#1170 23万km突破しても修理して乗り続けるグランドチェロキーの話。

 修理が完了したというのでグランドチェロキーを迎えに行ってきました。約40日間ほどの入院ゆえに久しぶりにお会いしましたね感たっぷりで、恥ずかしさに似た照れもありましたが、まぁ、ひと安心、ひと安心。
 今回の一連の流れをおさらいしますとね、フロントからバキバキと音が発生→駆動系かリンクか→ところが消えた→でもいちおう見てもらおうと修理工場まで自走→修理工場まで700mのところでエンジンストール→レッカーされる→とうとう燃料ポンプか→いや、ECUが大暴走→新品・OEMともにECU在庫なし→無謀にも中古ECUで修理することを決意、とここまでを書いたかと思います。ところが、その先がまだまだありました。
 ECUかと思っていたトラブルは、センサーからとんでもない電圧(電流ではなく)が出てていまして、それにECUが対処できずリセットを繰り返していた→センサー類を交換→バッテリーが寿命を迎えました→買っておいたバッテリーを持参→アイドリングスピードコントローラー不調→届くのに2週間近くかかります→到着→で、修理完了。つまりですね、ECUと燃料ポンプは無交換のままとなりました。あ、あと、当初のフロントからのバキバキ音はリンケージのボールジョイントがガッタンガッタンだったために発生していたとのこと。というわけで、そのあたりも交換。まぁ、当初言われていた見積もり金額よりも低く収まったとはいえ、それでも痛い出費には変わらず。いずれにしても、修理へ出掛けたら、トラブルが次から次へと重なりまして……、まぁ、考えるに、これがどこか出掛けている時でなくて、ほんとに良かったと思います、はい。
 以前にも書きましたが、それゆえに、修理するタイミングを与えてくれたと捉えて、修理をお願いしました。んが、修理中は、正直なところ修理するんじゃなかったかな、と思ったこともありました。あれこれと新型車に乗っていましたから、なおさらで。今のクルマは、燃費いいですし、乗り味いいですし、1.4Lターボあたりでも、V8/4.7Lよりも明らかに速いと感じましたし……。ただ、スタートしてしまった修理を止めるわけにもいかず、覚悟を決めたといいましょうか、これはこれで何か理由があるんだろうと思うことにしました。
 で、修理が完了して、久しぶりに乗ったグランドチェロキーは、23万km突破した老体であることよりも、99年デビューである設計の古さを、あれやこれやと感じました。修理工場から我が家まで、妙な渋滞にはまりながら下道を走っての燃費に、こんなに悪いのかとショックを受けつつ、曖昧さあふれるハンドリングと、リジッドサスペンションゆえの妙なヨーの応酬やら……。そして、これもまた正直にいえば、このクルマに乗り続けるのか……と思ってしまいましたが、やっぱり、そこで覚悟を決めたというか、これはこれで理由があるんだろうと思うことにしました。なんていうんでしょうかね……、ひっこみがつかない、違う違う、賭けに出たからにはそれを貫こうって感じとでもいいましょうかね。話を訊いたところ、23万kmオーバーのグランドチェロキー(2代目)で、ここまで修理した(費用をかけた)人ってのは、そうそういないそうです。ま、そうでしょうな、そう思います。
 さて、気になるのは次にどんなトラブルが来るのか。まぁ、次はほんとうにサヨナラかなと思っていますが、ほら、燃料ポンプのトラブルではなかったので、無交換のままなんですな、それがいちばん気になるかな。と思っていたら、今日、ドアミラーのミラーが落ちました。ドアミラーユニットじゃなくって、ミラー。つまり、ガラスだけが。突然に。あるんですね、こういうこと。いやいや、普通はないです。
 なんだか、どんどん、次から次へと壊れていく……、そんな気配がありますが。さてはて。

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