#453 ビジネスホテルのユニットバスは実は不要だった、という話。

宿ははじめてのところでした。5000円未満でありながら、チープさがないことを条件に探して見つけたんですが、到着してみれば価格以上の心地良さがあり、びっくりでした。で、そのオドロキは、たんに価格以上ではなく、へぇ、なるほどね、こういう考えもあるのね、というオドロキのほうが多くて、そういう意味でも愉しめました。
たとえば、写真のシャワーブース&トイレ&洗面台。これ、部屋にいわゆる仕切りドアはなく、ベッドの向こうにガラスを隔ててあります。つまり、ワンルーム状態。ただ、ふっと考えてみると、どうせ一人なわけですからドアなんぞ不要ですし、いわゆるユニットバスを押し込み仕切ってしまうよりは、広さを感じさせることができます。しかも考えてみれば、ビジネスホテルのユニットバスって、湯に浸かることってほとんどない。そう考えると大浴場があればいいわけですし、って、このホテルはまさにそういう考え方からか、大浴場がある。
そう、いわゆるビジネスホテルの定番レイアウトとは、実は合理的ではなく、あれやこれやと無駄があったことを発見したわけです。ただ、住む場合のワンルームレイアウトはまた別の話なのかもしれません。大浴場ってわけにはいきませんから。
というわけで、原稿を書きつつ、こんなことも書きつつ。部屋が心地いいので、筆も自然と進みます。まさに結果よし。あ、この言葉、好きだったりします。原稿にも多用していますな。