#1584 EVたる走行性能は先進的、でも、ね、あ、そうか、ってリーフな話。

 やらかしました。広報車を借りに出掛けて、いざ、借りる段になったら、免許証を家に忘れてきたことが発覚しましてね。ソフトバンク光のキャッシュバック手続きで免許所のコピーが必要で数日前に自宅でスキャンして……、そのまま置き忘れ、た、と。というわけで、取りに帰りましたさ。横浜線に乗って、日産本社がある横浜まで出たのに、戻りましたさ、横浜線に乗って。ちなみに、今回は、確認したいことがあるからと借りたため1日のみだったので、なんと、今日だけで、横浜線で2往復しましたさ。いや、さすがに疲れましたさ。
 さて、そんなあれこれがあって借り出したのが、リーフでした。EVたるポテンシャルをここぞとばかりにアピールした、モーターたるパワー感と鋭いレスポンスは、まさに異次元ですし、こういうポテンシャルがあることを知ってしまうと、もはや内燃機関でタイムラグやら、加速感やら、フィーリングを突き詰めるよりも、とっととモータードライブにスイッチしたほうが早いんじゃないかとも思えてきます。きますけど、染みついた内燃機関の(比較すると)まったりフィーリング感のほうが好みかなと、改めて感じたりもしました。いや、最近、鋭過ぎるレスポンスやらは疲れを誘うため、不得手になりましてね。ま、それほどにモータードライブたるポテンシャルを発揮していたリーフですが、まぁ、その先進性やら異次元たるフィーリングに感心を覚えつつ、おや? がいくつかありました。なんかね、せっかくの先進性を削いでしまっているといいますかね、そんな、おや?、が。
 それが、雨滴感知センサーなしのワイパー、温度調整がシングルなオートエアコン、そして、テレスコピックのないステアリング調整機能なんですが……。をいをい、お前さ、シンプルが好きで、そういうオート系機能やらは不要って言っていなかったっけ? と思われるかもしれませんが、ま、たしかに思っていますし、自分で購入する上では不要だと捉えています。思っていますが、ここは、自分の好みの話ではなくて、クルマを語る者としての評価の話。EVで、あれこれ先進機能が付いたモデルで、400万円を切るプライスだから仕方ないってのはありますが、ありますけど、試乗した最上級グレードGなのに、イマドキ、しかも先進性を謳うモデルに、これらが付いていないのはどうなのさ、と思ったわけです。そう、自動車ライターとして。
 思ったわけですが、もちろん、それがプラットフォームの世代の古さによるものだということも、重々承知の上。仕方ないんだろうなと思いつつ、この手のプラットフォームは、標準装備はまだまだ先だと思われているものに対しても、イレギュラー的に対応できる設計が必要になるんだな、なんてことを感じました。なんて外野が言い放つのは簡単なんですけどね。
 ま、それと同時に感じたのが、乗り味かな。このGのタイヤサイズは17インチなのですが、細かな硬さが残ってしまっていて、それもまた残念。まぁ、装備はともかくとして、乗り味は熟成していくだろうなと予測しつつ、東京モーターショーでは2020年には新プラットフォームを発表するとアナウンスしていますから、実は2世代目リーフって短命に終わるのか、なんてことを思ったりして。あくまでも、勝手な妄想レベルの話。まぁ、そう考えると、初代からのサイドドア流用やら、納得できるところもあるんですな。それにしても、この2、3年、激動となりますな、EVだけではなく、自動車そのものが。

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