#1579 おもしろさとたのしさを詰め込んでいた、ルノートゥインゴGT。

 本日、ラインナップに追加されたルノー・トゥインゴGTの試乗会が昨日ありましたので、その話を。あのですね、最新型トゥインゴについては#1418#1455#1517にて語り、愉しさという面で、とても魅力があるモデルであることを記しました。で、そのラインナップに、ルノースポールがチューニングを行ったGTが加わりました。これですね、いい。とっても、いい。すごく、いい。欲しいぐらいに、いい。というぐらいに、とても良い。先に語りましたように、懐の深いシャシーフィールに感激したところに、そこにルノースポールならではの懐の深さをさらに加えていまして、って、意味不明な表現ですが、剛性感とはことなるしなやかさたる質感を与えていまして、まさに、シャシーに速さがあり、快適性を全くといいたくなるほどに見失っていない。高められたパワーも不足ないトルク感はもちろん、レスポンスも同様で、さらにパンチを加えているもんだから、愉しさがあふれ出すといった感があります。
 ハンドリングもRRらしい、ナチュラル感にあふれたもので、リアのグリップを感じながらコーナリングは愉しい、愉しい、愉しい。まぁ、パワステにおけるチューニングにおいてはAセグ感たる曖昧さがありますが、バランスとして違和感を与えておらず、これがいい。ハンドリングに多少の曖昧さがあろうとも、タイヤからのインフォメーションがあるがゆえに、そのあたりをマイナスに感じないとでもいいましょうか、そんな感じ。そうなんですね、スパルタンだけを目指したのではなく、運転の愉しさを引き出すという仕立てがされていて、とにもかくにも好印象なのです。で、訊けば、バネレートは4割アップされていたとか、そういうチューニングの値が出てくるわけですが、その乗り味からはそういったスペック臭をまったく感じさせません。このあたりですね、端的な表現をすると、スイフトスポーツにない部分とも言えましょうか。スペックは優れているんだけど、フィーリングが作り込めていないって、あれですな。
 ま、こうなってくると、レギュラーモデルを買うよりも、このGTを買ったほうがいいと思えてくるのですが、あらためて価格を確認してみると、装備が異なるとはいえ、NAエンジンとなるZEN MTならば171万円。GTのMTは229万円ですから、その差は58万円。ルノースポールチューンの価値と、装備を考えると、十分にその差はあるような気もしつつ、なんとなく微妙。ちなみに、クルマそのものの価値として考えると、229万円はありだと思います。ちなみに、ZEN MTについては、以前書きましたように、まったり感にあふれていて、あれはあれで評価できますし、価格を考えるととてもいい存在だと思います。ベーシック感もありますしね。つまり、171万円の価値があると思いますどちらを選ぶかとなったら……、これ、相当に悩みますな。58万円でしょ? 大きい、実に大きいです。……、……。

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