アクセル開度とパワー(トルク)発生に緩さを与えるだけのことであって、つまりは、ゆっくりというよりは、ゆったりと発進させることで快適性とはこうあるベキというフィーリングを作り上げただけのこと。ですので、外部の意見に惑わされることなく、あのフィーリングを変更しなければいいなと、そんなことを感じました。  ま、思うにですね、このあたりは考え方ですので、いろいろと意見があっていいと思うのですが、そういう意味では、ブレーキペダルの踏み込み量と制動力も、ペダルストローク量をもっと使うと、そのあたりのスタンスは随分と整えられるのではないか、と感じた次第。初期制動を弱めなさいと言っているのではありません。踏んだ分だけ、制動が立ち上がる、そして、踏み込ませることでそれを意識させる、そんな仕立てにしてはいかがですか? という提案ですな。ま、アクセル側はそういう提案になっているわけですから。それを言い出すと、減速させるためのブレーキペダル操作ではストローク量を減しながら、アイドリングストップではストローク量を必要とするという、異なるかのような2つの手法が混在しているところに、煩わしさを感じたりもしました。わかります、その理由。完全停止が、クルマによるものか、ドライバーによるものなのか、それを勘違いさせないための手法であることは。そして、それは慣れであることも。でもね、……、と感じるわけです。ちなみにスバルも大きめですな。  それにしても、改めて、このセレナは、ミニバンに求められる要素に富んでいる、アドバンテージが多くあるなぁと感じました。プロパイロット

#1443 人は多いけれど、その分、情報が少ないと感じる、都会での話。

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 昨日、夕方羽田着の便で東京へと戻ってきたのですが、都心へ出たついでとばかりにその後に仕事の打ち合わせを入れていました。しかしですね、考えてみれば、その時刻って、帰宅ラッシュ。出発時に軽かったかばんは、土産やらを買ったわけでもないのに、重くなっており、膨らんでかさばって、邪魔な存在になっていましたから、地下鉄での移動はひたすらに面倒でした。運良くイスに座れたものの、かばんを膝に抱えながら、肩をすぼめながらで、立っているよりはマシとはいえ、窮屈でしたし。で、編集部の最寄り駅へと到着してみれば、雨。なんだかなぁと思いつつ、打ち合わせを終了して、新宿駅から京王線で帰ろうと、到着していた次発の電車ではなく、座るべくホームにて次々発の電車を待っていたところ、なにやら電車の中でアナウンスが。その直後、車内から、まさにわらわらと人々が降りてきました。  ホーム側には放送が届いておらず、次の電車を待っていた人たちは、はて、何があったのだろうと、不思議そうに周囲を見渡していましたが、ようやく、ホーム側でもアナウンスされてみれば、先の駅で、人身事故があったとのことで、すぐには出発できず、運転再開は1時間後になるとのこと。ま、新宿はターミナル駅ですから、多くの方は、代替となる路線(帰宅方法)がありますし、自分の目的地である高尾駅へは、京王線だけではなく、JR中央線も利用できますから、自分も、わらわらと人の波に乗って、改札口へと向かいました。定期券を持たぬSF利用者は、振替輸送票をもらうだけでは済まず、入場してしまった記録を消してもらわねばなりませんから、これもまたかなり面倒。しかも、改札口は人だらけで動きが取れないほど。とりあえず、ホームへと戻って、このままに改札口人の群れに翻弄され、さらに激混みの中央線に、この荷物を持って乗ったほうがいいのか、1時間待って京王線で帰ったほうが楽かを考えながら、ホームをうろちょろしていたら、丁度、停まっていた電車に座っていた人が席を立ちましてね。で、席を確保して待つことに。やがて、運行が再開され、新宿駅を発車したのは、ほぼ1時間後である59分後のことでした。  ほほぅ、人身事故であっても運行再開時間が見通せてしまう、この対応の早さはさすが都会ゆえのことか、と感心しつつ、思ったんですね、人身事故って、その程度や、内容をアナウンスしない、ことを。ま、内容

#1442 やっぱり、ガラパゴスであることに残念を感じた、日本版Apple Pay。

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 ちょいと九州にいましてね、利用しました報告をいただいてから、気づきましたさね、日本でのApplePay開始を。というわけで、自分も試してみようとカードを登録しようとところ、右の画面が。がーん。使えるとどうどうと謳われている携帯キャリア系のカードなのに、こう来ましたか、って感じ。ってか、iPhone7なら追加できるってわけね、ふーん、そうですか。ちなみに、ほかのカードはそもそも非対応と言われて、却下。  ま、Appleの新製品、というか、新サービスってのは、こうした使える使えないといったことを含めて、混乱は付き物ですので、言っていることと違うじゃないか、とか、情報が少な過ぎるとか、そんなことは不満に思っていません。いや、むしろ、情報が少ないからこそ、あれこれ試して、その手法といいましょうか、システムといいましょうかを、自分なりに理解していく過程に愉しさを見出していたりしますもので。  ただですね、Apple側の問題というよりは、この妥協とも、亜流ともいえる、日本版ApplePayに対して、そもそもに、NFC-Fだけで対応させようとした無理に、ナンダカ違うんだよなぁを感じました。日本におけるあれこれを眺めていると、Appleが日本にすり寄った的な表現を見かけますが、個人的には逆じゃないかと思うところ、しばしば。いや、iDとQuicpayと、そして、何よりもsuicaによる、ユーザー囲い込みでしょう。日本でかなりを占めている端末の決済をいただけるのですから。というわけで、個人的には、ガラパゴスApplePayと捉えていますが、将来的にどうするんでしょうかね。ちゃんと、このまま貫くつもりなんでしょうか、それとも、これが突破口となるんでしょうか。  といいながらも、やはり、体感してみたいものですから、AppleWatchで改札通過を実現すべく右腕にAppleWatchをするようにして、大分慣れました。ただ、その場合、竜頭をどっち側にするのが理想なのか、よく分からなかったのですが、時計好きな方に聞いたら、どっちでもいいとのこと。いずれにしても、慣れたのは腕へのフィット感だけで、付ける際の戸惑いやら、操作の戸惑いはまだ残っています。  そうそう、話、変わりますけどね、その時計好きな方、同年代のおっさんですけど、ローズゴールドのiPhone7を持っていました。クリアケ

#1441 クロスしたポロなんだけど、ワインディングがとっても愉しいって、話。

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 ほほぅ、FFモデルで、クロスオーバー的なスタンスであっても、クロスカントリーランを楽しめるのか、ってことを、先日行われましたプジョー2008の試乗会で感じ、それならば……、ではなく、そもそもの昨今のクロスオーバーモデルって、どうだっけかなとばかりに、復習を兼ねて、比較を兼ねて、フォルクスワーゲンのクロスポロをテストドライブすることにしました。ちなみに、ポロが最新世代へとスイッチしてから、クロスポロのロングドライブはすでにしております。で、そこで感じたあれこれは #1079 に記していますが、読み返してみると、絶賛していますな。もちろん、今回のロングドライブで、あの時に感じたことと基本的に同じことを感じました。しかしですね、あれから、あのクルマが改良され、そのクルマがデビューしていますし、何よりも、Bセグってことで言いますとね、自分がユーザーになっていますから、その見方はかなり厳しいものになっていることも、テストドライブしながら、強く感じました。  まず、感じたのはベースとなったポロが大改良を受けているとはいえ、世代の古さのような、今どきの最新Bセグモデルに届いていないこと。いきなり厳しい意見ではありますが、これが、すべてのベースにあります。特に感じたのは、クロスポロに採用された215/40R17サイズのタイヤを抑えきれていないところ。とても細かいレベルの話ではありますが、大きな入力をシャシーでいなしきれていないところがあり、それがボディを振動させていましてね、ゴトゴト手前のコトコトではあるんですが、ストローク量が大きくは確保されていないこともあって(多分、レギュラーモデルと変わらないと推測)乗り心地にあと少しを感じてしまいました。このあたりのいなし方は、最新のBセグモデルは、うまくこなせるようになっていますし、何よりもロープロファイルタイヤでそれを実現していますから、比較してしまうと、惜しい。って、以前、書きましたが、GTIになれば話は別ではありますが。  ハンドリングも、SUVフィールではないキャラクターをもつタイヤと、ポロ由来、かつクロスオーバー専用となったシャシーとのバランスにあと少しを覚えました。シャシーにおいて緩さを消しきれていないところがあり、ステアリングを操舵した際のフィーリングに緩さがもたらす余計な動きがありましてね、日常域で強調されるかの

#1440 iOS10のiMessageに見当たらないApple謹製ステッカーを手に入れる方法。

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 iOS10の話です。あのですね、iOSが10になってから、iMessageにステッカー(いわゆるスタンプ)や手書きといった演出機能が加わったじゃないですか。で、加わったもんですから、やたらと使っています。ま、それぞれに楽しさはありますが、機能をあれこれと加えたもんだから、操作方法が煩雑で複雑。もう少しどうにかならなかったもんかなと思いつつ、ま、改良されていくんでしょう。行くんでしょうけど、使いこなせる人は少ないだろうなとも感じました。ま、そんな演出機能のひとつであるステッカーに、スマイリー(画面右)って、GIFなアニメーションを用いた、いくつかの表情を設定したフェイス系があります。あるんですが、これ、多用していたらですね、意外にウケがいい。しかし、皆のところでは、使えない。そう、パレットの中に入っていないというのです。このスマイリー、自分の記憶によると、購入してもいませんし、ダウンロードすらした覚えもなく……、あれ、デフォルトじゃなかったかも、ダウンロードした記憶があるかも……。ってな感じで、よく覚えていませんが、いずれにしても、後からダウンロードすることもできるだろうから、と思い、iMessage上からリンクされているストアへ出掛けたみたものの、これがですね、見当たらない。……。  おかしいなぁと思いつつ、ま、このiMessageの演出関連がバグだらけですから……、って、ほら、ストアで購入したものでも、端末が変わるとまた課金を求められたり、写真に書き込む機能(これもまた不思議でiMeassage上からのみ)では書き込めない領域があったり、あれやこれやありますから、そんなバグのうちかと思いつつ、さらに探ると、ありました、ありました。App Storeにスマイリーが置かれていました。検索しても出てくるんですが、それはiMessageからではなく、App Store上からの検索のみ。iOS10のiMessageは、時間不足のまま、つまり未完成といわんばかりのレベルのままでリリースされていますな、これ。いかんですなぁ、Apple。ちなみに、同様のステッカーには、Classic Mac、Hands、Heartsの合計4種類があり(画像左上)、同様にApp storeに置かれていました。検索が面倒という方に、リンクを書いておきます→ ■ 。  それにしても、なぜにデフォ

#1439 FF、でもテクニックをもってオフロードをそこそこ楽しめる、プジョー2008。

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 ヨンク信者というわけではありませんが、オフロードを走るならばヨンクであることは絶対条件だと考えている者にとって、2WDモデルでオフロードを走るなんて、ちょっと無謀ではないか、そんな考えを持っていました。そう、過去形。なんとですね、フェイスリフトを行ったプジョー2008で、愛知県にあるさなげアドベンチャーフィールドを走るという試乗会があり、参加してきたらですね、これがですね、走った。そもそも2008は、165mmの最低地上高、フロントオーバーハングが長いことやらあれこれによるクリアランス不足からして、かなりの不安がありましたが、意外にも走った。そして果敢に。コースは、ミニバン(でも4WD)なら走れるという、難易度の最も低いワンダフルコースではありましたが、途中、片足ずつを浮かせながら登って行かねばならないセクションもあり、結論を言いますとね、2008、FFなのになかなかやるじゃん、そんなことを感じました。  そもそもですね、オフロードといいましょうか、ラフロードを走れるモデルか否かを語る判断材料として、グリップを失いやすい路面の上り坂を登ることができるかが、あります。それは、タイヤがグリップを失った際、そこでタイヤを空転させるのを諦めてしまうか、否かにキーがあるんですが、諦めにしても、端から諦めるヤツもいますし、CVTを保護するからとばかりに控えめな諦めをするヤツもいます。そうなんですね、実は、4WDモデルであっても登れないモデルもありますし、FFモデルであっても登っていくモデルがあります。そして、2008は後者でした。GTラインに装備されたグリップコントロールと呼ばれるトラクションコントロール、つまりホイールスピン量を調整するシステムがキーでして、オフローダーで必要とされるタイヤを滑らせながらグリップしていくという正攻法でアタックしていきます。で、当初心配していた、ボディのヒットはライン次第とはいえ、なく、また、それほどの角度の斜面ではなく、砂利やマッドといったグリップを完全に見失ってしまうほどの路面でなければ、登っていってしまう。このグリップコントロールの意外ともいえる優秀ぶりに、ラリーで培ったトラクションのコントロール方法が息づいていることを感じました。  とはいっても、FFであることに変わりはありませんから、上りで、フロントが完全にグリップを失ってしまう

#1438 高くなったライブのチケット代、それに加わる不可解な手数料。

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 最近でこそ、回数は少なくなりましたが、ライブへとあれやこれやと出掛けています。小田和正と中島みゆきとEPOとゴンチチは必ず。そのほかは、あれこれといろいろと。今回の小田和正のツアーは、ようやく年齢を感じさせるシーンが見られたといった感がありますが……、って、あの方、69歳だそうで、そう考えると、凄いパフォーマンスですな、はい。今回は2回ほど足を運びましたが、3回目分は知人に譲りました。一方、年末の中島みゆきの夜会は土曜日が取れていましたが、パスしました。ほら、夜会って、1枚2万円ですし、好みではない演目だったりしますもので。  で、そのライブの、チケットの話。過去を振り返ってみますとね、LPレコードと同じか、ちょっとプラスした程度の価格でした。過去といっても80年代後半あたり。バブル景気もあって海外のアーティストがやってきて1万円満たないところで、高過ぎるといった感がありました。ところがですね、景気と関係ないんでしょうかね、ライブチケットの代金はどんどんと値上がりして、8000円台なんてモノもしばしば。高くなったもんですなぁ、と思いつつ、それ以上に解せないのは、手数料やら利用料やら、無理矢理といわんばかりに名目を掲げて、かかる費用。たとえば、上のテキストでは、チケット代金は8640円。ま、高いです、高いですけど、ここではさておいてですね、その下、システム利用料が350円掛かると書いてあります。書いてあるというか、明細ですな。これですね、一般発売とは異なるルートでの購入だったのですが、だから掛かるという名目の利用料。なんですかね、このシステム利用料ってのは。どんなに凄いシステムを利用するんでしょうかね。  そして、続いてその下には、セブンイレブンでの発券手数料210円/枚。最近のチケットはコンビニやらで発券するのが一般的になっており、この手数料は、まさにセブンイレブンへの手数料。ならば、郵送してもらえばいいじゃんと思うでしょ? でも、郵送も、配送料のほかに、ここでも手数料が取られる。なんなんでしょうね、これ。となるとですね、そのうちスマートフォンへと送られたチケットデータをもとに、それを入り口にある端末へとかざして入場できるようになるから……、つまりペーパーレスになるから、この手の手数料掛からなくなるじゃんか、と思われるでしょ? でもね、たぶん、この流れから

#1437 長く使えることを期待しながら、いつしか消耗品と捉えていた、家電品。

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 今日は、帰宅途中でドアミラーが吹っ飛び、帰宅してみればMacの外部モニタにトラブルが。なぜに重なるんでしょうかね、こういうことって。ま、そういう時もあるさと思いつつ、自動車保険20等級の連続記録もここで途絶えること、突然の外部モニタの買い替えへの出費に、軽くとはいえショックを受けています。軽くないか。  で、ドアミラーの件は、さておき、最近ね、思うんですね、ここ10年ぐらいの家電品って、つくづく耐久性がないな、と。ま、耐久性と引き換えに安価を手に入れていると考えると、果たして、どちらがいいのかなと思うところもありつつ、古い考えを持っている者としては修理してでも使い続けられるほうがいいなと感じます。我が家を見渡してみると、25年ほど前に購入した洗濯機は現役ですし、23年使った電子レンジは使えるままに、とある都合から処分することに。アナログテレビは約15年使い続けました。さらに気づけば、サブモニタとして使っているApple Studio Display17インチ(写真左)は、Cube時代に購入したもので、価格は今でも忘れない12万なにがし円。もうかれこれ15年近く使っていますが、まだ現役。ADC接続なので、変換を介して使っていますが、そんなレガシィ的な規格なモデルなのに、現役。ちなみに、トラブルを起こしたモニタ(写真右)は09だか、10年に購入したもの。ま、約6年持ちましたから、そんなもんなんでしょうかね。  ちなみに、モニタが本当にトラブルを起こしているのか、それともMacのグラフィックボードなのかを確認するに、PowerMacG5(DVI接続)やら、MacMini2010やら起動してチェック。そうなんですね、古い機種も、こういう時に役立ったりするもので、なかなか手放すことができません。G5なんて、もはや無用の長物なんですけどね。  で、モニタのトラブルであることが確定しましたので、新たにモニタを注文しました。しましたが、27インチで、1万8000円。テレビに続いて、またもLG製。今度は、どのぐらい持つのでしょうか。って、モニタとしての性能はともかくとして、もはや、消耗品と捉えてしまっている自分がいたりすることが、ちょっと寂しかったりしますけどね。 追記: 本日、なんと正常に戻っていました。がーん。明日、新しいモニタが到着するというのに……。Amazonっ

#1436 止まるのか、突き抜けられるか、メガーヌに感じたデザイン考。

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 本日締め切りの執筆は、先ほど、無事に納品いたしました。やればできるもんですね。といいつつ、この3日間、取り掛かり時間が午後、しかも遅くなっていたりして、よくぞ、納品できたと、感心していたりします、自分に対して。さて、本日の執筆で印象に残ったクルマといいましょうか、調べものしていて突き当たったことについて、記しておきましょう。  って、いや、ルノーの新型メガーヌですわ。改めて眺めていたら、実にカックイイー。そう、カッコイイではなくって、カックイイーって、感じのカッコ良さ。しびれています。ルノーのデザインって、どうして、こうカッコイイんでしょうかね。ま、フランス車すべてにいえることでもあるんですけど、ルノーはルノー、プジョーはプジョー、シトロエンはシトロエンって感じで、それぞれに流行を追いかけることなく、オリジナリティをデザインしながら、それが破綻していない。スバラシイですな。やっぱり、フランスだからなんでしょうかね。  このメガーヌ、フェイスで特徴的なのはランプユニットを飛び出したライトライン。飛び出しながらも、飛び出したところまでユニットにしてしまっています。この手のいわゆるカタカナのコの字モチーフのデザインは、最新のクルマでは珍しくなく、あちこちで見かけます。しかしですね、いずれもおもしろくない、といいましょうか、同じテイストに止まっていて、そこを超えていない。なんかなぁ、つまらんなぁと思っていたら、このメガーヌの突き抜けたデザイン。ランプユニットからはみ出させることを考えもしなかっただろう人にはできないデザイン。そもそも、もっている感性が突き抜けていたから、実際に突き抜けたデザインにできたのでしょうな。  さらには、テールランプのデザインも、スバラシイのひとこと。各ブランドですね、いかにワイドに見せるかに苦心しているようですが、気が付けば、ランプが点灯した際にL字を描くという手法ばかりを目にします。BMWを追いかけてどうすると思いつつ、前を走るクルマを見るたびにツマラナイなぁと感じていました。特にですね、寸法がないところに無理矢理に押し込んだL字テールランプのモデルなどは、見かけると、もはやがっかり感すら覚えてしまいます。で、このメガーヌのテールランプ。そうなんです、L字にしなくたって、フェンダーから通してしまえば、なんのことはない、ワイドな表現そのもの

#1435 デミオとCX-3の一部改良に好印象を抱きましたさね、って、話。

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 続いてマツダ話。本日、デミオとCX-3にまたも商品改良が入ったようですな。あれ、昨年末に改良したばかりじゃなかったけっかと思いつつ、そうなんですね、まだ、1年も経たずして改良、と。これぞ、やっちゃえの正しいスタイルではあるのですが、販売へのカンフル剤的な意味合いもあったんでしょうけど、もう少し、お客様に分かりやすさを与えたほうがいいかと感じました。改良していくという志と、それをすぐにお客様に届けたいという意思は、とってもいいと思います。思いますけど、これだと、買うタイミングが分からない。つまりですね、改良の時期を決めたほうがお客様の買い時という動機を与えることができます。年末ならば年末、10月なら10月、とか。スバルがその手法で改良を行っていますが、考えてみると、iPhoneなんかもそうですな。ま、あれはクルマでいうフルモデルチェンジ的ではありますけど、ありますけど、そうすると、こちら側はですね、買うタイミングが見える。旧になってしまう直前にリーズナブルに買うのか、果たして、新を待つのか、とか。というわけで、今回の改良メニューを探る前に、まずは、そんなことを感じました。  で、肝心な改良内容といえば、これが濃い。ま、細かなところはテストドライブ後としますが、プレスリリースを眺めているだけでも、感心できるポイントがいくつか。そのひとつが、デミオのSKYACTIV-G 1.3搭載車へのトノカバー採用でしょうか。その理由は遮音性と謳われていますが、昨今の国産車はトノカバーを装備していないモデルが多く、個人的には何か違うんだよなを感じていましたから、どんな理由であろうとも、採用そのものは大歓迎。大歓迎ですが、遮音性のためにと書いてしまうあたりに、カッコ良さを感じます。また、CX-3のXDにも18インチを選択できるようにしたそうですが、その理由が18インチタイヤがもたらす世界観をすべてのグレードで感じていただくために……、って、これもまたカッコよすぎ。あれ、マツダ、プレスリリースの書き方も変えてきていますな。って、これなんです、これ。見た目がいいから18インチではなく、クルマの走行性につながる、つまり走りの本質を求めて、という理由を明確にし、そして伝えること、それが大切だと思いますから、して。あ、でも、これ開発陣が、ちゃんとそう考えていたから、書けた言葉、リリースだったり

#1434 ロードスターRFのスタイルにあらためて惚れてしまった、話。

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 今回の執筆は輸入車についてなので、国産車はないんですが、調べモノをしていたら、なぜだか、ロードスターRFにたどり着きました。そう、年内に発売予定の、マツダ・ロードスターのリトラクタブルハードトップモデルですな。存在が明らかになった時から感じていましたが、って、書いた気もしますが、こういう手で来ましたかという驚きと同時に、マツダって、クーペを作ると実にいいデザインに仕上げてくるな、とつくづく思います。ま、このモデルはクーペじゃないんですが、これぞクーペと紛うといわんばかりのデザイン。BMWのX4やX6、メルセデスのGLEクーペのような、クーペっぽさではなく(ベースが異なるから比較はできませんが)、クーペたる色気にあふれたデザインがあふれていまして、まさに見とれてしまいます。もし、ロードスターを選ぶならば、意外にもオープンではなく、このRFを選ぶんじゃないかな、と、そんなことを思わせるほどだったりもします。そう、実用性、走行性能は二の次で、デザインという観点から。

#1433 Mスポーツがイチオシだった、BMWの新型5シリーズ。

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 BMWの5シリーズが正式発表されました。そうですか、型式G30っていうんですね。なんかもはやF型に入ってからは馴染みがなくて、型式で呼ぶことが少なくなったような気がします。そんなわけで、プレスインフォメーションを眺めつつ、仕上げたテキストを書き直していたらですね、これまでとは異なる手法が用いられていることに気づきました。  あのですね、今回の5シリーズですね、メイン写真がMスポーツになっています。そして、プレスサイトの写真の並べ方も、もちろんMスポーツが先に。最初、レギュラーモデルでこれだけダクトを大きくしたデザインにしたのかと思ったら、ホイールがMスポーツ。おや、と思って調べたら、Mスポーツをイチオシにしたいという思惑がそこにはありました。そういうことなんですね。そういうことですか。はぁ。そこにはやはり昨今のメルセデス・ベンツを意識しているというか、せざるを得ない事情があるんでしょうな。客観的に眺めますと、フェイスを構成するヘッドランプやグリルと、バンパーデザイン(特に開口部)とのバランスが取れていますから、違和感は覚えないのですが、でもね、なんか、後追いと言いましょうか、流行に乗ったといいましょうか、そんなファーストインプレッションとなりました。ちなみに、過去にMスポーツを全面に打ち出したPRはなかったように記憶しています。ま、それだけ、重要な存在となっているんでしょうな、Mスポーツ。そのうちに、標準仕様にならぬことを期待しますが、その方向なのかな……。  デザインとしては、ロングノーズが強調され、ワイド感も意識したものとなっていますから、スポーティさを極めた感があると思います。思いますけどね……。云々。ちなみに左の写真は、ラグジュアリィラインのもの。こうして比較すると、ヘッドランプとグリルが強過ぎる印象がありますな。ありますけど、こっちのほうにらしさを感じたりしますが。で、思った。次期3シリーズってどうするんでしょうかね、って。ま、この路線をもう少し進めるんでしょうな。そういえば、Car playのワイヤレス版が使えるようで……、輸入車はそのあたりの動きが早いですな。国産車でももっと多くの車種で当たり前のようにCar PlayやらAndroid Autoが使えるようになって欲しいもんですが。

#1432 なんか違う、ちょっと寂しいを感じた、日本でのジープ。

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 シトロエンに感激する一方で、なんか、違うんだよな……を感じてしまったのが、ジープ。ま、ジープのセクションの原稿書きは早かったです。ま、13年もオーナーでしたから、そりゃそうですわな。といっても、乗っていたジープの面影は、最新モデルにはなく、自分の想いをいかに抑えて執筆するかにキーはありましたが。  で、そのジープ、違うんだよな、を感じたのは、車両そのものではなく、価格でした。確認して、気づいたんですが、ラングラーのプライス、なんと396万3600円。これ、いわゆる3ドアモデルのオリジナルスタイルのほう。ま、ハードトップを備えたサハラですし……、と言いたいところですが、やっぱりですね高過ぎやしないか、と感じました。価格も含めて、カジュアルに乗れるのがジープであり、気軽に手にできるのがラングラーの良さだったはず。5ドアのアンリミテッドが加わったとはいえ、本国では、そのスタンスは変わっていませんから、日本ならではの仕立てとプライスに、寂しさを覚えました。  で、で、さらに驚いたのは、チェロキー。当初はリーズナブルモデルとして、FF、直4/2.4Lモデルが用意されており、それとて379万800円で割高感を覚えましたが、現在は、イヤーモデル待ちもあるんでしょうけど、V6/3.2L+4WDのみで499万5000円から。あれやこれやと装備もありましょう、為替の都合もありましょう、でもですね、たとえば、アメリカでは最新型RAV4が$2万4000からなのに対して、チェロキーは$2万4000弱から。つまりですね、同じ価格帯のモデルであり、ライバルどおし。そう捉えると、チェロキーが装備をこれでもかと奢ったといえ、あれこれ理由があったとはいえ、果たして、そこに500万円の価値があるのだろうか、と感じてしまうわけです。極端な言い方をしますとね、500万円のRAV4ってことですから。ま、最新型RAV4は、日本で未発売なので、えっと、ホンダのCR-Vにしましょうか、あちらではやはり$2万4000弱からですから、同じですな。  昨今のジープを眺めていると、価格を堤防として、オーナーを選ぶという手法なのかなと思うところもありますし、インタビューでも今後日本のジープはプレミアムを目指すと伺いましたから、ま、そういう戦略なのでしょう。なのでしょうけど、寂しい。とっても寂しい。  ちなみに、

#1431 新しいシトロエンに感じた、クルマのデザインたる本質。

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 なんだかんだ言いながらも、本日、執筆分は完了したんですが、したんですが、あれこれと書きながら、あれこれと思いが浮かびました。まずは、シトロエン。基本的に日本で販売されている仕様を書けばいいんですが、ま、気になるじゃないですか、ついつい、この先のモデルのことも。というわけで、原稿執筆に直接関係なくとも、あれこれと探り、調べていましたら、……、新しいC3、フェイスリフトを受けたC4ピカソ、ともに、カッコイイ。なんなんですかね、これ。と、ひたすらに感心して、さらに深く探ってしまうという始末。そう、原稿執筆はなかなか進まず。C3なんて、ま、C4カクタスはイレギュラーモデルですから、あのデザイン、納得できます。できますけど、なぜに、レギュラーラインであるC3まで、ここまでに遊び心をデザインしてしまうのか。いや、いいと思うんですよ、思うんですけど、この思い切りに、驚きといいましょうか、好印象を抱いたと言いましょうか、そうなんですね、ひたすらに、拍手喝采。あのですね、やっぱり、思いましたよ、心惹きつけるクルマのデザインってのはこういうことであって、行き過ぎと思えるラインを描き、彫りを進めて、いいんだか悪いんだかわからない、つまりは、違和感だけを心に残す造形は、デザインとは呼べない、ということを。  で、左は、フェイスリフトを受けたC4ピカソですが、オリジナルモデルでデザインしていた先進性と言いましょうか、革新性と言いましょうか、アヴァンギャルド手前のシトロエンらしさといいましょうか、それを手直しして、最新のラインに整えていまして、こちらも拍手喝采。そうなんですね、手直しをするといいましょうか、整えるということは、こういうことだといわんばかりの、このまとまりの良さ。これもまた、デビューは古いもののイマドキに仕立てた、あのモデルとは異なる、センスといいましょうか、デザインが持つ、本来の意味合いを強く感じました。  それにしても、C4ピカソ、もう少し街で見かけていいように感じるのですが、何がいかんのでしょうか。ディーゼルエンジンを導入したら、販売台数伸びるんでしょうか。って、はたと気づきましたが、この手のモノスペースとディーゼルの組み合わせって、今、日本にないんですな。というわけで、個人的な妄想として、C4ピカソのディーゼル、売れると思います。た、たぶん……。MTモデル導入っ

#1430 あれやこれやが標準装備されて500万円以上になっていた、BMW320i。

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 原稿執筆は予定どおりに進んでいます。たぶん。でも、今日は、いろいろあって、まだスタートしていません。大丈夫なんだろうかと思いつつ、ま、明日もありますから……。  さて、BMWの3シリーズに、3気筒エンジン搭載モデルが発表となりました、という、話を少々。価格が上昇していく3シリーズを眺めていると、導入は推測できましたが、できましたが、改めて眺めてみますとね、318iSEで409万円で、もう少し安くてもいいのでは? と思ったりして。ほら、たしか400万円を切った特別仕様車320iSEってのが前期にあったよなと調べてみたら、399万円。で、HDDナビ付き。そう考えるとですね、318iSEはもう少し下の価格付けをしてもいいのではないかと思っていたのです。そう、380万円とか、過去のE46を彷彿とさせる、そんな刺激的なプライスを。  とはいえ、為替変動もありましょうし、あれこれ標準装備もあったでしょうから、と、現行型の価格の変化を調べてみるとですね、現行型が登場した際、320i(AT)で450万円。その後、13年に衝突回避・被害軽減ブレーキ、BMWテレサービスを標準装備して459万円、やがてBMWコネクテッド・ドライブを装備して477万円に。そして、先に書いた320iSEや320iCoreやら装備品を調整してリーズナブル感のあるモデルをリリースしつつ、14年にアクティブ・クルーズ・コントロールを標準装備して483万円。15年の後期モデル登場でその483万円をキープしていましたが、16年5月にレーン・チェンジ・ウォーニングを標準装備して489万円に。そして、この10月にBMWサービス・インクルーシブ・プラスを標準装備にして、さらになんとこのタイミングでスッピンの320iが消滅して、最も安い320i(AT)はスポーツとなり、その価格、なんと532万円(価格アップ前のスポーツは512万円)。この価格体系を考えますとね、318iSEの409万円、318iの446万円に割高感はないどころか、割安感がしっかりと表現されているわけです。  わけですけどね、高い。そして、気が付けば300万円台後半にまだ穴があることに気づきます。次期1シリーズの価格が上昇してカバーするだけではなく、そこにE46どころか、E36的なプライスを付けた1シリーズセダン(FF)が並ぶんだろうか、なんてことを妄

#1429 つもりがあっても、なかなか足を運ぶことができない能登。

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 日々、ドタバタが続き、それが加速しています。忙しいことはいいことなんですが、今年の6月に能登を訪れた際に、時間ができたら、いや、無理矢理にでも作って、能登へ出掛けなきゃいかんなと感じ、それを実行しようと企んでいました。いましたので、8月に訪れ、そして、9月にも行くと宣言して帰ってきたものので、できず。能登からの誘いの手紙(右)もあって、10月には絶対と考えていたら、スケジュールの空きがドンドン埋まっていきました。特に今週は、クルマ60台近くの執筆と、2日間の泊まりでの取材があり、手を付ける前から、もはや無理というスケジュール。スケジュールだったんですが、その泊まりの取材が来週へと移動し、平日4日間に原稿執筆に集中できる時間ができました。できましたので、それならば、その原稿書きをもって、能登へと出掛けてしまえと計画。計画したんですが、突然に、昨日愛知県へと出掛ける仕事が入り、能登行きは断念。というわけで、残りの今週平日は、自宅で原稿書きすることになりました。  となったんですが、あの原稿書きを能登へ持っていっても、それはかなりの無謀だったような気がします。空いていたのは平日4日。しかし、そのうち1日ずつは移動で取られますから、執筆に使える時間は実質2日でしたから。ま、そういいながらも、今思うに、その無謀を試して見たかったという気持ちもどこかにあったりしますが。というわけで、3日で60台分の原稿を自宅で仕上げなければなりません、なりませんが、1日目の午前中が終わったにも関わらず、いっさい 手をつけていなかったりします。  思うに、能登へ行けば、自然に言葉が湧き出してきますから、そういう意味で、実のところ、能登へ行ったほうが仕事は加速的にこなせたのではないか、と、思うところもあったりします。

#1428 あれもこれも、味にしてしまう、最新MINIのバランスの良さ。

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 先日、MINIをおさらいできる機会ありました。昨今デビューしたディーゼルと、コンバーチブルでしたが、でしたが、やっぱり、これが良かった。フィエスタにすっかり馴染んだ身として、MINIをどう感じるかは、ある種の後悔すら追ってしまいそうで、ドキドキもありましたが、MINIはMINI、フィエスタはフィエスタと捉えることができましたので、ほっとひと安心といったところ。  それにしても、MINIってのは、現行世代に入って(クロスオーバーは除く)、MINIらしさを極めつつ、走りでの完成度を大きく飛躍させました。音や振動などは、完全に評価軸が異なっており、聴かせること感じさせることを目指したといわんばかりの作り込みに改めて感心したほど。そうなんですね、音、振動は、フィエスタにもあります。ありますが、抑え切れなかったのか、抑える加減を整えて味にしてしまっているか、そこに両車の違いがありました。  価格が高いとはいえ、BMWのディーゼルはMINIでもとっても好印象的。なんでしょうね、あのバランスぶりは。トルクによる扱いやすさを見失うことなく、パワー感も加えている。つまり、ディーゼルユニットであっても、MINIらしさを見失っていないんですね。パンチという面ではガソリンモデルに劣るところはありますが、トータルバランスに長けている感がありまして、個人的にはこのMINIのディーゼルがかなり好み。特に、Clubmanのディーゼルは、ボディクラスがひとつ上ということも相まって、かなり好印象。次期クロスオーバーは、このClubmanベースでしょうから、時間が経過しての熟成も含めて、さらなる好印象が期待できます。  やっぱり、いいですな、MINI。ただ、唯一の欠点は、価格でしょうかね。いや、価格なりの価値はありますよ、あると思いますよ、思いますけどね、COOPER Dで364万円。冷静に考えますと、庶民が気安く購入できる価格帯ではありませんな。あ、唯一と言いましたけど、もうひとつ、ありました。ATのみのラインナップってのもありますな。あのディーゼル、是非ともMTで堪能したいものでしてね。そう考えると、実は輸入車のディーゼルモデル、MTとの組み合わせに実のところ隙があります。なんてことを考えはじめると、ディーゼルにMTを広く組み合わせている、マツダに対して、さらなる好印象を抱いたりするわ

#1427 昔のスバルから最新のスバルへと引き継がれたもの、……、云々。

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 スバルの360から次期インプレッサまで、試乗するという、とても貴重な機会をいただきました。その台数、9台、時間は短いといえども、一気乗り。これ、プレス向けの試乗会でして、これからデビューする次期インプレッサにまで息づいている、スバルの血統といいましょうか、DNAといいましょうか、根幹といいましょうか、哲学(フィロソフィ)といいましょうか、それを感じ取って欲しいという狙いが、スバル側にはありました。ありました。そう、ありましたが……、まぁ、散々、今や一時休刊となってしまったクラブレガシィを通じて散々にスバルに触れてきた者としては、少々厳しい目で見つめてしまうだろうなと、思いつつの参加となりました。  1台あたり5分前後の試乗時間ゆえに、細かくまでは観察できなかったり、はたまた、連続しての試乗だったため、すでに忘れ去っているところもありますが、今回の試乗会では、これからデビューを果たす次期インプレッサへとスバルらしさが続いていることを、感心をもって、感じた次第。それは、端的に表現すれば、素直たる操縦性でしょうな。意のままに、とは、まさにこのこと、と言わんばかりの操縦性。そこに、やがてAWDならではの安定性が加えられ、バランスさせていく、という、そんなスバルらしさですな。そういう観点からすると息づいているというよりも、進化を続けているといった表現のほうが的確かもしれませんな。  さて、そんなスバル試乗会にあって、今回、最も印象深く、最も感激したモデルは、写真いちばん上のアルシオーネでした。路面からの豊かな情報がドライバーにダイレクトに伝わって来ます。クーペ、つまりラグジュアリィテイストを与えたモデルゆえに、そのあたりは曖昧にされているかと思いきや、スポーティさを消し去ることをしておらず、コストを掛けられた時代がゆえのアッパークラス感もあいまって、まさに質感を覚えさせるもの。アルシオーネに限らず、試乗前に構えていたのは、ハンドリングにあるだろう曖昧さであったり、ボディ剛性の不足でしたが、意外にもそれらを不満に思うことはなく、それどころか、それらがしっかりと作り込まれており、感心を覚えたほど。オーバーな表現を用いますとね、絶対的なポテンシャル(数値)は最新モデルのほうが上でしょうけど、フィーリングとしては最新のモデルよりも断然いい。簡潔な表現を用いますとね、対話性が

#1426 1000円の価値があるような、ないような……、三島スカイウォーク。

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 展望台に上るだけで3000円、魚を見るだけで2000円、夢の国で遊ぶだけで6000円、ライブで8000円やら、ソフトクリームがいつのまにか300円がデフォルトで500円を見かけるようになったとか、あの頃に比べると無理矢理といわんばかりに値上げされているものがあります。ソフトクリームについては、後日、書きますけどね、500円ってのを見た時には、さすがに行き過ぎを覚えましたし、何よりも過去に80円だった頃を知っている者としてはですね、いくらなんでも、おかしいを感じます。  さて、今回は、昨年、三島の東側、箱根からの下りといったところにできた、歩行者用としては日本最長を誇るつり橋、三島スカイウォークについて。そもそも、なんで、ここに? という疑問が湧いたのですが、何やら、伊豆縦貫道によって三島への観光客が激減することを恐れてという目論みがあったようで。ようなんですが、ま、その目論みはさておき、その入場料に驚きました。なんと1000円。橋を歩いて渡って、帰ってくるだけで1000円。ま、支払いの時にキリがいいなとは感じましたが、払う時に高過ぎるなと感じ、橋を渡って帰ってきて、やっぱり高かったと感じました。ここのウリは、つり橋そのものだけではなく、晴れた日に見える富士山やら、駿河湾から伊豆半島までの展望にあります。ただ、散々見慣れた者としてはそうですか、といった感もありますけど、ま、客観的に考えると、それなりに価値はあると思います。思いますけどね、この橋、向こうとこちらを繋ぐことで利便性が高められるという本来の役割が見当たりません。そうなんですね、突如、山腹につり橋が造られたといわんばかりの風景にありまして、不可思議といいましょうか、不自然を覚えます。つまり、必要が見当たらない。風景を含めて、橋としての機能美が欠けている、と。ま、それはそれで、見学用として役割があるのかも知れませんけど、自分には、すべてが違和感に写りました。もちろん、橋のたもとには店舗を誘致して、イマドキの観光スポット的(個人的なイメージはスカイツリーとソラマチ)な雰囲気を出そうとしていますが、そこにアウトレット的な場所代いただきますといった商法が透けて見えていまして、ちょっとげんなり。  出口を出て、ふと感じたのは、これ、富士山を眺めるとしても、橋の途中ではなく、橋の手前でも、向こう側でも、展望台を造れ