#1554 やんちゃっぷりを期待してしまった、スイフト・スポーツ。
スイフトスポーツ、そう、スイフトのスポーティバージョンの話を。価格と性能と考えると、モータースポーツの素材としてとってもいいポジションにあったと思います。思いますが、その一方で、スイフトスポーツを買ったらですね、何か手を加えなきゃいけない、そんな風潮があったような気がします。ノーマルのまま乗るのは気が引けるといいましょうか、そんな感じ。ま、事実、手を入れたくなる余地(ゆとり)があちこちにあったこともありましょうけども、なんかね、街中を走っているスイフトスポーツを眺めていると、そんなことを感じていました。ただ、スイフトには、スポーティバージョンとして、ヨーロッパの足回りテイストを持ち込んだRSがありますから、そちらが吊るしで乗る仕様と捉えると、スイフトスポーツは、まぁ、何か手を加えてもいいような気もしますが。と、そんなあれこれを考えたのは、お隣さんが現行型RSを購入したから。ちなみに70歳を超えた方。しかも、女性、と。年齢やら性別で云々ってことではなくてですね、あの、そうなんです、RSってグレードがそこまで広くにアピールできる、魅力を感じさせる、そんな時代になったんだななんてことを思うと、それもまたオモシロイものですが。って、まぁ、これまでもスポーティグレードを乗り継いできた方だったので、RSって選択は自然だったのでしょうね。
で、さて、前置きが長くなりましたが、最新型スイフトスポーツの話。現行型のベースポテンシャルの高さから、乗り味は想像できましたが、まったくもってその通りでした。とてもいい。ターボエンジンは低回転のトルクが豊かで、レスポンス、ラグ含めて、問題なし。そして、日常で、扱いやすいことなんのって、といいますか、日常は普通、アクセルを踏み込むとトルクが立ち上がり、パワーを引き出すといったフィーリング。なので、日常でも不足ありません、どころか、あのトルクを上手く使って走ったら、実用燃費かなりいいんだろうなと感じさせたほど。ただ、トルクが出ているという割には、欧州小排気量ターボのようなトルク感には届いておらず、トルク感としては薄いと感じたは何故だろうと感じつつ、最後までそれを見抜くことはできませんでしたが。あとですね、あまりにトルクがフラット過ぎて、6000回転でのブーストカットでは物足りなさを覚えます。そう、この先伸びて行きそうなのに、止められてしまうという、まさに天井に届いてしまう感がありましてね。あと500回転は伸びて欲しい、そんな印象を受けましたが、ま、このあたりはマージンを取って、フィーリングを優先してとのことなので、そのうちになんらかの回答を期待しところでしょうか。
乗り味については、乗り心地が意外にも確保されていて、驚きました。初期の減衰を整えつつ、弱めて、サスペンションを動かす方向でセッティングされており、そこに広くに受け入れられたいというような優等生ぶりを感じました。ま、よくも悪くもといった感じ。ただ、その先、スピード域が高くなっても、この曖昧さが悪さをするといった印象はなく、むしろ荷重移動のしやすさに繋がっていましたので、個人的には不満とは捉えていません。ただですね、ストローク量が抑えられている分、バンプ量が多かった際に顔を出すゴトンにちょっと違和感を覚えました。って、これは普通のスイフトにもあるフィーリングなので、云々……。あとはですね、残念に感じたのはパワーステアリングのフィーリング。操舵感、手応えに曖昧さが残っている点。コーナーでグリップを探るかのような微妙な操舵において、手応えのない戻しが返ってくる。スポーティを語るモデルで重要なのは、圧倒的なパワーよりも、ハンドリングだと思っている者にとってはちょっと残念なところ。気軽に交換できるユニットではないですし、ちょっとね、もったいない。ただ、頭の中に浮かべている比較モデルは、スイフトスポーツ+100万円となる欧州のBセグスポーティモデルですから、ま、仕方ないといいますか、それを差し引くと、いい仕上がりではないか、と捉えることもできます。
そんなあれこれを考えると、現行型ポロGTIのようにヤンチャっぷりを演出してもよかったのではないかなとも思いました。今回はCVTではなく、ATがあるんですから、MTをやんちゃにして、ATを広く受け入れられる仕様にする、とかね。そうそう、ATモデル、バランスが調えられていて、ちょっと驚きました。はい。
で、さて、前置きが長くなりましたが、最新型スイフトスポーツの話。現行型のベースポテンシャルの高さから、乗り味は想像できましたが、まったくもってその通りでした。とてもいい。ターボエンジンは低回転のトルクが豊かで、レスポンス、ラグ含めて、問題なし。そして、日常で、扱いやすいことなんのって、といいますか、日常は普通、アクセルを踏み込むとトルクが立ち上がり、パワーを引き出すといったフィーリング。なので、日常でも不足ありません、どころか、あのトルクを上手く使って走ったら、実用燃費かなりいいんだろうなと感じさせたほど。ただ、トルクが出ているという割には、欧州小排気量ターボのようなトルク感には届いておらず、トルク感としては薄いと感じたは何故だろうと感じつつ、最後までそれを見抜くことはできませんでしたが。あとですね、あまりにトルクがフラット過ぎて、6000回転でのブーストカットでは物足りなさを覚えます。そう、この先伸びて行きそうなのに、止められてしまうという、まさに天井に届いてしまう感がありましてね。あと500回転は伸びて欲しい、そんな印象を受けましたが、ま、このあたりはマージンを取って、フィーリングを優先してとのことなので、そのうちになんらかの回答を期待しところでしょうか。
乗り味については、乗り心地が意外にも確保されていて、驚きました。初期の減衰を整えつつ、弱めて、サスペンションを動かす方向でセッティングされており、そこに広くに受け入れられたいというような優等生ぶりを感じました。ま、よくも悪くもといった感じ。ただ、その先、スピード域が高くなっても、この曖昧さが悪さをするといった印象はなく、むしろ荷重移動のしやすさに繋がっていましたので、個人的には不満とは捉えていません。ただですね、ストローク量が抑えられている分、バンプ量が多かった際に顔を出すゴトンにちょっと違和感を覚えました。って、これは普通のスイフトにもあるフィーリングなので、云々……。あとはですね、残念に感じたのはパワーステアリングのフィーリング。操舵感、手応えに曖昧さが残っている点。コーナーでグリップを探るかのような微妙な操舵において、手応えのない戻しが返ってくる。スポーティを語るモデルで重要なのは、圧倒的なパワーよりも、ハンドリングだと思っている者にとってはちょっと残念なところ。気軽に交換できるユニットではないですし、ちょっとね、もったいない。ただ、頭の中に浮かべている比較モデルは、スイフトスポーツ+100万円となる欧州のBセグスポーティモデルですから、ま、仕方ないといいますか、それを差し引くと、いい仕上がりではないか、と捉えることもできます。
そんなあれこれを考えると、現行型ポロGTIのようにヤンチャっぷりを演出してもよかったのではないかなとも思いました。今回はCVTではなく、ATがあるんですから、MTをやんちゃにして、ATを広く受け入れられる仕様にする、とかね。そうそう、ATモデル、バランスが調えられていて、ちょっと驚きました。はい。