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#1078 トヨタ・ハイラックスヴィーゴ、インプレッション動画の裏話。

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 昨年の最後の取材は、トヨタ・ハイラックスヴィーゴのインプレッションでした。その日は多くの企業が仕事納めだった12月26日(金)。そんな日なのに、周囲の音やら、交通量やらに、気を配らなければならない動画での取材。 というわけで、移動距離をできるだけ少なくし、2回目の紹介ということもあって、完全にインプレッションをメインとしています。  動画は、思ったほど多くのことを語ることができず、深くを語れないものですが、今回は語りを長くしてもらったので、あれこれと思うがままに話しています。意図的に走っているシーンに合わせた語りとしたこともあり、伝えたかったことのほとんどを語れています。ゆえに、考えながら話しているので、「えー」が多いこと多いこと。この「えー」を発している時ってのは、次に何を語ろうか、どうつなげようかを頭の中で考えています。って、考えているだけならばいいのですが、そこに運転という動作と、撮られているという意識が加わってきますので、混乱していることも多々ですな。  裏話としては、有料道路の渋滞シーン。これ、当初予定していた撮影内容ではありませんでした。実は、有料道路にて目的地への下り口を通過してしまい、次の下り口までは距離があった上になんと渋滞にはまってしまいまして、どうせやることないしと、 急遽、あの 渋滞シーンを撮影しました。仕事納めの日ゆえに、渋滞も半端ではなく、たしか5kmだったかを40分掛けてノロノロと、渋滞にはまっているうちに陽は沈んでしまうという 判断もありましてね。 ただ、インプレッションという面では、渋滞シーンでの扱いやすさを語れましたので、プラスとなりましたけど。

#1077 ステップアップさせすぎ? スバル・XVの正常進化 その2。

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 で、 #1076 での XV話の続き。今回は、燃費を細かに観察してみましたが、期待どおりの低燃費を実現するには、いかに1500回転以下をキープするか、できるかにキーがあります。もっといえば、1200回転以下。周囲の流れを考えるとと現実的ではないとか、そもそもコントロールが難しいといった意見があるのは承知ですが、XVで低燃費を引き出すには、それをかなり意識した運転をする必要があります。  ちなみに、スバルたる走りのお手本であるアイサイトのACC(追従)の場合は、SIドライブでIをセレクトしたとしても、発進時、先行車がいないと1900回転まで上げて加速。そう、1500回転以上をあえて使って発進加速を優先させています。 燃費の悪化が顕著な回転域でのこの仕立ては、もはや意図的であり、そこにスバルの頑なまでの意地があります。走りと燃費のハイバランスの提案ですな。ただ、こだわりと言ったとしても、 世間一般で期待されている低燃費とはズレがありますから、そこが難しい。ということで、スバルが提案するその燃費よりも、さらなる低燃費を求めるならば、ドライバーの力量が必要になってくるわけです。それも意図しているのかな。  そうそう、ACCは、 高速クルージングにおいては、ドライバーの運転よりも低燃費を期待できる面も持ち合わせていますから、 使い方次第といったところでしょうかね。いずれにしても、クルマが全てを担うのか、ドライバーに任せるのか、このあたりの線引きをもう少し明確にしたほうがいいのではないか、なんてことを感じました。  それを言いだすと、何度も言っていますが、アクセルワークに対する初期加速感に穏やかさを与えてもいいのでは? と、今回も感じました。もちろん、現状が、交差点右折での発進時などにペダルを深く踏み込まなくても、クルマが"フンッ"とばかりに加速してくれるセッティングであることは承知していますが、実のところここにシビアさがあるため、挙動や燃費にいい影響を与えていないことがあるのも事実でして。  解決策としては、SIドライブのIモードよりも、もっとエコに振ったモードを設定するか、アクセルペダルの初期踏み込み量に対して発生するパワーを少々落とす、つまり、その加減をドライバーのアクセルワークに任せられるようにするか、かなと。前者については、SIドライ

#1076 ステップアップさせすぎ? スバル・XVの正常進化 その1。

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 昨年末、スバルXVが一部改良を受けました。XVのベースとなった現行型インプレッサに対しては #297 で書いたとおり、高く評価しています 。いや、厳しい目は持っていますけど。ちなみに、あのアーティクル( #297 )は、このホームページ全体の中でのトップアクセス数を保持したまま。1.6L+MTってキーワードがとてもレアだったこともそれに加担しているようですが。 で、そんなインプレッサからその方向性を明確にしたスバルのクルマ造りですが、クラブレガシィとは別の観点からあれこれと追いかけてきました。ということで、改良を受けたXV(ガソリン車)にて、あれこれとチェックしてきたわけですが……、って、先にインプレッサを試乗しておくべきだったか。しまった。ま、いいや。  そのXVですが、えっとですね、あのですね、そのですね、大きく変わっていました。内装の質感向上やら、静粛性やらは、さておき、いちばんのオドロキは乗り味。まずは、剛性感をしっかりと作り込んだサスペンションに対して、次のステップとしてしなやかさを与えており、……、って、そう質感が大幅にアップしています。簡単に表現するばらば、路面からのあたりが柔らかいのなんの、そう、あのゴトゴト感はかなり薄れました。 その上で、 静粛性を与えており、 、 そこにインテリアの質感向上が加わって、まさにクルマ全体として クラスをアップさせたかのような雰囲気を作り上げていました。そう、何かひとつをアップさせたのではなく、バランスを崩すことなく、すべてを上手くブラッシュアップさせています。これ、過去のスバルが苦手としてきた作り込み方法ですな。というわけで、天晴れ、天晴れ。  試乗前は、どうだろうかと思っていたギア比のクイック化も、安易にクイックにしたというよりは、サスペンションのしなやかさに合わせたセッティングとしており、違和感なし。ワインディングでは、的確なロールを伴いながら、余計な挙動を見せることなく、スッと駆け抜けていきます。  ただですね……、と、あえて厳しい目で見つめますと、あれこれはあります。例のリバウンドストローク時の手放してしまうかのようなフィーリング(減衰力不足)は、高速域では感じづらくなったものの、 シーンによってはまだ顔を出します。ひとつシーンを挙げますと大人5名乗車時。極端な例ではありますが、まだ、消しきれてい

#1075 雪が降るとクルマで出かけたくなる、その理由のあれやこれや。

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 雪が降りました。降りましたから、出かけました。わざわざ。周囲では、わりと、この点に関しては同じ意見というか、同じ行動をする人たちばかりなのですが、中には、雪が降ったから出かけないと宣言する強者もいます。ってか、そっちが一般なのか。  その理由を問うと、彼らは滑ったら怖いからと言います。当たり前ですな、当たり前。自分だって滑ったら怖い。だから、タイヤがグリップを失うようなシーンへと わざわざ出かけることに意味を見いだせない、と。まぁ、それも当たり前のこと。分かります。  しかし、グリップを失う(大げさに挙動を見出すことではなく)ことを知っておくことも、実は、クルマとの付き合いにおいては大切なこと。クルマってのは完璧ではありません。路面μが低ければタイヤはグリップを失ってしまうものであり、それを体験しておくことで、 いざという時、どうすればいいかをあらかじめ知っておくことができます。 さらに、最近のクルマには 滑らない、自動車雑誌的な表現をすれば"乱れた挙動を安定方向へと導く"制御が加えられており、それを体感しておくこともプラスになります。 もちろん、雪道を走るには、 スタッドレスタイヤやタイヤチェーンが前提で、いくら4WDでもノーマルタイヤで出かけるのはご法度。 わざわざ、雪道でドリフトして、周囲に迷惑をかけなさいと言っているわけでもありません。  クルマってのは、便利な道具であることは事実ですが、その先には、愉しさへと誘ってくれるという相棒たる存在であることも、また事実。そして、その可能性というか素性をいかにして引き出すか、そしてどういう付き合い方をするかは、オーナーのスタンス次第。 ……、なんだか、雪が降ると、毎回毎回、同じことを書いているような気がしますな。  ちなみに、写真は我が家の近くの坂道。その 勾配は少々きつく、路面が凍結した日には今のタイヤ(スタッドレスではなく、いわゆる欧州のスノータイヤ)ではまったくもって走りたくないシーン。でも、雪が降ると、勇んで出かけたくなる、そんな坂道。足で雪を踏みしめるあの愉しい感覚は、クルマでも同じこと。  そうそう、うちのグランドチェロキーは普段はFR寄り配分でリアがグリップを失うと油圧ポンプを介してトランスファーでの前後配分を50:50へと導きますが、はっきり言ってレスポンスは遅いですし

#1074 ジープらしさって、オフロードを走れること……、なんだけどね。

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  年明け早々の撮影(写真)は、 気心知れたスタッフと、 JKラングラーと新型チェロキーの2台を伴ってとなり、 とても楽しいものでした。そう、仕事なのに、楽しいかった。何故 、楽しいかって、 余計な気を遣わなくていいことと、クルマに対しての捉え方が似ている(同じではない)こと、クルマに味があること、 写真の仕上がりに驚かされることなど、あれやこれや。まぁ、クルマを含めて、互いを尊重しあうというスタンスがあるからでしょうな、きっと。って、ほかの仕事であっても、それはあります。もちろん。  こういう取材をした後は、すらすらと書けるもの……、って、書き上げてから気付いたんですが、この日の取材分って19ページ分。でも、それほど書いたような気もしていません。といいますか、逆にこれだけの量がありましたから、書き足りないというストレスは残っておらず、気分は清々としています。なんて書きますと、今現在、編集部では最後の作業でてんやわんやのようですから、申し訳なく……。  さて、取材に連れ出した、現行型としては最終モデルと噂されるラングラーと、ジープの中では最新であるチェロキーですが、それぞれにジープしていました。ジープらしさとは何ぞやを考えると、ここでは語り尽くせぬほどの文字量を必要としますので深くは書きませんが、そのキーは、緩さの中にあるリズムとだけ書いておきましょうか。   ジープに対して、こうじゃない、それは違う、ここは嫌いなどと、否定的に語る、つまり、 自らをジープに押し付けるだけでは、ジープは何も応えてくれません。 オーナーがジープに合わせることで対話が生まれ、そのスタンスから、これでいいでしょう、そこまで不要でしょ、そう見せる? こう見ればいいのか、といった、ジープ流のスタイルを知ることができます。そして、見方や捉え方が変われば、同じように流れゆく日々であっても異なる日々になるものです。って、それに気付かせてくれるところ に、ジープらしさの本質があります。  オフロードを走れることがジープらしさ、ってそれは誤りではありませんが、それだけはあまりに短絡的で、表面的過ぎると思います。ジープとは、オフロードを走れることを前提としていますが、ついでとばかりに そのセッティングが もたらす緩さがあり 、それを感じる取ることで豊かさとは何かを知り、そして、ライフスタイルに何か

#1073 iPhoto Library Managerに助けられました、ありがとう、という話。

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 あのですね、iPhotoのライブラリーがおかしなことになっていました。で、電源を落とすことなくMacに修復作業をさせていましたが、余計な処理することを許されず、ここの更新もできずにいました。  そもそもiPhotoのトラブルに気付いたのは、クラブレガシィの件を書こうと過去の写真を探していた時のこと。あれ、あの時撮ったあのカットが見当たらない、これはあるのにそれがない、おっと、……、おかしいぞ、と。で、気付いた、写真がない、見当たらない。サムネールが真っ黒というのではなく、サムネールそのものも存在しない始末。  これは由々しき事態だと探ってみると、iPhotoのフォルダ内にマスターファイルは存在し、それぞれにあの意味の分からぬフォルダ分けにしたがって鎮座していました。メールのトラブルに続いてリンク外れのようで、アクセス権の修復をしようとも、サムネールの修正をしようとも、ライブラリーの再構築をしようとも、表示されません。ただ、イベント毎の枚数としてはカウントされていたりしますから、やはり、表示されていないだけの様子。隠しファイル扱いになっているのか? と思って調べてみてもそんなことはなく。  まぁ、最悪、ライブラリーからマスター写真を取り出して再読み込みさせるしかないか……、と思っていた時に、Appleの本国のコミュニティサイトにて紹介されていた右上の iPhoto Library Manager というシェアウェアを発見。こやつ、ライブラリーのセパレートやらマージやらを行ったりと、整理・管理できるアプリケーションですが、チェックさせたところ、このアプリのビューアーではすべての写真を表示しており、 なんとかなりそうな気配。というわけでライブラリのリビルト作業をさせて、……中略……、無事に復活。助かりました。というか、このアプリケーションとても使いやすくて、助けられた感謝だけではなく、ちょいと感激しました。オススメです。って、何かあっても保証はできませんけど。  ただですね、リビルト作業そのものはたいへんでした。その手法は、いったん仮想ライブラリーを作って、次にiPhotoへ再読み込みさせるのですが、この再読み込み作業がたいへんだった。というのも、じゃんじゃか再読み込みしているそばから、iPhotoが読み込まれたファイルの顔認識の作業してくれまして、なかなか先へ

#1072 クラブレガシィを振り返って思うあれやこれや、その2。

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 さて、その2。C型が登場した05年は、クラブレガシィ 以外でも3台まとめて取材へ連れ出すという企画が重なりました。BMW3シリーズ(E36、E46、E90)、プジョー(206、307CC、406)、ジープ(ラングラー、チェロキー、グランドチェロキー)、そして、クラブレガシィでは、2、3、4世代での比較企画(Vol027・p140 )がありました。世代違いやブランド内 で比較することで、それぞれに込められた想いを探し出し、そして、ブランド性という流れやコンセプトを見つけ出すことが、とても楽しい、そんな取材でした。 右の写真はレガシィの世代比較企画時ですが、レガシィにおいては、新世代へとスイッチする際に 先代を否定するのではなく、先代でできなかったことを実現する、そんなステップが見られたことが強く印象に残っています。ただ、一方で、快適性を求めた進化に対しておや? と感じさせるところもあり、無理に時代についていこうとしているレガシィをそこに見つけました。  ビッグマイナーチェンジとなったD型の取材は、大改良過ぎて、試乗とインプレッションとで、ドタバタだった記憶があります(Vol028・p15・写真左)。この時は、向後さんがちょいと刺激ある写真を撮影していたこともあって、文章も意識的に自動車雑誌的ではない表現を用いています。 クラブレガシィで、BMWやらレクサスやらを意図的に引き合いに出したのも、この時が初めてではないか、と。今更に読み返してみると、ほかブランドとの比較を含めながら、肯定的な表現方法や、流れがあって、いい文章ではないかと感じますな。デザインも、クラブレガシィとしては異例といいますか意図的なチャレンジが見られ、企画のすっきり感含めて、今でも最も好みなページだったりします。 それにしてもこの号でのカバーカーズ(Vol028・p9)の写真は、とってもいいですな。とっても。これも向後一宏氏。  この頃、レガシィ以外にも刺激を与えてくれるクルマに出会っています。 プジョー406からは快適を語るリアシートの仕立て方を、 ゴルフ5からは乗り味の質感アップたる手法を、Aクラスの ボディサイズと質感は比例しない仕立て などなど。自ずと、レガシィに足りないモノも見えてきて、バランスやら質感やらをやたらと語るようになるのも、この頃でした。  また、このD

#1071 クラブレガシィを振り返って思うあれやこれや、その1。

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  #1062 にて、一時休刊となったクラブレガシィを振り返って書くといいながら、何も書いていなかったので、今度こそ、クラブレガシィについてあれこれを。  編集後記にも書きましたが、付き合いは2号目(01年)から。フリーになりたての年で、って、確認したらフリーになったのは02年4月。つまり、最初の1年は会社として受けていましたっけね。最初の取材は、単一グレード徹底解剖学という連載で、3世代目のGT系を取り扱いました(Vol002・p44)。  初期のクラブレガシィで強く印象に残っている取材は3世代目D型の試乗会。 大改良たる内容に取材であたふたした覚えがあります。その時の記事を掲載したクラブレガシィ(Vol003・p16)を眺めていたら、そこに、5世代目とレヴォーグのPGMの熊谷氏を発見。おっと、この時にお会いしていたんですね、忘れていました。ちなみにこの号( Vol003 )の表紙の撮影は向後一宏氏ですが、撮影に立ちあったこともあって、好きな表紙のひとついだったりします。  クルマとして、自らのあれこれ含めて、衝撃的だったのはやはり4世代目でした。事前撮影会で訪れた栃木にあるスバルのテストコースは強い雨。で、初めて目にしたのが、アトランティックブルー・パールのTWで、天気が悪かったこともあって、垢抜けない印象を持ちました。特に、 ヘッドランプユニット下部へとアクセントを与えた"目"の表情に、当時のオデッセィのヘッドランプが重なってしまい、なんだこれは? を覚え、原稿にも書いた記憶があります。すみません。  そんなデザインもすぐに納得できましたし、何よりもクルマとしての進化が素晴らしかったことを強く覚えています。そして、 このタイミングから 増田年男さん(4代目PGM)との付き合いを強く意識するようになりました。といっても、それは 遅れてデビューした3.0Rの撮影会(写真二番目 )から 。ご 自身も購入したという6気筒エンジンであってのことでしょうか、そこに表現したかった、されていたグランドツーリング性能に対する想いに、感銘を受けたというか、ショックを受けた覚えがあり、その時の会話や表情をよく覚えています。何よりも印象的だったのは、 3.0Lエンジンのトピックだった スイッチャブルタペットをニコニコしながら ポケット

#1070 手が入らないではなく、手が届かなかった、グラチェロのプラグ交換話。

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 車検から帰ってきたグランドチェロキーですが、リフレッシュされたわけではなく、あっちとそっちのオイルやらを交換したのみ。ということで、手を付けなかったメニューに取り掛かることにしました。  まずはプラグですが……、って、外してビックリしたのですが、電極がまん丸。悪い例として出てきそうなぐらいにまん丸。まぁ、前回の車検の時に交換しなかったからなぁと思いつつ、あまりの角のなさに交換履歴を遡ってみれば、なんと、交換したのは前々々回でした。つまり、時にして6年前、距離にして9万km前のこと。ちなみにプラチナプラグとかではありませぬ、レギュラーなプラグ。どおりで最近、ご機嫌斜めと言わんばかりの、点火のバラつきがあったわけです。  というわけで、グランドチェロキーでは、初めてのプラグ交換作業となったわけですが、手が入らないというよりは、手が届かなかった。足はつま先立ちになり、エンジンルームにべったり体を付けて、それでもギリギリ。自慢じゃないですけど、腕は長いですから、余裕さね、と思っていました。ところがギリギリ。ギリギリなのに、 手を入れにくいところがあって、面倒というよりは、もはやまったくもって疲れました。  作業は、あちこちに書かれているように運転席側バンク(アメリカのサイトでは助手席という表現)の奥が面倒でしたが、最も困難かと思われた#8(いちばん奥)は、意外にもプラグレンチ(写真の緑色)を回すスペースがあり、たいへんではなく。いや、たいへんでしたが、 オイルゲージが邪魔して、イグニッションコイルを上に引き抜けないことでしたので、困難とまではなりませんでした。で、 最も面倒だったのは#6でして、市販のプラグレンチだとハンドルを回すスペースがほとんどないため、体をひねって、手をひねってとなり、これが妙に疲れました。  このグランドチェロキーの2世代目モデルは初代モデルの大改良版ゆえに、いくらコンパクトなこのV8へと載せ換えたところで、あれこれは後付けになっているところもあり、整備性の面ではこうしたマイナスがあるんだと思われますが。 このあたりは、まさに整備性を考えていないというひとつの例ですな。  さて、次はテンショナーとベルトの交換です。今ごろ、テンショナーは、太平洋を戻ってきている頃だと思います。そう、台湾から太平洋を渡って一度アメリカへ行ってい

#1069 気がつけば、海外ドラマに年の区切りを意識していた、昨今。

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 アメリカのドラマは秋から新シーズンがスタートし、年が明けると、後半戦が始まります。ということで、実は、たいへんなことになっています。そう、見なければならない作品が多すぎて。特に、年明けからは、あれこれが多くて、多くて。なんてことを毎年書いているような気がしますが。  もはや、追いかけていないGleeは、とうとうファイナルシーズンだそうで、 ストーリー数も半分に減らされて、年明けスタートとか。Lea Micheleがep1で歌う Let it go を早々に公開して話題作りをしていましたが、ぐだぐだになったストーリーを戻して終焉として上手くまとめるための、ファイナルシーズンになるんでしょうな、きっと。  毎年、書いている気がする Revenge は、もはや何をリベンジするのか分からなくなったままに後半戦をスタートさせましたが、さらに、リベンジ対象を分からなくしています。それにしても、何人殺してしまったんでしょうかね、このドラマは。気がつけば、レギュラーの半分ぐらいはいなくなっているじゃないでしょうか。  最近、気になっているのは、HISTORYチャンネルの VIKINGS 。バイキングなんてビッケしか知らなかったので、ドラマ的な演出はともかくとして、とてもとてもおもしろい。あとは、 BBCの ATRANTIS も、架空とはいえ、そのヒストリカルな演出がおもしろく。というように、その趣向も だんだんと一般的からマニア的な作品へと移りつつあります。それも手伝ってなのか、 今更にStarGate Atrantisをep1から見直しています。そのうち、Star trekとかも、全話見直しそうな勢い、かと。 まぁ、あっちのSFもんは、突っ込みどころも多いのですが、作り込みが深くて、ついつい繰り返し見てしまいます。  あまり人気はないようですが、ぼちぼち放送開始となる MR.SELFRIDGE の新シーズンも個人的には期待大。 あ、American Idolも新シーズンがスタートしましたが、さらに趣向を変えて、まぁ、いい方向ではないでしょうか。って、毎回、思っていることでもありますが。  って、気がつくと、こうして新シーズンを待ち、そして放送が終わり……、と、自分にとっては、年末年始や新学期シーズンよりも、この海外番組のサイクルが、1年の区切りになっているような気がし

#1068 クルマとしての完成度、やんちゃたる演出、すべて完璧なフォード・フィエスタ。

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 振り替えてみると、ほぼ1年前のことでした。フォードの新型フィエスタに初めて乗ったのは。で、その1年後にようやく借り出して、ロングドライブをする機会を得ました。 フィエスタの素性については #726 にて語っていますので、そちらをご参照いただくこととして、今回は、それ以外のシーンについて感じたことあれこれを書きましょうか。  やっぱりですね、ヤンチャぶりが、良くも悪くもキャラクターになっています。分かりやすいところでは、ステアリングのクイック感と、エンジンの初期のレスポンスでしょうか。スポーティさを作り上げているので、おっとり運転をする際には、少々気になります。ただ、 ステアリングのクイック感とタイヤのグリップ感は上手くバランスされていますから、不満があるかといえば、そういう話ではなかったりします。 って、それぐらいかな。気になったのは。ブレーキフィーリングやら、エンジンのトルクの表現方法やら、秀逸であることは変わりありませんでしたし。トランスミッションのダイレクト感も好印象だし。  ウィークポイント? 強いてピックアップすると、ブレーキダストぐらいでしょうか。スタンダードモデルでここまでダストが出てくるクルマは、久しぶりのこと。50kmほど走っただけで、ホイールの掃除をしたくなります。 あとは、燃費も、イマドキのこの手の輸入車と比較すると、いいほうではありません。しかし、以前のように悪いわけではなく、クルマの走り、キャラクターを考えると、不満にはならないはずです。とにかくスポーティだし、とにかく、オモシロイですから。  と、ここで疑問となるのは、そんなにいいクルマなのに、どうしてヨシダリストに載らなかったのか。実はあえて触れてきませんでしたが、これがですね、とても単純。クルマとして、走行性能、装備やら含めて、いちばんと思えるほどにいいんですが、どうしてもフロントマスクデザイン、あの切れ長感を強調したヘッドランプデザインが好みではなくっって……。こればっかりは、どうしようもありませんでした。すみませぬ。

#1067 主要パーツの国内欠品があれこれ出てきた、グランドチェロキー(WJ)。

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 さて、新年早々にグランドチェロキーの車検の見積書があがってきました。今後のことを考えて、やらねばならぬところを含めて見積もって欲しいと頼んだために、45万円オーバー。 そもそも、なぜ、そんなことを言ったかといえば、その金額を見て、車検を諦めると思ったからでした。  でも、止めなかった。というのも、 その内容は急を要するものではありましたが、自分でできることもあり、様子を見ながらと乗ろうかなという余地があったため。また、見積もりには載っていないメニューに国内欠品部品(供給終了の可能性)ありと書かれていたこともあって、見積もりの全てに手を入れたところで、この先、国内欠品と言われたパーツが壊れて、手に入らずに、乗れなくなる恐れがありました。というわけで、このまま車検切ってもいいかなと一瞬思ったんですが、できるだけ費用をかけずに車検を通して、いざ何かがあったら、パーツが手に入らないとか修理代が高いとか何かあったら終わりにすることに決めました(と自分を説得しました)。  ちなみにですね、国内欠品部品と言われたのは、ATのバルブボディと燃料ポンプ。いずれもステアリング位置に関係ないパーツですから……、って、そのあたりのパーツは、ジープだけではなく、ダッジにも広く使われていますから、出てくるでしょう。それにしても、供給終了の可能性ありと言われると、時代を感じます。2世代目グランドチェロキーは99年にデビューにしていますから、初期型は16年オーバーのモデルとなっており、パーツ欠品も仕方ないかなと思います。  それゆえでしょうな、本国では不動となった個体(価格もゼロ)も多いようで、最近の海外ドラマでは、爆破に使われることも多くなりました(少し前はXJチェロキーが多かった)。ちなみに、Sleepy Hollowでは、最新シーズンでもまだ主人公の愛車として乗られています。若い女性、警察官ということでぴったりなんでしょうな。あまりボロくないラレードってところも、それっぽいかと。あれ、直6だろうか……、V8っぽいんだけどな。  ということで、まずは、プラグ交換しなきゃ。V8だから8本、しかもバルクヘッドのほうまで手を入れなきゃいかんので、面倒なのですよ。テンショナー&ベルト交換も、か。円安だというのに、あれこれ取り寄せなければ……。

#1066 発見を誰かに伝えたい……に動機があった、ホームページの手引き書。

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  #1065 で書きました、メールの件ですけどね、メールボックスをクリックしてみたら、なんと中身は空っぽでした。空っぽなのですが、メールファイル格納庫を覗いてみると、それぞれのファイルは鎮座していまして、その容量もトータル10GBオーバーもあり、ちゃんと存在してます。そうなんです、ボックスは認識しているのに、その下にあるファイルを認識していない、と。つまり、ファイルを定位置に配置しただけでは認識せず、ならばと、インデックスを消去して再起動時に作るはずも作られず。おっと、これって、なんとなく 表示させてもらえない状態のようにも感じ……、あ、こういう場合は、アクセス権だ……、とチェックしたものの、問題なし。  ということで、再びのメールデータ移行(アプリケーションに読み込ませる)作業になりました。ただ、今回は、メールアプリは完全に起動していますから、先ほどの起動とともに再びインデックスを作るためにメールファイルを丸ごと読み込むのではなく、ファイル > メールボックスを読み込む にて作業。しかし、やはりメール読み込み中にエラーを吐き出してクラッシュしてしまいます。困ったなぁと思ったものの、ふと、読み込みさせる際に、ファイル(フォルダ)指定をするってことは、任意の フォルダー(メールボックス)単位で読み込ませられないもんか……、とチャンレジしたらできた。しかも、クラッシュしたとしても、読み込みが完了したファイルまではちゃんと残してくれているため、クラッシュしてしまうファイルを見つけ出せました。その後は、ひたすら、読み込み→エラー→取り除き→読み込みという、手作業とはなりましたが、全てが消え去らずに済んだと考えると、ほんと、良かった、良かった。ちなみに、エラーを起こしていたファイルは3つ。ただ、それらが同じフォルダ、つまりは、同じ発信元からのファイルだったのが不思議でした。といっても、何が要因になっているかは、ファイルを開けないため分からず。ファイルサイズも小さいし、添付ファイルもないし……。ま、データ破損だったようですな。  考えてみると、TimeMachineを利用したバックアップの後、Macは以前と全く変わらぬままに見えますが、メールアプリ(ローカルに落としたデータ)に関しては、インデックスを作るかのように再読み込みさせねばなりません。って、そのあたりのファ

#1065 得にならないのに、手順を教えてくれるホームページにある意図。

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 何を思ったか、新年早々にMacのクリーンインストールなんぞしました。 Macでのクリーンインストールといいますか、復元はイージーですので、わりと頻繁にしていましたが、Yosemiteになってから行うのは初めてのこと。したら、何故だか、メールだけ、データ移行ができないといいますか、クラッシュするというトラブルに見舞われました。 ……中略……、 メールのクラッシュの件はOS10.10.2で解決したんじゃなかったっけ? と思いつつ、よーく考えてみたら、仕事用のMacminiはベータプログラムに参加していないので、10.10.1のまま。なので、トラブルの要因と言われている gmailアカウントを削除して 、いちおうライブラリの中にあるインデックスを消去して、再起動したら、無事に復活。  トラブルを探るに、あれこれとネット検索をしましたが、皆さん、どうして、その手順をそんなに丁寧に記載してくれるのでしょうか。Tips的なホームページやアフィリエイト張りまくりのページならまだしもなんですが、そうじゃないページの多いこと、多いこと。 感心、関心。 誰かに見て欲しい、参考にして欲しい、そんな心持ちから、つまり、奉仕の精神からなのでしょうな。すばらしい。  ちなみに、クリーンインストールついでに、Macminiに搭載したSSDの処理スピードをチェックしたら、とんでもなく落ちており、特に書き込み速度はHDD並になっていました。そろそろ換え時かなと思ったんですが、クリーンインストール後は全てのレスポンスがとんでもなく良くなっていまして、しばらく様子見かなと思っております。

#1064 雪の高尾山と、紅白歌合戦のこだわりと、イマドキではない吉田の話。

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 年明け早々に全国的に雪が舞ったようですが、高尾も降りました。というか、積もりました。写真は高尾山(奥に見える山並み)ですが、高尾山へ初詣に出かけられた方はたいへんなことになったでしょう。ちなみに夜になってケーブルカーの照明がつきましたから、今夜も遅くまで運転するんでしょうかね。  今年はいろいろあって、自宅にいますが、先ほど、大阪まで走っていこうかななんて話をしていたら、滋賀を越えられないよと言われて、高速道路状況を確認したら、おっと、通行止め。そう、チェーン規制ではなく、通行止め。まぁ、この時期は、いろんなクルマが出かけていますから、早々に通行止めにしたこの英断は正しいと思います。  英断といえば、今年の紅白歌合戦は、当初、様々な英断といいましょうか、新しい試みがありましたが、それも含め、そして、そのリーク方法やらに、なんとなくいやらしさを感じました。そもそも、 テレビを見ないという以前に、 紅白歌合戦を 見るつもりはありませんでしたが、知人がその時間に移動中でありあれこれと中継して欲しいというので、時々見ることに。……、閉口してしまうシーンが多すぎた。まぁ、 いろいろありますが、いちばんは、みんなで歌おうとか言っているわりに知らぬ曲やら初披露曲だらけ。結局、放送局と出演者と互いに互いを利用しあっているばかりで、視聴者を置き去ったその手法に……、って、それこそが偽善なのか。だから、公共放送ね。なるほどね。  あ、前にも言いましたが、もはや、「紅白」でくくり、「合戦」をしている時代ではないと思います。いや、だからって、ピンクとか、そういうことではなくって。もしも、 みんなで、を謳うならば、出演者も曲も人気投票にすればいいのにと思います。1契約につき1票。そうすれば、契約数も増えるでしょうし。  ちなみに、個人的な注目は中森明菜でしたけど、低気圧という言葉を発した時に、やってしまった! と思い、即座にテレビのスイッチを消そうかと思ったほど。でも、のらりくらりと上手くかわせて良かったと思います、ほんとに。楽曲? んー、聴く者にメロディラインを「見」失わせる、あのリズムって、どうなんでしょうか。あ、これもまたイマドキなんでしょうかね。  って、高尾山話をするつもりが、紅白歌合戦の話になって、やっぱりイマドキには付いていけません、って話になってしまいました。し

#1063 こだわりは剥がれ落ち、新しい何かに期待している、新年。

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  さて、年賀状に使った写真の解説をしておきましょうかね。新年の挨拶なのに何故に夏の写真を? と思われるかもしれませんが、ずっと旧年中の後ろ姿をテーマにしているもので。いや、特段意味はありません。今回は、灯台のタイルと空と海の異なる青さと、たまたま着ていた珍しくちょっと高いTシャツと、腰に見えるプジョーのキーホルダーやら、あれこれと、キーワードが転がっていましたので、この写真を使いました。 時期は7月上旬、 撮影地は 能登の とある人気のない岬にぽつりと立っていた灯台。思い出すに、蒸し暑さはあったものの、強めの風に心地よさを感じて、しばし、ここで時を過ごしていましたっけね。  振り返ってみると、昨年はひと区切りがいくつかありました。それらは、予期していたけどそれを考えようとはしなかったことの終焉とでも言いましょうか。ただ、それらは、次のステップへの 移行に必要だった事と捉えています。そう、子供の歯が新しく生え変わるために、古い歯は去らなければならない、って感じの。稚拙な表現ではありますが、ま、そんな感じ。 以前、こだわりという言葉について語りましたが、本来、こだわることとは、何かに引きずられて本質を見失うことを意味します。つまり、狎れゆえにこだわりとなってしまっていたあれこれが、昨年は意識せずに、落ちていった、はがれていったとでも言いましょうかね。そういう意味では、今、ある意味、すっきりしていますし、身軽さを感じます。そして、次のステップにワクワクしているとでも言いましょうかね、そんな期待感があります。ということで、今年の抱負ならぬ、キーワードは、見て見ぬふりはしないってことでしょうかね。  写真の頃は、そんなことを少しだけ感じてはいましたが、それほど深くは考えておらず、ただただ、日々(能登)を愉しんでいました。お気楽とか、能天気とか、そんな感じか。さて、今年はどうなることやら。 皆様、よろしくおつき合いのほどを。そうそう、新春早々のたなくじは「大吉に始まり大吉に終わる」でした。