#1435 デミオとCX-3の一部改良に好印象を抱きましたさね、って、話。

 続いてマツダ話。本日、デミオとCX-3にまたも商品改良が入ったようですな。あれ、昨年末に改良したばかりじゃなかったけっかと思いつつ、そうなんですね、まだ、1年も経たずして改良、と。これぞ、やっちゃえの正しいスタイルではあるのですが、販売へのカンフル剤的な意味合いもあったんでしょうけど、もう少し、お客様に分かりやすさを与えたほうがいいかと感じました。改良していくという志と、それをすぐにお客様に届けたいという意思は、とってもいいと思います。思いますけど、これだと、買うタイミングが分からない。つまりですね、改良の時期を決めたほうがお客様の買い時という動機を与えることができます。年末ならば年末、10月なら10月、とか。スバルがその手法で改良を行っていますが、考えてみると、iPhoneなんかもそうですな。ま、あれはクルマでいうフルモデルチェンジ的ではありますけど、ありますけど、そうすると、こちら側はですね、買うタイミングが見える。旧になってしまう直前にリーズナブルに買うのか、果たして、新を待つのか、とか。というわけで、今回の改良メニューを探る前に、まずは、そんなことを感じました。
 で、肝心な改良内容といえば、これが濃い。ま、細かなところはテストドライブ後としますが、プレスリリースを眺めているだけでも、感心できるポイントがいくつか。そのひとつが、デミオのSKYACTIV-G 1.3搭載車へのトノカバー採用でしょうか。その理由は遮音性と謳われていますが、昨今の国産車はトノカバーを装備していないモデルが多く、個人的には何か違うんだよなを感じていましたから、どんな理由であろうとも、採用そのものは大歓迎。大歓迎ですが、遮音性のためにと書いてしまうあたりに、カッコ良さを感じます。また、CX-3のXDにも18インチを選択できるようにしたそうですが、その理由が18インチタイヤがもたらす世界観をすべてのグレードで感じていただくために……、って、これもまたカッコよすぎ。あれ、マツダ、プレスリリースの書き方も変えてきていますな。って、これなんです、これ。見た目がいいから18インチではなく、クルマの走行性につながる、つまり走りの本質を求めて、という理由を明確にし、そして伝えること、それが大切だと思いますから、して。あ、でも、これ開発陣が、ちゃんとそう考えていたから、書けた言葉、リリースだったりもします。そう、上辺だけでは、こういうリリースは作れません。作れたとしても、何か違うを感じ取れるものです。
 で、で、昨日だかにも書きましたが、それにしても、トランスミッションと駆動方式と、こんな時代に、これだけのバリエーションを用意してくれるスタンス、とってもいいと思います。商売になるから、ならないから、を優先するのではないスタンス、とっても好印象です。昨日発表になったインプレッサからは、とうとうMTモデルが消えましたから、ね。そういう観点からデミオ、CX-3のバリエーションを眺めていると、ディーゼルでMTが選べる点、CX-3にいたっては4WDでもMTが選べる点、高く評価すべきだと感じています。それが販売台数にもう少し結びついてくれるといいんですけどね……、って、自分、デミオもCX-3も選びませんでしたけど。す、すみません。
 そうそう、期待のマシーングレープレミアムメタリック(左の写真)ですが、写真を見る限り、期待と少し違っている色合いに感じました。個人的には、もっとダークであって欲しいんですけどね。そう、昔のガンメタに近い、色合い。ちなみに、その金額、ソウルレッドプレミアムメタリック同様に、やっぱり5万4000円(CX-3)でした。このクラスのモデルで、塗装費用としてそれだけの出費をしたくなる、って、かなりの魅惑に写っているんですな、みなさんに。とってもいいことだと思います。はい。

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