#326 最近やたらといやはやを連発してしまう、海外テレビのシーズンファイナル。

 GWもあっという間に過ぎ、早いもので、もう5月も半分。アメリカではドラマやリアリティショーが続々とシーズンフィナーレを迎えています。なるほどなという展開やら、やっぱりねという終焉、いずれにしても、出てくる言葉は、いやはや、いやはや。それは、いつも言っていますが、単純なストーリーではなく、見せ方やらなにやら、そっちのほうへの感心に対してなのですが。
 まぁ、考えてみれば、放映直後に、1話毎にドラマそのものはもちろん、その中で使用した楽曲を配信してしまうというスタイルも、いやはやのひとつ。コンテンツビジネスという面では、もはや日本はストレートには戦えないと実感してしまいます。それは、インフラ的な面はもちろん、それを視聴するためのソフトウェア的な面でも感じるところ。いくら、テレビがスマートを謳おうとも、賢さを感じることはありません、云々。
 まぁ、そんな話はさておき、まだ、終わっていない番組もありますが、やはり、今シーズンはSMASHがいちばんでした。特にクリエイティブな面でKatharine McPheeありきではなく、スピルバーグらしさ全開でもなく、まぁ、そこが逆に良かったのかなと思います。最終話の見せ方もなかなかで、エンディングのDon''t Forget Meがとてもよかった。なんともミュージカル的な楽曲ですが、マリリンモンローという題材をメロディと言葉で上手くストーリーとリンクさせており、ファイナル的な演出も重なって、とてもクリエティブ。いざこざというイベントが盛りだくさんでしたが、全てを上手く収めつつ、ほんのわずかの、おや? を残したまま、次のシーズンへと繋げるというストレートな流れもいい。なんていうんでしょうかね、TheO.C.的なイライラ、LOST的なまたか……、がない。まさにいやはや。
 一方で、キャンセルになった作品もあれやこれやと多いようで。そりゃそうでしょうと思う作品もありますが、中でもRingerは、なぜ? と思ったりもします。まぁ、いろいろな大人の事情があるんでしょうね。ビジネスでもありますから。そうそう、Desperate Housewivesは高額ギャラがネックだったと言われてますが、シーズン通しての視聴率を見ると、とんでもない落ち込み方をしているんですな。
 所詮はビジネスと捉えるか、エンターテイメントと受け取るか。人それぞれでしょうけど、そんな裏側がちらほら見えるところも、アメリカ産コンテンツのおもしろさなのかもしれません。

このブログの人気の投稿

#1297 イチオシに変わりなかった、ルノー ルーテシア ゼン MT。

#1113 5年目にして……、トラブルではなかった、後付けサンルーフのあれこれ。

#1735 快適すぎるし、愉しすぎる。想像していたその先に到達していた、プジョー308。