#1374 気付いたら、ひとつ上の価格帯となっていた、現行型チェロキー(日本仕様)。
締め切り日にどうやったら間に合わせられるんだろうと悩んでいた原稿書きの複数、なぜだか、先ほどすべて納品完了し、締め切りに間に合わせることができました。想定したほどの難航にはならなかったことが……、って、これもまた、ある意味、読みが甘かったってことなんでしょうか、さてはて。というわけで、そんな原稿のひとつが、ジープ。で、チェロキー、で、75周年記念車、でした。そうなんですね、ジープブランドも今年で75周年だそうで、この前70周年だったと思っていたらあれからはや5年経過していたようです。というわけで、そんなチェロキーの原稿において、書けなかったこと、というか、文字数オーバーで、カットしたことをあれこれと残しておきます。
あのですね、現行型チェロキーについては、特に否定しようとは思いませんし、否定していません。クルマとしての仕上がりはすごくいい。ただ、欲しいか、買うか、と問われたら、自分の愛車にはしません。あ、現行型グランドチェロキーも同じです。その理由はふたつ。価格とオフロード走破性にありますな。オフロード走破性については簡単に答えられます。スタックランドファームを自在に走れないから。って、プレス試乗会はスタックランドファームで開催されましたが、自在には走っていませんから。って、その手のSUVとしては、オフ性能は高いですよ、高いですけど、求めるレベルに達していない、とそれだけのこと。
さて、もうひとつの価格については、なんともかんとも。そもそも、ですね、昨今の日本のジープの価格上昇は、自分としては着いていけない(買えない)レベルへとスライドしています。ただですね、アメリカ本国の価格を眺めると、過去とそれほどは変わっていないんですね。これは為替だけでは語れない値付けであり……、って、簡単なんです、言葉は嫌いな言葉である"プレミアム"クラスへと移行させようとしているから、と、ただ、それだけ。
なので、いつしか、499.5万円からとなってしまった現行型チェロキーも、装備内容や為替を考えると、そうなることは理解できます。できますけど、本国の2万ドル台を中心とした価格帯を見てしまうと、なんかね、違うなぁを感じるわけです。って、たぶん、過去のジープ乗りならではの見方なんでしょうね。でもですね、ジープってのは乗り味やらライフスタイルだけではなく、価格を含めて、親しみがあった気がするんですね。少し背伸びをすれば手が届く価格帯って意味合いで。
ちなみに、現行型チェロキー、14年に日本でデビューした時には、379.08万円からでした。って、当時とは消費税も違いますし、そのボトムモデルはFFで2.4Lだったりしますけど。そして、気付けば、そのFFモデルはラインナップから消え、残されたグレードも、あれやこれやとオプションを標準装備しての価格。中途半端な装備やハードウェアよりも、フル装備、フラッグシップ的なモデルに人気が集まったという結果からの展開なんでしょうね。とはいっても、チェロキー全体数としては、日本での販売も芳しくないようで、やはり、価格面でのてこ入れが必要だと思います。なんでも標準装備にして価格を高くするのとは異なる手法で。ちなみに、このチェロキー、アメリカでは20万台を超えるセールスを記録していますが、あの価格帯で、あれだけのクオリティだったら、購入へと繋がるのも理解できますな。
ジープを降りた今でも、ジープを所有する特別感ってのは、プレミアムとは異なる本質に長けているところ、だと思っています。そう捉えると、これから向かおうとしている日本のジープと、自分とには、間があることも、また、自覚しました。
あのですね、現行型チェロキーについては、特に否定しようとは思いませんし、否定していません。クルマとしての仕上がりはすごくいい。ただ、欲しいか、買うか、と問われたら、自分の愛車にはしません。あ、現行型グランドチェロキーも同じです。その理由はふたつ。価格とオフロード走破性にありますな。オフロード走破性については簡単に答えられます。スタックランドファームを自在に走れないから。って、プレス試乗会はスタックランドファームで開催されましたが、自在には走っていませんから。って、その手のSUVとしては、オフ性能は高いですよ、高いですけど、求めるレベルに達していない、とそれだけのこと。
さて、もうひとつの価格については、なんともかんとも。そもそも、ですね、昨今の日本のジープの価格上昇は、自分としては着いていけない(買えない)レベルへとスライドしています。ただですね、アメリカ本国の価格を眺めると、過去とそれほどは変わっていないんですね。これは為替だけでは語れない値付けであり……、って、簡単なんです、言葉は嫌いな言葉である"プレミアム"クラスへと移行させようとしているから、と、ただ、それだけ。
なので、いつしか、499.5万円からとなってしまった現行型チェロキーも、装備内容や為替を考えると、そうなることは理解できます。できますけど、本国の2万ドル台を中心とした価格帯を見てしまうと、なんかね、違うなぁを感じるわけです。って、たぶん、過去のジープ乗りならではの見方なんでしょうね。でもですね、ジープってのは乗り味やらライフスタイルだけではなく、価格を含めて、親しみがあった気がするんですね。少し背伸びをすれば手が届く価格帯って意味合いで。
ちなみに、現行型チェロキー、14年に日本でデビューした時には、379.08万円からでした。って、当時とは消費税も違いますし、そのボトムモデルはFFで2.4Lだったりしますけど。そして、気付けば、そのFFモデルはラインナップから消え、残されたグレードも、あれやこれやとオプションを標準装備しての価格。中途半端な装備やハードウェアよりも、フル装備、フラッグシップ的なモデルに人気が集まったという結果からの展開なんでしょうね。とはいっても、チェロキー全体数としては、日本での販売も芳しくないようで、やはり、価格面でのてこ入れが必要だと思います。なんでも標準装備にして価格を高くするのとは異なる手法で。ちなみに、このチェロキー、アメリカでは20万台を超えるセールスを記録していますが、あの価格帯で、あれだけのクオリティだったら、購入へと繋がるのも理解できますな。
ジープを降りた今でも、ジープを所有する特別感ってのは、プレミアムとは異なる本質に長けているところ、だと思っています。そう捉えると、これから向かおうとしている日本のジープと、自分とには、間があることも、また、自覚しました。