#1063 こだわりは剥がれ落ち、新しい何かに期待している、新年。

 さて、年賀状に使った写真の解説をしておきましょうかね。新年の挨拶なのに何故に夏の写真を? と思われるかもしれませんが、ずっと旧年中の後ろ姿をテーマにしているもので。いや、特段意味はありません。今回は、灯台のタイルと空と海の異なる青さと、たまたま着ていた珍しくちょっと高いTシャツと、腰に見えるプジョーのキーホルダーやら、あれこれと、キーワードが転がっていましたので、この写真を使いました。時期は7月上旬、撮影地は能登のとある人気のない岬にぽつりと立っていた灯台。思い出すに、蒸し暑さはあったものの、強めの風に心地よさを感じて、しばし、ここで時を過ごしていましたっけね。
 振り返ってみると、昨年はひと区切りがいくつかありました。それらは、予期していたけどそれを考えようとはしなかったことの終焉とでも言いましょうか。ただ、それらは、次のステップへの移行に必要だった事と捉えています。そう、子供の歯が新しく生え変わるために、古い歯は去らなければならない、って感じの。稚拙な表現ではありますが、ま、そんな感じ。以前、こだわりという言葉について語りましたが、本来、こだわることとは、何かに引きずられて本質を見失うことを意味します。つまり、狎れゆえにこだわりとなってしまっていたあれこれが、昨年は意識せずに、落ちていった、はがれていったとでも言いましょうかね。そういう意味では、今、ある意味、すっきりしていますし、身軽さを感じます。そして、次のステップにワクワクしているとでも言いましょうかね、そんな期待感があります。ということで、今年の抱負ならぬ、キーワードは、見て見ぬふりはしないってことでしょうかね。
 写真の頃は、そんなことを少しだけ感じてはいましたが、それほど深くは考えておらず、ただただ、日々(能登)を愉しんでいました。お気楽とか、能天気とか、そんな感じか。さて、今年はどうなることやら。皆様、よろしくおつき合いのほどを。そうそう、新春早々のたなくじは「大吉に始まり大吉に終わる」でした。

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