#1628 改めて気付いた先代ジムニー(JB23型)の、デザインの素晴らしさ。

 とうに自宅に戻っていますが、4連泊した能登は、なんとも充実したものでした。といっても、後半は1日半、こもって原稿書きをしていましたが……。いずれにしても、早々に来ますと、約束して去ったものの、やはり帰路は寂しさがありますな。
 という能登話はさておき、今回というか、実は、最近、薄々感じていたんですけどね、セカンドカーのジムニー、そう、先代ジムニー、デザインが秀逸であり、新型を見かけるようになった今、いい味を出しているなぁ、と思うようになりました。実は所有するまで、もちろん20年前のデビュー時には、まったくそれを感じなかったのですが、新型との比較もあってか、よく練り込まれたデザインだったんだなと、ひたすらに感心を覚えています。ひとことでいえばオリジナリティがある、と。
 実は、三栄書房刊の新型/歴代ジムニーのすべてでも書きましたが、新型のデザインにオリジナリティを感じません。最初は新型に対する僻みと捉えていたのですが、どうやらそうではないようです。まぁ、最近のスズキ車のデザインの多くに言えることなんですが、なんかね、違う。そして、先代のジムニーは、その流れに乗る前のスズキデザインであり、ジムニーをモダンに昇華させていました。ブリスターフェンダーの存在や、丸みを帯びたといってもスクエア感をしっかりと残しているところ、そして4輪がしっかりと踏ん張っている感、さらには、ヘッドランプユニット内にデザインした寄り目フェイスなど、ほんといいデザインをしています。
 まぁ、走りの世代は完全に過去していますが、曖昧さがある分、不足がある分、ドライビングで整えてあげなければならないところが多くあります。ありますけど、その整えが、ドライバビリティに繋がっており、つまり、愉しさになっています。そうなんですね、ドライバーが懸命に整えたところで、良さが出てこないモデルって、あるんです。それこそが、対話性があるか、ないかのベースとも言えるんですけどね。
 あ、話は変わって、能登からの帰路、富山は晴れ渡っていまして、立山連峰がキレイに見えました。下の写真ね。

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