#1049 その仕上がりに驚いた、プジョー308とシトロエンC4ピカソ(+グランド)。
というわけで、今日は、プジョー308とシトロエングランドC4ピカソ、C4ピカソの試乗会でした。とまとめてしまうのもなんですが、ともに良かった。といいますかね、ともに同じプラットフォームをベースにしており、プラットフォームがいいがゆえに、クルマの仕立てもとてもいいと。
308は、もはやCセグという枠の外にあるアッパークラス感を手に入れていまして、ある意味、ゴルフ7を超えています。でも、あるところでは、ゴルフ7を超えていません。まぁ、なんだろうか、上質感やら硬質感やら、なんとなくCクラスに似ている何かを覚えました。というぐらいに、良く仕上がっていました。いろんな見方はあるでしょうが、個人的には猫足は健在だと感じました。ただ、それは新しい猫足であり、かつての猫足フィールを期待すると、違うと感じるかもしれません。いずれにしても、バランスという意味合いでの好印象は16インチでした。
一方のピカソは、いずれも、悪い意味でのいい加減さが消え去っており、良い意味でのいい加減さが際立っていました。つまり、クルマたる質感がとても印象に残りました、と。それぞれについては、C4ピカソが意外にスポーティに仕立てられており、一方のグランドC4ピカソはMPVたるゆったりを作りながらも、余計な動きを消し去った分ハンドリングに楽しさがあり、いずれも好印象。乗り心地? いうまでもなく、いいです、シトロエンテイストが好みの方も、ドイツ車テイストが好みの方も納得できると思います。先ほど、原稿にも書きましたが、C4ピカソとグランドC4ピカソには国産のミニバンにはない楽しさがあります。そして、押し出し感と存在感を取り間違えているモデルにはない、デザインセンスも、またとてもいい。そうなんです、走りから装備、デザインにまでブレが見当たりません。
と、短信。両モデルともに、ロングドライブにて、チェックしてきますので、後日に。って、この忙しさからするに、春前ですな、きっと。