#453 ビジネスホテルのユニットバスは実は不要だった、という話。
金曜日に箱根にて新型車試乗会、そして日曜日に伊豆にてトークな仕事があり、あれこれ考えた末に、東京に戻ることなく、静岡県東部に滞在しておりました。もちろん、帰京したほうが費用はかからないのですが、年度末&週末&春休みという渋滞悪条件を考えるとわずらわしさが真っ先に思い浮かびまして、…中略…、2泊滞在を決意しました。まぁ、結果、原稿書きもできましたし、静岡の知人たちと会えましたので、こういうのも良かったのではないかと思ったりしています。 宿ははじめてのところでした。5000円未満でありながら、チープさがないことを条件に探して見つけたんですが、到着してみれば価格以上の心地良さがあり、びっくりでした。で、そのオドロキは、たんに価格以上ではなく、へぇ、なるほどね、こういう考えもあるのね、というオドロキのほうが多くて、そういう意味でも愉しめました。 たとえば、写真のシャワーブース&トイレ&洗面台。これ、部屋にいわゆる仕切りドアはなく、ベッドの向こうにガラスを隔ててあります。つまり、ワンルーム状態。ただ、ふっと考えてみると、どうせ一人なわけですからドアなんぞ不要ですし、いわゆるユニットバスを押し込み仕切ってしまうよりは、広さを感じさせることができます。しかも考えてみれば、ビジネスホテルのユニットバスって、湯に浸かることってほとんどない。そう考えると大浴場があればいいわけですし、って、このホテルはまさにそういう考え方からか、大浴場がある。 そう、いわゆるビジネスホテルの定番レイアウトとは、実は合理的ではなく、あれやこれやと無駄があったことを発見したわけです。ただ、住む場合のワンルームレイアウトはまた別の話なのかもしれません。大浴場ってわけにはいきませんから。 というわけで、原稿を書きつつ、こんなことも書きつつ。部屋が心地いいので、筆も自然と進みます。 まさに結果よし。あ、この言葉、好きだったりします。原稿にも多用していますな。