#452 復活チェロキーから読み取れる、再定義されたジープのこれから。
新型チェロキーの存在に続いて、先日、その詳細が公になりましたが、資料を眺めていると、Jeepは、自らが置かれた立場と、これからどうあるべきかを、再構築したかに思えてきます。SUVというジャンル分けがされながら、そこには様々なキャラクターを持ったモデルが混在しています。何がダメとか、あれが正統派という話ではなくて。
そういう混沌とした中にあって、復活チェロキーは、ジープたるテイストを、ほかとは違うアドバンテージとして、全面・前面に表現しています。それは単純にオフロードを走れるとかいったものではありません。固定オーナー向けではなくて、中途半端さのない、なんでも使える感が強いとでも言いましょうか。簡潔な言葉を使えば、まさにオールマイティ。
復活チェロキーの仕立て方は、以前とは大きく変わりましたが、まぁ、チェロキーが目指していたカジュアル・スポーティというコンセプトは最新型も旧型も変わっていないことに気づくと、いいじゃんと思えてくるところも、またジープらしさとでもいいましょうかね。
最新V6/3.2Lに9速ATのパフォーマンスにも期待できますし、実は2.4Lのほうのスタンダード感も気になります。上の写真は、今回加えられたビジュアルのひとつですが、んー、カッコイイ。ひたすらにカッコイイ。ちょっと惚れてしまいました。ただ、気になるのは、今回公開された写真の中に、足が伸びている写真がないことぐらいでしょうかね。どこまで何ができるか、それを紹介するのは、そう、メディアに期待されていることかと、そう思います。