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#1470 タイヤ交換は、交換作業よりも、運ぶ作業が面倒って、話。

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 それほどにどたばたしていたわけでもありませんし、年末進行に追いかけられていたわけでもないんですが、なんとなく放置していました、このページ。というわけで、なんとなくで先延ばしにしていた、ジムニーのスタッドレスタイヤ履き替えも、タイヤ組み込みは終わっていたものの、ついつい気が乗らず、ギリギリまで伸ばす始末。いかんですなぁ、このぐーたら加減。ほんと、いかんです。  ま、バルコニーに積まれているタイヤを運んで、ちょっと広くて交換しやすいフィエスタの駐車場へと移動して、交換するだけなんですが、これが面倒。前にも書いていると思いますが、ほら、マンション住まいって、タイヤを運び出すのが結構面倒でしてね。とはいっても、今回作業したジムニーのタイヤは、グランドチェロキーの245/70R16サイズ4本よりは軽いし、小さいですから、楽なんですが、それでも、面倒。タイヤ交換作業そのものはほんとに簡単なのに、タイヤを下ろして、履き替えたタイヤを家へと持ってくるという、その作業がひたすらに面倒なんです。  ですから、今回は、履き替えた夏タイヤを、家へと上げることなく、そのままに駐車場に置いておこうかと思いました。盗難にあったとしても諦めがつくかなと思ったもので。しかし、もし、盗難にあったら気分がいいものではないな……と思い、台車に乗せて、再び、自宅へと上げ、バルコニーへと運びました。  というわけで、ジムニーにスタッドレスタイヤをはいたわけですが、はいたんですが、目的地まで、どうやら雪を踏みしめるシーンがない様子。そのインプレッションはひたすらにオンロードになりそうですが。また、後日に。

#1469 富士山は静岡側から見る姿が、いちばん好きです、って話。

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 寒気が入り込んで来たこともあってか、急に冬を感じさせるようになりました。我が家のある高尾でも毎朝氷点下となり、午前中にクルマで出掛ける際には、温水を入れたペットボトルを持って家を出るようになりました。飲むんじゃありません、フロントウインドウへの凍り付きを溶かすために。ちなみに、フィエスタには、フロントガラス全体に熱線が入っています(リアじゃなくてね)が、やはり溶かすまでには時間を要しますから、この温水ペットボトルのほうが早かったりします。それにしても、フロントウインドウに熱線だなんて、通常見難くないかい? と思われるかもしれませんが、ま、慣れですな、慣れ。それにしても、このフロントガラスの熱線って、ヨーロッパ車らしい装備だと思います、ほんとに。って、日本に導入されているモデルで、ほかにも見かけたな、これ、なんだっけか、MINIもそうじゃなかったでしたっけか。って、自信はありませんけども。  ま、そんな冬を感じさせる季節になりましたから、富士山もキレイに見えるようになりました。上の写真は、先日のスタックランドファームオフロードコースの帰り道ですが、ちょうど夕陽を横から受け、その夕陽も沈む直前だったこともあって、とてもきれいでした。下の写真は、今日の夕方、日野市を流れる浅川の土手の道を走っている時のもの。富士山は遠くにありますが、山頂が吹雪いている様子まで分かるほどにくっきりと見え、これはこれで、とても良かった。  今週だったか、静岡は静岡市まで出掛けてきましたが、親戚と話していたらですね、静岡市というか、清水市は三保の松原から見る富士山がきれいだと言われる、なんて話になりました。まぁ、富士山を散々に、しょっちゅう、あちらこちらから見ている者としては……、って、やっぱり静岡から見る富士山が好きですな。ま、南西側から見ること、つまり、陽の加減もあるんでしょうけど、手前の山と海とのバランス加減もいい。薩埵峠から見る富士山もいいんですが、いいんですけどね、なんかね、あれ、高速道路のポスターを思い起こさせてしまうんです、あれ。

#1468 やっぱり、トルクだと思うんです、クルマって、という話(BMW・M140i)。

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 BMW試乗記、続いてはM140iです。あれです、1シリーズに6気筒3.0Lターボエンジンを載せて、M風味を仕立てたモデル。ディーゼルエンジンでも必ず言いますけどね、やっぱりね、エンジンはトルクなんです。だからといってレスポンスが犠牲になるのもなんですが、まずはトルクです。というわけで、このM140iに搭載されている直6ターボは最大トルク500Nmを1520回転〜4500回転まで発生させ続けるという、聞いただけでうっとりしてしまうスペックを誇っています。しかしですね、それがですね、暴力的ではない。日常域は意外にもジェントルなフィーリングでして、まったくもって、いやになっちゃう。あ、ダメというのではなく、仕立て方が上手いなぁとひたすらに感心してしまうという意味合いで。  さらにですね、乗り心地がしっかりと確保してあって、とても好印象。タイヤサイズはフロントが225/40R18、リアが245/35R18としていますが、これがですね、タイヤの扁平率を言い訳にしない乗り心地を確保してありまして、ひたすらにため息。具体的にいいますと、ストローク量はありませんし、ストローク感を意識させるようなフィーリングにもありませんが、その中で、実に美しく動き回るといった感がありまして、突き上げ感を出しません。それでいながら、ハンドリングにおいてはコーナーでロールを感じさせる、つまり荷重移動を感じさせるという、何ともかんともな仕立てになっており、絶品。  ま、その価格590万円。そもそも1シリーズは310万円から始まることを考えると、その価格差は280万円にもなりますが、M140iの仕立てはチューニング費(差額)以上を感じさせます。つまり、お買い得かと。ただですね、その少し先にM2クーペが768万円で見えていますから、それを考えると、なかなか選び辛い。ほら、フルチューチューンなコンプリートモデルがあと170万円とちょっと支払うと手に入るわけですから。といいつつ、それって、クルマ1台が購入できる価格ではありますけどね。

#1467 比較しなければ、不足は全くない、BMW1シリーズ・ディーゼル。

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 ディーゼルエンジン搭載モデルを矢継ぎ早といわんばかりに増やしているBMWですが、いつしか、X1にまでディーゼルエンジンが追加になっていました。というわけで、ロングドライブに出掛けたわけですが、まぁ、悪いわけはなかった。なかったけど、予想とちょっと違ったところもあったという、そんな発見がありました。  ディーゼルエンジンについては言うまでもありません。低回転域からトルクフルで極太を感じるトルク感はそのままに高回転まで回っていきます。まぁ、ただ、いわゆるパンチはありませんし、低回転域のレスポンスという面ではやっぱりガソリンエンジンに劣るところを感じます、感じますけど、個人的な好みはこちらのほう。何よりも、アクセルペダルの踏み込み量に対してのトルクの出方が美しく、不足なし。高回転でパンチがないと言いましたけど、気が付けばとんでもない速度域に入っていますから、これもまた不足なし。高速での追い越し加速? ストレスがないどころか、もう、十二分ですといわんばかりのトルクで応対してくれますから、これまた不足なし。ただ、ですね、その直後に乗った、自分のフィエスタの、出だしの過剰とも言えるトルクの盛り方といいましょうか、唐突さを感じると、やっぱり、ディーゼルたるレスポンスの悪さたる存在を覚えたりもします。ただ、まぁ、そこで感じたのは、フィエスタのやんちゃぶりといいましょうか、行き過ぎ感でしたから、……。  さて、乗り味はですね、同じプラットフォームの2シリーズグランツアラーがコンフォートに振っているのに対して、乗用車的。ま、SUV的というよりは、乗用車的。ハンドリングは重心高があるなりのロール感を演出していますが、乗り心地は少々の節度感の中に硬さが存在していまして、ま、このあたりは、好みの問題ではありますが、個人的には2シリーズグランツアラーの乗り心地のほうが好み、かな、と。いずれにしても、不足はありません。  ちなみにですね、試乗会でMスポーツをテストしたんですが、硬さを感じるところはあります、ありますが、ドタバタと暴れる様子が見られなくてですね、つまり、不快感に届いていなくて、好印象。といいますか、サスペンションのストローク感に質感がむしろプラスされていて、好印象。ハンドリングはクイック感ではなく、素直さを増していて、こちらも、また、好印象。どっちが、いいかと言われたら...

#1466 意外に遠いけど、意外に満足感がある、銚子ドライブの話。

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 依頼をいただいている日帰りドライブ取材もですね、振り返ってみますと、05年からですから、かれこれ10年以上担当していることになります。どおりで、紹介しつくしたワケです。というわけで、今回は、3回目となる銚子を訪れましたが、醤油工場見学もヒゲタもヤマサも紹介していますし、ポートタワーも犬吠埼灯台ももちろん紹介済み。となると、どこを紹介すればいいのかって話になってきて、最近では、ガイドブック系には紹介されていないようなスポットを巡ったり、地域ではなく、道の駅繋がりにするなど、無理矢理感があります。  というわけで、3回目の銚子となったわけですが、隠れスポットを紹介するには、無理があり過ぎるので、堂々と有名スポットを巡ることに。と思ったら、久しぶりに訪れた銚子、新スポットが生まれていました。少し前に、漁協直営の販売所が閉店になったことは知っていたんですが、その理由が東日本大震災によるものなんだろうな、なんて、勝手に思っていました。そしたらですね、震災の影響かどうかはわかりませんが、市場を建て直しておりまして、そのための閉店だったようです。ただ、復活したのは、直売所ではなく、食事処でしたが。きれいになった店舗で提供されるメニューは、価格を含めて、観光客向けではありますが、ま、ごまかしを考えている店舗とは異なり、まじめさがあり、ちょっと感心。まじめさをどこに感じたか? 海鮮丼のゴハン、ちゃんと冷えたゴハンを使っていたこと。あるんです、刺し身を載せるのに、暖かいゴハンを使うところが。  今回の発見は、もうひとつ。ぬれ煎餅で有名な銚子電鉄ですが、いつしか煎餅バリエーションを増やしていました。最近のことではないのかな、これ。で、直売所まで作っていましてですね、B級品まで取り揃えていました。煎餅老舗ではありませんから、味については、今一つを感じるところもありますが、価格に遠慮が感じれ、今のところ、好印象。これが流行りだすと、途端に変わってしまいますので、今後にちょっと心配はありますけどね。いや、実は、そんな気配を店内から感じたもので……。  というわけで、まとめ。知っているつもりであっても、変わっていることもあり、やっぱりですね、足を運んでみなきゃならんな、と思った次第。ま、それがドライブの愉しさであり、醍醐味でもありますしね。

#1465 ジムニー、スタックランドファーム、デビューを果たす、の話。

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 恒例となっております、年2回のスタックランドファームオフロードコース走行会ですが、冬バージョンといいましょうか、秋バージョンは、収穫作業がメインとなっております。秋ですから、ほら。というわけで、今年はメンバーの都合から少々遅くなって、この前の日曜日に出掛けてきました。きましたら、すっかり冬景色で、霜は下りているは、といいましょうか、霜は下りたままに1日中溶けずに残っている始末。収穫作業にはそれほど影響はなかったのですが、ここスタックランドファームはコース設定もさることながら泥が凶悪でして、そうなんですね、僅かに溶けた霜が路面をマッディにしてくれていまして、今回は、ほとんど走らずに終了となりました。  といいますかね、土を掘り返してみたら、予想外の収穫量と人手不足から、午前も午後も収穫作業となりましてね。いやー、さすがに疲れましたというか、腰が痛・気持ちいい……、って、これが、腰を痛める警告だそうで。とはいっても、畑まではクルマで向かわねばなりません。ということから、ジムニーはオーナーが変わってから初オフロード走行となりましたが、これが走らなかった。下回りをヒットしていないのに、動けない。それほどにタイヤがグリップしていませんでした。実は、この時期のスタックランドファームのマッディな路面は、その下が凍結しているという、最悪といいましょうか、最凶な条件にあり、過去に取材でとんでもないスタックをしたことがありました。なので、今回も、さすがにHTタイヤじゃ無理かとそんな解釈をしていましたが、それにしても何か違う感を覚えたままに、あっけなくスタックしたと。  で、押してもらったんですけどね、そしたら、ヨンク入っていないよーと、指摘が。フロントが回っていなかったようで……。は、恥ずかしい。そうなんです、ここのところ、グランドチェロキー、つまりフルタイム4WDでしたからってシフトなんて操作したこと……、いや、コースに出る前にはローに入れていましたから、そんなミスはあり得ないんですが、ま、そんなミスしていました。もちろん、ヨンクにしたら、あっけなく脱出。そりゃそうだ。といいますかね、逆にFRのままで良く走っていたなと感心した次第でした。  いやー、それにしても、やっぱり前後リジッドサスはいいですなぁ。あと、MTもね。ひたすらに愉しいです。さて、スタッドレスタイヤに履き替えま...

#1464 まさかの十分を感じてしまった、3気筒なBMW3シリーズ(318i)。

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 BMWの3シリーズにおいて、318iってグレードは、かつての、320iの6気筒エンジン対して、えー、4気筒になっちゃうの? 的な、ま、ある意味、マイナスといいましょうか、そんなイメージがあります。ありますが、実際に乗ってみると、不足を感じるどころか、え、頭が軽くてですね、これでいいじゃんと言わんばかりの説得に、やられた感を覚えるもの。しかしですね、さすがに、現行型に追加された318iは、3気筒エンジン搭載となりますから、それはないでしょうと思う反面、きっと、唸らせるような仕上がりになっているんだろうな、と思うところ、半面。  で、結論、あまり詳しくなく、3気筒であることを知らぬままに乗ったならば、気付かないと、思います、これ。あのですね、ビックリしました、あまりの遮音(振動含)性に。観察するとですね、発進時に3気筒なりの存在(振動と音)を僅かに感じるのですが、エンジンが回ってしまうと、もはや分からず。ターボといっても、排気量は1.5Lだから不足を感じるだろうな……と思うとですね、これが中回転域に存在を感じられるトルクバンド(厚みといったほうが的確かも)がありまして、パワーの面で不足を感じさせない。ま、高回転まで意図的に回そうとアクセルを踏み込むと、やっぱり2.0Lターボとは違うな感を覚えますが、まぁ、これですね、旧型の2.0LNAと遜色ないどころか、そのわずかに3気筒を感じさせるところ以外は、十二分を感じます。  といいますかね、逆に、先の音、振動がですね、気筒数に関わらず、エンジンの存在を感じさせてくれるものでして、あえて、それを感じさせるように仕立てている(残している)といわんばかりの演出に、むしろ、いいじゃん、これと思ってしまったほどでした。で、さらにですね、シャシーに豊かさが加わっていまして、あれ、これ、頭が軽いから? それとも改良された? と、そんなプラスな印象まで覚えまして、ちょっとビックリ。  ほほぅ、これならアリじゃんと思いつつ、価格表を見ると、318iSportで車両本体価格467万円となもし。やっぱり、もう少しのリーズナブル感を求めてしまいます。さて、このモデル、どういった層の人が購入するんでしょうか。やはり、初BMWユーザーなのでしょうかね。

#1463 カッコいいSUVってのはこういうもんだ、と思った、新しいプジョー3008。

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 ここのところ、ひとつ書き上げようかというところで、次の依頼が入り、書き終わろうかというところで、その次の依頼が入るという、不思議なサイクルにあります。ま、仕事をいただけるということは、ひたすらに感謝ではあるんですが、来週になったら休みができると思いきや、延期になり……、の繰り返しにあり、落ち着かないといいましょうか、日々、追われている感があります。というわけで、本日も、さきほど、納品を終了。しかし、次が待ち構えています、はい。  そんなバタバタな中、先日、来年導入されるプジョー3008を見てきました。ら、あのですね、写真で見ていたよりも、とってもカッコよかった。というわけで、その良さが伝わるようにと、写真を撮ってきたつもりでしたが、こうしてみるとあのカッコ良さは伝えられる写真には思えません。  なにが、カッコ良かったかと言いますと、スタイリッシュなんですな。ラインをゴテゴテに入れて、なんとなく、近未来をデザインしたようなモデルとは違いまして、SUVたるスタイルと、プジョーらしい品の良さとが、バランスしていましてね、はっきり言って、美しい。特にサイドから眺めますとね、サイドウインドウのグラフィックを薄くして、ドアの高さ(厚み)を与えているところなんか、なんていうんでしょうかね、あ、スポーツカーテイストそのもの。で、室内は、サイズなり、サイズ以上のゆとりがあってですね、デザインにおける品も相まって、これもまた、なんていうんでしょうかね、あの、えっと、キャビンって感じ。違う、個室って感じ。違う、パーソナルな空間と言わんばかりの特別に設えられた車内となっておりまして、スゴク、いい。あれですな、DS5のリアシートに座った時のような、特別感という表現がいちばん近いでしょうか。  というわけで、まだ、試乗はしておりませんが、とってもいいと、思います、プジョー3008。

#1462 予想外の仕上がりだった、トールとルーミーとタンク。

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 あれです、と突然に始めますけど、あれですよ、あれ、今、話題の、ダイハツのトール、トヨタのルーミーとタンクに乗ってきました。これらモデル、Aセグのトールワゴンなんですが、昨今のセグメント分けは、一方でのサイズ拡大と、一方でのサイズ留まりとで、なんとも位置づけらいところがありますが、Aセグモデルとして、とてもいい仕上がりになっている、ま、自動車雑誌的にいいますとね、クラスをひとつ超えた感にあふれていました。そのベースは #1352 で不足なしと書きましたブーン・パッソですが、さらなるボディ剛性アップによって、ただ、トールワゴンに仕立てただけ以上のポテンシャルを得ていました。そう、ブーン・パッソでも書いたシャシー性能に対する印象まで、さらに高められていましてね、やられた感がありました。  やっぱりですね、ボディの仕立ては、クラス感に直結する質感を演出するに不可欠ですし、乗り味にも大きく影響を与えるものでして、重要であることを改めて感じた次第。ハンドリングも、クラスなりの曖昧さは残っていますが、アシスト力たる演出も相まってですが、これが意外に操舵感があって良かった。ただ、タイヤのキャラクターもあるんでしょうね、グリップ感が見え辛くて、そこに惜しいを感じました。そう、まさに、ハンドリングに曖昧さが残っていても、タイヤのグリップ感は伝えてくるという海外のAセグモデルとの違いであって、どちらが、理想かななんてことをしばし考えながら試乗しましたが。  乗り心地の面では、Aセグレベルを超えていると思います。ハーシュネスを上手く抑え込んでいまして、実に快適。いいまとめ方をしていると思います。1.0LNAエンジンはトルク優先といった感があり、CVTの協調も相まって、不足を感じません。で、ターボになると、必要にして十二分を感じますが、ただ、低回転域においてトルク変動を感じさせるところがあり、ターボラグをもう少し上手く整えると……、って、NAに対してターボはサスペンションの設定も変えていましたから、ひょっとすると、ターボらしさたる演出だったのかも……、いや、そんなことはないか。そうそう、ターボはサスペンションチューニングも変えてありましたが、好みはリアにスタビラーザーを採用していない、NAのほう。のんびり、穏やかに、そんなセッティングが見合っていると思います、このクルマは。  あとは...

#1461 時代が、日本が、車が、企画が、オモシロイ、カローラvsサニー。

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  #1450 にて紹介しました、三栄書房の歴代カローラのすべて、ですが、このサイトからのリンクを通じて購入していただいた方がおりまして、おかげさまで1冊あたり36円(1200円の3%)分のポイントをいただきました。感謝いたします。えっと、ま、その、アフィリエイトってやつですな。  さて、そのシリーズで、今度はカローラvsサニーが出版されましたが、前回のカローラでの執筆が、編集部のリクエストレベルになんとか引っかかったようで、再びの執筆依頼をいただき、執筆。ありがたいことです、はい。で、なぜに、いまさらにカローラvsサニーなのか、と思いきや、執筆にあたって振り返るとおもしろいんですね、両車。といいますか、あの時代。この本は、それを上手く構成していまして、ま、具体的にいいますと、vsという斬り方によって、両モデルの深さたるスゴサを、ま、極端な言い方をしますとね、あの頃の日本は良かった(凄かった)、いやいや、あの頃の日本車はおもしろかったよねという、感慨に浸らせてくれます。  自分が執筆したのは、日産がロータリーエンジンにチャレンジしていた頃の話と、サニートラックの話なんですが、いずれも、あの頃だから許されたといいましょうか、立ち上がった企画であり、やっぱりですね、いい時代だったんだなぁということを感じます。実のところ、サニートラックも日産のロータリーエンジンの話も、自分が3、4歳の頃のことですから、リアルタイムな話ではなく、後から知ったことであり、また、今回の執筆において改めて調べたこともあったのですが、そんな過程も実に愉しさがありました。ま、これも取材といいましょうか、執筆たる醍醐味ですな。その中でもやっぱりですね、先輩方々の執筆、取材が、すこぶるオモシロイ。参考にと、あれこれと読み解いていくとですね、昨今のクルマのような語るべきポイントが少なくなったモデルとは異なり、未完成も味もあふれていたモデルだったこともありましょうが、それにしても、観点が違うといいましょうか、ジャーナリスト的な視点が深いし、それがおもしろさといいましょうか、クルマ好きにはたまらない表現となっていまして、仕事であることを忘れて、読みふけてしまう始末。何でしょうかね、この、おもしろさというか、違いは。  というわけで、そんな昔の誌面を用いながら、表紙に謳われている"凄さ...

#1460 雪は積もったのに、タイヤが届いていないから、自宅待機だった話。

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 東京にも雪が降り、積もったあの日……、と書き出したものの、はて、何をまとめに書いたんだか、思い出せず。そうなんです、ここ、一度、書きあげて、アップして、修正したんですが、操作を誤って消し去りました。というわけで、書き直しています。  もちろん、高尾にも雪は降り、そして積もりました。で、当日はそのままに気温が上がらなかったこと、翌日は晴れたものの積もった雪によって冷蔵庫状態でしたから、翌々日の朝になっても、雪はこのぐらい残っていました(写真:撮影前に中途半端に雪をどけてしまっていますが)。といってもですね、この駐車場、一日中陽が当たる場所でして、クルマを停めておくことを考えると、できれば選びたくない、ってな条件の駐車場。そこで、この状態でした。  さて、雪といえば、スノードライブですが、今シーズンは、フィエスタではなく、ジムニーで愉しもうと企んでいます。グランドチェロキーでも愉しんでいましたけど、あの人ですね、ハイレンジではFR寄りのセッティングとなっていて、滑ってから、その回転差で油圧ポンプを回して、クラッチを繋ぐものでね、そう、タイムラグがあるのと、トルクがデカイので、回転差が大きい時、突然に、ドカンと繋ぐもんですから、つまりですね、あのですね、挙動が読めるようで、読めるんですが、車重がありますから、コワイところもありました。なので、実は、出掛けるにわずかに消極的なところもありました。  ま、思うにですね、やっぱりですね、パートタイムなわけですよ、確実なのは。そう常々感じてきましたが、グランドチェロキーに悪くて、それも公には言えずでした。って、ちなみに、グランドチェロキーはローレンジにシフトすると、センターデフロック、いわゆるパートタイム4WD状態になるんですが、ローレンジで街中や高速を走るわけにもいきませんしね。って、ここで語っているグランドチェロキーは、2世代目のWJ型で、V8エンジン搭載モデルに組み合わされていたクォドラ……、なんだっけか、いやいや、覚えています、ちゃんと、そうクォドラドライブの話ですが。  えっと、前に書いた時はグランドチェロキー話はしていないように記憶していますが、ま、いいや。というわけで、今年のスノードライブ用のタイヤ、発注しました。こういった仕事をしていても、といいますか、しているからこそ、身銭を切ってタイヤを選びますが、い...

#1459 あれ、ずいぶんと良くなっているじゃん、トヨタ・ハチロク。

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 さて、ハチロクです。ここのところランドクルーザーの原稿に追われていますので、なんだか、トヨタ三昧って感じです。そういえば、今週にはトヨタでも販売される新型車の試乗会もありますし。あれ、ひょっとしてと振り返ってみると、今年はトヨタ系のクルマについての執筆やらが、いちばん多いような気もしますが。ということで、トヨタ車と自分について振り返ってみますと……、って、トヨタ車に乗ったことが……、いや、大丈夫ですよ、ランドクルーザーに乗っていたことがありますから。  さてはて、ハチロクの話です。ハチロクなのに、なぜか4x4magazineでの仕事。オフロードを走らせるってわけでもないですし、FRスポーツカーのお勉強をしましょうって企画でもありません。試乗記事を紹介する企画があるんです、はい。で、ハチロク。早いものでデビューから5年目を迎えていたようで、今年の夏、大改良といえるマイナーチェンジを行いました。で、ハチロク。これがですね、実に良くなっていておりましてね、驚きましたよ。  試乗したのはハイパフォーマンス仕様ではないGTリミテッドのMTでしたが、エンジンフィールがですね、パワーアップを果たしたっていうから、過激さを先に感じるかと思ったらば、これがですね、かなりジェントルな仕立てになっていまして、つまり扱いやすい。とっても扱いやすくなっていた。アクセルを踏んだ際のレスポンスもかなり極められていましてね、って、レスポンスが良くなっているだけではなくって、踏み込み量に対してきめ細やかなレスポンスとトルクを提供してくれまして、これ、扱いやすさに繋がっています。  で、シャシーはですね、これがまた良かった。特に好印象だったのは微舵角におけるグリップ感。パワーステアリングのアシスト量の変化もあってのことなんですが、それにしても、オンセンターからの繋がりが美しい。違和感を覚えさせるようなクイックを感じさせることなく、クイックに、そしてグイグイと曲がっていく。ま、そんなシーンでのグリップ力はいうまでもなく十二分。って、今回はクローズドコースでの試乗ではなかったので、限界までは達する前の話ですが。  さらにですね、そんなジェントルテイストに倣うかのように、乗り心地もすこぶるいい。とにもかくにも、どんなシーンでも、215/45R17というタイヤサイズを、暴れさせない、ばたつかせない、...

#1458 内容を充実させたリーズナブル感をアピールした、パサートの商品改良。

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 守りに入っていちゃいかんとばかりに、インポーターが攻勢に出ていることが印象に残る、昨今。#1457で、プジョー・シトロエン・ジャポンのディーゼル戦略について触れましたが、今日は、VWからパサート商品強化の知らせが届きました。って、今年に入ってからのVWは、春先にゴルフやポロの価格を下げるというアプローチを行い、秋にはフェイスリフトしたビートルを導入するなど、そこには来年へと勢いをつけようとしている感が伺えます。で、パサート。現行型は、そのいい人そうには見えないようなテイストもあってか、目立つ、つまり、やたらと見かけるような気がします。そもそもパサートに対しては、内容の割に安いというリーズナブル感があるモデルであり、現行型については、 #1195 で褒め、 #1278 で褒め称え、 #1279 で低燃費もアドバンテージだと記しています。これからの熟成も期待されますし、ま、価格を含めたベンチマーク的なモデルである、つまりは、売れていいモデルだと捉えています。  さて、今回の日本仕様における変更ですが、これがですね、ま、日本向けらしい仕様と言いましょうか、そのラインナップに、今後のVWの戦略が見えたような気がします。この価格帯といいましょうか、Dセグのモデルは、見かけの安さよりも、装備を充実させたほうが売り上げに繋がるようで、メルセデスベンツにしても、BMWにしても、ここのところ、大幅に価格帯を上昇させています。ま、それでも、お客さんがついてくるんですね、あの価格帯は。いやはや、いやはや。ただ、あまりに急激なアップだったもんですから、さすがに置いていかれてしまうお客さんもいるようで、ちょっと待てよとばかりに、以前の価格帯で手に入るモデルを設定。そんな中にあって、パサートはリーズナブル感がさらに際立ってきたように捉えていました。  しかし、今回の改良で、ボトムに手を加えることなく、いわゆる売れ筋グレードの内容を充実させて、さらにその価格をアップさせるという手法に出てきました。具体的には、コンフォートラインをエレガントラインと名称変更して、ランプ系にLEDを採用して、アルカンターラ&レザーのコンビシートやらそのほかを標準装備して、20万円アップの379万9000円(セダン)にしたと。ま、内容を考えると割高感はないのかもしれませんが、ボトムのトレンドラインが329万円(セ...

#1457 ディーゼル導入は大正解だと感じた、フェイスリフト版シトロエンC4ピカソ。

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 それは突然に、というか、戦略的にアナウンスされました。そうです、 #1431 にて書きました、フェイスリフトを受けたシトロエンC4ピカソシリーズにディーゼルエンジン搭載モデルが追加されるってな話。導入は来春予定だそうで、先に特別仕様車として200台を導入するとか。  プジョー・シトロエン・ジャポンもディーゼルエンジン攻勢へと打って出ましたが、 #1406 にて書きましたように308ディーゼルはヨシダイチオシですからして、このC4ピカソへの期待もそりゃ大きくなります。といいますかね、たぶん、いいんですよ、これ。いや、悪いわけはないんですよ。ただ、2.0Lのみというのが残念。いわゆるパワー感には届かなくても、1.6Lのあの十二分な極太トルクと、あの滑らかたるフィーリングをもってすれば、十分を感じ取れるはずでして……、って、乗っていませんから分かりませんけどね。というわけで、残念。  残念といえば、MTがないことも残念。いや、日本市場を考え、まずは抑えるべきところを抑えるというスタンスからすれば、正しい戦略なんですが、個人的に残念。1.6L(ディーゼル)+MTの組み合わせなんかあれば、それこそ、話題を振りまくことできる……、といっても、絶対的な台数にはならないでしょうから、稼ぎとしての数値に現れない、プロモーションとなることを承知の上とはなりますが。ただ、勝手に妄想するのにですね、50台もしくは100台といった台数で限定発売したらば、後々、とんでもない高値で取引される仕様になることは確実。アンチ国産ミニバンな人の好みって、実のところ、そのあたりにありますから。ちなみに、日本仕様のタイヤサイズはすべて17インチになるそうで、硬さが気になりますが、調べたところ、2.0Lディーゼル仕様はこの17インチが標準となっているようなので、それなりに整えられていることを期待しましょうかね。  そうそう、そんなんでシトロエンを調べていたらですね、新しいC3もあれこれと目にしたんですが、やっぱりですね、いい。とってもいい。これぞ遊び心といわんばかりのデザインは、インテリアにまでバランスされて、もちろん、ボディカラーやらのバリエーションにまでしっかりと展開しています。そうなんですね、言い訳が見当たらない。メインカラーとなっているホワイトのボディに赤いルーフって組み合わせが刺激的なんです...

#1456 ちまたに氾濫する丸ゴシック、あまり好みではないんです、ってな話。

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 果たして、スマートフォンやらタブレットは、カーナビゲーションの代わりになるのか、なっていくのか、いや、なれるのか。カーナビに限らず、クルマに搭載されるにあたっては、その機能性とは直接に関係ないような……、たとえば、時に高温だったり、陽にさらし続けられるという、車内の悪条件に対処できるようなポテンシャルが与えられています。つまりですね、それが想定されていないデバイスにおいては、クルマ専用として使うことはなかなか難しいという側面があります。たとえば、新機種に変えてiPhoneが余ったからとドライブレコーダーに利用しようにも、実は常に録画し続けることは、発熱の面から困難というわけですな。  以前、車内のコンピュータ関係の設計に携わっている方とお話をした時に、コンピュータ処理の半分近くはエラー訂正であり、また、その配置にしても、何かが車内に転がって(たとえば携帯電話やスマートフォンやら)も、なんら影響を与えないところまで確認していると、教えてもらいました。そうなんですね、クルマってのは、エラーが起きました、だから停止します、ってワケにはいきませんから。というわけで、スマートフォンやらタブレットは、カーナビゲーションの代わりにはなり切れません。しかし、ある程度の代用にはなりますな。そんな先を見越してか、トゥインゴには、標準でスマートフォンサポートが付いていましたっけ(写真上)。  さて、本題。とはいっても、スマートフォンやらタブレット向けのナビゲーションシステムも、代用たる期待から、進化を続けています。ま、もはや、物理的スイッチとタフさ以外は、十分、代用できるといった仕上がりを見せています。といいますかね、やっぱり安価で利用できることも相まって、加速しているような気すらしますな。で、そんなナビゲーションアプリのひとつである、MapFan(写真下、iTunes Storeへ→ ■ )が大幅な改良を果たして、登場しました。あれ、少し前に変わらなかったけか、と思いきや、ま、再度の大改良となったようで。アプリケーションは無料、機能を利用するに有料というスタイルは、以前と変わっていませんが、今回の大改良を記念して、今ならば、365日チケットを大幅値下げ中として提供。それは、通常3600円のところ、96%オフとなる120円から提供を開始し、だんだんと割引率を上げていくというもの...

#1455 運転しても、眺めていても、ひたすらに愉しい、ルノー・トゥインゴ。

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 トゥインゴです、ルノーのトゥインゴ。ただ、ヨシダ的なロングドライブではなく、ちょっと撮影で使いました程度ですので、じっくりとはインプレッションしていません。が、 #1418 で語りましたように、とにもかくにも愉しいのひとことに尽きます。それは、MINIに表現された愉しさとはまたちょっと違うものでもあり、でも、大枠においては共通項にもなっているという愉しさですな。  とにかくですね、このシャシーの粘りったら、これぞ粘ると言わんばかりの粘りよう。その安定性たるや、ハイレベルで、ドライバーを含め、乗員に安心感を与えてくれるもの。唐突なアライメント変化など見せません。それでいながら、RRたる操縦性に長けている。クイック気味に仕立てられてはいるんですが、ここにも唐突感がなく、コーナーでは少し深めにロールさせるあたりなど、対話性がトニモカクニモ豊かで、うっとりといった感にあふれています。乗り心地は、重量バランスもあってのことでしょうかね、上屋にもう少し重しを載せたいと感じるような硬さがありますが、ストローク量豊かなシャシーフィールによって、そんなのまったく気になりません。  で、そんな愉しさ、軽快感、スポーティさを助長してくれるのが、0.9Lターボエンジンとシングルクラッチ式2ペダルMT。とにかくですね、低回転域でのトルクが太くてですね、そこには扱いやすさと頼もしさがあります。そう、結果、スポーティ。高回転まで刺激的には回りませんが、これで十二分なのではないでしょうか、といわんばかりのトルクバンドも相まって、好印象。ちなみにですね、ショートホイールベースやら重量配分やらによるピッチングが懸念されますが、って、ありますが、あるんですが、不安にさせるレベルには届いていませんし、それどころか、速度を上げていくと、何か? と言わんばかりのフラット感を見せるんですね、これには驚きました。そんな速度域でのコーナリングは、言うまでもなく、とんでもなく安定していましてね、そこに深い、深い、深い、深い、対話性もあるんもんですから、もう、感激といった感じ。まさに脱帽ですな。  そんなトゥインゴを返却した後、フィエスタに乗ったらどう感じるかと自ら興味津々でしたが、意外にも、フィエスタのまとまりの良さに感心し、フィエスタの良さを改めて感じた次第。特にシートの作り方や、シャシーへのコストの掛...

#1454 イマドキを感じた、2017年次RJCカー オブ ザ イヤーの結果。

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 今年も早いもので、RJCカーオブザイヤー決定の時期となりました。11月16日に最終選考会があり、即日開票が行われました。で、毎年のことですが、6、5、4、3、2、1のいずれかの点数を入れねばならぬことは、難しく。いつものごとく、書き込む瞬間まで、順位など付けることはできず、迷いました。といっても、迷うのは、6点ではなく、それ以下、特に、1点。個人的にはですね、1点など付けたくないわけですよ。付けたくないんですが、付けないと、票そのものが無効になってしまいますので、付けねばなりません。ま、考えますにね、順位を決定するわけではありませんから、すべてに点数をいれなくてもいいと思うわけです。極端な話、1台(1技術)を選ぶわけですから、点数ではなく、いずれを評価するかだけでもいいような気がします。あれですな、選挙でひとりを選ぶのと同じ感覚ですな。ま、母数が多くないがゆえに、無理ではありますが、いずれにしても、1点を入れるのは難しい。というか、できることならしたくないと思っています。  で、結果は下記のようになりました。  2017年次RJCカー オブ ザ イヤー        日産自動車  セレナ  2017年次RJCカー オブ ザ イヤー = インポート  ボルボ    XC90  2017年次RJCテクノロジー オブ ザ イヤー     日産自動車  プロパイロット (セレナ)  ファミリーをターゲットとしたモデルがイヤー賞となったのは、今の時代を反映した結果であり、774万円からのモデルがインポートに選ばれたのは、価格だけでは語れない価値が評価された結果、と、受け止めています。国産モデルでは、日本らしさ、日本向きを語れるムーヴキャンバスやフリードシリーズ、グローバルに戦える新世代さを感じさせるインプレッサ、トルクがもたらす扱いやすさと質感にあふれるアクセラスポーツ15XD、なんだかんだ言っても売れているという事実(人気)があるプリウス、いずれも、観点を変えると、その評価は変わるものです。  それはインポートもしかり。アウディA4の豊かさあふれる質感、プジョー308ディーゼルのコンフォートとスポーティのハイバランスぶり、MINIコンバーチブルのとにもかくにもと言わんばかりの愉しさ、メルセデス・ベンツEクラスが作り上げた新しいアッパークラス感、SUVの本...

#1453 2台体制スタート、我が家にジムニーがやってきた、って話。

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 というわけで、クルマ、2台体制がスタートしました。以前にも書きましたが、グランドチェロキー以前は、2台体制でしたので、特別感はないのですが、無駄なことしているなぁ感はあります。同時に2台乗ることできませんし、駐車場代だって2台分、自動車保険だって2台分ですから。  そもそも、自分のクルマ選びにおいて、山やら、雪やら、オフロードやらを走れることがひとつの条件となっていますが、実はふたつ目があります。それが、クロカンモデルでは満たせない、スポーティを語れるモデル。そうなんですね、この2つのラインが、クルマ選びで譲れぬ絶対条件となっています。といっても、それはこんな過去の経験から。そもそも、免許がないころは、免許を取ったらクロカンヨンクが欲しいと思っていましたが、いざ、乗ってみると、実はスポーツカーテイストも好きであることが判明し、その両方を兼ねようとばかりに、乗用車系4WDターボを選んだところ、独立懸架サスでは砂浜でひたすらに潜っていくことを体験して(スタックしかかった)両方を兼ねることは難しいことを学び、で、2台体制、になった、と。ただ、振り返ってみますと、昨今まではグランドチェロキー1台体制になっていました。しかしですね、その両方をグランドチェロキーに期待したつもりはありませんでした。1台にしたのは、V8/4.7Lエンジンを所有するにあたって、さすがに2台体制は貫けなかったからだけのこと。ま、税金やら、燃料費やら、ですな。つまりですね、今回の2台体制は、本来の理想へと戻っただけのこと。ですので、フィエスタに決めた時点で、もう1台、できれば、ジムニー、でも、中古でも高値なので、パジェロミニかな、と探していました。  と思っていたら、夏前だったかにですね、知り合いがですね、なんとジムニーを手放すかも……ってな話が飛び込んできましてね。ということで、先日、そのジムニーが我が家にやってきました。17万kmと過走行気味ではありますが、そもそも前オーナーさんは、同業、かつサスペンションを眺めただけで、乗り味を言葉にできるほどに詳しい方ということもあって、状態はとても良く、大満足。で、ここのところ、フィエスタが留守していることもあって、ジムニーにやたらと乗っていますが、MTであることも手伝ってですね、ついついエンジンを回してしまいますし、ジムニーにたくさんあるダメを半ば感心...

#1452 やっぱり良かったMINIのディーゼル、でも、フィエスタもいい、って話。

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 さてと、MINIのディーゼルモデルをロングドライブしておりました。最初は、3ドアのクーパーSD(直4/2.0L)、続いて5ドアのクーパーD(直3/1.5L)と。好みから言いますとね、完全に、クーパーD。エンジンはさておきですね、やっぱりシャシーが、クーパーSDはスポーツ性能に特化させている分、快適性という面で好みからは外れるかな、と。エンジンは、いい。とっても、いい。極太と言いたくなるトルクが発進直後から発生し、そのままにとんでもないスピード域へと誘うフィーリングは、とっても、いい。でも、そのシャシーが、スパルタン手前に止めているとはいえ、この年になると、もはや、好みではなくて……。その分、クーパーDは、ディーゼルらしい太いトルクと、ストローク量が少ないとはいえストローク感がバランスしており、とっても好印象でした。ちなみに、クーパーDのほうが、ホイールサイズは大きかったんですが、それでも乗り心地はクーパーDよりも良かったのです。といっても、クーパーDとて意外にものんびりと走らせる仕様ではなく、ちょっとアクセルを踏むとそれなりに加速していきますから、日本に導入されていないONE Dが、自分好みではないかとも感じましたけどね。  さて、課題である、我がフォード・フィエスタとの比較ですな。比較するとですね、開発された時代と言いましょうか、プラットフォームの世代の違い(メーカーは異なりますけど)に、大きな差がありまして、整えられた質感は、MINIのほうが断然上。断然に。それにともなってハンドリングの明確さもMINIのほうが圧倒的なハイレベルを誇っていますし、ボディ剛性も同様に。さらに、MINIクーパーDには、さらにMINI YOURSという、クラフトマンシップあふれるオプションによって、もはやコンパクトであろうとラグジュアリィを語れる特別な装備群に仕立てられており、フィエスタと比較するのが申し訳なく思えるほど。もはやそういった面でもひたすらに脱帽といった感じでした。ま、価格がね、オプション含めてほぼ500万円になっていましたからして。さすがに、ここまで価格差があるとね。  ちなみに、燃費は、これがですね、意外にも2.0LディーゼルのクーパーSDが悪くなかった。同じシーンを走ったわけではないので比較できないのですが、八王子から東京駅まで下道を走って、ご覧のとおりの2...

#1451 なんと、送らなかったことにできるらしい、outlookの機能。

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 ここ最近、メールの取り消しという操作が行われたメールが届きました。どうやら書き途中であったり、CcとBccを誤ってしまっていたメールを送信してしまったようなんですが、その送りたくなかったメールに続いて、タイトルの頭に取り消し:が加えられ、本文に"送信者"はメッセージ"タイトル"を取り消しますと書かれたメールが届きました。あたかも取り消すことを宣言しているような感じでして、なんだろうかと思いつつ、ひょっとして、昨今のビジネスにおいては、この宣言するスタンスが常識になっているんだろうかと考えてしまいました。ほら、リスケと言われて、ぽかんとしてしまったほど、昨今のビジネスなやりとりに付いて行けなくなっていますので。  で、調べましたよ。したらですね、マイクロソフト謹製のメールアプリケーションであるOutlookにそういう機能があるんですね。ほほぅ。送信相手が開封していなければ、なかったことにできる機能。たとえ開封していても、開封されてしまったかがどうかが分かる機能。なかなか便利ですな。ただですね、残念ながら、我が家ではOutlookは使っていません、というか、Macですので、関係なく、送りたくなかったメールはそのままに受信ボックスに残ってしまっていますが。  この、誤送信、メールではやらかしたことないと記憶していますが、いわゆるチャットアプリでは幾度がやらかしています。OS側の動作も相まってのことなんですが、いずれも幾度か入力を試すも無反応状態、でも、それは一見であって、キーボード入力はバッファ保存されており、メッセージアプリケーションが動作した途端に、さっき入力した文字列が入力されて、リターン(送信)、と。あたふたしましたが、もう、どうしようもなく。それらは、恥ずかしい内容ではなく、他人には教えてはいけない数字・英文字の羅列だったので、ま、赤っ恥まではかきませんでしたが。  そういえば、Apple謹製のメッセージアプリケーションですけどね、個々のメッセージを消去すると、相手側のウインドウからも見えなくなる(消去される)仕様になったんでしょうかね。なんか、送ったはずのメッセージが歯抜けになっていたりするんですが。たんなるサーバー側のトラブルゆえのことなんでしょうか。はて。