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#1586 今はまだ買いではないと感じた、VWアルテオンとジープコンパス。

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 輸入車試乗会、の続きです。どう触れようかと思って考えあぐねていたモデルがありましてね。ま、はっきり言いますと、バランスが整えられていないモデルであり、その理由は明快で、デビューしたばかりであることやら、日本仕様に仕立てるに当たっての云々にあります。今回テストドライブした中では2台、それを感じました。というわけで、まずは、VWのアルテオン。Dセグで4ドアクーペというスタイルが、ひとつの流行りとなった頃に登場したパサートCCの後継モデルですな。4ドアクーペは、スペシャルであるべきところ、パサートCCにおいては、実際にあれこれスペシャルに仕立てはいたけども、それが目に見えるカタチとして表現されておらず、で、商品としては失敗。で、その反省を踏まえて作り直しました感を全面に表現したのが、このアルテオンという流れになっています。ですから、好き嫌いはさておき、デザインや装備にそれが強く表れており、まぁ、商品性としては整えられた感がありました。ありましたし、現行型パサート好みですし、CCたるスタンスも好きですので、期待していました。期待していましたが、走行性能は期待とは大きくかけ離れていました。素性はいい、いいのに、組み合わせが……。試乗したモデルはR-Line 4MOTION Advanceで、245/35R20。シャシーのしなやかな動きの中に、違和感を覚える硬さが存在しており、それがですねコンフォートに仕立てた分、唐突感を強く意識させる。これ、アダプティブシャシーコントロールDCCを介しても、感じさせるもので、もはや、行き過ぎ感そのもの。コンフォートスポーティを語れるスペシャルであるはずのモデルなのに……。ま、日本仕様らしい仕立てなんでしょうけど、標準仕様として19インチタイヤを設定していますから……、とはいってもね、ほかのヨーロッパブランドがこのあたりもキレイに整えてきますから、もはや言い訳はできないと思います、はい。ただ、VWの熟成たる進化を期待していいと思います。いつものことですから。というわけで、今は買いではないと思います、はい。   さて、もう1台。ジープのコンパス。乗用車ベースのプラットフォームを利用したジープの後継で、ようやくFCAオリジナルとなったモデルですな。ま、そもそも、このプラットフォーム、チェロキーやレネゲードで採用されていたものですし、走りのクオリ

#1500 自動車税がキーとなっているような気がする、日本におけるジープの戦略。

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 ブランドの話を書いていたら、やっぱり、ジープについてあれやこれやと考え出し、書かずにはいられなくなりましたので、徒然なるままに書いてみましょうかね。そもそも、ジープってのは、硬派であることを掲げていたブランドゆえに、それを広げることは軟派への傾れに直結してしまう面があります。ですから、なかなかイマドキの流れに移行できずにおり、頑なといった印象がありました。といはいっても、時代の流れに乗らないワケにはいきません。というわけで、試行錯誤の上といいましょうか、会社存続のための右往左往もあってとちらかった感は残っていますが、FCAたるスタンスが明確になってから、その商品性にブランドたる方向性が明確に感じられるようになりました。左上の写真は、新型コンパスですが、ジープらしさを残しながら、感じさせながらも、イマドキのSUVに求められるテイストを上手く表現しており、ジープオーナーだった者から見ても印象はとてもよく、まさに、ジープたるアドバンテージを感じます。  感じますけど、このコンパス、日本での価格帯を妄想すると、 #1432 にて書いた、寂しさも覚えます。ただ、現在のチェロキーの4WD/3.2Lのみで499.5万円〜とした展開については、改良のタイミングもあってやがてはFFモデルが復活して下げられるのかと思いきや、どうやら、その気配はないようで。どうやらそこには、発売延期が発表されている次期グランドチェロキーのポジション(価格帯)、フラッグシップとなるワゴニアの突き抜けると予測される価格、さらには次期ラングラーも相まって、どうやらこの価格帯をキープする、らしい、と。もちろん、新型コンパスの価格帯もあってのことで、つまり、コンパスの上に位置するチェロキーが499.5万円〜、下となるレネゲードが297万円〜ですから、コンパスのトップグレードで400万円台になるだろうことが妄想されます。そう、あくまでも妄想。ボトムグレード(FF)は350万円を下回って……、こないでしょうね、と、これも完全なる妄想ですが。  で、どうしてこんな展開をしようとしているのか、購入する身になって考えてみました。考えたら、分かりました。簡単でした。キーは、まさに日本的な理由、自動車税というハードル。以前よりも排気量が下がっているとはいえ、たとえば、チェロキーのV6/3.2Lとなると自動車税は5万800

#1432 なんか違う、ちょっと寂しいを感じた、日本でのジープ。

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 シトロエンに感激する一方で、なんか、違うんだよな……を感じてしまったのが、ジープ。ま、ジープのセクションの原稿書きは早かったです。ま、13年もオーナーでしたから、そりゃそうですわな。といっても、乗っていたジープの面影は、最新モデルにはなく、自分の想いをいかに抑えて執筆するかにキーはありましたが。  で、そのジープ、違うんだよな、を感じたのは、車両そのものではなく、価格でした。確認して、気づいたんですが、ラングラーのプライス、なんと396万3600円。これ、いわゆる3ドアモデルのオリジナルスタイルのほう。ま、ハードトップを備えたサハラですし……、と言いたいところですが、やっぱりですね高過ぎやしないか、と感じました。価格も含めて、カジュアルに乗れるのがジープであり、気軽に手にできるのがラングラーの良さだったはず。5ドアのアンリミテッドが加わったとはいえ、本国では、そのスタンスは変わっていませんから、日本ならではの仕立てとプライスに、寂しさを覚えました。  で、で、さらに驚いたのは、チェロキー。当初はリーズナブルモデルとして、FF、直4/2.4Lモデルが用意されており、それとて379万800円で割高感を覚えましたが、現在は、イヤーモデル待ちもあるんでしょうけど、V6/3.2L+4WDのみで499万5000円から。あれやこれやと装備もありましょう、為替の都合もありましょう、でもですね、たとえば、アメリカでは最新型RAV4が$2万4000からなのに対して、チェロキーは$2万4000弱から。つまりですね、同じ価格帯のモデルであり、ライバルどおし。そう捉えると、チェロキーが装備をこれでもかと奢ったといえ、あれこれ理由があったとはいえ、果たして、そこに500万円の価値があるのだろうか、と感じてしまうわけです。極端な言い方をしますとね、500万円のRAV4ってことですから。ま、最新型RAV4は、日本で未発売なので、えっと、ホンダのCR-Vにしましょうか、あちらではやはり$2万4000弱からですから、同じですな。  昨今のジープを眺めていると、価格を堤防として、オーナーを選ぶという手法なのかなと思うところもありますし、インタビューでも今後日本のジープはプレミアムを目指すと伺いましたから、ま、そういう戦略なのでしょう。なのでしょうけど、寂しい。とっても寂しい。  ちなみに、

#1395 フィエスタを選んだ理由 その4(グランドチェロキーを選ばなかったワケ)

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 書きながら、思ったんですけどね、いずれのモデルも選ばなかった理由って、その最たる理由は価格って、話になっていないか、と。いや、事実そうだったりします。まぁ、実際、買うとなると、価格も重要ではありますが、なんか、あまりに価格、価格になっていやしないかと思いつつ……。  で、もし、贅沢な資金があるならば、購入していたのは、やはりグランドチェロキーでしょうな。"上がり"のクルマとまであちこちに書いたクルマですし。といっても、現行型ではありません。乗っていた、2世代目のWJ型。もちろん、V8/4.7Lで、フロント、リアにもデフロックが付いたクォドラドライブなモデル。グレードは、オフロード仕様のサスペンションを備えたラレード、ま、本革シートとサンルーフを備えたリミテッドでも、許しましょうかね、って感じ。一般の人とは考え方は逆ですな、きっと。  そんな希望に適うグレードであるラレードV8は、01〜02年の2年間のみ輸入されていていましたが、個人的にはインテリアがあれこれと変わった02年モデルが好み(乗っていたのも、この02年モデル)。といってもですね、今から15年前のモデルですから、中古車マーケットで見かけることはありませんし、ましてや、バンパーがボディ同色ではないラレードが、オリジナルのままに残っていることなんてありえない……、って、あったんです、実は。発見した時には、これ、買えってことか? と、ちょっとした運命を感じてしまったほどの個体。  そのラレードV8は、01年モデルではありましたけど、オリジナル状態を保ったどころか、走行距離は3万km台で、タイヤもオリジナルのまま。ボディの状態から推測するに車庫保管。それは、どこかのお金持ちが、別荘ライフのみで使っていたかのような、極上品。しかも、定期点検記録簿は全て残っていたりして、01年モデルであること以外は完璧で、こんな個体、今後、絶対に、絶対に、絶対に、出てこないといわんばかりの、状態でした。  ただ、グランドチェロキーのトラブル履歴をなぞってきた身としては、あれこれ考えると、いくら走行距離が短い個体とはいえ、車両本体価格以上の修理費用も覚悟しておかねばなりません。ただ、自宅を見渡すと、パワーウインドウのレギュレーターやら、スピーカーやら、簡易トラブルに対応できる体制は整っていましたし、バルコニ

#1374 気付いたら、ひとつ上の価格帯となっていた、現行型チェロキー(日本仕様)。

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 締め切り日にどうやったら間に合わせられるんだろうと悩んでいた原稿書きの複数、なぜだか、先ほどすべて納品完了し、締め切りに間に合わせることができました。想定したほどの難航にはならなかったことが……、って、これもまた、ある意味、読みが甘かったってことなんでしょうか、さてはて。というわけで、そんな原稿のひとつが、ジープ。で、チェロキー、で、75周年記念車、でした。そうなんですね、ジープブランドも今年で75周年だそうで、この前70周年だったと思っていたらあれからはや5年経過していたようです。というわけで、そんなチェロキーの原稿において、書けなかったこと、というか、文字数オーバーで、カットしたことをあれこれと残しておきます。  あのですね、現行型チェロキーについては、特に否定しようとは思いませんし、否定していません。クルマとしての仕上がりはすごくいい。ただ、欲しいか、買うか、と問われたら、自分の愛車にはしません。あ、現行型グランドチェロキーも同じです。その理由はふたつ。価格とオフロード走破性にありますな。オフロード走破性については簡単に答えられます。スタックランドファームを自在に走れないから。って、プレス試乗会はスタックランドファームで開催されましたが、自在には走っていませんから。って、その手のSUVとしては、オフ性能は高いですよ、高いですけど、求めるレベルに達していない、とそれだけのこと。  さて、もうひとつの価格については、なんともかんとも。そもそも、ですね、昨今の日本のジープの価格上昇は、自分としては着いていけない(買えない)レベルへとスライドしています。ただですね、アメリカ本国の価格を眺めると、過去とそれほどは変わっていないんですね。これは為替だけでは語れない値付けであり……、って、簡単なんです、言葉は嫌いな言葉である"プレミアム"クラスへと移行させようとしているから、と、ただ、それだけ。  なので、いつしか、499.5万円からとなってしまった現行型チェロキーも、装備内容や為替を考えると、そうなることは理解できます。できますけど、本国の2万ドル台を中心とした価格帯を見てしまうと、なんかね、違うなぁを感じるわけです。って、たぶん、過去のジープ乗りならではの見方なんでしょうね。でもですね、ジープってのは乗り味やらライフスタイルだけではなく、価格

#1369 次への出会いのために必要だから手放しなさいという、できごと。

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 まだ決定していないので詳細は書けませんが、新規の仕事の話が来ていましてね、ヨシダってのはどんなヤツなんだろうとprofileチェックとしてこのページを見られているだろうに、黒棒だ、リニア新幹線の動画撮影やら、そんな雑談的なことがトップに来ているようじゃ、いかん状況下にあるんですが、あるんですけど、ドタバタしていてそれらしい自動車ネタを書いている間もなく……、そのままに放置。ま、いまさら飾れませんし、飾ったところで現場でボロが出るのがオチですから、この放置加減も、また、らしさとして受け取ってもらえたら、いいんじゃないか……、なんて言い訳をしていますが。  というわけで、またも、雑談話を。あのですね、先ほど、切れたんですよ、キーホルダーに取り付けられていたジープのストラップが。取り付け部が革でしたから、いつの日か切れるんだろうなとは思っていましたが、このタイミングにちょっとビックリ。なんていうんでしょうかね、ジープとおさらばしました、いや、ジープとおさらばしなさいと言わんばかりのタイミングだったもので。いや、さよならよりも、新しい出会いのために捨て去りなさいといわんばかりのタイミングでのできごとだったといったほうが的確か。そうなんです、実は、次のクルマがほぼ決定しつつありまして、ありますけど、まだ、決定していないので、言えませんけども、ま、そんなタイミングだったこともありまして。いやー、広義でのショックがありました。いやはや、いやはや。  そうそう、ショックといえば、取材から帰宅してみれば、冷蔵庫が何やらうなっていました。懸命に働いているというあのうなり……、って、まさか、あ、やっちゃったー、そうなんです、冷凍庫が閉まり切っていなかった。保存しているあれこれが溶けるというほどにはなっていませんでしたが、これもまた大ショック。えっと、今日は朝5時に凍らしておいたペットボトルを取り出したのが冷凍庫を開けた最後でしたから……、12時間も閉め切らずのままだったようです。我が家は、夜電球ひとつで過ごし、月の電気料を3000円/月程度に抑えているものですから、大ショックです。はい。

#1307 プラットフォームは同じなのに、違いを感じたグランドチェロキーとGLE。

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 さて、そのグランドチェロキーですが、試乗したのはV8/5.7Lエンジンを搭載したサミット。いまさら、5.7Lが必要なのかとも思いつつ試乗したら、これが良かった。というか、グランドチェロキーそのものがいいんですが、このV8エンジンも随分と改良されていて、パンチよりもゆとりを上手く作り上げていてとてもいい。まぁ、その分、燃費が悪いからと計測してみれば、有料道路まったりスピードで、なんと11km/Lオーバー。えっと、その、乗っていたV8/4.7Lとほぼ同じか、それよりもいいんですが……。排気量が大きいだけではなく、重量は重くなっているんですけどね。実はこのV8/5.7Lエンジンに対しては、キャラクターがないというか、つかみ所がないといいましょうか、デビュー時から印象があまりありませんでした。というか、やっぱり、V8/4.7Lが良くできてすぎていたものですから。でも、ちょっと印象変わりましたな、これは。  もちろん、乗り味もとてもいい。20インチタイヤをはきながら、硬さを伝えてこないし、なによりもストローク感を上手く乗り味に生かしつつ、フラットライド感を提供するという、バランス感にあふれています。やっぱりね、最新型グランドチェロキーはいいですな。  というわけで、プラットフォームを共通とするメルセデス・ベンツGLEにも試乗。Mクラスから名称変更したついでにどこまで変わったのかが、要チェックポイントでしたが……、これが印象が良くなかった。いや、クルマとしての仕上がりは、メルセデス・ベンツを感じるのですが、シャシーの動きがおかしい。と思って確認すると、オプションとなる20インチをはいておりました。これが、サスペンションとセットならばいいんですが、どうやらタイヤサイズだけを変えておりまして。  いや、ディーゼルエンジンにしても、とってもいいですよ。とってもいいんですが、この組み合わせが全てをマイナスへと導いている印象がありました。もったいない、ひたすらに、もったいない。ま、解決策は簡単。このタイヤでセッティングしたサスペンションを組み合わせるだけのこと。それか、ノーマルサイズのまま乗ることでしょうか。それにしても、もったいなかった……。

#1303 レネゲードの中でも、特別感を上手く演出していたトレイルホーク。

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 先日、延期となったジープ・レネゲードの取材へと出掛けてきました。ただ、前回はノーマルタイヤだったのですが、改めて借り出したら、スタッドレスタイヤをはいていました。ま、雪も降ることないだろうと思ったら、借り出したその日に積雪の予報。今年は、降雪のタイミングに翻弄されている気がします。  さて、そのレネゲードですが、スタッドレスタイヤのおかげで、路面からの入力に対して、最初のあたりが随分と柔らかくなっていました。昨今のスタッドレスタイヤは、ケース剛性をそこそこに確保しつつ、コーナーではブロックのよれを感じさせないという、理想の仕立てがあります。つまりですね、好印象。ま、グリップを期待した走りには対応できませんけども、普通に使っている分にはなんら不足を覚えません(ウェットは別でしょうけど)。で、このスタッドレスとの組み合わせであらためて感じたのは、レネゲードの中でも、このトレイルホークは、ストローク量を使い切ることなくあえて剛性感をキープしたというシャシーセッティングを、上手くコンフォートへと導いていたことでした。  そう考えると、ノーマルタイヤで感じた硬さも気にならないレベルと思えるようになりました。つまり、トレイルホークゆえの硬さをどう捉えるかでしょうけど、個人的にはこんなもんでしょうと、これでいいんじゃないでしょうかへと結論付けられました。好みでいえばストローク感をもっと出したほうがジープらしいと思いますが、ま、それは安易に揺れると評されてしまいますから、分かりやすさという意味合い、コンパクトジープとしては、これがベターなんだと思います。  取材では400kmほど乗ったのかな。改めて感じたのは、燃費が期待ほど伸びてくれなかったこと。ま、取材という悪条件もあってのことですが、高速道路走行を交えながらも11km/Lに止まったことは少々残念でした(訂正:勘違いから当初10km/Lに満たないと表記)。さらには、ちょっと価格が高いことも残念。ま、為替レートの兼ね合いもあるんでしょうけども。ジープってのは、オモシロイ、愉しい、だけではなく、そもそもリーズナブルという上に、内容に惚れると、さらにいい買い物をした感に浸れるのも、また魅力だったはず。そう考えると、FFで297万円〜というプライスにライト感はないようにも感じるのですけどね。って、昔の円高時代を知っているからなん

#1300 雪道は愉しい→4WDはいいよね→センターデフロック欲しいよね→………。

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 雪が積もった本日は、ジープムック本の巻頭企画の撮影を予定していました。ら、まさかの、雪。目的地はちょいと南だったこともあって雪はないんでしょうけど、川崎北部在住のカメラマンと、高尾に住んでいるライターは、家から出ることができず。いや、出ることはできたんですが、圏央道も東名もチェーン規制が掛かっていて、目的地へとたどり着くことが難しそうだったもので、様子見に。ただ、ちょいと周囲の様子を確かめに出掛けたところ、圧雪状態で雨が降ってシャーベット、しかもかなり残りそうな気配。そう、コワイのは今ではなく、明朝の凍結であることに気付きまして、早々に広報車を返却することにしました。ほら、積雪&&シャーベットならば、4WD+オールシーズンタイヤでも、まだ走れますから……。  で、都心まで下道を走って行ったのですが、チェーンを装着して走っているクルマにを付いていくような時は、低速を強いられるますけど、まぁ、これも、仕方ないと、のんびりドライブ。そして、先行車がいなくなると、まさにひとり占めといった感がありまして、気分のいいこといいこと。ちなみに路面は基本シャーベットで、轍には雪がないものの、交差点やら、右折レーンやらには砕かれ、踏み固められた凍結があったりして、慣れていないと、装備がないと、厳しいかなといった感じでした。そうそう、返却先であるFCA本社(田町)へ到着してみれば、路面に雪はなく……。ま、晴れ間も覗いておりまして、やっぱり、溶けたか、明日、返却でも良かったかなと思ったものの、帰りの京王線の屋根には雪が氷となって残っていましたし、戻ってみれば、我が家駐車場からの緩やかな坂道は、シャーベットが放置されたままで翌朝には広大なアイスバーンと化すことは確実という最悪な状況だったので、本日、返却しておいて良かったかな、と。  で、今回、東京まで下道を走っていって感じたのは、クルマがあまり出てきていなかったこと。やっぱり、一昨年の雪で苦労したイメージが強く残っているんでしょうかね。雪道に慣れていないクルマもほとんどおらず、また、丘越えをするような道では、早々に諦めて停まっているクルマも多く見かけました(写真左)。それにしても、やっぱり、雪道を走るのは愉しいと感じた次第。そして、やっぱり、4WDだよなとも思った次第。そして、やっぱり、センターデフロックができるモデルが理想だなと痛

#1253 あれこれワクワクしてくる第44回東京モーターショーの話(その1)。

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 さて、今年は2年に一度開催されている東京モーターショー(→ ■ )の開催年です。会期は10月29日〜11月8日で、一般公開日は10月30日〜11月8日となります。場所は、前回と同じ東京お台場の東京ビッグサイト。実は、モーターショー関連の本を製作真っ最中なのですが、すでに公開された情報がありますので、東京モーターショーのあれこれ、第1弾を書いてみましょうかね。   まずは、シトロエン、プジョー、DS。DSがブランドとして初参加となることがトピックですが、個人的には、シトロエンのカクタス(画像右上)の出品にちょいと興奮気味。日本市販までも予告されており、さらに大注目。デザインどおりに走りも緩さがあふれているようなので、かなり気になる存在となっています。ただ、予告された導入予定は2017年とのこと。デビュー時にはインパクトが薄れてしまいそうで、ちょっと心配。ま、イギリス仕様とて、現在、MTがメインで、ETGしかありませんから、6ATの登場まで待つしかないことなのでしょう。あ、あとは、プジョーブースのディーゼルの508GTの登場も気になりますし、DSブランドがどういうブースデザインをしてくるかは、さらに気になっています。  マツダが公開したスポーツコンセプト(ワールドプレミア)の存在は、東京モーターショーのトップレベルの話題になるでしょう。マツダは、これからのモーターショーでは、ケーススタディモデル、つまりコンセプトカーは出品しないと言っていましたから、そのままのスタイルではないにせよ、近い将来にデビューは確実。見どころは、そのコンセプトやらデザインもですけど、パワーユニットを発表するかどうか。ロータリーエンジン復活なのか、ガソリンなのか、ハイブリッドなのか。本を製作している我々も、まだ知りません。 まさに、モーターショー開幕までのドキドキも、マツダたる演出なのです。  ホンダは新型FCV(仮称)のワールドプレミア、NSXとシビックタイプRのジャパンプレミア予告していますが、個人的には、フランクフルト国際モーターショーに出品されていたHonda Project 2&4 powered by RC213Vに興味津々。ホンダらしさ全開といったモデルで、これぞ、ワクワクさせてくれるコンセプトカーといった感があります。クルマを持つことが当たり前となった時代におい

#1229 ジープたるFunの本質をとことん表現していた、ジープ・レネゲード。

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 ジープ・レネゲードって、コンパクトジープなんだそうです。あれ、パトリオットとかコンパスはなんて表現したらいいんだい? と思いつつ、クライスラーが混乱を経た後のモデルゆえに、あれやこれやと混在してしまっていますから、いろんな不可思議があります。ただ、ジープ側はそれを承知しており、時間の経過とともにあれこれ正そうとしていますし、以後のスタンスは明確になっていますから、ジープ乗りとしては、特に心配はしていません。  さて、レネゲードですが、実は、遊び心というコンセプトをもったモデルゆえに、上辺だけだろうか……といううがった見方をいつしかしてしまっていました。しかし、今日、試乗会へと足を運んだらば、レネゲードはそうではなかった。ひと言でいうならば、遊び心の本質を表現したモデルであり、そこにクオリティが伴っていまして、なんていうんですかね、ま、言葉足らずではありますが、まさに打ちのめされてしまいました。コンセプトから走りから質感から装備に至るまで、すべてにおいて。分かりやすくいいますとね、このレネゲードだけで、MINIのようなブランド性が表現されていました。あ、そもそもジープってのはグランドチェロキーであっても、人生を愉しくしてくれるという遊び心にあふれたモデルをラインナップしているブランドなんですが、これまではそれがデザインにダイレクトに表現されていなかった。えっと、その、あの……、オーナーになれば理解できるんだけど、ならないと分かりづらかったとでもいいましょうか、そんな感じ。ところがレネゲードは、誰でもその遊び心が理解できるし、そこに奥深さがありました。  それはほんとに、遊んでいる人たちが作っているからで、それゆえのリアリティがあります。ま、例を挙げて説明していきましょうか。たとえば、左のシートの色合いはフリーフォーリングで着るジャンプスーツを表現したものだそうです。あ、ジャンプするダイナミック感を表現したかったのだね、と思った方、まだまだです。では何か。話は長くなっていきます。そもそも、レネゲードってのは、父親(グランドチェロキー)から見ると息子(20代前半)のようなものであって、まだまだやんっちゃぷりがあって、エクストリームスポーツなんかが大好きで、……中略……、だから、彼らが身近に感じているアイテムであるジャンプスーツテイストを用いた、とはデザイナ

#1216 スタックランドファームでのオフロード走行で感じたあれこれ。

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 気がつけばお盆休みも終わり、仕事は、秋に東京モーターショーがあるがゆえの怒濤の日々がスタートするはず……が、お盆明けぐらいと言われた依頼書は届く気配すら見せず、夏休み気分が続いています。  そういえば、今年のお盆休みの締めくくりは、恒例となっているスタックランドファームオフロードコースでの走行会ならぬ、集まりでした。互いの近況報告は気がつけばクルマのトラブル自慢となり、定番となった地元民が作る本当の富士宮焼きそばと収穫したとうもろこしに舌鼓を打ち、ナナマルながら頑なにオフロード走行を拒む初参加メンバーをオフロードへと誘ったりと、いつもと同じ、でも、いつもと違うあれこれがありました。  それにしても気づけば、このイベントごとも15年ぐらいになるようで。しかし、振り返ってみても、トラブルやら笑い話やら発見やら、その時々のイベントは覚えているのですが、その時系列がままならない。そして、その場に誰がいたかもあやふや。まぁ、気がつけば、当初3歳だった子供が今や女子大生だといいますから、愉しいなりに重ねられてきたことにヒストリーを感じつつつ、ここを走れるクルマをいつまで持ち続けられるんだろうか、なんてことも感じましたが。  って、たまたまスタックランドファームで、とあるクラブの会報をまとめた本を見せてもらったのですが、まぁ、良くまとめられていること、というか、よく記録を残していること。ひたすらに感心しつつ、こういうことしなきゃ、いかんですなと感じた次第。しかし、いざ残そうと思っても、文字で残すのは面倒であり、それゆえに、ついつい諦めてしまう。ならば、グータラ向きにぴったりの方法として、意図的に写真をこまめに撮ることにしました。クルマの走行シーンだけじゃなくって、人の写真やらも。そして、何よりも、全員での記念撮影的なショットが、実は大切だってことも気づきました。ほら、誰がいたかが一目瞭然じゃないですかい。ってことを、先週の八ヶ岳から実行したつもりでいたのですが、すでに今回のスタックランドファームでは忘れていました。ダメだ、こりゃ。いやいや、次回こそ。

#1185 やっとのことで我が家へと帰ってきたグランドチェロキー(再)。

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 我がグランドチェロキー、アタマをもぎってしまったボルトをなんとか引き抜いてもらい、ネジ穴を修正してもらって、本日、無事、帰宅しました。相手はアルミだったがゆえに、相当に難航したようで、最悪、フロントカバー交換を予告されていたので、ほっとひと安心といったところでしょうか。あとは、ボルト単品で出てきたのも、よかった。いや、多いんです、このクルマ、何かとセットってパターンが。それこそ、テンショナーとセットと言われたら、どうすべーと思っていたので、それも助かりました。  今回のトラブルの要因を振り返ってみましたが、いい加減な性格が、その主たるもの。 ソケットを買いに行った→走ったもんだからエンジンブロックあっちち→腕にやけど→冷めるを待とうかと思った→次の瞬間にタオルを巻いて作業→それでも手を入れられず、いい加減な作業に→ナットをしっかりと掴まぬままに、違う方向へと力を掛け→云々……。 そういう人間なんです、ワタクシ。  そうそう、最初の修理完了時の帰り道は、なんだ、このクルマは! 的な違和感を強く覚えましたが、本日迎えに行った、その帰り道は、そんなあれこれを感じませんでした。あれだけ、ゴルフGTIに乗り込んだ直後だったにも関わらず。まぁ、最初は、硬いサスペンション(バネ)ながらよく動くシャシー(ダンパーとブッシュセッティング)との不協和音に、グランドチェロキー初体験的な違和感を覚えましたが、すぐに、そのリズム感を思い出し、曖昧さあふれるステアリングフィールにもリズムを見出し、自然と、自分 がそれに合わせていることに気づきました。 ドイツ車のような精密さには欠けるけれどスムーズに吹け上がるV8エンジンに親しみを感じ、 のんびりまったりと動くシャシーフィールに心地よさを思い出し、操舵力が大きく変わるステアリングフィールにこんなもんでしょうと、笑いつつ。  で、気づいた。アイドリング時のエンジン回転がピタリと止まっていることを。そして、その回転数が600回転+αであることを。そうなんですね、これまでは、フラフラと動き、しかも、回転数はもっと高かったですから。というわけで、整えられて戻ってきたグランドチェロキー、この先、どんな付き合いになるんでしょうかね。30万kmに届くんでしょうか。

#1173 イマドキに慣れたらあれこれ古さを感じた、グランドチェロキー(WJ)。

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 帰ってきたグランドチェロキーは、こんなもんだっけかなと、こんなだったんだなぁというあれこれに感心しながらも、イマドキのクルマとの違いにあれこれ感じていました。たとえば、アイドリングストップがない。これは燃費性能を求めるにおいて致命的であり、都心よりもストップ&ゴーが少ない八王子あたりでも、停止時の燃費を観察していると、エンジン止めようかと思ってしまうほど。あとは、パドルシフトも。実は、なくてもいいといいかなと思っていましたが、あることに慣れてしまうと、ないととんでもなく扱いにくいクルマだと感じてしまいます。さっと操作できること、全てのギアを選択できるという意味から。というのも、 うちのグランドチェロキーは、レバー操作が大げさでありまして、さらに、ATは5速で、シフトセレクトは2とLのみ、あとODオフスイッチ付きなんですが、5速に入っている際には、4速は選べるものの、その後、3速をセレクトすることができない……とか、こういった細かな不便がとっても気になりました。そもそも、ないことに慣れていたはずなんですけどね。  まぁ、多少の不便があろうとなかろうと、もうしばらく乗ることに決めましたから、あれこれを交換しておくことにしました。まずは、23万km無交換だった補機ベルトとテンショナーの交換から。ベルトって、そう、タイミングベルトじゃなくって、エンジン補機のあれこれを回すためのベルト。下手すると、車検ごとに交換とか言われる、あのベルト。そうなんですね、無交換でした。 交換してくれと頼んでも、その必要がないと交換されずに、23万km。たしかに、滑りどころか、その気配すら見せることなくて、交換の必要はなかった(写真上のベルトがそれ)んですが、ベルトテンショナーから異音が出ていたので、ついでに一緒に交換することにしました。  そしたら、見事に失敗した。いや、ボルトを外して、ベルトを掛け替えるだけだったんですが、ちょっと隙間がなくって無理をしたら、はまってしまって……、中略、………、ボルトの頭が折れた。いやー、無理してはいけないと、 あっちは15mm、こっちは13mmという特殊なサイズが必要なことに気づくたびに ホームセンターへと走っていたのですが、最後の最後、もはや面倒になっていたので、手元にあるものでどうにかしようとして 、肝心なところでしくじった。  とい

#1170 23万km突破しても修理して乗り続けるグランドチェロキーの話。

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 修理が完了したというのでグランドチェロキーを迎えに行ってきました。約40日間ほどの入院ゆえに久しぶりにお会いしましたね感たっぷりで、恥ずかしさに似た照れもありましたが、まぁ、ひと安心、ひと安心。  今回の一連の流れをおさらいしますとね、フロントからバキバキと音が発生→駆動系かリンクか →ところが消えた→でもいちおう見てもらおうと修理工場まで自走→修理工場まで700mのところでエンジンストール→レッカーされる→とうとう燃料ポンプか→いや、ECUが大暴走→新品・OEMともにECU在庫なし→無謀にも中古ECUで修理することを決意、とここまでを書いたかと思います。ところが、その先がまだまだありました。  ECUかと思っていたトラブルは、センサーからとんでもない電圧(電流ではなく)が出てていまして、それにECUが対処できずリセットを繰り返していた→センサー類を交換→バッテリーが寿命を迎えました→買っておいたバッテリーを持参→アイドリングスピードコントローラー不調→届くのに2週間近くかかります→到着→で、修理完了。つまりですね、ECUと燃料ポンプは無交換のままとなりました。あ、あと、当初のフロントからのバキバキ音はリンケージのボールジョイントがガッタンガッタンだったために発生していたとのこと。というわけで、そのあたりも交換。まぁ、当初言われていた見積もり金額よりも低く収まったとはいえ、それでも痛い出費には変わらず。いずれにしても、修理へ出掛けたら、トラブルが次から次へと重なりまして……、まぁ、考えるに、これがどこか出掛けている時でなくて、ほんとに良かったと思います、はい。  以前にも書きましたが、それゆえに、修理するタイミングを与えてくれたと捉えて、修理をお願いしました。んが、修理中は、正直なところ修理するんじゃなかったかな、と思ったこともありました。あれこれと新型車に乗っていましたから、なおさらで。今のクルマは、燃費いいですし、乗り味いいですし、1.4Lターボあたりでも、V8/4.7Lよりも明らかに速いと感じましたし……。ただ、スタートしてしまった修理を止めるわけにもいかず、覚悟を決めたといいましょうか、これはこれで何か理由があるんだろうと思うことにしました。  で、修理が完了して、久しぶりに乗ったグランドチェロキーは、23万km突破した老体であることよりも、99年

#1168 BFグッドリッチオールテレーンT/A KO2撮影の裏話あれこれ。

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 さて、引き続いて、BFグッドリッチのオールテレーンT/A KO2について。ここでは 今回の撮影について触れておきましょうかね。  まぁ、とにかく撮影要素が多くて、たいへんでした。オフロードだけピックアップしても、マッド、ロック、フラット路面といったシーンがあって、そこに新旧比較のためのタイヤ交換作業も加 わって、もはや、そのメニューを1日で終わらせるのは酷。ましてや、ムービーですから、シャッター切って終わりというわけではありませんし、オフロード走行において、より効果を分かりやすく伝えようとすると、完璧なライン取りが求められるんですが、 ちょっとしたことで タイヤがズレてしまって、ドスンと岩から落ちるなんて珍しくなく。さらに、 ボディはもちろん、ホイールも、無傷で終了させよと言われていましたので、幾度も撮影することになりました。  そして、フラットな路面では楽しそうに走っていますけどね、……、いや、楽しかった、これが。 あまりの操縦性の良さから、ついついアクセルが開け気味となり、気づけば、クルマは泥だらけに……。このタイヤ、しっかりと泥を排出するして坊主になりにくくて、つまり、泥が多いシーンでもコントロール性が失われることないし、何よりグリップ感が分かりやすくて、ついつい……。もちろん、 あらためてラングラーのオフロードでの扱いやすさを再発見しましたし……、と機会をいただけたことに感謝をしつつ、……、汚してしまって すみません、関係各位。傷は付けていませんから……。  ちなみに今回の語りは、自分でいうのもなんですが、なかなか良くできたと思っています。もちろん、編集もあってのことですが。ただ、クルマの横に座ってのシーンでそわそわしているのは、撮影はもはや日没後でNGを出せなかったため。って、少しは出しましたけど。「えー」も発していますが、それほど気にならなくなっていますな。進歩しました、進歩しました。

#1167 オフ走破性を期待させるBFG オールテレーンT/A KO2のワクワク感。

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 先日発売されたBFグッドリッチのオールテレーンT/A KO2、取材をしたのは4月のことでしたか……。ようやく解禁になったようなので、ここでも触れましょうかね。このタイヤ、ホワイトレターやアグレッシブなパターンなどを特徴としており、 ご存知のようにいわゆるATタイヤのパイオニア的な存在でもあります。といっても、大ブレイクしたのは、80〜90年代か。で、その後は、 オリジナリティを崩すことなく、世代を重ねてきました。そこにはこだわりに近い頑固さすら感じるスタンスがあふれていまして……、って、こういうスタンス嫌いではありません。とってもいいと思います。ただ、マーケットとは離れてしまっていましたが。ちなみに、初代モデルを履いていたことがあります。もちろん、ホワイトレターにて。なんでしょうね、あの頃は、このタイヤを履いて、4x4MAGAZINEのステッカーを張っていれば、世間に認められたかのような印象がありました。ま、ブームに乗ったってやつですな。  さて、新世代へとスイッチしたオールテレーンT/A KO2ですが、これが良かった。なんといっても伝わってくる情報量が豊富でして、その柔軟性に富んだキャラクターも相まって、特にオフロードでのコントロール性が好印象でした。タイヤが路面を掴んでいる感、つまり、グリップ感が分かりやすく、ロックにしてもマッドにしても結果としてアクセルコントロールしやすい。それは、同時にオフロードでの期待感や安心感にも繋がっていました。まぁ、とにかく楽しめるタイヤとでもいいましょうか、そんな感じ。ってなことを、自動車ジャーナリスト(!)的な観点から述べたの が4x4magazineの記事→ ■ 。  詳細はそちらを参照してもらうことにして、ここでは、このタイヤのもうひとつの魅力を述べましょうかね。それはですね、かつてヨンクに乗っていたオーナーをワクワクさせてくれることです。そうなんですね、 過去にヨンクに乗って山へと入っていったり、オフロードコースを走っていた人たちにとって、オフロードを走れることを謳うタイヤは、どこかドキドキするもの (自説)。たとえ、今、そのほとんどがオンロード主体であっても、あの頃の走った体験から、オフロードで使えることをどこかで求めてしまうものなのです。といっても、完全にオフ走破性に振ったタイヤではなくって、AT、でもね、ってそ

#1144 ステアリングとECUと、ダブルトラブルに見舞われた、グランドチェロキー。

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 我がグランドチェロキー、壊れました、そして、止まりました。あれは、連休前のこと、ステアリングを切るとフロントからパキパキ音が響いて止まらない。これまでもフロントへ荷重を移した時にパキッと鳴ることはありましたが、鳴り続けることはなく、最悪デフだったら相当な修理費だろうから、下りる時が来たかと覚悟を決めました。  ただ、廃車にするにしても、一度、見積もってもらって決めようと、工場へ持っていくことに。トラブル発覚から数日後、最悪、工場へ行ったまま戻らないこともあるからと、荷物を下ろしつつ、状況を再確認したら、音が消えていた。全くに、消えていました。とはいっても一度見てもらっておかねばと、何かあっても任意保険のレッカーサービスを利用できる距離内工場を選んで、そこまで自走していくことにしました。  そしたらですね、 工場まであと1kmもないところで、 エンジンストールで 止まりました 。そうなんですね、もうひとつ別のトラブルが加わりました。実は、23万kmも燃料ポンプ無交換でしたので、 このエンジンストールというトラブルは 覚悟していました。つまり、とうとう来たか、と。で、 なんとか工場へたどり着いて調べてもらったら、不良は、燃料ポンプではなく、エンジンECUとのこと。 V8/4.7Lのとんでもない排熱なエンジンルームに置かれたECUながら、良く壊れないものだと半ば感心していましたから、……、まぁ、こちらもとうとう来たかって感じですな。  ところが、この前の車検で話を聞いていたATのバルブボディに続いて、このエンジンECUもすでに生産が終了おり、さらには、OEMモノも手に入らないとのこと。そして、 そもそものトラブルだったパキパキ音は、ステアリング系のブッシュがもはや限界を超えていたようで、あれこれを交換して……、その見積もり25万円。がーん。  ちなみに、 エンジンストールした際、2車線道路の右側車線を走っていましたが、たまたま、左側車線にクルマがおらず、しかも、ちょうど、そこにタイヤ館がありまして、惰性のままに、 その駐車場へと なんとか頭を入れられ、最後は タイヤ館のスタッフに押してもらって、混乱を招かずに済みました。そうなんです、ラッキーでした。って、実は似たようなことが、ファミリアターボ時代にありました。ガス欠直後、目の前にスタンドがあって、まさに惰性でス

#1126 ラフロードを走れるからって、ラフに操作していいもんじゃないって話。

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 OS10.10.3正式公開を機に、写真ファイルをすべて読み込み直して一新しました。200GBほど。iPhoto時代からデータを引きずり過ぎてか、データはあるのに表示しないとか( #1073 )、あれこれとおかしいところがあったもので。そしたら、見えていなかったファイルがさらにあったようで、こんな動画が出てきました。  ともにグランドチェロキー(2代目)の走行シーン。上は、雪を積んで作ったモーグルを、グランドチェロキーが走るというシーンですが、あのですね、この走らせ方、はっきりいってダメな例です。このドライバーの方はただアクセルを踏んでいるだけで、オフロードの走らせ方をわかっていませんし、もちろん、グランドチェロキーのポテンシャルを全くもって理解できていません。 オフロードは、派手な走りが、スゴイとは限らないんです。無事に走破できること、それが大切であって、そのためには、タイヤをしっかりと接地させて走らないといかんわけです。アクセル操作だって緩急が必要です。それにしても、この走らせ方では、クルマがかわいそう。  下は、オフロード走行の正しい例。タイヤはまだ接地していますが、それでもグリップを探りながら、じんわりとアクセルを開けていきます。ちなみに、どちらもドライバーはワタクシではありません。ワタクシは撮影。上は誰だか知りません。下は、ナナマルに乗っていたことのある、あのカメラマンです。たぶん。

#1114 プロの仕上げに近づけられる、ヘッドランプ劣化修復キットの話。

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 サンルーフのメンテナンスをお願いしたら、ヘッドランプまでもがきれいになって帰ってきました(右)。たぶん、磨きを極めたプロとして、この曇り具合は、さすがに許せなかったんだと思います。 #813 にて話しましたが、 うちのグランドチェロキー、 約4年前に屋根付き車庫から屋根無し車庫へと移った途端に、外装のあれやこれが一気に劣化してしまい、みっともない状態になってしまっていました。で、バンパーもヘッドランプも自分で手を入れたものの、素人ではその下処理に限界があり、みっともなさを拭いきれず。逆にいえば、コーティング作業は素人なりのごまかしが効きますが、前処理はごまかしが効かないってことですな。そして、プロが手をかけるとご覧のとおりに。あまりの劣化ぶりから、さすがのプロでも限界はあったようですが、それでも、過去と比べると雲泥の差となりました。  ちなみに、左の上が、12年間放置したなれの果てで、下が自分で施工したもの。もはや、みっともないを超えて、夜間の光量不足まで感じる始末で、なんとなく暗いなぁ、ではなくって、はっきりと暗かった。昨今のHIDやLEDは好きではないといっても、ハロゲンでも、ここまで曇ると、さすがに暗さを痛感しました。で、 自分で作業したら、見栄えも光量も多少は改善されましたが、前処理が十分ではなく、曇りは消せませんでした。いわゆる市販の作業キットを利用しましたが、前処理においては、ポリッシャーを用いるとか、紙やすりにしても適切な番手を揃えなきゃいけないとか、キットには含まれていないあれこれが必要。ま、簡単にいいますと、作業方法含めて、素人にはこれ以上研磨しても落ちない、という限界がありました。そう、飽きの早いという性格によるものではなくて。   そんな限界をやぶってくれるキットが左の ウイングファイブ 製の ヘッドライト前処理&コート納得キット (Amazonへのアフィリエイト張ってあります)だと、サンルーフのあれこれをお願いしたエフォートの宮寺さんに教えてもらいました(今回のヘッドランプ作業でも使ったそうで)。この商品、最近、発売になったようで、 納得キットとキャッチが踊っているとおり、ポイントとなるのは研磨材やらだけではなく、前処理用の研磨フィルムまで含めているので、素人では難しかった前処理をしやすくなっているとのこと。つまり、 そ