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#1705 奥能登国際芸術祭2020+へ出掛けたら、想像以上に心が豊かになった、って話。

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 何かまとめ忘れているなと思ったら、先月出掛けてきた奥能登国際芸術祭2020+の話がありました。感染対策の基本すらしようとしないこの政府に対しては何も期待していないので、自分の判断で出掛けました。ワクチン2回接種はもちろんですが、毎週PCR検査していることもありましたし。ただ、きつかった。なにが、きついって、石川県民の方々は宿泊割引があるのに、県外からのお客さんには何もなかったこと。ま、そもそもこの手の補助には反対でしたが、自分たちは優遇されないというのは、不満が出てしまうものです。ただ、このイベントは何がなんでも行かねばならなかったので「フルスペック」での支払いを覚悟の上、出掛けました。奥能登へ出掛けるのは1年半以上ぶりのこと。それにしても出掛けないと、あれこれと雰囲気を忘れてしまうものです。今回は、能登までの景色を忘れていましたし、何よりも驚いたのは、現地で足繁く通ったはずのスーパーやホームセンターまでの道のりを忘れてしまっていたこと。感覚で走っていることもありますが、ちょっとしたショックでもありました。  さて、肝心な奥能登国際芸術祭2020+ですが、2020+と付いているとおり、昨年開催を予定したイベントで1年後に延期されたもの。それもあってか、出掛ける前から勢いがないなとは捉えていましたが、それでも、新作の数々に驚かしがあり、かといって、すべてが理解できるものでもなく、やっぱり出掛けてみるもんだな、とつくづく感じました。アートってそもそもよく分からないところがありますし、現代アートはなおさらによく分かりませんが、前回、自分なりに感じればいいのさ、といわれて、今回は、そんなスタンスが最初からあって、前回とは違った愉しみ方ができました。現地には6日間いたのかな。でも、初日にアート疲れしてしまって、途中、1日休んだりして、そういったのんびり感も良かった。ちなみにこの写真のアートは、前回をベースにしながら、新たな感覚をプラスしたもの。前回を知っているからこその愉しみ方があるってことを、この作品から教えてもらいました。  さて、今回初で驚かされたものに、左の写真のアートがありました。トピックになっていましたし、事前の調べで、ここには蝶がたくさんいることは知っていました。しかし、いざ飛び込んでみると、そのレイアウト、デザイン、センスがすごくて、すごい、と、言葉を連発し

#1704 改良型ジムニーシエラに乗って、あらためて感じた、終のクルマとしての価値。

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 10月でしたっけか、デビュー以来、はじめての改良を受けたジムニー シエラの取材をしてきました。登録されたばかりの車両で、借りた時の走行距離は300km程度。もし、慣らし時期があるならば、まだ終わっていない、そんな車両。ちなみに今回の改良点は、ATにアイドリングストップを設けたことにあり、たった、それだけ? と思われたかもしれませんが、そもそもこの新型って燃費性能の面で、ATで出せるの? と誰しもが感じていたところ。つまり、喫緊の課題であり、ようやく3年後に少しではあるけど向上させた、という運びになっています。  で、最新型ジムニーシエラですが、アイドリングストップはさておき、2型になったことさておき、その素性はそもそも知ってはいましたが、今回、しっかりと乗り込んだらですね、悪い面が気になることはなく、むしろ、美点が加速度的にといわんばかりに募り募って……、とうとう、終のクルマにしようと、そこまでの決意に至りました。いいクルマは、ジムニー以外にたくさんあります。ありますが、やはり降雪時に走れることとか、山へ出掛けられることとか、そういったスタイルを貫くためには、自分にとってはジムニーしかありません。手が届く価格帯ってな話もありますけど、手が届いたとしてもさすがに600万円のクルマでクロカンしようとは思いませんし。あと、ボディサイズも、なんだかんだいって、山やらでは5ナンバーを超えてしまうと、機動性が大きく失われますからして。追加されるかもしれないといわれている、5ドアロングボディ? そもそも、欲しいと思っているミニにしても、ラングラーにしても、3ドアがいい(が、かっこいい)と捉えている者としては、5ドアが出ようとも(出るんだかどうだか知りませんが)、眼中(なんか懐かしい表現だ)にありません。  で、で、最新型ジムニーシエラのどこがいいのか。これまでのシリーズ同様に、軽枠のジムニーにあれこれと無理矢理に詰め込んで、クルマとして成立させたところは変わらないんですが、今回はその仕立てのレベルがすごく高い。バランスがいい。ようやく、理想としたジムニー像を作り上げられた、といった印象があります。ま、はっきりいいますと、デザインは嫌いな部類に入ります。特にオーバーフェンダーは、その造形とサイズと、もう、最悪、と思って眺めていたりもしますが、仕方ない。それよりも、走り優先なもので

#1702 スライドドア+ハイトワゴンはメインストリームに、なる、か。スズキ、ワゴンRスマイル。

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 さてと、続いては、スズキからワゴンRスマイルの話。広報車を借りてのインプレッションを行い、その後、チーフエンジニアへインタビューをする、そんな仕事をしました。ちなみに、身の回りの軽自動車事情といいますと、ここでも幾度も書いているように、ほぼ1年前、実家のクルマがフォルクスワーゲンゴルフ(5世代目)から、 ダイハツのタフトへと乗り換えました 。その購入劇に付き合いましたので、昨今の軽自動車について購入者の視点をかなりもっている、と思っています。つまり、性能や装備絶対主義ではなく、購入価格まで語りますので、そう、うるさいです、あれこれ。  というわけで、ワゴンRスマイル。これですね、軽自動車業界としては、かなりのトピックなのですが、周囲からは思いのほか、反応がありません。同じパッケージである、ダイハツのムーヴ・キャンバスそのものを知らないのか、イマドキな尖ったデザインではないためか、分かりませんが、反応がほとんどありません。なので、スライドドアが、このサイズ(全高)に組み合わされたことを説明し、そして、そのニッチさを解説しても、だから? といった反応。そして、公道や駐車場で、目にされても、反応がほとんど、ない、ない、ない。ま、どかんと売れるモデルじゃないだろうからと思って、調べてみると、目標販売台数は月販で5000台に設定しますから、売る気はかなりある様子。ま、ダイハツのあちら同様にジワジワと広がっていくんでしょうな、なんてことをまずは感じました。  さて、インタビューを含めて感じたことをあれこれ。ま、なんだかんだいいながら、まずは最新のダイハツと比較してしまいます。実家、タフトじゃなくて、スマイルにしておいたほうが良かったのだろうか、という視点で。で、特にチェックしてしまったのは、乗り味。自らは、ダイハツの新プラットフォームであるDNGAに対してスポーティを狙い過ぎだという評価をもっていることは、ロッキーで散々に語ってきましたし、それはタフトやタントでも感じています。ただし、その分、高速域での路面トレース性はすこぶる高くてですね、軽自動車にとってはオーバークオリティであることを感じてもいます。でも、軽自動車は日常で多用するモデルであり、そう捉えると、スマイルはフラットライド感を大切に作り込んでいて好印象。ところが、路面変化が突然にあるシーンでは、それこそ突然に表情を

#1699 走りはオンもオフも完敗。でもね、といいたくなる、ジムニー、新旧紹介。

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 ここのところなかなか愉しい取材が続いていました。といっても、最近は愉しくない取材っつーのがほとんどありません。そうほとんど。ただ、文章にまとめるのに面倒があることが程度で、それも、いざ、やる気になれば、愉しかった取材ゆえに、すらすらと進むものです。ただ、新旧モデルの紹介ですから、横並び比較はしないようにと気をつけながらも、なんだかんだいいながらしてしまう。そのあたりの加減には苦労しましたが、先代を半ば自虐的な表現を用いて貶めてしまうという手法を用いればいいだけのこと。ご存知のように、新旧ジムニーの走りにおいて、先代に褒められるポイントはないですから、性能的な比較をされてしまうと。まぁ、強いていえば、まったり走れるとか、クルマとしてのノイジーさがあって心和ませてくれるとか、無理矢理感ありありですな。  ということで、はっきり書きました、新旧に感じていたあれこれを、新型はひたすらに羨ましい、でも、デザインは好きではないという観点から。ジムニーのデザインってですね、みなさん、新型をべた褒めするんですが、自分は、その逆。あっちにラングラーが見え、こっちにディフェンダーを感じさせ、そっちではGクラスっぽさを、意図的に組み合わせている。そう、何かを感じさせる、何かに似ているデザインって、そもそも好きではなくてですね、そんな見方もあって、好みではありません。  とはいっても、先代が登場した20年以上前、あのデザインにはびっくりしました。ただ、なれていった。そのスピードは、ひと目見てびっくり、でも、1時間もしないうちに馴染んでしまったデリカD;5よりはかかりましたし、見た瞬間にこれ、十分にありでしょうを感じた現行型チェロキー(フェイスリフト前)よりはるかにかかっています。ちなみに、先代の場合、自分で理解ができるようになったのはグリル変更を受けた4型が登場する頃だったか。あの時は、なんでようやくいいなぁと思えてきたのに、どうしていまさらマスクを戻すんだろうか、と感じましたから。  そう考えると、フリーに成り立ての頃は、クルマのデザインとはなんぞやが分からず、好き嫌いで語っていました。そもそも、クルマは、自分が欲しいか、欲しくないかに、評価軸があると思っていた頃。そんなことを振り返りながらの執筆は、駄文ばかり並べる自分であっても、商品を紹介するというスタンスにおいて、ずいぶんと変わっ

#1697 ジムニー装着していたレカロシート、底が抜けました、って話。

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91年まで販売されていた初代ビッグホーンの純正レカロシート  ひたすらに下道を走っての遠出をして、帰り道も下道を走っていたらですね、とつぜん、シートが抜けた。そう、まさに落ちたといわんばかりに座面が抜けるように落ちた。ただ、完全に抜けてしまったのではなく、何かがまだ関与して落ちきれずに沈み込みつつあるって感じ。その地点から我が家までは100kmありましたが、落ち込みは止まり、なんとか帰宅することはできました。ちなみに、抜けたシートは、ジムニーに装着していたレカロシート。とはいってもですね、このレカロシート、初代ビッグホーンに装着されていた純正レカロシートでして、少なくとも30年以上前の生産品。まぁ、その間、装着されていなかった期間があるとはいえ、年代もの。前オーナーの、腐ってもレカロ、との明言とともにジムニーを譲っていただいたのですが、まさにそのとおりでした。サイドサポート部のウレタンはガタガタで触れるとはっきりとフレームを感じるほどなのですが、座ってみるとフレームはモモには当たらないし、レカロシートらしいサポート感は顕在。ということで、初代ビッグホーン用だったことも含めて、そこにこだわりすら感じていました。まだまだ、使えるじゃんって意味合いで。 ウレタンを支えていたゴムシートが破れました。  とはいえ、こうなってしまったからにはもはやシート交換かと思って、今どきの価格を調べてみると、円高時代の底値を知っている者としては、このジムニーがいつまで走れるかを考えると、新品に投資するのもなんだかなぁと思いました。一方、中古品を調べてみれば、え?、(たしか)20年前に6万円台とかでざらにあった(気がする)SR3(ルマンカラーね)が、美品とはいえ4万円? など、ちょっと手を出すに気にならない価格帯。さて、どうしたものかと思案しながら、実はこのジムニーを撮影する取材が控えていまして思案してもいられない状況……。と、そこで発見したのが、オークションだったかに出品されていた、修復歴(!)が記載された中古レカロシート。キーワードを頼りに探ってみると、なんと、レカロシートの座面落ちってのはそれなりにあるようで、補修パーツが販売されていました。 3980円で修復完了!  過去、レカロシートを含めて、社外シートをあれこれ付け替えた経験がある者としては補修できるなら! と喜んだわけですが、分

#1694 大きな橋と、小さな橋と、そこを走るドライバーの心持ちの違い。

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 ツイッターにもアップしたんですが、こちらには少々解説を加えてアップしましょうかね。我が家からクルマで10分ほどのところに、こんな景色が広がっています。そもそも、住まいは八王子ですから、高尾ですから、つまりは、関東平野の縁に位置しており西側は森というか、山。さらに神奈川県との県境はすぐですし、その神奈川県ったって、津久井湖とか相模湖とかがすぐそばであってまさに自然の宝庫です。それもあって越してきたわけですが、気がつけば6年以上住んでいます。たかが6年と思われたかもしれませんが、自分にとってはこれは最長記録でして、これまでは6年以上同じところに住んだことがありませんでした。なぜ6年なのかといえば、6年経つと部屋の中に仕事の資料やらが収まり切らなくなり、いや、整頓しようと思える限界点を突破してしまい、つまりは整理整頓するには引っ越すしかないとばかりに移り住んできまして。  で、そんな八王子は高尾の近所に対象的な2つの橋がかかった河川敷があります。上の写真にある新しく大きな橋は、圏央道のICへと導きつつ津久井湖のほうへと延伸させる計画があるバイパスにかかった橋。ただ、片側2車線あるのですが、ICもしくはその先へと向かうクルマと、その手前にある信号を左折しようとするクルマが連なるところがあり、どっちの車線を選んだほうがお得か(早く先へと行けるか)という、面倒が存在します。一方、右上の写真(ジムニーの位置は動かしていません)は、軽自動車ならすれ違えるかもしれない、でも、どちらかの方向で譲り合い、交互に通行しなきゃいけない、旧道の橋。推奨土木遺産に認定されている橋で今でも使われており、バスや大型トラックも通行します。ところがですね、この橋を渡ろうとするどんなクルマでも、ちゃんと譲り合いをしています。信号もないのに、まさに阿吽の呼吸といわんばかりに。たとえ、一方が何台も連なっていたとしても、皆が強引に橋に侵入することはなく、ある程度で停まって、向こうからのクルマに道を譲ります。不思議なんですね、この世知辛い時代に、極端に交通量が少ないわけではないのに、譲り合うことを自ずと行っているという。考えるに、この橋を渡ろうとするドライバーは譲り合いを面倒と思わぬ方々であり、そんな心持ちのドライバーばかりだから、この橋の通行には煩わしさがないのではないか、と。その証拠に、我が家の近くには、5

#1693 ジムニーに、CarPlay対応な2DINオーディオユニットを組み込んだ話。

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 突然ですが、ジムニーのオーディオを入れ換えました。使えなくなったわけでもないし、機能にどこか不足や不満があったわけでもないのですが、CarPlayを使い倒したくなりまして、で、入れ換えました。メーカーとしては初めて耳にするところでしたが、価格がですね、2DINな7インチモニタを備えながら、実質1万4000円。そんな後押しもあっての購入でしたが、この価格はとても重要で、ほら、ダメだったら仕方ないで諦められるギリギリだし、謳っていた機能と異なるならばそれを伝えて返品という方法を取ればいいや、そんな考えもあってのことでした。で、実際に取り付けて、使ってみたらですね、これが、想像以上に「使える」。このユニット、CarPlayの無線接続を謳っていましたが、さすがに繋がりにくいとか、何かあるだろうと思いきや、何もなし。CarPlayの機能そのものも問題なし。強いていえば、Siriで呼び出した時に、Siriからの返信で、最初が聞こえない程度で、バージョンアップで対応してくれそうなレベル(バージョンアップはどうやるんだろうか)。  きっと、タッチパネルの反応が悪く、レスポンスももっさりだろうと思いきや、不満なし。ま、モニタに関しては、偏光機能の入ったサングラスではモニタが見えなくなるという致命的な欠陥を抱えていますが、サングラスを外せばいいだけのこと。文句を言おうとは思えません。あ、ラジオチューナー付いているけど、きっとバンドが日本対応じゃないだろうと思いきや、ちゃんと切り替え付いているし(ただし、ワイドFMバンドは非対応)。  つまりですね、人側で、スタンスとスタイルを臨機応変に取ることも大切。ということで、不足ありません。不足ないどころかですね、このユニット、なんとリアカメラまで付属。配線が面倒で繋げてはいませんが、想像以上の機能と性能とパッケージに驚いてしまいました。    そうそう、今回、ついでにスピーカーも交換。右からビビリ音が出ていたので、と、交換してみれば、なんとセンター部に凹み(写真右)が。そして、旧型ジムニーの例に漏れず、サビも見られました。交換後はもちろんビビリ音は消え去り喜んでいたのですが、って、さっき発見してしまいました。クルマ用のスピーカーも、日本メーカー以外の品が台頭しているんですね。今回は国産メーカーものにしてしまったもので……。スピーカーも人柱に

#1659 変わって、変わらない、変わりゆく、自分にとっての能登。

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 そして、今回も年越しは能登にて過ごしました。もう足を運ばないかもしれないほどのデキゴトがあったので、もう行かないかもしれないと思っていました。ま、種明かしをしますと、お気に入りの宿が行政の持ち物で、この度、その管理を任されるチームが変わりまして。いくら建物が優れていようと、周囲の景色に魅力があろうと、そこに集う(携わる)人が変わってしまうと、その魅力も一気に失われるという経験をこれまでに多くしてきたものですから、ここも、もう終わりだなとそう捉えていました。しかし、前回(昨年3月末)に訪れた際に、新たにマネージメントする方と話をし、それまでの想いを引き継ぎ、そして、新しいことにチャレンジしていきたいという話をうかがい、それならばと、今回も年越しをしてみることにしたというわけです。  ま、そんな能登に対する変化は個人的なことではありましたが、能登の自然は相変わらず。相変わらず、大雪にはならず、道中も雪に翻弄されることはなく。そして、それぞれがクルマを運転して来るなんて話を、能登へ来たことない人に説明していたら、雪でたどり着かないかもしれないというハードル(ハプニングともいう)をも愉しんでいることを再認識。なんもない平坦な日常ではなく、困難に見舞われるかもしれない、でも、それをクリアするという愉しみが、能登行きには必須であるとを。  ま、年越し能登の場合は、そのご褒美というか、ゴールが知人たちとの集いであり、元旦朝に食べられる海苔だけのお雑煮であったり、能登の人たちとの再会だったり、するわけで。……。と、文字にして、あれやこれやと納得。ということで、今後も続くんでしょうかね、年越しの能登。いや、続けないと。写真は、今年の年賀状と同じ、地にて。どんな季節であっても、奥能登へ到着したら、まずここで撮影して、で、友人と共用しています。ま、あれですな、定点観測的な、変わったこと、変わらないこと、そして、変わりゆくことを、写真を見ながら後々に語らえる、そんな場所とも言えますな。

#1657 フィエスタとジムニーと、車検取得。まだまだ乗ります宣言。

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 2年に1回、散財な巡りがあります。所有しているフォード・フィエスタとスズキ・ジムニー、偶然なのですが、車検が12月でしかもサイクルも一緒で、つまりは同じ年の同じ12月に車検が2台。さらには、これもまた偶然なのですが2台ともに11月中に自動車保険の更新があります。そうなんです、最悪な出費が待ち構えています。それゆえにどちらかを手放そうかなと思うのですが、思うのですが、手放せない。費用が掛からないのはジムニーですが、だからといって、フィエスタもそれほどかかるかといえば、掛からない。グランドチェロキー時代(V8/4.7L)のことを考えれば、安いもん。だから、2台、車検を通してしまうんですが。  フィエスタは、6年目を迎えて4万kmを少し超えたところですが、これがトラブルレスな優等生なようで、これといって手も掛からず。あれだけダストをまき散らし、ホイールに付着させているブレーキパッドも、まだまだ残り7mmも残っていましたし、バッテリーも、ま、すぐには交換せずで良さそう。で、思うんですね、フィエスタを手放す時って何がきっかけになるのだろうか、と。たぶん、デュアルクラッチTMのトラブルなのかなと思ったりもしますが……。ちなみに、トランスミッションについては、もはや諦めています。といいますか、最初からフィーリングについては期待していません。だからといって、何かリズムがあるわけではなく、まったく気ままな、その雑なクラッチ操作に呆れ返りながらも、ま、こんなもんでしょと捉えています。  ところが、今年の初めだったか、夏だったかに、制御プログラム変更がありまして、で、車検のついでにお願いしたらですね、走りがですね、超・優等生に変わってしまった。ぎくしゃくは消え去り、つまり、飛び出しもないし、シフトフィールも滑らかでトルコンATかのよう。ちょっと前にエンジンオイルを交換してあったことと、タイヤを新調したこともあって、もう、走りが滑らか、滑らか。一新されてしまいました。この調子だとまだまだ乗れそうですな、というか、手放すにはもったいない。ちなみに買い取り値は約40万円、売り値は約100万円。売り値は理解できます、この乗り味に対する価値と、稀有って意味合い含めて。でも、ユーザーとして、このクルマの乗り味に対して、買い取り額はちょっと安すぎといった印象。こうなると、売るよりも持っていた

#1656 スタックランドファームと、コンペンセータ効果と、収穫と、年賀状と。

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 早いもので今年もあと僅かで、ふと気付いてみれば……、年賀状を印刷所に発注していなかったことに気付き。でも、さすがですな、昨今の印刷所はこの時期でも3、4日仕上げってのを受け付けているようで、もちろん割高にはなりますけど、それでも100枚で1500円で送料込み。印刷所ですから1000枚単位、いや、それ以上単位が基本ですから、これでもずいぶんと割高だったりもします。ま、いずれにしても、こうして、年々、年の瀬たる感覚は薄くなっているような気がします。  ま、そういう意味では今年の基本暖冬傾向な冬シーズンには、あれやこれやと翻弄されました。そのひとつが、毎年、霜が下りてから収穫へと出掛けているスタックランドファーム(難関オフロードコース)へ遊びにいくイベント。これまでで最も遅い12月8日に遊びに行きました。20年ほど前は文化の日あたりに出掛けていたんですけどね、ま、それだけ温暖化が進んでいるということですな。もちろん、今年も収穫を行い、畑までの道中でリジッドサスのコンペンセータ効果に改めて感心してきたわけですが……。って、そうそう、昨今、クロスオーバーモデルをオフロード走行させるという、なんともかんとも危うい広報試乗会があちこちのブランドで開催されているようですが、それ、危ういです。ウソはついていない、でも、限界はこんな感じですという見せ方を行わないと。車両が大変なことになってしまいますし、ユーザーに対して間違った評価を伝えてしまいかねませんから。何ができるのか、何ができないのか、ですな。  で、年賀状に使う写真、上の写真のスタンスをベースにしたジムニーの後ろ姿にしようと思ったのですが、よくよく考えるとですね、極端な逆光と、やらせっぽいコンペンセータなリアサスの動きにいやらしさを感じ、却下。そもそも、そのルート通らないでしょって、ライン取りに、おかしさを感じますし。で、で、ジムニーの代わりに、今年の春先に出掛けてきた能登の写真を選びました。ちなみに、車種はMINI。しかも、ONE、さらに3ドア。まぁ、特別仕様車扱いだったビクトリアだけど。いずれにしても、自分のクルマではありませんし、昨年と同じ場所での撮影なので、いいのかなと思いつつ、ま、こういうのもいいのかなと思い、採用。で、ただいま、印刷所行き、と。あ、今、ふと思えば、富士山の写真を使うのも手でしたな。年賀状ですか

#1653 東京モーターショー2019で、感じた、あれやこれや。その2

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 個人的にですね、東京モーターショー2019で話題になったモデルに、あまり興味ないといいますか、惹かれるところは強くありませんでした。むしろ、世間であまり注目されていないモデルに惹かれたところがあります。2台ほど。いずれもワールドプレミアではなく、ジャパンプレミアなんですが。  その1台が、スバルのVIZIV ADRENALINE CONCEPT。クロスオーバーテイストや、個々のデザイン表現にXVを感じるので、XVのケーススタディであることは伝わってくるんですが、現行型XVって、来年D型でビッグマイナーチェンジというライフサイクルにありますから、まったくの次期型となるとあと3年、もしくは2年後にこれになる? そう考えると……、ま、まさか、ビッグマイナーで、このコンセプトにスタディされたテイストを織り込んでくるんでしょうか。いやー、それはないでしょ、特にフェイスがさ、と思いつつ、次期レヴォーグがあのフェイスですから、わりと近いテイストでデザインされてくるんでしょうか。となると、今月デビューしたインプレッサD型の立場は? ってなってしまうんですが。  それはさておき、このモデルで惹かれるところは、そのまとまり感でしょうね。かたまり感、金属削り出し的な表現ってのは、どのブランドでも多かれ少なかれ用いられているデザイン手法ですが、このコンセプトモデルはそれが分かりやすい。キャラクターラインの存在はあまり好みではありませんが。キャビンのボリュームとタイヤの存在感とボンネットとのバランスとがとてもいい。フロントフェンダーまでブラックにしてしまう表現もオモシロイですし。新たにBOLDという言葉、テイストを加えたスバルデザインですが、嫌みのような強調ではなく、素性の良さを強めるというBOLDを感じ、拍手喝采でした。  で、もう1台が、三菱自動車のMITSUBISHI ENGELBERG TOURER。電動SUVコンセプトであることはさておき、デザインがですね、あのフェイスデザインコンセプトがですね、個人的にですね、試行錯誤を繰り返していくうちに、また、目にする側も目に馴染んできたことも含めてですね、違和感なく収めることができたとでもいいましょうか、ようやく違和感なくデザインすることができました感にあふれていて、とてもいいと感じました。ま、これは、フェイスリフトした

#1642 旧型ジムニーに、新型ジムニーの純正タイヤを組み合わせてみた、話。

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 唐突に、ジムニーのタイヤを交換してみました。ま、もう少し言いますとね、友人が新型ジムニーの純正タイヤを処分するというので、譲ってもらい、これまではいていたタイヤは年末の車検は通せそうだけど、ま、これも何かのタイミングとばかりに交換してみました、ということになります。個人的に、新型ジムニーのデザインは好みではありませんが、走りに対しては大絶賛ですから、それに近づきたいという思いもありつつ、良くも悪くもどう変わってしまうかを確認したかったという、本職たるスタンスもそこにはありました。あ、新型のタイヤなのに悪く変わる? と思われた方、ずっと言い続けていますが、パーツ個々の性能がいくら優れていようとも、クルマの走りにおいて大切なのはそれらのバランスです。つまり、新型のタイヤをはいたとしても……、という覚悟があっての交換です。  新型ジムニーの純正タイヤはブリヂストンのデューラーH/T684Ⅱで、いわゆるオールラウンダー的な要素をベースに日常における快適性を重視したモデルです。そのトレッドデザインを眺めると旧型モデルの純正タイヤよりもシーランド比が高く(溝部の面積が多い)、センター部はブロック形状が強められている上に、さらに、グルーブ面に対して凹凸を設けていることなど、オフロード性能を意識したデザインとなっています。つまりですね、新型のコンフォートな乗り味と相反するようなデザインに仕立てられており、どういうこっちゃたる矛盾をそこに感じさせるもの。ま、この時点で、タイヤの進化と、シャシーの大改良のおかげで、バランスが大きく引き上げられていることは明確であり、その分、先に書いたように、シャシー変わらぬままの旧型に、新型のタイヤを組み合わせたところで、バランスを崩すことは目に見えていました。  さて、で、はきましたさ。譲ってもらったタイヤは約4000kmしか走行していない、新品に近い状況です。で、どうだったか。これがですね、タイヤ交換を終えて駐車場から本道へと出る際にある段差で、いきなり硬さを感じました。そう、硬さ、ゴトンに近い、コトンではない、硬さ。ボディに振動を残してしまう、硬さ。レカロシートだからなおさらにダイレクトに感じてしまう、硬さ。あのですね、新型の純正タイヤはケース剛性も、ブロック剛性もですね、かなり高い、といいますか、意図的に引き上げられています。これまでのタ

#1628 改めて気付いた先代ジムニー(JB23型)の、デザインの素晴らしさ。

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 とうに自宅に戻っていますが、4連泊した能登は、なんとも充実したものでした。といっても、後半は1日半、こもって原稿書きをしていましたが……。いずれにしても、早々に来ますと、約束して去ったものの、やはり帰路は寂しさがありますな。  という能登話はさておき、今回というか、実は、最近、薄々感じていたんですけどね、セカンドカーのジムニー、そう、先代ジムニー、デザインが秀逸であり、新型を見かけるようになった今、いい味を出しているなぁ、と思うようになりました。実は所有するまで、もちろん20年前のデビュー時には、まったくそれを感じなかったのですが、新型との比較もあってか、よく練り込まれたデザインだったんだなと、ひたすらに感心を覚えています。ひとことでいえばオリジナリティがある、と。  実は、三栄書房刊の新型/歴代ジムニーのすべてでも書きましたが、新型のデザインにオリジナリティを感じません。最初は新型に対する僻みと捉えていたのですが、どうやらそうではないようです。まぁ、最近のスズキ車のデザインの多くに言えることなんですが、なんかね、違う。そして、先代のジムニーは、その流れに乗る前のスズキデザインであり、ジムニーをモダンに昇華させていました。ブリスターフェンダーの存在や、丸みを帯びたといってもスクエア感をしっかりと残しているところ、そして4輪がしっかりと踏ん張っている感、さらには、ヘッドランプユニット内にデザインした寄り目フェイスなど、ほんといいデザインをしています。  まぁ、走りの世代は完全に過去していますが、曖昧さがある分、不足がある分、ドライビングで整えてあげなければならないところが多くあります。ありますけど、その整えが、ドライバビリティに繋がっており、つまり、愉しさになっています。そうなんですね、ドライバーが懸命に整えたところで、良さが出てこないモデルって、あるんです。それこそが、対話性があるか、ないかのベースとも言えるんですけどね。  あ、話は変わって、能登からの帰路、富山は晴れ渡っていまして、立山連峰がキレイに見えました。下の写真ね。

#1622 三栄書房の新型/歴代ジムニーのすべて、製作の裏話、あれやこれや。

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 さて、ジムニーネタを。実は、意図して触れずにいました、書かずにいました。なぜならば、ジムニーに関する執筆が多かったこと、そして、取材以外でしっかりと乗り込む機会がなかったことなど、理由はあれこれとあります。で、ようやく、最後の執筆が終了したので、取材の裏話含めて、あれこれと書いてみようかと思います。  まずは、最近、執筆を終えた三栄書房の新型/歴代ジムニーのすべて、について。担当した編集部はカースタイリングを製作している部署なんですが、同時に、いわゆるアーカイブシリーズも製作しています。その内容は簡単にいえば、三栄書房の過去の財産(資料や写真や)をもとにして、今に焼き直したものなんですが、そこに今と、懐かしい過去を上手くバランスさせていて、しっかりと再編集しています。そう、どこかのようなコピペ作業とは違う、作り込みに惚れ惚れとしています、いつも。まぁ、そういうスタンスの編集部ですから、そこにいる方々も、そこに集う方々も、話していて愉しさがあります。好き嫌いの向こう側にあるクルマの捉え方も合いますし、本の作り方に関しても意見がとても合う。つまりですね、仕事していて愉しさがあります。今、ほっとんどないんですよ、こういう本の作り方。寂しい限り。ほんとに。  前置きが長くなりました。そんな編集部が製作したこの本ですが、実は、この編集部、すごくヨンクに詳しい人が集まっているわけではありません。ただ、編集部員のひとりが、今年の初めころ、先代ジムニーシエラを生産中止寸前に購入。シンプルなクルマを好む彼は、新型ジムニー登場で、シンプルさをもったクルマが消え往くことを知り、あえて、旧型を選択。つまり、オフロード走破性にはあまり興味がなかった様子ですが、ジムニー(シエラ)の本質でもあるシンプルさとは、実は走るシーン関係なく愉しめるもの。そういった視点から、また、これまで乗用車に乗ってきた観点から、ジムニーシエラを購入し、ジムニーライフを愉しんでいるようです。で、さすがだなと思うのは、そのスタンスをベースにして、本を作り上げたことでしょうかね。もちろん、ジムニーを知っている身から話はとことんしていますが、その会話とて、知らぬから知りたい、でも、自分なりに感じたことはストレートに伝えるというもので、やりとりに愉しさがありました。そして、そんなスタンスが、この本を濃い内容へと導いたな、

#1620 軽トラックの奥深さったら、底なしって感じなのです、という話。

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 さて、いくつか書くに書けないネタがありました。その1台がダイハツのハイゼットトラックとスズキスーパーキャリイの話。なぜ書けなかったといいますと、取材は終わっていたんですが、10月末に発売になる本と、動画があり、そこで発表される内容を先取りをしてしまいそうだったもので。と書きながら、書き分ければいいだけのことなので……、と言い訳を散々にしていますが。  というわけで、ダイハツのハイゼットトラックの動画の話から。って、ハイゼットトラックの動画って、昨年、4x4Magazineで公開していなかったっけ? と思われたかもしませんが、そうなんです、昨年製作し、公開しています(→ #1563 )。前回はまずは軽トラックのことを知らない方にどういったモデルなのかを知ってもらおうというスタンスで製作していまして、荷台の広さはこのぐらいありますとか、オンロードでの乗り味はこんな感じです、そんなところに動画の多くを割いています。そして、オフロードも走れることを紹介しなきゃいけませんし、なにしろ4x4Magazineですから、まさに走れるんですよ、でも、ちょっと意外なところもね、と、最後にそんなシーンを付け加えました。そう、加えました、ってレベルで。ところがですね、公開したところ、軽トラックってオフロードを走れるんだ、と、話題になりましてね。いや、自分としてはそんなことが話題になること時代に、意外を感じたりもしたんですが、それならば今年は、オフロード走行に焦点を当てましょう、ということになりました。ちなみに、昨年は、って、書いたっけかな、モーグル地形はテスト含めて2回しか走っていません。なぜか? 夕暮れで太陽が山陰に入ってしまうという時間制約が目の前に迫っていたから。そうなんです、昨年の動画を見てもらうと分かりますが、最後のまとめの語り、陽が沈む寸前で、NGが御法度だったほど。ということで、昨年のモーグル走行シーンはとりあえず走っただけに過ぎず、足の動きや、アクセルワークなど、細かなところを披露していませんので、今回はそのあたりを細かに撮影し、そこが見どころとなっています。  お分かりの方はお分かりのとおり、軽トラックでのオフロード走行は、キャブオーバーレイアウトゆえにフロントのアプローチアングルが十分に確保できていないこと、また、サスペンションのストロークはオフローダー的

#1607 らしさを見失わずに、イマドキへ進化した、新型ジムニーとジムニー・シエラ。

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 本日、スズキから新型ジムニー、ジムニー・シエラが発表されました。そう、まさかのあのスクープ写真のままに。実は、仕事で、少し前から実車に触れていましたが、まぁ、同業者のジムニーへのあまりの注目度もあって、何をいまさら、を感じるところもありまして、あれこれ何かケチを付けたくなるんですが、これがですね、ケチの付けようがない、仕上がりになっていました。といいますかね、旧型ユーザーから眺めた時、ここがこうだったらいいのにな、の全てをクリアしてくれていた、そんな仕上がりなので、まさにケチの付けようがないといった感じです。ま、ケチを付けられるとしたら、好みの違い、デザインぐらいなのでしょうかね。ただ、先に言っておきますと、全体のフォルムや、黄色ナンバープレートを付けなければ軽乗用車に見えないテイストなど、とってもいい。思いますけどね、思うんですが、似ている、どこかで見たことある要素が多く、強いていえば、そこが納得いかないというか、その手法は好みではありません。フロントバンパーはラングラーに、ルーフは雨どい含めてGクラスに、シエラのフェンダーはラングラーに、フロントからリアへのキャラクターラインはディフェンダー。実はですね、これ、恐れることなく、ずばりデザイナーに伺ったんですが、その回答は機能を極めていくとデザインは似てしまうことがあるとのこと。なるほど、そりゃそうだを感じさせながら、でも、似ていると感じたならば表現方法を変えることも必要ではないかな、と、思ったりもしました。全体はいいと思うんですよ、思うんですけどね、という、あくまでも個人的な意見です。  さて、そんな新型ですが、自らはテストドライブはまだなので、そのあたりのことは語らずにおきます。で、ここでは旧型ユーザーからの観点をあれこれと挙げてみましょうかね。あ、さっき言いました、ここ変わったのか、いいなぁ、ってな観点から。  まずですね、チルトステアリング機能がついたこと。そうなんですね、先代ジムニーには付いておらずで、同業者に話すと、え、付いていなかったの? と言われるほど、イマドキじゃない部分でした。でしたが、まぁ、軽自動車ですし、そんなもんでしょうとは思っていましたが、ただ、実際、ステアリングホイールの位置が高く、まぁ、あたかもトラックやバス的な、角度が浅いこともあって、握りづらい。ならば、シートポジションを

#1601 本当にあの姿になるのでしょうか、ってな、次期型ジムニーの話。

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 ジムニー話です。世間では、新型の噂で持ち切りですが、ですが、って、ジムニーごときで、どうしてヨンク専門誌以外の自動車雑誌まで盛り上がっているんでしょうか。現行型がデビューした20年近く前は、ここまでの話題にはなっていなかったように記憶しています。まぁ、特殊なモデルながら、一部のマニアのモデルではなくなったこともあっての、注目度なんでしょうね。  ま、それはさておき、世間で噂されているまま、あのスクープ写真のとおりのフォルムだったら、ガッカリです。ガッカリですが、同じスタイルの写真が、あれだけ出回っていますから、ああなるんでしょうかね。実はですね、昨年発行された、ジムニーカスタムブックの巻頭で、あのスタイルはありえないと書いていますが、その気持ちは今でも変わっていません。いませんが、ああなってしまうんでしょうね。個人的に、そう、あくまでも個人的に、昨今のスズキのデザインは悪くない、悪くないんですが、どこかで見たことが要素が入っていて、エスクードやカプチーノを出していた頃のようなオリジナリティが感じられません。ま、エスクードのブリスターフェンダーなんかは、見たことがある要素といえば要素ですが、オリジナルといわせるまでに昇華させていました。その一方で、スクープされたジムニーは、Gクラスのルーフとラングラーのオーバーフェンダーが入り交じっている。なんてことも、しっかりと執筆しましたが。はてさて。ま、確かめてきます、そのあたり。  さて、我がジムニーの話。4月にスタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替えたんですが、タイヤの空気圧不足から走っていませんでした。いや、空気入れを使って整えればいいんですが、あまりに圧が落ちていており、ガソリンスタンドへ行く機会についでにと思って、ついつい先延ばしに。というわけで、先日、空気圧を整えて、いざ走ってみれば、あ、いいじゃん。昨年夏に交換したダンパー(純正ね)が、いい感じでこなれて来ていまして、助手席にジムニーに乗っていたことがある方を乗せたら、乗り心地いいねと、評価してもらえるほど。山道へ出掛けて、ちょっとあれこでと試したところ、ほぅ、こんなに懐が深かったのかい、と思うほどにグリップするし、なかなか秀逸。我が家のジムニーは最終型ではありませんが、ここまで整えられたシャシーを、ハードウェアを大きく変えることなく新型に流用するってことは、

#1590 3台のアクションカメラ、ようやく、使いはじめました、って、話。

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 あれこれと買い漁ったアクションカメラ。あれこれと購入して、そして知人も購入して分かったのですが、カタチやらスイッチの位置、そして、ケースやらの汎用性は共通であっても、UI、仕様は意外にもどころか、バラバラ。動画ファイルにしたって、そのフォーマット、圧縮率、バラバラ。スマホをコントローラー的に使えるWiFi接続も、アプリによってあれこれバラバラだし、繋がり難ったりしますし、ウリとなっているリモコンスイッチも、使ってみたら写真撮影でのシャッターを切る操作のみだったりとか。さらには、品質がバラバラ。ただ、これについては、昨今の品質のばらつきは交換で対応というスタイルがゆえに、気にならず。いずれにしても、購入したのは3000〜4000円でしたから、そもそもあれこれ期待はしてとはいえ、まさに買ってみなければわからない、購入するにあたってはそんな覚悟が必要となることを、あらためて感じました。  で、我が家には、あれこれあって3台ああり、基本的にクルマでのドライブレコーダーとして使うのですが、どれをどこに配置するかは、いまだに決まりません。そもそも、いちばんの悩みはいちばん左のフェイスパネルがホワイトのアクションカメラでして、これ、ホワイトゆえ、つまり、外から目立ち、いかにも撮影しています的なスタンスに見られるのもなんだかなぁと思っていましたが、試しに使っているうちに、堂々と使っていますをアピールしたほうが、ひょっとしていいのかもしれないと思うようになりました。  ということもあって、ホワイトのアクションカメラ、使い勝手と画質の良さからメインとして使うことは決定したんですが、問題は、リア用。これこそ、カメラの存在に気付いてしまうと、撮られていると強く感じられてしまいますから、どうしたものか、と。まぁ、ただ、リアカメラって、いわゆるバックカメラが配置されていたり、ドライブレコーダーで撮影している人もいますから、いいのかなとは思うのですが……。難しい。なんてこともあって、最近は、街中を走るクルマが、ドライブレコーダーをどう活用しているかをよく観察するんですが、今日は、撮影中のステッカーを貼りつつ、本当にリアにカメラを取り付けているクルマを見ました。あのステッカーって、ダミー的に利用するものだと思っていましたけどね。  そうそう、メイン使用となりそうな、ホワイトのアクションカメ