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#1585 乗れば乗るほどに、その良さを感じてきた、三菱・エクリプスクロス。

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 デビュー前からあれこれと触れる機会が多かった三菱のエクリプスクロスですが、ようやく公道での試乗が適いました。そうなんですね、いままではデビュー前でしたからクローズドコースのみの試乗となっておりました。というわけで、その際に感じたあれこれは #1568 、 #1580 にて記してありますが、まぁ、総じて、好印象たるところは公道へ出ても変わることはありませんでした。試乗したのは、18インチの4WD。  そもそも、このプラットフォーム、つまり、初代アウトランダーから使われているこのプラットフォーム、当時から印象は良かったのですが、さらなるボディ固めやらもあって、今もって古さを感じさせません。つまり、まず、ボディがしっかりとしている。で、それを強く意識させるのはボディのゆがみを音圧や音で感じないってところではなく、むしろ、実のところシャシーからだったりします。あのですね、サスペンションの動きがしなやかなんですね、こまやかともいうか。いなしが美しい。そう、きれいというよりは美しい。まぁ、もう少し突っ込みますと、欧州車的な精密さが惹き出す心地よさには届いていませんが、この手の、この価格帯の国産車としては上出来。まぁ、マツダ的とでもいいましょうか、そんな感じ。つまり、コンフォート感も、ボディを固めたら、おまけのように付いてきてしまいましたといった、まさに、同時に作り出していましたといった感じで、天晴れです。  そのシャシーの仕立てはスポーティさを極め過ぎていないところが、良くも悪くもエクリプスクロスのキャラクターとなっています。チューニングすれば仕立てられるポテンシャルを持っているという前提からスポーティを期待したくなりますし、一方ではスポーティ感はそのままにもう少しコンフォート感を作り込めないものかと期待をしたくなったりもします。いずれにしても、与えられたベースポテンシャルからまだまだ何かできそう、整えられそうという先が見えていますので、ま、そのあたりは、商品性を含めた展開を期待できるのではないでしょうか、なんてことまで考えました。  1.5Lターボエンジンは、踏み込めばターボラグは明確に顔を出しますし、高回転域で強いパンチが欲しいと思うところもあります。ありますが、では、実際に、トルクが足りていないか、レスポンスに不足があるといえば、まったくなし。日常領域については...

#1584 EVたる走行性能は先進的、でも、ね、あ、そうか、ってリーフな話。

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 やらかしました。広報車を借りに出掛けて、いざ、借りる段になったら、免許証を家に忘れてきたことが発覚しましてね。ソフトバンク光のキャッシュバック手続きで免許所のコピーが必要で数日前に自宅でスキャンして……、そのまま置き忘れ、た、と。というわけで、取りに帰りましたさ。横浜線に乗って、日産本社がある横浜まで出たのに、戻りましたさ、横浜線に乗って。ちなみに、今回は、確認したいことがあるからと借りたため1日のみだったので、なんと、今日だけで、横浜線で2往復しましたさ。いや、さすがに疲れましたさ。  さて、そんなあれこれがあって借り出したのが、リーフでした。EVたるポテンシャルをここぞとばかりにアピールした、モーターたるパワー感と鋭いレスポンスは、まさに異次元ですし、こういうポテンシャルがあることを知ってしまうと、もはや内燃機関でタイムラグやら、加速感やら、フィーリングを突き詰めるよりも、とっととモータードライブにスイッチしたほうが早いんじゃないかとも思えてきます。きますけど、染みついた内燃機関の(比較すると)まったりフィーリング感のほうが好みかなと、改めて感じたりもしました。いや、最近、鋭過ぎるレスポンスやらは疲れを誘うため、不得手になりましてね。ま、それほどにモータードライブたるポテンシャルを発揮していたリーフですが、まぁ、その先進性やら異次元たるフィーリングに感心を覚えつつ、おや? がいくつかありました。なんかね、せっかくの先進性を削いでしまっているといいますかね、そんな、おや?、が。  それが、雨滴感知センサーなしのワイパー、温度調整がシングルなオートエアコン、そして、テレスコピックのないステアリング調整機能なんですが……。をいをい、お前さ、シンプルが好きで、そういうオート系機能やらは不要って言っていなかったっけ? と思われるかもしれませんが、ま、たしかに思っていますし、自分で購入する上では不要だと捉えています。思っていますが、ここは、自分の好みの話ではなくて、クルマを語る者としての評価の話。EVで、あれこれ先進機能が付いたモデルで、400万円を切るプライスだから仕方ないってのはありますが、ありますけど、試乗した最上級グレードGなのに、イマドキ、しかも先進性を謳うモデルに、これらが付いていないのはどうなのさ、と思ったわけです。そう、自動車ライターとして。  思っ...

#1583 味付け以前に、世代差を強く感じた、MINI ONEとシトロエンC3。

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 さてと、いい加減、先月初めに行われた輸入車試乗会の話をしておかなければなりませぬ。毎年、この時期に開催されるプレス向けの試乗会ですが、今年は10台に試乗。というわけで、まずは、シトロエンC3とMINI5doorONEから。この2台、同じ時間枠での試乗をしました。つまり、比較できました。同じBセグメントにポジションを置くモデルですが、いずれも個性が強いモデルで、それはデザインだけではなく、走りにも表現されたものとなっております。  で、ですね、えっとですね、個人的な好みも含めて、ヨシダのMINIへの高評価はご存知のとおりですが、あのですね、それがですね、C3の仕立ての良さに対して、MINI完敗といった感じ。何が違うって、シャシー性能。もちろん、シトロエン流のロングストローク感と、MINIならではのショートストローク感という違いはあるんですが、それとは異なる、シャシーセッティングに対する世代差があります。なんつーんですかね、C3はサスペンションの動き方が実にきめ細やかでしなやかで、MINIは雑。これ、ストローク量ではなくって、動きそのものに対して。言い換えると、C3は動き摩擦を感じさせず、MINIは雑然たる抵抗、つまりできれば消し去りたい不要な何かを強く感じる。で、パワーステアリングも違う。MINIのステアフィールはダイレクト感がアドバンテージだと思っていましたが、C3のほうが上。ま、オンセンターのフィーリングに至るまで。さらには、乗り心地も断然C3のほうがいい。  ならば、高速域での安定性やらはどうかといえば、これがですね、C3が圧勝。これだけしなやかなシャシーを持ちながら、なんでここまで走行安定性が高いの? と驚いたほど。まさに、操縦性と走行安定性をハイバランスさせておりましてね、まぁ、驚くこと、驚くこと。エンジンフィールは、ま、同じ1.2Lターボですが、その仕立てはC3のほうが高回転域まできれいに延びていきますし、パワー感もある。  と、味付け以前のクルマとしての走行性能での話ですが、それぐらいの違いが存在していました。ただですね、MINIはマイナーチェンジ版が発表されていますし、これがなにやら相当にブラッシュアップしているとの話ですから、それはそれで期待大。  改めて、今、Bセグがおもしろいなぁと感じた次第です。はい。

#1582 走行性能は高く評価できるけど、デザインにうーむを感じる、アルファード。

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 昨年末にマイナーチェンジを果たし、やはりといわんばかりのフェイスリフトを行った、トヨタ・アルファードの話。え、もうマイナーチェンジなのと思いきや、デビューは2015年だといいますから、そうですか、もう3年近くが経過していたんですな。時の流れはほんと早いものです。って、え、あの試乗会、約3年前? いやはや、いやはや。ちなみに、アルファード、ヴェルファイアという商品に対しては #1090 ほかで語りましたように、デザインと乗り味が乖離しているモデルであり、なんとも評価しがたい商品だと捉えています。  で、そのフェイスリフトモデル、納車まで3〜4か月待ちだというのに、トヨタレンタリースではいち早く貸し出しを行っております。で、で、今回は、レンタカーとして貸し出されているボトムの16インチ仕様に乗ることができたのですが……。あのですね、とってもいい。ヨシダがアルファードを褒めるか? と驚いた方、多いと思いますが、はっきりいって、いい。って、快適たる作り込みですな。乗り心地でいえば、トニモカクニモ、硬さというものをしっかりと除いていまして、さらにはストローク量をうまく生かしたフラット感が存在していまして、トニモカクニモ、コンフォート。直進安定性に不足を感じながらも、快適性を求めてしなやかさをアピールするシャシーにちょっとうっとりといった感じでした。コーナリングにおけるロールフィールも新型の広報試乗会時に感じたそのままをさらに磨き上げた感じ。って、今回は16インチでしたから、なおさらにそれを感じたとでもいいましょうかね。いやはや、天晴れ。というか、これ、16インチ仕様が、いちばんいいんじゃないか、と感じたほどでした。それほどにいいです。2.5Lガソリンエンジンのフィーリングも、不足を伝えてこないCVTとの協調制御もあって、十分。ま、V6ほどのコンフォート感は手に入れていませんけど、これで十分じゃないですか? を感じました。ちなみに、燃費は取材という悪条件ながら10.5km/L(JC08モード燃費は11.6km/L)。ふた桁いくってことで、これもまぁいいのではないか、と。  と、べた褒め調ではありますが、これは、走行性能に限った話。個人的に、このコンフォートテイストと、いかつい系のデザインに、大きなズレを感じますし、今回のフェイスリフトのやり過ぎ感に対して、好みではな...

#1581 想い出のたくさんある奥志賀まで、雪を求めて出掛けてきた話。

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 ここ、放置しすぎました。いや、携帯キャリアを代えたのを機に自宅のインターネット回線もソフトバンク光に変更するので、いいきっかけとばかりに、サーバーを借りてここを作り直そうと思って更新を止め……、って、思っただけで終わってしまいました。結局、Googleのままです。あ、過去のサイトは置き場(So-net)が消え去ったので、アクセスしても404が出ていると思われます。さて、そんな2月でしたが、なんだかんだで雪を求めて出掛ける機会が幾度かありました。ひとつめが、スバルアウトバックにて奥志賀を訪れたこと。スタッドレスタイヤ+アウトバックのインプレッション企画だったのですが、取材日は、丁度、まさに雪の合間でして、路面から雪が消えてしまうギリギリといった感じでした。翌日はドカユキになったようですが。それにしても、旧世代のスタッドレスタイヤを評価している者にとって、最新中の最新ではないとはいえ、ブリヂストンのDM-Z2は良かった。というか、やっぱりですね、最新のスタッドレスはいいです。止まりますし、流れません。過信しすぎなければ、って前提は付きますけども。アウトバックはですね、熟成によって随分と良くなったとはいえ、やっぱり世代の古さを感じさせるところがありまして、はたして、今、買いなのだろうか、このモデル、と思うところ、あちこちに。なんていうんでしょうかね、これだという、魅力に乏しいといいましょうかね。ま、価格もあるんでしょうけども。  で、そんなアウトバックで訪れた奥志賀でしたが、奥志賀というと、この世代の者が必ず口にするのが、奥志賀スーパー林道でしょうな。全長70kmオーバーの有料スーパー林道で、すべてを走り切ることに憧れを覚えていました。だいたい、上信越道もまだ走っていませんでしたから、アクセスったって、長野道の豊科ICから下道で長野経由で入るか、関越道の塩沢石打ICから、つまり新潟側から入るかしかありませんでしたから。って、あれ、今、豊科ICって、名称を変えて、安曇野ICになったんですね、いやはや、なんか、寂しいぞ。で、ようやくの思いでたどり着いて奥志賀林道へ入ってみると、すべての区間を走ると3000円近くだったかかかる費用に唖然としつつ、あまりに整備され過ぎたフラットたる林道に感激。まぁ、今、思うとですね、なぜあそこまで憧れたのだろうかと、不思議に思うところもあり...

#1580 スノードライブに愉しさと安心感があった、三菱のエクリプスクロス。

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 東京に雪降らずとも、なんだかんだで雪の上を走っていたりします、ここのところ。というわけで、その雪上ドライブの第1弾として、三菱のエクリプスクロスの話を。この試乗会、エンバーゴやらがあれこれあて、どこまで話していいのやら分からなくなりつつありますが、エクリプスクロスについてだけは語っていいはずですので、語ります。このモデル、3月デビューが予告されている新型モデルで、詳細については、ほかで書かれているでしょうから、ここでは雪上インプレッションについて。   キーとなるS-AWCの制御はさらに先をいった感がありまして、とにかくいい。何がいちばん印象に残っているかって、周回を繰り返していくうちに、このコーナーでこんな感じで走り抜けられるというイメージが作られた後、コーナーへ入ると、そのイメージどおりに走っていく。コーナーのRから路面μまですでに知ってる? といわんばかりでして、少々オドロキ。って、これ、制御によってコテコテに規制された走りではなく、クルマのほうが、あ、そういう走りがしたいんですね、を読み取ってくれて、ではこういうふうに仕立てておきましたので、どうぞ走ってみてください、といった感じ。なんていうんでしょうかね、なんでもかんでも自動的に整えるのではなく、ドライバーの意思をくみ取って、それに応じたパフォーマンスを提供してくれるとでもいいましょうか、そんな感じ。つまりですね、半ば、AI的。昨今言われている自動運転で語られるようなレベルにはない、自己判断。もう少しいいますとね、こういった仕立てができないと、いくら状況判断だけを覚え込ませようと、自動運転は実現しないな、なんてことまで感じました。いや、エクリプスクロスは自動運転できるってんじゃなくって。   ですので、逆に先のコーナーにしても、判断を誤って進入すると、そのままの仕立てを提供してくれます。ただですね、ま、よほどのオーバースピードやらをしなければという前提付きではありますが、そこで修正に入ろうとすると、それすら読み取って、適切な駆動配分を行ってくれるため、安心感もとても高い。というわけで、結論、雪道でエクリプスクロスに後ろに着かれましたら、素直に道を譲ります。いや、今まで譲らなかったってわけではありませんので。  というわけで、いいんじゃないでしょうか、エクリプスクロス。売れるでしょうか...

#1579 おもしろさとたのしさを詰め込んでいた、ルノートゥインゴGT。

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 本日、ラインナップに追加されたルノー・トゥインゴGTの試乗会が昨日ありましたので、その話を。あのですね、最新型トゥインゴについては #1418 、 #1455 、 #1517 にて語り、愉しさという面で、とても魅力があるモデルであることを記しました。で、そのラインナップに、ルノースポールがチューニングを行ったGTが加わりました。これですね、いい。とっても、いい。すごく、いい。欲しいぐらいに、いい。というぐらいに、とても良い。先に語りましたように、懐の深いシャシーフィールに感激したところに、そこにルノースポールならではの懐の深さをさらに加えていまして、って、意味不明な表現ですが、剛性感とはことなるしなやかさたる質感を与えていまして、まさに、シャシーに速さがあり、快適性を全くといいたくなるほどに見失っていない。高められたパワーも不足ないトルク感はもちろん、レスポンスも同様で、さらにパンチを加えているもんだから、愉しさがあふれ出すといった感があります。  ハンドリングもRRらしい、ナチュラル感にあふれたもので、リアのグリップを感じながらコーナリングは愉しい、愉しい、愉しい。まぁ、パワステにおけるチューニングにおいてはAセグ感たる曖昧さがありますが、バランスとして違和感を与えておらず、これがいい。ハンドリングに多少の曖昧さがあろうとも、タイヤからのインフォメーションがあるがゆえに、そのあたりをマイナスに感じないとでもいいましょうか、そんな感じ。そうなんですね、スパルタンだけを目指したのではなく、運転の愉しさを引き出すという仕立てがされていて、とにもかくにも好印象なのです。で、訊けば、バネレートは4割アップされていたとか、そういうチューニングの値が出てくるわけですが、その乗り味からはそういったスペック臭をまったく感じさせません。このあたりですね、端的な表現をすると、スイフトスポーツにない部分とも言えましょうか。スペックは優れているんだけど、フィーリングが作り込めていないって、あれですな。  ま、こうなってくると、レギュラーモデルを買うよりも、このGTを買ったほうがいいと思えてくるのですが、あらためて価格を確認してみると、装備が異なるとはいえ、NAエンジンとなるZEN MTならば171万円。GTのMTは229万円ですから、その差は58万円。ルノースポールチューンの価値...

#1578 携帯電話、auからソフトバンクへと、久しぶりに戻った、ってな話。

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 早いもんです、iPhone6Sを手に入れてから2年が経過していました。auショップのカウンターに座って契約したの、あれ、2年前のことなんですな。そうなんです、つまりは、契約2年縛りが解けたってこと。そして、それは毎月の割引が消滅することを意味していますから、早急にauから脱出する必要がありました。これまで同様に一括0円を最低条件にしてMNP先を探しましたが、昨今の厳しくなった現状からは現実的ではなく再びMVNOへ移る準備などしていたのですが、……中略……、ソフトバンクへと引っ越ししました。au時代よりは支出は若干多くなってしまいますが、最新型iPhoneを手に入れるためには致し方ないと諦めて。で、新しいiPhoneを2台、手に入れました。いや、契約してきました、ですな。  ちなみに、最新iPhoneというと、iPhoneXをついつい掲げてしまいますが、よくよく考えてみると、最新型iPhoneたる基準は、価格を含めてiPhone8のラインにあります。今回は、そのiPhone8ながら結果一括0円には届きませんでしたが、実のところ、支払い額そのものよりも、売り場の人とのやりとりに愉しさがあったりして、今回はそんなところに満足感を覚えて、契約しました。なんつーんですかね、価格交渉にしてもがんばってくれている感といいましょうか、対応の良さを含めて。そもそも、端末を売りさばいて云々といった目的ではなく、2年間完走のための契約ですから、なおさらに、ね。   ということで、ソフトバンクになりました。ふと気付けば、iPhone4以来です、ソフトバンクとの契約は。なんてことを思い起こしつつ、ふり返ってみるとiPhone3G導入の頃は、販売方法から料金プランまで、混沌としていましたっけね。PC同様のインターネットへのアクセスを行うことができるiPhoneに対してデータ通信費用をどう設定するか、定額にしたって4400円でしたっけか? 、さらには通話料金だって、通話時間を定められたプランではなく、完全なる従量制を強いられて、え、そんなに払うの? なんてことを感じつつ、iPhone専用キャリアメールが別途用意されていることに驚きを覚えつつ、なんかね、孫社長もあの頃に勢いといいましょうか、やりましょう! テイストがすごくあって、ユーザー側も愉しさがありました。さらに思い起こせば、八...

#1577 大人買いならぬ、大人食いが止まらない、キャラメルコーンとビスコの話。

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 実はひそかに計画していました、今週、能登行きを。かなり強い寒気が入ってくると言ってましたから。しかし、週末まで仕事が入ってしまい、あえなく断念。って、お仕事をいただけたのですから、断念なんて表現はよろしくないですね。というわけで、仕事となりました。とはいっても、今日はオフとなり、携帯電話の2年縛りが解けたこともあって、一括0円を探しながら、家のことをしておりました。って、ここまでの話はどうでもいい。大人買いならぬ、大人食いの話を。  幼少の頃の憧れを、大人になってから実現する、大人買いってのがありますが、最近では、大人買いを越して大人食いが目立っています、自分。具体的には、写真の2商品で、キャラメルコーンとビスコ。幼少の頃の憧れの順序としては上にはない商品だったのですが、今、まさにマイブームと言わんばかりの旬(!)を迎えています。ま、いずれも近所のスーパーで79円(税別)で販売しているが、諸悪の根源(!)なのですが、って、そうか、自分で諸悪って捉えているんですな。で、話を戻して。特にキャラメルコーンについては重症でして、封を開けると一気に食してしまう。ま、あの軽さゆえってのもあるんですが、どうも、いかん。ビスコについて、多少の重たさもありますし、小分けパックになっていることもあって、そこまでの一気食いにはならず。  いずれにしても、近所のスーパーに抗議したいぐらいです。安売り止めてくれと。そう、ここまでの割安感がなければ、購入しないんですけどね。ちなみに、大人買い&大人食いの憧れは、乳酸菌飲料でした。ただ、これ、ヤクルトでもなければ、マミーでもない。以前の横浜駅西口、えっと、もっと詳細に語りますとね、駅改札から西口へ出る階段を上りきったところにあったミルクスタンドで売っていた瓶入りの乳酸菌風飲料。ヤクルトではなく、マミーに似た味わいの商品だったのですが、これがね、とっても好きで、いつの日か、大ジョッキでゴクゴク飲んでみたいと常々思っていました。ただ、なんて商品名だったか、いまだに思い出せないのですが。

#1576 いいタイミングで、いいところをついてきた、スズキ・クロスビー。

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 スズキ・クロスビーの話を。開発の方から言われて気付いたんですけど、クロスビーって、クロスとビーを単語と捉えて、それをひっくり返すと、ビークロスになるんですな。そうです、いすゞ・ビークロス。クロス・ビーって、響き、どこかで聞いたことあるなぁと思ったら、ビークロスだったんですね。ちょっとびっくり。というわけで、スズキ・クロスビーの話です。周囲に、その存在から商品性、はてはネーミングまで、嫌いという人は見当たらないモデルであり、モーターショーで発表されることが記された事前資料を目にした時から、とってもいいタイミングで、分かりやすいモデルをリリースするなぁと感心しきりでした。ま、その理由は実にシンプル。ハスラーで描ききれなかったボリューム感を登録車とすることで実現できていること、今流行りのクロスオーバーモデルであること、あとは、昨今のスズキ・Aセグメントモデルの優秀ぶりから想像される走行性能など、ま、悪いわけはないでしょという想いが前提にありました。   さて、実際はどうかといえば……。あのですね、まずリアシートに座ったんですが、背もたれ上部かつドア側に配されたシートスライド&リクライニングレバーが、肩甲骨の端っこに当たる。ってか、痛い。これはないでしょ、と思って、同業者に聞いたら、当たりませんよ、だって。どうやら身長がある人だけが気付くことのようで、小柄な人には関係ない話のようです。あ、身長ではなく、座高ともいうか。で、リアシートついでに、そこから語りはじめますとね、リアシートに言える乗り味は、やっぱり、車軸上に乗っている感が強くてですね、ハーシュネスが割とダイレクトに伝わってくる。バネ下、つまりタイヤサイズが起因したバタバタ感は薄いんですが、もう少し快適性を感じ取れる味付けだといいのにな、と思うところ、少々。ま、Aセグメントモデルですからと考えると、不満には届いていませんが。   期待の1.0Lターボ+6ATユニットは、低回転域でのトルクを確保しつつ、フラットな出力を表現しているあたりはとっても好印象。レスポンスについても不足なし。で、なにが印象に残ったって、やっぱりATでしょうな。エンジンサウンドや振動と、加速感が連動している感、つまり、従来のクルマらしさという面を含めて、やっぱりCVTよりもATだよな、を強く感じさせてくれます。ただですね、や...

#1575 そこそこの性能だけども、安いがゆえに大満足な、アクションカメラの話。

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 さて、今回の能登行きで、なかなか使えるデバイスであることが判明した、アクションカメラの話です。ま、あれです、簡単に表現すれば、持ち運びをイージーにした録画機。コンパクトゆえにあちこちに取り付けられることをアドバンテージとしており、さまざまなスポーツアクティビティやらで使えるデバイスですな。ただ、こやつ、衝撃によるデータロックや、重ね録りといったドライブレコーダー機能も備えていまして、個人的にはそれと、オフロード走行での記録を期待して購入しました。ところがですね、実際に使ってみたら、ドライブレコーダーとして使えるし、さらには思ってもみなかった愉しさがありました。たとえば、皆でドライブに出掛けた後にワイワイと観る、旅の記録といった、そんな愉しみ方が。あ、基本的にこれ、GoProを模した商品であり、ケースやら含めて互換性をデザインしてあるため、その愉しさから使える感までGoProそのもの。そのものなんですが、GoProの1/10ともいえる価格で手に入ることがポイントです。しかも、ただ撮影できるだけではなく、WiFi機能によるスマートフォンでの操作や4K撮影まで可能という性能を有している上に、防水ケースから自転車用アダプターやら、豊富どころか、これ、全部つかわんぞといわんばかりのオプション込みですから、ちょっと驚きです。  となると、肝心の映像は期待できない、使い勝手が相当に悪い、なんてことを思われるかもしれませんが、これが、悪くない。アップした動画(フルHD、音声なし)は、ジムニーにて、年始の能登で撮影したものですが、意外なまでの露出補正と意外なまでのブレ補正が、この価格のおもちゃとしては、想定以上レベル、か、と。ま、UIに関しては、スマホを介そうとも、使い辛さはあるし、和訳におかしなところがあります。映像も、フルHDとて、昨今のスマホのカメラ機能には届いていません。しかしですね、4000円台という価格から、全てを許せてしまう。いや、逆に4000円台で4Kで撮影できるし、さらにはドライブレコーダー機能まで有していることを考慮すると、こんなに遊べるおもちゃはありません。この手のデバイスが、その手の価格で買えるとは、なんとも凄い時代になったもんだなとつくづく感じたりもしました。  ただ、このアクションカメラ、困ったことがひとつ、ふたつありました。動画撮影ゆえ...

#1574 ドライバーの力量が安定感に左右する、ちょっと前のスタッドレスタイヤの話。

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 能登からひたすらに下道を走り、アルプスを越えて、というよりも、アルプスを通過して、東京へと戻ってきました。山越えとて、それなりのクルマの往来と除雪によって、路面はそれなりに整えられておりまして、苦なく帰宅。圧雪路の上に降雪といった感じで、溝が深い4WD用スタッドレスにとってはそれなりに愉しいスノードライブとなりました。そう、それなりに。ただ、今回、感じたのは、って、雪が降っていたエリアの気温は−7度程度、つまり、路面は凍結し、その上に降雪といった感じでして、そうなんですね、気を許してたら凍結してたってシーンがいくつかあり、おっとどっこいがありましたが、そこで感じたのは、このタイヤ、荷重を載せることを意識したドライビングをしないとグリップ抜けが結構あるということ。ま、以前のスタッドレスタイヤだったら、当たり前の性能なんですが、よくよく考えると、昨今のスタッドレス+昨今のモデルからは感じ取れなくなった部分。つまりですね、昨今のスタッドレスタイヤって、ただグリップ力、感が豊かなだけではなく、だれでもその性能を手に入れられるところにキーがあることを、あらためて感じた次第。ま、そこに愉しさがあるんですけどね。   そんなあれこれは、また、雪が降ったら試してきてみましょうかね。

#1573 荒れた日本海を後にして、アルプス越えの帰路にワクワクしている、話。

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 能登も年明け早々に寒波と低気圧の来襲で荒れてます。宿は、海からのダイレクトな風に耐えられるように作られているとはいえ、地震かのような揺れに時々はっとしながらも、いつしか、こんなもんさと慣れてしまいました。ただ、訊いていたとおり、宿泊している地域は、そもそも雪は強くは降らずかつ積もる前に強風で吹き飛ばされるがゆえ、明け方まで降雪の予報にもかかわらず、路面はうっすらと白くなっている程度でした。完璧なる雪景色を期待していたところもあったので、ちょっと残念。  さて、5泊しましたので、さすがに今日帰ります。帰りますが、実は帰りたくないという気持ちが強い半面、帰ることへのワクワクもまたあります。そうなんですね、内陸はしっかりと降雪があったようで、期待のスノードライブが待っております。さきほども安房トンネルのライブカメラを眺めていたら、雪シーズンなりの降雪量。まだまだ降り続くようで、そんな雪を眺めながらのドライブは格別ですから。  そうそう、そのうちに語りますが、最近、アクションカメラという、小型ビデオカメラの愉しさを教えてもらいまして、この旅でもあれこれ撮影してきたんですが、愉しさを知った仲間は能登からAmazonにて購入するほどのもの。というわけで、帰りもあれこれ撮影して帰りますが、、って、万が一、何かあったら、このアクションカメラに録画されている動画を再生してみてください(許可)。どうぞよろしく。

#1572 今年もまずは2018年年賀状の解説からはじめましょうかね。

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 新年を迎えましたので、恒例となっている年賀状の解説からスタートいたしましょうか。今回も、後ろ姿シリーズ、かつ能登で撮影した写真をベースに、印刷所にてオフセット印刷してもらいました。その写真の題材は、実は昨年の元旦のもの。ただ、年賀状を意識したものではなく、後ろ姿を撮ったものがこれしかなかったというのが、その採用たる理由ではありますが。  ただ、廃線となって、廃駅となったプラットフォームから、途切れている線路の先を見つめる姿は、ま、なんとなく先を見ているような、そんな雰囲気もあっていいのではないかとも感じましてね。ただ、少々及び腰になっているところは、自分らしくもあり、また、それもいいのではないか、と。  もちろん、今日も能登にいますが、大晦日から合流した知人たちが去り、再びひとりに。ただ、昨年と違って、4人部屋から2人部屋へと移りましたので、昨年のような寂しさといいましょうか、その場に置き去りにされたような感覚はありません。なんていうんでしょうかね、日常に戻った、そんな感じとでもいいましょうか。  本当に日常に戻るのはもう少し先になりそうですが。

#1571 能登にて年賀状を書き、矢野顕子を聴いて過ごす、かなり贅沢な年末。

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 奥能登へ来て、2日目。昨夜からボチボチ書きはじめていた年賀状書きをしぶしぶに完成させたまでは良かったんですが、用意しておいた記念切手を自宅に忘れてきたことが発覚。いや、いわゆる年賀切手は用意していたんです。していたんですが、それだけでは足りないので、不足分として記念切手を用意してあったのです。切手なんぞ郵便局で揃えればいいだけのことなんですが、ま、年賀状ですから、まさか普通の52円切手を使うのもはばかられ、かといって、この時期、郵便局の窓口に並ぶのも、ちょいと面倒、と。というわけで、すみません、会社宛のいくつかを後回しとして東京から出すことにして、自宅宛を優先して、無事、本局へ投函しました。ただ、いくら本局ったって、能登半島の先端からですから、いつ到着するんでしょうか。東京から後出しした分のほうが、早く着くんじゃないかと思ったりもしますが。  ほかに今日したことといえば……、って、もともと何もする予定はなかったのですが、郵便局へ出掛けたついでに雪がまだ残る山の中をあちこちと走ってきました。実は、奥能登の山中には尾根沿いに舗装された道が走っています。って、以前、ここで触れた覚えもあるのですが、かつて、山野を開発して牧場なり畑なり果実園なりを展開するという国の事業計画があり、そのためにある程度が調えられており、尾根沿いに切り開かれた土地が点在し、それを繋ぐために道が走っています。ただ、頓挫。つまり、道も人気がない。こういう計画って高度成長期に重なる昭和30年代を想像しますが、この事業は平成にひっかかっていまして、なんともかんとも、わりと最近。  というわけで、そんな界隈を巡るのがわりと好きで来るたびにウロウロとするんですが、今回は雪を被った風景を眺めようとアタック。轍はいくつかありますが除雪されておらず、雪道としてはハードではないんですが、まったく踏み入れられていない枝道もあれこれとあって、わずかとはいえアドベンチャー気分を体感できました。わずかね、ほんの、わずかに。  それにしても、尾根から望む能登半島は、なんとも言えない良さがあります。ダイナミックには届いていないんですが、山林も市街地も海も、そして、風力発電と、こじんまりとしたパッケージが、なんとなくいい。というわけで、しばし眺めた後は、重苦しさあふれる日本海を眺めながら宿に引きこもってみようと、戻りました...

#1570 2シーズン目に突入にした、ジムニー+ハンコックDynapro i*ceptの話。

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 能登は積雪が少ない地域とはいえ、北陸ですから冬支度は必須です。東京からは、富山はもちろん、長野もしくは岐阜を通過してきますので、なおさらのこと。で、我が家の2台のクルマの冬支度といえば、フィエスタはそのままに、ジムニーのみスタッドレスをはかせて、冬は使い分けをしています。で、ジムニーのスタッドレスタイヤには、その実力を試してみたかったという理由からハンコックのスタッドレスタイヤを購入しました。で、そのインプレションについては、 #1473 、 #1476 、 #1486 に記しましたので、そちらを。  さて、それらインプレの続きでもあるんですが、このタイヤ、果たして2シーズン目はどこまで使えるんだろうかいう、不安がありました。硬化して使えないんじゃないだろうか、という不安ですな。ほら、4本送料込みでほぼ2万円でしたから。で、どうだったかといえば、経年変化的な硬化は強くは見られず、能登まで走ってきましたが、昨シーズンと代わらぬ印象のままでした。グリップ力がハイレベルに届いていないことは明確なんですが、グリップ感と接地感が豊かでして、実のところ、キャラクターが理解できるようになると、実に愉しい、と。  そして、単純にですね、やっぱりですね、いわゆるクロスカントリーモデル向けのトレッドデザインは、降雪路における安心感が強くあって、いいです。なんていうんでしょうかね、誰もまだ足跡を付けていない脇道へガシガシ入って行きたくなる衝動に駆られるとでもいいましょうか、そんな感じ。今回の帰路は、低気圧&寒気来襲によって、ちょっとハードになりそうなので、ある意味愉しみだったりもします。ま、そのあたりについては、また後日に。

#1569 現地集合、現地解散、現地フリー行動な、雑談会@奥能登。

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 今年も、知人たちと能登にて、年越しをすることにしました。ちなみに、この会、基本的に現地集合、現地解散、現地自由行動、という実にいい加減なもの。いい加減ゆえに、ワザワザ来るような人は、ほとんどいません。もちろん、告知はしますけど、基本、誘いはしません。それは、行くためにはどうすればいいんだろうかと自分で考え、そして、無鉄砲含めて行動してしまう人でないと、吉田流能登は愉しめない、という理由から。って、文字にすると、すごく上から目線のようスタンスですが、実際のところ……、書けば書くほどにうまく伝わらなくなっていきますので、このあたりで、やめておきましょうか。  それでも今回は4人が集まります。しかも、2名は初。しかも、4台で。まったくもって不経済ですが、わざわざ来てしまう、その勢いが大切なのです。正直、この時期の能登、しかも、奥能登って、ワザワザ来るような地ではありません。それじゃなくても距離はあるし、冬はまさに天候に大きく左右されますから。しかしですね、そのハードルの高さが、また、ドキドキを誘うと言いましょうか、楽しい。行けるかな、行ってみようかなという、ワクワク感があるんです。そして、到着してみれば、ほー、へー、そうですか、スゴイじゃん、が待っている。宿から見える景色は、気持ちが沈み込みそうなどんよりとした曇り空に、大荒れの日本海だったりするんですが、これが、いい。もちろん、青空に青い海が嫌いなわけではありません。ありませんけど、こういう景色もまた趣があるやね、と感じられる感覚がないと、ワザワザに見る価値はないのかもしれませんな。宿もいい。人もいい。ご飯も美味しく、ああ、これで十分、こういうのいいよね、という感覚がないと愉しめないのかとも思います。  今回の能登は、ひとりだけ先に入りました。4人部屋にひとりだけ。いつもは、何もせず、本を読んだり、音楽聴いたりを愉しむのですが、今回は、やることがあるのです。それが、年賀状書き。準備だけしてきましたので、明日は大荒れの日本海を眺めながら、年賀状書きをします。というわけで、皆さまの手元に届く年賀状、少々遅くなります。ただ、能登の郵便ポストから投函しますので。って、消印ないから、そこまでは伝わらないかとは思いますけど。  ちなみに、今、外は大荒れ。建物は揺れるし、音も凄くて、ひょっとしてジムニー飛ばされないだろうか...

#1568 想像以上にマジメで、いい仕上がりだった、三菱・エクリプスクロス。

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 デビューする前のモデル、特にプロトタイプに乗れることも、この仕事をする醍醐味といいましょうか、特権といいましょうか、この仕事していて良かったなと思えることのひとつ。というわけで、先日、来年春に三菱からデビューが予告されている、エクリプスクロスの話。おっと、まだデビューしていなかったのか、と、そんな印象すらありますが、各ブランドとも、このデビューまでのストーリーといいましょうか、助走といいましょうか、そこに最近では力をいれているようですが、期間があまりに空き過ぎると……、って、マツダCX−8も同罪ですな。まだ、デビューしていなんでしたっけか、ね。  さて、エクリプスクロスの話。その位置づけは、てっきりエントリーモデルのRVRの代わりになるのかと思ったら、違うそうで。では、アウトランダー? なんてこともなく、ヒエラルキーに関係ないポジション、コンパクトかつスペシャリティなクロスオーバーとしての提案だそうです。ほほぅ。ほかのブランドでいうところの、BMWX4であり、マツダCX-4テイストにあると。なるほどね、なるほど。ただ、その割に、もっとずばっと行った感が不足しているような気がします。デザインのまとまりはとてもいいと思います、個人的に嫌いじゃないし。ただ、良い意味でのアクがない。どっかのブランドのようなやり過ぎとは異なる、アク。釣り針的なフックとも言いましょうか。  で、肝心な走りですが……。これが、フックだらけでした。プラットフォームとしてはアウトランダーやRVR、デリカD:5、それこそギャランフォルティスに使われているものをベースにしていますが、これがいい。やっぱり、ちゃんと投資していいプラットフォームを作ると、長く使えるんだな、なんてことを改めて感じさせてくれますな。というわけで、まずは、クルマのキャラクターを超えた、クルマとしての基本性能が最新でして、これがいい。基本に忠実という意味合いで。ハンドリングなんか、ステアリングの切りはじめからグリップ感がしっかりとあって、切り足す量に応じてそれが穏やかに変化していく。で、かなり深くに切り込んでいっても、そもそものポテンシャルと、AYCの制御によって、グイグイとインへと切り込んでいく。旋回後に道幅が狭められた直線へと誘導されるコースでも、スタンスを建て直しがイージー。と、これ、基本性能の部分の話。  で、で、ホ...

#1567 ランドクルーザープラドの直4/2.7Lエンジン搭載モデルのインプレッション話。

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 仕事の話を。新車をテストドライブして紹介する記事を執筆することが、今のメインの仕事となっています。なんて、改めて言うことでもないんですが、ないんですが、実はすべてのクルマを試乗しているわけではありませんし、クルマどころか、グレードになると、なおさらにすべてに乗っていないのも、また、事実。ただ、昨今のモデルは、同じモデルの中であれば昔ほどのハードウェア差がない場合もありますし、あったとしても乗り味の方向性を同じとしていますので、全部に乗らずしてもというところもあります。わかりやすく例でいいますと、エンジン差は明らかに違いが存在しますが、1サイズ程度のタイヤサイズ差では乗り味に劇的な違いがなかったりもするものです。   と、前置きが長くなりました。さて、本題に。自動車雑誌系でインプレッション記事を見かけたことがないモデルの話です。トヨタのランドクルーザーのプラドの話。プラドは、昨今のトヨタ車の例に倣って、同じモデルサイクル内で2度もフェイスリフトを行いました。しかもそのレベルたるや大規模だったという、マイナーチェンジを施しています。異例ですな、まさに異例。で、この最新モデルの自動車雑誌に掲載されているインプレッションは、ディーゼルエンジン搭載モデルのみとなっているかと思われます。それはなぜか。メーカーが用意した広報車が、ディーゼルユニット搭載モデルしか、ないためです。しかしですね、クルマの仕上がりレベルはさておき、現在、プラドにおいて売れ筋となっているのは、ディーゼルではなく、ガソリンエンジン(直4/2.7L)モデルのほう。先日、取材で試乗した広報車に至っては、エアサスやら装備した最上級のTZ-G(ディーゼル)、でも、販売割合は多くないグレードですから、ここに、ユーザーが求めている情報と、発信側との想いに、すれ違いがあります。   プラドの最新モデルについては、今週末だったかに発売される新アポロ出版刊ランドクルーザーカスタムブックで記しましたし、以前から述べているように、プラドらしい世界観を存分に表現している(た)のは、ディーゼルユニットやV6/4.0Lガソリンエンジン搭載モデルであり、直4/2.7ガソリンエンジンとの組み合わせには、物足りなさが存在します。しますけれども、売れ筋グレードを考えると、多くの人が欲しい情報は、この直4のほう。というわ...

#1566 HDD交換して、まだまだ使い続ける宣言をしたDVD・HDDレコーダー。

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 分解することが好きで、というよりも、どういう仕組みなのかを探るのが好きです。まぁ、ベースに修理することがあり、分解したところでそのまま廃棄へと導かれてしまうことも多々あります。昨今では、なんでしょうかね、iPhoneか。何台ダメにしたことか。あとは、グランドチェロキーね。なんでも自分でやってしまおうと、ボルトをネジ切りましたっけね。  というわけで、そんな分解ネタ、いやいや、修理ネタ。今回はDVD&HDDレコーダーです。って、修理というよりも消耗品交換でしたが。ちなみに、我が家のレコーダーは08年に購入したものですが、延長補償によって13年にDVDプレイヤー部分を無料で交換しています。そう、ブルーレイではなく、DVD。その際、HDDにエラーセクタがあることを告げられ、交換するならば、補償で一緒にやってしまいましょうと提案をいただいたのですが、HDDを交換することになる、つまり、録画してあった番組を失ってしまうことを意味するものですから、その時はプレイヤー部分だけの交換に止めました。ましたが、ましたけど、HDDエラーはそのままに残っていますから、いつの日かHDDに録画したものを再生できなくなる……までにDVD(ブルーレイではない)に焼いておけばいいやと思いつつ、あれから4年が経過。推察のとおり、DVDへのバックアップなどする訳ありませんわな。残しておきたい番組多数の残されたまま、最近、HDDそのものを全く認識してくれないトラブルに到達しました。  しかも、なんとHDDのトラブルなのに、プレイヤーやチューナーとしての機能まで使えなくなるという始末。ということでHDD交換を決意したのですが、この手のHDDレコーダーのHDDって、しっかりとプロテクトがかかっていまして、いわゆる市販品へと交換しただけでは済まない、と。なので、メーカーに修理依頼しなければならんのですが、たって、その方法、ヘッダーにいくつかのコードを追加するだけなんですが、つまり、見かけは市販品と変わらぬHDDなのに、かなりの修理費用が必要となります。なので、自分で作業しようかと思ったのですが、我が家にはヘッダーを書き換えるために必要な純粋なWindowsマシンがなく、Macから作業したところでHDDレコーダーが純正品と認識してくれるかどうかの不安も残りますから、早々に諦めることとしました。では、どうした...