#441 買ってもいいという前提付きな、ヨシダオススメなクルマ(その2)。

 さて、話が止まらなくなってきました。DS3とか言い出すと、マツダ・ロードスターもそんな1台に入ります。次期型の話が公になっていますが、現行の最終型とされる2013年モデルの完成(熟成)度はすこぶる高く、その存在価値は新型とは異なるだろうと感じています。新型は想像以上にいいモデルになってデビューするでしょう、でも、現行型にあふれる良く悪くもなアナログ的感覚は薄れるでしょうから。ちなみに、個人的には“今の”86/BRZよりも、最終型ロードスターを選びますな、オープンカーですけども。あ、オープンといえばBMWのZ4もありました。これぞ、欲しいクルマ。絶対的な価格は高いのですが、性能相応な価格だと思いますし、むしろ安いくらいかと思えますが、……、以下略。
 さて、ロードスターのように、デビューは少々前ですが、いいクルマとしてピックアップできるモデルとしては、VWのティグアン(#398)、ルノーのメガーヌ(#414)、BMWのX1(#378)があります。いずれもモデルライフとしては後半にさしかかっていますが、それぞれにいい熟成(進化)をしており、次期型が具体的に見えていないこともあって(比較できないからこそ)、買いとも言えます。どのモデルも、デビュー当初に表現したかったことをようやく実現できた感があり、それがコンセプトに見合っている点を含めて、とてもいい。もちろん、横並びの比較はできません。まぁ、ひとつ挙げるとしたら、X1か。旧来のBMWステアリングフィールの重たさ(ダイレクト感ともいう)が残っていて、それがシャシーフィールに見合っていて、とてもいい。デビューした時には、あれ? が多かったクルマですが、最新モデルは随分と変わっており、何よりもMスポーツが許せるではなく、Mスポーツがとてもいいと言える点も、自分ではオドロキのひとつでした。
 ティグアンも同様の印象で、このタイミングでさらに飛躍してました。シャシーの質感の高さとエンジンが完全にリンクしていて、FFでも十分だと思わせてくれるところはなんともかんとも。なんて言い出すと、メガーヌもバランスがとてもよく、ノーマーク的な存在であることも含めて、買いを強く勧められます。あ、強くは勧められるけど、分かる人にという前提付き。この場合の分かる人は、スマートとかそういう観点ではなくて。
 あとは、緩さという見方をすれば、The Bettleか。C3と真っ向勝負となりますが、ゼニスウインドウのアドバンテージは大きく、どちらかと言われるとC3なるのかもしれません。ただ、C3はフルモデルチェンジされることが公に発表されてますから、今のタイミングでは選びづらさがあります。いずれにしても、両車において共通するのはハードウェアの優劣では語らないほうがいいこと。4速AT? リアサスがトーションビーム式? いいでしょ、そんなのどうでも。というか、そこが気になるならば、両車は選ばないほうが幸せになれると思います。嫌味ではなくって。そうそう、The Bettleにはカブリオレがデビュー済みでしたっけ。どっちを1台を選ばなきゃならないと言われたら、選べませんな、こりゃ。
 逆に改良がすでに発表されていて、今、買いづらさがあるモデルといえば、グランドチェロキーでしょうか。現行型はSUVとしても、クルマとしても仕上がりがすこぶる良いのですが(18インチに限りますけど)、アメリカで発表されている2014年モデルはフェイスリフト、8速ATを含めた大きな改良がアナウンスされており、今、とても選び辛い存在にあります。このスタイリングに惚れ込んでいればいいんですが。個人的に、現行型グランドチェロキーはあり、だと思っています。ちなみに、今乗っているモデルよりも重量は大きく増えているのですが、V8よりも燃費は良く、グランドチェロキーらしさを残しながら、イマドキ感を表現しているところがとても好印象。まぁ、難点としては、今、遊びに行っているオフロードコースを走り切れるのかどうか。4輪独立懸架サスに不安が云々。
 話、ずれましたな。続きはその3へ。 

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