#1575 そこそこの性能だけども、安いがゆえに大満足な、アクションカメラの話。

 さて、今回の能登行きで、なかなか使えるデバイスであることが判明した、アクションカメラの話です。ま、あれです、簡単に表現すれば、持ち運びをイージーにした録画機。コンパクトゆえにあちこちに取り付けられることをアドバンテージとしており、さまざまなスポーツアクティビティやらで使えるデバイスですな。ただ、こやつ、衝撃によるデータロックや、重ね録りといったドライブレコーダー機能も備えていまして、個人的にはそれと、オフロード走行での記録を期待して購入しました。ところがですね、実際に使ってみたら、ドライブレコーダーとして使えるし、さらには思ってもみなかった愉しさがありました。たとえば、皆でドライブに出掛けた後にワイワイと観る、旅の記録といった、そんな愉しみ方が。あ、基本的にこれ、GoProを模した商品であり、ケースやら含めて互換性をデザインしてあるため、その愉しさから使える感までGoProそのもの。そのものなんですが、GoProの1/10ともいえる価格で手に入ることがポイントです。しかも、ただ撮影できるだけではなく、WiFi機能によるスマートフォンでの操作や4K撮影まで可能という性能を有している上に、防水ケースから自転車用アダプターやら、豊富どころか、これ、全部つかわんぞといわんばかりのオプション込みですから、ちょっと驚きです。
 となると、肝心の映像は期待できない、使い勝手が相当に悪い、なんてことを思われるかもしれませんが、これが、悪くない。アップした動画(フルHD、音声なし)は、ジムニーにて、年始の能登で撮影したものですが、意外なまでの露出補正と意外なまでのブレ補正が、この価格のおもちゃとしては、想定以上レベル、か、と。ま、UIに関しては、スマホを介そうとも、使い辛さはあるし、和訳におかしなところがあります。映像も、フルHDとて、昨今のスマホのカメラ機能には届いていません。しかしですね、4000円台という価格から、全てを許せてしまう。いや、逆に4000円台で4Kで撮影できるし、さらにはドライブレコーダー機能まで有していることを考慮すると、こんなに遊べるおもちゃはありません。この手のデバイスが、その手の価格で買えるとは、なんとも凄い時代になったもんだなとつくづく感じたりもしました。
 ただ、このアクションカメラ、困ったことがひとつ、ふたつありました。動画撮影ゆえに記憶媒体の容量も大きくしておかねばらなず、さらには収納しておくべきマシンの記憶媒体もそれなりの容量が必要になること。ちなみに、能登へ着いて気付いたんですが、アクションカメラに指していたSDカードの容量は64GBなのに、持っていたMacBookAirの記憶媒体SSDの容量も64GB。iPhoneも64GB。残しておきたい場合、どこへ逃がせってんだい、となってしまいました。あ、撮影に必要な容量の目安は、フルHDの場合5分1GB、4Kの場合5分で3GBと少しでした。そうなんですね、64GBのSDカードを利用しようとも約5時間しか記憶させておくことができません。
 もうひとつが、4K撮影なんて興味なかったので、4K撮影できるもんだから、やたらと4Kで撮影してみたくなること。ただですね、再生環境が手元にないんです、4Kムービーなんぞ、関係ないやと思っていましたので。というわけで、PC含めて、4K環境をあれこれと揃えたくなっている、今日この頃なのです。いやはや。

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