#1607 らしさを見失わずに、イマドキへ進化した、新型ジムニーとジムニー・シエラ。
本日、スズキから新型ジムニー、ジムニー・シエラが発表されました。そう、まさかのあのスクープ写真のままに。実は、仕事で、少し前から実車に触れていましたが、まぁ、同業者のジムニーへのあまりの注目度もあって、何をいまさら、を感じるところもありまして、あれこれ何かケチを付けたくなるんですが、これがですね、ケチの付けようがない、仕上がりになっていました。といいますかね、旧型ユーザーから眺めた時、ここがこうだったらいいのにな、の全てをクリアしてくれていた、そんな仕上がりなので、まさにケチの付けようがないといった感じです。ま、ケチを付けられるとしたら、好みの違い、デザインぐらいなのでしょうかね。ただ、先に言っておきますと、全体のフォルムや、黄色ナンバープレートを付けなければ軽乗用車に見えないテイストなど、とってもいい。思いますけどね、思うんですが、似ている、どこかで見たことある要素が多く、強いていえば、そこが納得いかないというか、その手法は好みではありません。フロントバンパーはラングラーに、ルーフは雨どい含めてGクラスに、シエラのフェンダーはラングラーに、フロントからリアへのキャラクターラインはディフェンダー。実はですね、これ、恐れることなく、ずばりデザイナーに伺ったんですが、その回答は機能を極めていくとデザインは似てしまうことがあるとのこと。なるほど、そりゃそうだを感じさせながら、でも、似ていると感じたならば表現方法を変えることも必要ではないかな、と、思ったりもしました。全体はいいと思うんですよ、思うんですけどね、という、あくまでも個人的な意見です。
さて、そんな新型ですが、自らはテストドライブはまだなので、そのあたりのことは語らずにおきます。で、ここでは旧型ユーザーからの観点をあれこれと挙げてみましょうかね。あ、さっき言いました、ここ変わったのか、いいなぁ、ってな観点から。
まずですね、チルトステアリング機能がついたこと。そうなんですね、先代ジムニーには付いておらずで、同業者に話すと、え、付いていなかったの? と言われるほど、イマドキじゃない部分でした。でしたが、まぁ、軽自動車ですし、そんなもんでしょうとは思っていましたが、ただ、実際、ステアリングホイールの位置が高く、まぁ、あたかもトラックやバス的な、角度が浅いこともあって、握りづらい。ならば、シートポジションをアップライト気味に取ってみるんですが、しっくりこず。というわけで、チルトステアリングがあったらいいなぁと思っていました。ら、付いた。いいなぁ、と。
次は、カップホルダーですな。あのですね、軽自動車ゆえにインパネ、コンソールは、装備どおしで場所の奪い合いとなっていまして、カップホルダーはサイドブレーキの後ろ、そう、乗用車だったらコンソールボックスが来るあたりにあります。で、これは新型でも同じなんですが、旧型はですね、カップホルダーが浅いため、ちょっとラフに走っていると、ペットボトルが斜めになり、かなりラフな走りをすると、飛んで行きます。で、新型、これが改善されていまして、深さを少々稼ぎ、今、主流の500mlのペットボトルがしっかりと落ち着いていてくれるといいます。これもまた、いいなぁ、と。
あとは、あれですな、ラゲッジルームの段差。先代は、リアシートを前方に倒すと、ラゲッジ部分とシートバックとで段差がありました。そもそも、ラゲッジ部の奥行きがあまりないこともあって、その段差がビミョウに使い辛さを生んでいました。で、新型はそこをボックス形状として、シートアレンジ時にフラットになるようにしてあります。で、さらに、リアシートに対しては、先代は座れる、そして、快適さを与えましたが、新型は使用頻度が低いという捉え方から先代ではひじ掛け&カップホルダーという機能を与えていたリアシートサイド(リアホイールハウジングの上)のパネルを取り払い、リアシートをフラットにした際に、ここまで使えるようにしてあります。ま、ジムニーでリアシートを使うことは稀ですが、ひとり、もしくはふたり乗りであっても、荷室の幅が後少しあったらいいなとは、いつも能登へ行く際に感じていました。折り畳み可能なボックスで荷物を運ぶもんですから。
ほかには、えっと、まぁ、ステアリングダンパーでしょうね。経過とともに各部がヤレたりしますと、バネ下の共振からシミーが出ることがあり、また、ボールナット式ステアリングゆえのステアリングがユルユルだったりするんですが、その辺りを含めて、適度な加減を与えてくれる、という観点から、これもまた、あればいいのになと思っていたパーツのひとつ。ま、すでに試乗した方から聞いたところ、直進性が高まっているけど、それはステアリングダンパーのおかげというよりも、フレームの剛性アップによるもので……、とのことなので、まぁ、期待とはちょっと違うのかもしれませんが、ま、羨ましいことに違いはありません。
と、書き出すとキリがないのですが、R06A型ターボを搭載したこともそう。先代ジムニーのターボエンジンは途中で中低速トルクをキーに、扱いやすさをプラスしていますが、それでも3000回転前後でのトルク差、フィーリング違いは大きく、特にMTだと運転のしづらさがありますし、オフロードでは、大きな岩に乗り上げるとか、上り坂やらで、低回転域トルク不足から、ギリギリを狙ってもエンストさせてしまうことが多々。ということで、新型エンジン、羨ましい、と。そのほか……、あれですな、疑似LSD効果をもたらしてくれるブレーキLSD。片輪が空転した際にブレーキを制御して、接地輪にトルクを回すという、機能。ジムニーとしては初採用となりますが、もはや当たり前の機構。まだ試してはいませんが、発表会場でのムービーを見る限り、ドライバーがスタックから復活しようとあれこれしてから介入してくるようで、お節介加減はなさそう。実際、この機能は、いらねーよと、ついつい口にしたくなるんですが、あるに越したことはない機能でして……、そう、うらやましい、と。
今日のところはここらでやめておきましょうかね。というわけで、新型ジムニーとジムニーシエラ、いいと思います。買うんだったら、グリーンかグレーですな。ツートーンとイエローは、まったくもって興味なしです。
さて、そんな新型ですが、自らはテストドライブはまだなので、そのあたりのことは語らずにおきます。で、ここでは旧型ユーザーからの観点をあれこれと挙げてみましょうかね。あ、さっき言いました、ここ変わったのか、いいなぁ、ってな観点から。
まずですね、チルトステアリング機能がついたこと。そうなんですね、先代ジムニーには付いておらずで、同業者に話すと、え、付いていなかったの? と言われるほど、イマドキじゃない部分でした。でしたが、まぁ、軽自動車ですし、そんなもんでしょうとは思っていましたが、ただ、実際、ステアリングホイールの位置が高く、まぁ、あたかもトラックやバス的な、角度が浅いこともあって、握りづらい。ならば、シートポジションをアップライト気味に取ってみるんですが、しっくりこず。というわけで、チルトステアリングがあったらいいなぁと思っていました。ら、付いた。いいなぁ、と。
次は、カップホルダーですな。あのですね、軽自動車ゆえにインパネ、コンソールは、装備どおしで場所の奪い合いとなっていまして、カップホルダーはサイドブレーキの後ろ、そう、乗用車だったらコンソールボックスが来るあたりにあります。で、これは新型でも同じなんですが、旧型はですね、カップホルダーが浅いため、ちょっとラフに走っていると、ペットボトルが斜めになり、かなりラフな走りをすると、飛んで行きます。で、新型、これが改善されていまして、深さを少々稼ぎ、今、主流の500mlのペットボトルがしっかりと落ち着いていてくれるといいます。これもまた、いいなぁ、と。
あとは、あれですな、ラゲッジルームの段差。先代は、リアシートを前方に倒すと、ラゲッジ部分とシートバックとで段差がありました。そもそも、ラゲッジ部の奥行きがあまりないこともあって、その段差がビミョウに使い辛さを生んでいました。で、新型はそこをボックス形状として、シートアレンジ時にフラットになるようにしてあります。で、さらに、リアシートに対しては、先代は座れる、そして、快適さを与えましたが、新型は使用頻度が低いという捉え方から先代ではひじ掛け&カップホルダーという機能を与えていたリアシートサイド(リアホイールハウジングの上)のパネルを取り払い、リアシートをフラットにした際に、ここまで使えるようにしてあります。ま、ジムニーでリアシートを使うことは稀ですが、ひとり、もしくはふたり乗りであっても、荷室の幅が後少しあったらいいなとは、いつも能登へ行く際に感じていました。折り畳み可能なボックスで荷物を運ぶもんですから。
ほかには、えっと、まぁ、ステアリングダンパーでしょうね。経過とともに各部がヤレたりしますと、バネ下の共振からシミーが出ることがあり、また、ボールナット式ステアリングゆえのステアリングがユルユルだったりするんですが、その辺りを含めて、適度な加減を与えてくれる、という観点から、これもまた、あればいいのになと思っていたパーツのひとつ。ま、すでに試乗した方から聞いたところ、直進性が高まっているけど、それはステアリングダンパーのおかげというよりも、フレームの剛性アップによるもので……、とのことなので、まぁ、期待とはちょっと違うのかもしれませんが、ま、羨ましいことに違いはありません。
と、書き出すとキリがないのですが、R06A型ターボを搭載したこともそう。先代ジムニーのターボエンジンは途中で中低速トルクをキーに、扱いやすさをプラスしていますが、それでも3000回転前後でのトルク差、フィーリング違いは大きく、特にMTだと運転のしづらさがありますし、オフロードでは、大きな岩に乗り上げるとか、上り坂やらで、低回転域トルク不足から、ギリギリを狙ってもエンストさせてしまうことが多々。ということで、新型エンジン、羨ましい、と。そのほか……、あれですな、疑似LSD効果をもたらしてくれるブレーキLSD。片輪が空転した際にブレーキを制御して、接地輪にトルクを回すという、機能。ジムニーとしては初採用となりますが、もはや当たり前の機構。まだ試してはいませんが、発表会場でのムービーを見る限り、ドライバーがスタックから復活しようとあれこれしてから介入してくるようで、お節介加減はなさそう。実際、この機能は、いらねーよと、ついつい口にしたくなるんですが、あるに越したことはない機能でして……、そう、うらやましい、と。
今日のところはここらでやめておきましょうかね。というわけで、新型ジムニーとジムニーシエラ、いいと思います。買うんだったら、グリーンかグレーですな。ツートーンとイエローは、まったくもって興味なしです。