#1681 八重洲出版月刊ドライバーで、今年の輸入車選びに参加した、話。

散々に悩みましたけど、トップはルノー・ルーテシア。

 今、発売中なのかな、八重洲出版のドライバー誌の企画、輸入車ドライバー大賞2020-2021に参加しましたって話を書いておきましょうかね。書き切れなかった想いがすごく残っているもので。あ、そうそう、えっとですね、ワタクシですね、何事においてもですね、点数付けすることでその評価を平易にしてしまうスタイルが好きではありません。それゆえに点数付けする執筆は基本引き受けないようにしているんですが、今回は、引き受けました。まぁ、わざわざ、ワタクシなんぞを、ご指名いただいたスタイルに、何かを感じたというところもありまして。

甲乙付け難かったリフター
 ちなみに、点数付け評価においてですね、ま、そのものをしたくないだけではなく、絶対にしたくないことがありました。それがですね、どこかひとつに必ず最低点を入れなければならないこと。順位付けという評価は、まさに分かりやすいという意で表現としては有効ですが、それだけでは評価できない部分があるものです。ちなみに、RJCカー オブ ザ イヤーの最終選考会では、第1次選考会で選ばれた6台に対して、6、5、4、3、2、1と全てに点数をつけなければならず、1点を付けなきゃいけない車種(技術)がありました。しかしですね、RJCカー オブ ザ イヤーってのは一等賞を選ぶ顕彰であって、2位以下の順位付けに意味を与えていません(順位付けしていません)。ですから、トップ以外は6ベスト受賞となり、すべて同じ扱いとしています。

2シリーズグランクーペも良かった
 で、ドライバーでは「1位に10点。残り30点をほか8台に分配(最低でも1点配点)」となっており、やはり、ボトムにも配点をしなければならず、うーむを覚えました。覚えましたが、トップ以外は、持ち点を自在に配分できることに自分なりの表現ができそうだし、ボトムを複数台選ぶことも可能だったので、、引き受けることにしました。

いちばん左の数字は便宜上ふられたもの
 で、右がその採点表。採点してから気付いたんですが、いちばんなモデルに10点をつけると、残り(30点)をなんと8台に振り分けねばならず、採点をはじめてから、しまったーと思いました。ちなみに、残り8台に与えられた点数を平均するとですね、1台あたり3.75点となります。ところがですねー、いちばんとしたルノー・ルーテシアと、プジョー・リフターが甲乙つけ難くてですね、付け難いので、どちらも10点としたいところなんですが、それができないので、リフターを9点にしました。となるとですね、残り7台を3点平均としなければならなくなり……。実は、途中で残り7台をすべて3点と配点したのですが、編集部としては順位付けをしたいようだったので、無理矢理感ありつつ傾斜配点に。しましたが、2位を9点としましたから、3位の点数をあまりに開いてしまうわけにもいかず、5点。そこから評価を相対的に点数化、ボトムは1台にしたくなかったので、2点を3台としました。つまりですね、上位2台と、そのほかでは採点基準が少々変わってしまっています。

価格が気になってしまったQ3
 これ、編集スタンスに対して、言い方はあれですが、目一杯の抵抗でした。ですので、各車種への評価(テキスト)は、たとえばBMW2シリーズグランクーペは3点なのに走りはとてもいいと語っていたり、アウディQ3はそのバランス感は高評価といいながら価格面でのマイナス(実際、これ大切)を訴えて、結果2点となっていたりします。ただ、いずれにしてもそれぞれの選考者の個性が出ており、おもしろい(興味深い)結果になっていると感じます。こういった記事の場合、ほか評価者の文章やらを目にしないようにしているんですが、今回は、読み込んだところ、なかなかおもしろく、ふーん、そうなんだと、発見が多かったのもまた事実です。

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