#1167 オフ走破性を期待させるBFG オールテレーンT/A KO2のワクワク感。

さて、新世代へとスイッチしたオールテレーンT/A KO2ですが、これが良かった。なんといっても伝わってくる情報量が豊富でして、その柔軟性に富んだキャラクターも相まって、特にオフロードでのコントロール性が好印象でした。タイヤが路面を掴んでいる感、つまり、グリップ感が分かりやすく、ロックにしてもマッドにしても結果としてアクセルコントロールしやすい。それは、同時にオフロードでの期待感や安心感にも繋がっていました。まぁ、とにかく楽しめるタイヤとでもいいましょうか、そんな感じ。ってなことを、自動車ジャーナリスト(!)的な観点から述べたのが4x4magazineの記事→■。
詳細はそちらを参照してもらうことにして、ここでは、このタイヤのもうひとつの魅力を述べましょうかね。それはですね、かつてヨンクに乗っていたオーナーをワクワクさせてくれることです。そうなんですね、過去にヨンクに乗って山へと入っていったり、オフロードコースを走っていた人たちにとって、オフロードを走れることを謳うタイヤは、どこかドキドキするもの(自説)。たとえ、今、そのほとんどがオンロード主体であっても、あの頃の走った体験から、オフロードで使えることをどこかで求めてしまうものなのです。といっても、完全にオフ走破性に振ったタイヤではなくって、AT、でもね、ってそんなレベルの話(これもまた自説)。
で、このオールテレーンT/A KO2は、オールマイティさを謳うATというポジションにありながら、MTへとぐっと近寄っていまして、その加減が、以前、ヨンクに乗っていた者たちにはしびれてしまう。オフロード性能をエマージェンシィレベルに止めていないことがポイントでしょうかね。まぁ、あらためてホワイトレターってのもオモシロイかなと思いました。そうそう、このホワイトレターって、かつてを知らない世代からするとクールに見えるそうです。そうか、もはやホワイトレターが一世を風靡したのも、20年近く前になりますから。
ということで、このタイヤのキャラクターに対しては、とっても興味深く、特に日本のマーケットでどういうポジションを築き上げていくかは興味津々。かつてのような爆発的ヒットは見せないでしょうけど、支持する人は少なくないだろうってな、そんな感じで眺めています。なんてあれこれと書いていたら、ほとんどオフロード、でも、たまにスタックランドファームという自分にはぴったりなタイヤのような気がしてきました。あとは、LT規格であることをどう捉えるかでしょうかね。グランドチェロキーにホワイトレターって、どうなんだろうか……。
あ、取材についての裏話は、次へ→■。